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【保育士さんの転職ガイド】基本の流れや求人探し・面接のポイントを解説!

転職を考える保育士の中には、「何から始めれば良いのか分からない」と悩んでいる方もいるかもしれません。保育士の転職は特別なことではなく、働きながらであっても、しっかり準備すれば無理なく進められます。この記事では、保育士が転職を成功させるための基本的な流れやベストな時期、求人の選び方などをまとめました。未経験から保育業界に挑戦したい方にも役立つ内容となっているので、ぜひご覧ください。
目次
保育士の転職検討段階のポイント
保育士として働く中で、「今の職場にこのまま勤め続けて良いのか」「転職したほうが良いのでは」と悩むことは珍しくありません。ここでは、転職を検討し始めた段階で押さえておきたいポイントを解説します。
保育士転職のベストな時期
保育士が転職するのにおすすめの時期は、新年度が始まる4月です。園児や保育園全体への影響を最小限に抑えられるため、多くの保育士がこのタイミングでの転職を目指します。4月入職の求人は、早ければ1年前から募集が始まることもあります。そのため、転職を考え始めたら、できるだけ早めに情報収集を始めることが大切です。秋〜冬までに次の職場の内定を得ておくと、気持ちにも余裕が生まれます。
ただし、人間関係の悩みや業務のストレスが限界に達している場合、あるいは転居などやむを得ない事情がある場合は、年度途中での転職も選択肢の1つです。無理をして年度末まで我慢するよりも、自分の健康や生活を第一に考えましょう。
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保育士の転職時期!理想のスケジュールは?
転職活動を始めるべきかの判断基準
保育士が転職を考え始めたら、感情的に判断するのではなく、今の状況を冷静に見つめ直すことが大切です。以下の状況に1つでも当てはまる場合は、職場環境を見直して転職を視野に入れるのも手かもしれません。
今の職場で長く働き続けるイメージが沸かない
今の園で新しく学べることが少ない
業務量や人間関係のストレスで日々が憂鬱
やりたい保育や学びたい領域を実践できない
情報収集や面接を通じて、ほかの職場の雰囲気を知ることから始めてみましょう。「ここで働きたい」と思える園が見つかれば転職し、納得できなければ今の職場にとどまるのも1つの選択です。たとえ内定をもらっても、承諾するまでは今の職場に残れます。
また、自分一人での判断が難しいと感じる場合は、保育士専門の転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。経験豊富なアドバイザーが客観的な視点からアドバイスしてくれるので、迷いや不安を整理する手助けになります。
保育士転職の基本の流れ
ここでは、保育士が転職する際の基本的なステップを紹介します。まだ転職のイメージが掴めていない方も、事前に流れを知っておくことで行動に移しやすくなるでしょう。
自己分析で希望や強みを洗い出す
保育士の転職活動は、自己分析から始めます。過去の経験や価値観を振り返り、自分がどのような職場で長く働けるのかを考えてみましょう。たとえば、次のような内容を整理してみてください。
保育をするうえで大切にしている価値観
自分の強みと弱み
理想のキャリアや生活
自己分析の目的は、転職の軸を明確にすることです。転職先に求める条件を言語化することで、求人を選ぶ際や職場を比較する際の判断がしやすくなり、ミスマッチを防ぐことにつながります。自己分析が曖昧なままだと、転職後に同じ悩みを繰り返してしまう可能性があるので、焦らずじっくり取り組みましょう。
▼自己分析の詳しいやり方
保育士の自己分析のやり方を解説!
条件に合う求人を探す
自己分析を通して転職の軸が明確になったら、希望条件に合う求人を探します。保育士の求人は、転職サイトや転職エージェントを使って探すことが可能です。それぞれにメリット・デメリットがあるため、特徴を理解して上手に活用しましょう。
転職サイト | 転職エージェント | |
調べ方 | 条件やエリアで絞り込みをかけて求人を閲覧する | 担当者に希望条件を伝え、求人を送ってもらう |
メリット | 時間や場所に関係なく、手軽に求人を見られる | 条件にマッチする求人を厳選して見られる。園の内部情報も分かる場合がある |
デメリット | 条件によっては絞り込みができず、希望の求人を見つけにくいことがある | 担当者と電話やLINEのやりとりが発生する |
保育士求人を効率良く探したいなら、転職エージェントに自分の希望を伝えるのがポイントです。条件に合った求人をピンポイントで紹介してもらえるため、探す手間が減り、自分に合った職場に出会える可能性が高まります。
また、求人の選択肢を広げたい方や、自分でもじっくり情報を集めたい方は、転職サイトとエージェントを併用するのも手です。転職サイトで幅広く仕事を探しつつ、エージェントも活用すれば、職場の内部情報を教えてもらいながら納得感のある転職活動が進められます。
気になる求人に応募する
気になる求人が見つかったら、いよいよ応募に進みましょう。主な応募方法には、園の採用ページから直接応募する方法と転職サイト経由で申し込む方法、転職エージェントを通じて応募する方法などが挙げられます。2〜3園に応募して実際に比較・検討することで、自分にとってより良い職場を見つけやすくなるはずです。
また、転職エージェントを利用すれば、園との連絡や面接の日程調整を代行してもらえるため、仕事を続けながら転職活動を進める方にとって大きな助けになるでしょう。
面接を受ける
面接日が決まったら、履歴書や職務経歴書を整え、面接に向けた準備を進めましょう。志望動機や退職理由といった代表的な質問に落ち着いて答えられるよう、事前に内容を整理し練習しておくことが大切です。応募する園の保育方針や特色をよく調べ、「自分がどのように貢献できるか」を具体的に考えておくと説得力のある受け答えにつながります。
面接当日は、清潔感のある服装を心掛け、時間に余裕を持って行動しましょう。面接は、園の雰囲気や実際の保育環境を自分の目で確かめられる貴重な機会でもあります。子どもたちの様子や職員同士の関係性、施設の環境などをしっかり観察し、自分にとって働きやすい職場かどうかを見極めることが大切です。
内定を承諾する
保育士が面接を受けた場合、通常は1週間以内に合否の連絡があります。内定の通知を受けたら、遅くとも1週間以内には承諾するか辞退するかの意思を伝えましょう。
承諾する前には、提示された条件を改めて確認することが大切です。給与や勤務時間、休日、福利厚生などが自分の希望と合っているかを念入りに見直します。疑問点や条件に関する要望がある場合は、この段階で申し出ておくのが望ましいです。内定を承諾することを決めたら、現職での退職手続きと並行して入職の準備を進めていきましょう。
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保育士のための転職成功法
保育士が転職を成功させるには、求人の選び方や応募書類の準備、面接対策などのポイントをしっかり押さえておくことが大切です。ここでは、前項で触れた要素について、さらに掘り下げていきます。
求人選びのポイント
保育士が転職先を探す際は、「自分にとって大切な条件(=転職の軸)」が満たされるかどうかを重視しましょう。たとえば、プライベートの時間が取れずに心身ともに疲れているなら、「残業が少ない」「持ち帰り仕事がない」といった負担の少ない職場を選ぶことで、改善が期待できます。現在の悩みを踏まえ、転職先にどのような環境があれば理想的かを考えましょう。
ただし、すべての条件を満たす職場を探すのは難しいため、条件に優先順位をつけて、「これだけは譲れない」という部分を絞る必要があります。もし、「どんな条件で求人を探せば良いか分からない」「希望に合う職場が見つからない」と感じたときは、あなたに代わってレバウェル保育士が求人をお探しするので、ぜひご相談ください。
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志望動機作成のポイント
保育士の志望動機では、応募先の園を選んだ理由を明確にし、自分の強みと合わせてアピールすることが大切です。以下のポイントを押さえ、自分が園にどのように貢献できるかを示しましょう。
結論から伝える
エピソードを交えて説得力を高める
実績やスキルをアピールする
仕事への意欲や将来の展望で締める
採用担当者は、「なぜほかの園ではなくうちを選んだのか」「本当にうちで活躍できるのか」を知りたいと考えています。園の特徴や自分の経験を交え、相手が納得できる志望動機を作成しましょう。園が求める人物像を意識することで、自分と園の相性の良さを伝えられます。詳しくは、「保育士の志望動機の書き方と例文」の記事をご覧ください。
履歴書の書き方のポイント
履歴書は、応募先から指定がなければ市販のものを使いましょう。PCで作成しても手書きでも問題ありません。特に気をつけたいポイントは以下のとおりです。
西暦と和暦は履歴書全体で統一する
学歴と職歴欄は正式名称で正確に書く
保育士の資格名は「保育士資格」が正式
証明写真はスーツやジャケットで清潔感を重視する
記入する際は、簡潔で分かりやすい文章を心掛けましょう。手書きの場合は、一度練習してから清書することをおすすめします。また、明るい笑顔の写真を選ぶと、保育者らしい親しみやすさや温かい印象につながります。
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保育士の職務経歴書の書き方とポイント
面接準備のポイント
面接は自分の魅力をアピールする場です。事前の準備が当日の印象を左右するため、余裕を持って対策を始めましょう。
面接でよく聞かれる質問
保育士の面接では、採用担当者に自分の考え方や人柄を伝えることが大切です。よくある質問には事前に答えを準備しておきましょう。あらかじめ回答を考えておくことで、当日の緊張が和らぎ、自然な受け答えがしやすくなります。以下は、面接でよく聞かれる質問の一例です。
自己紹介をお願いします
なぜこの保育園を選んだのですか?
あなたの強みと弱みを教えてください
幼稚園ではなくなぜ保育園なのですか?
これまでの仕事で最も心に残っている経験は何ですか?
入職後に取り組みたいことはありますか?
どのような保育士を目指していますか?
何歳児のクラスを担当したいですか?
ほかの施設でも選考を受けていますか?
最後に何か質問はありますか?(逆質問)
実際の経験や具体的なエピソードを交えて答えると、保育に対する姿勢がより伝わりやすくなります。質問の回答例は「保育士の面接に役立つ質問と例文」の記事をご覧ください。
面接の受け答えのポイント
保育士の面接では、受け答えの内容だけでなくコミュニケーション能力も見られています。伝わりやすく話すためには、結論から端的に答えるのがポイントです。また、質問の意図を正しく理解することで、やり取りにズレがなくなり面接官に良い印象を与えられます。
話すときは笑顔を意識し、明るくハキハキとした口調を心掛けましょう。退職理由を聞かれた場合は、前職の不満をそのまま伝えるのではなく、「新しい環境でスキルを活かしたい」というように、前向きな表現に言い換えるのがポイントです。
保育士は働きながら転職できる?
時間的な制約はありますが、働きながらの転職活動は十分に可能です。実際、多くの保育士が仕事と両立しながら転職を成功させています。帰宅後の時間や休日を活用して準備を進めつつ、休日や有休を使って面接に行くのが一般的です。長期化すると負担が大きくなるので、「〇月までに内定をもらう」という目標を決めておくと安心です。
転職エージェントを活用すれば、求人探しや書類作成などの手間を減らせます。レバウェル保育士では、応募書類の添削から面接対策までサポートしているので、忙しい中で効率良く転職活動を進めたい方におすすめです。
【未経験から転職する方向け】保育業界の基本知識
ここでは、未経験であっても安心して保育業界に挑戦できるよう、保育士の仕事内容や給与、キャリアなどについて解説します。下記の内容を参考に、働き方のイメージを掴んでみましょう。
保育業界の現状
保育業界は人手不足が続いており、未経験者も採用されやすい環境です。保育士資格は試験に合格すれば取得できるため、社会人になってから目指す人も少なくありません。
また、保育施設は増加傾向にあり、こども家庭庁の「保育士の有効求人倍率の推移(全国)」によると、有効求人倍率が2.58倍と求人数も豊富です(2025年4月時点)。近年はICTの導入や国の処遇改善により、業務の効率化や働きやすさの向上も進んでいます。
出典
こども家庭庁「保育」(2025年9月26日)
保育士の仕事内容
保育士の主な仕事は、安全に配慮しながら子どもの成長と発達を支えることです。子どもが基本的な生活習慣を身につけ、健やかに育つよう、保護者の代わりに子育てを行います。具体的な業務内容は以下のとおりです。
開園準備、掃除
遊び、散歩
昼食のサポート
排泄のサポート
お昼寝の見守り
送迎時の保護者対応
連絡帳の記入
お便りの作成
保育計画書や保育日誌の記入
行事や保育活動の準備
「保育士の仕事=子どもと遊ぶこと」と思われがちですが、実際は保護者対応や事務作業も含まれます。子どもの年齢や発達に合わせて、適切な指導計画を作成・実施することが保育士の重要な役割です。子どもの成長を感じられる瞬間は大きなやりがいにつながります。
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保育園の種類
保育園には大きく分けて、「認可保育園」と「認可外保育園」の2つがあります。認可保育園とは、施設の広さや保育士の配置基準といった国の定めた基準を満たし、都道府県知事等の認可を受けている保育園です。認可保育園の中には、市区町村が運営する「公立保育園」と、社会福祉法人や株式会社などが運営する「私立保育園」があります。
一方、認可外保育園とは、国の基準を満たしていないものの、自治体の指導・監督のもとで運営されている保育園のことを指します。以下の表に、認可保育施設と認可外保育施設の特徴をまとめたので、参考にしてみてください。
施設形態 | 認可/認可外 | 特徴 |
認可保育園 | 認可 | 定員20人以上で1日11時間以上開園している、主に共働き家庭を対象とした保育園 |
小規模保育園 | 認可 | 定員が20人未満の小規模な保育園。0〜2歳児が中心 |
保育ママ | 認可 | 1~5人の少人数を家庭的保育者(保育ママ)の自宅などで保育する形態 |
事業所内保育所 | 認可 | 事業所が主体となって運営している保育園。従業員や地域の子どもが対象 |
認定こども園 | 認可 | 教育と保育を一体となって行う施設。幼稚園と保育園の機能をあわせ持つ |
認可外保育園 | 認可外 | 国の認可基準を満たさずに運営している保育園全般。柔軟な保育プログラムを提供する |
認証保育園 | 認可外 | 東京都独自の認証を受けた保育園。0歳児保育が必須で、駅チカ・小規模など都のニーズに合わせて運営 |
企業主導型保育事業 | 認可外 | 企業が自社の従業員向けに運営している保育園。認可外ではあるが、一定の基準を満たしていれば国から補助金が出る |
院内保育所 | 認可外 | 病院で働く職員の子どもを預かる保育園。院内または隣接した区域に設置されており、夜間保育に対応する場合もある |
託児所 | 認可外 | 基本的に短時間や一時的な預かりを主とする施設。ベビーホテルや一時預かりサービスなどがある |
施設の種類によって保育士の働き方や求められる役割は変わります。各施設の特徴について詳しく知りたい方は、「保育士の就職先!職場ごとの違いと選び方」の記事も参考にしてください。
保育士の働き方・休日
保育士の勤務時間は、一般的に朝7時から夜8時ごろまでの間で、シフト制が基本です。早番や遅番のように、時間帯を交代しながら勤務する傾向にあり、正社員のほかパートや派遣など多様な働き方があります。
園によって休日は異なりますが、日曜・祝日は基本的に休園です。土曜保育を実施している園では、シフト制で土曜勤務があり、日曜以外にもう1日休みを設けられるのが一般的です。近年は、有給休暇が取りやすかったり、残業削減に取り組んだりする園もあり、ワーク・ライフ・バランスを大切にする風潮が広がっています。
保育士の給与水準
保育士の給与は、勤務先や経験年数、雇用形態などによって差があります。厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号1」によると、保育士の平均年収は約407万円です。
決まって支給する \ 現金給与額 | 年間賞与その他 \ 特別給与額 | 平均年収 |
27万7,200円 | 74万1,700円 | 406万8,100円 |
参照:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号1」
※企業規模計(10人以上)を参照
※平均年収は「きまって支給する現金給与額」×12か月分+「年間賞与その他特別給与額」で算出
職場によっては、基本給に加えて、住宅手当や通勤手当、処遇改善手当などが支給される場合もあります。就職・転職の際は、基本給だけでなく、賞与や各種手当を含めた年収ベースで比較検討しましょう。
出典
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」(2025年9月26日)
保育園でのキャリアアップ
保育士のキャリアパスは、職務分野別リーダーから始まり、副主任保育士や専門リーダー、主任保育士を経て、園長へと段階的に進んでいくのが一般的です。2017年に「保育士等キャリアアップ研修」が制度化されたことで、以前に比べて計画的にキャリアを積み重ねやすくなりました。
役職に就くには、8つの研修分野から必要な内容を受講する必要があります。役職に応じて処遇改善加算を受けられるため、給与面でも優遇される仕組みです。制度の整備によって、保育士が専門性を高めながら長く安心して働ける環境が整ってきています。
出典
こども家庭庁「保育」(2025年9月26日)
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保育士等キャリアアップ研修とは?
無資格・未経験でも保育士になれる?
無資格・未経験から保育士を目指せるのか、気になる方もいるかもしれません。ここでは、保育士の仕事に興味がある方に向けて、知っておきたい基本情報をまとめました。
保育士になるには保育士資格が必要
保育士として正式に働くには、国家資格である「保育士資格」が必要です。保育士資格を取得するには、保育士試験に合格するか、厚生労働大臣が指定する保育士養成施設(大学や専門学校など)を卒業する必要があります。無資格の場合、保育士として働くことはできませんが、保育補助として保育業務に携わることは可能です。詳しくは、「保育士資格とは?取得方法や保育士試験の難易度を解説」の記事をご覧ください。
未経験・新卒を募集する職場もある
保育士資格があれば、未経験からであっても保育士として働くことは十分に可能です。特に人手不足が深刻な地域や保育園では、新卒や未経験者の採用に積極的な傾向があります。研修制度が整っている園であれば、初めての方もスムーズに仕事を始めやすいでしょう。採用面接では「なぜ保育士を目指したのか」や「どんな保育士になりたいか」といった未経験ならではの質問がされることもあるため、事前にしっかり準備しておくと安心です。
保育士の転職を成功させたい方はレバウェル保育士までご相談を!
「転職したいけれど、自分に合う職場が分からない」「人間関係や待遇が不安」「仕事を続けながら転職活動を進められるか自信がない」などの悩みをお持ちの方は、レバウェル保育士にご相談ください。保育士の転職支援に特化したキャリアアドバイザーが丁寧にサポートします。
【ご相談内容の例】
・転職すべき?今の職場を続けるべき?
・自分に合う職場はどこ?
・転職するならいつが良い?
・1か月以内に転職先を決めたい!
・結婚や出産と転職のベストな順番は?
・保育から療育にキャリアチェンジしたい
・持ち帰り仕事や休日出勤がない職場に行きたい
LINEや電話を通じて、気軽なやり取りから詳細なご相談まで幅広く対応いたします。転職を検討中の方も、すぐにでも転職したい方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。
保育士の転職についてよくある質問
ここでは、保育士の転職についてよくある質問を紹介します。
保育士は転職で給料を上げられますか?
保育士が転職によって給料を上げることは可能です。ただし、現職の給料が市場相場と比較して高いか低いかによって、結果は異なります。また、処遇改善手当を積極的に導入している職場や評価制度・昇給制度が整った職場、福利厚生が充実している職場などを選べば給与アップのチャンスが高まります。詳しくは「転職後は給料が下がるって本当?」の記事をご覧ください。
保育士の転職に有利な資格は何ですか?
保育士の転職を有利に進めるための資格には、リトミック指導者や運動保育士、モンテッソーリ教員資格、幼保英語士などがあります。また、幼稚園教諭免許状があれば、幼稚園や認定こども園の求人にも対応しやすくなります。志望先の特色を考慮して資格取得を検討しましょう。詳細は「保育士の転職に役立つ資格15選」の記事で確認できます。
転職回数が多くても保育士の内定は取れますか?
保育士は需要が高い職種なので、転職回数が多くても内定をもらえるチャンスがあります。ただし、短期間に何度も転職していると、採用担当者が不安に感じることも。転職活動時には、「なぜ頻繁に転職してきたのか」「今回はなぜ長く働けると思うのか」をしっかり説明することが大切です。前向きな姿勢で、将来の目標や園への思いをしっかりアピールしましょう。詳しくは、「保育士の転職回数が多いと不利?」の記事をご覧ください。
ブランクがあっても保育士に転職できますか?
ブランクがあっても保育士としての復帰は可能です。過去に一定の保育経験があれば、空白期間があっても歓迎される傾向にあります。面接では、ブランク中に子育てや自己研鑽で得た経験や成長を前向きに伝えましょう。また、職場の保育方針はもちろん、最新の保育知識について事前に調べておくと安心です。詳細は「保育士がブランクから復職するには?必要な準備や働き方、成功事例」の記事を参考にしてみてください。
保育士から保育士以外の業種に転職できますか?
保育士から異業種への転職は可能です。未経験者を歓迎する職場であれば、営業や事務、販売などさまざまな職種に挑戦できます。ただし、資格手当がなくなって給与が下がったり、子どもと関わる仕事ならではのやりがいを感じにくくなったりすることもあるため、業種を変える際は慎重に判断しましょう。「保育士からの転職におすすめの職種」の記事では、保育経験を活かして働ける仕事の選択肢を紹介しています。
退職できないので転職を諦めています…
保育士が引き止めに合い、退職できないと感じる場合は、前向きな理由と退職の意思が固い旨を丁寧に伝えることが大切です。無期雇用契約であれば、法律上は退職の意思を伝えてから2週間が経過すれば辞められます。ただし、できるだけ円満に退職したい場合は、就業規則に従い、1〜3か月前に申し出るのが望ましいでしょう。具体的な退職理由の伝え方は、「保育士が円満に退職する方法」の記事をご覧ください。
出典
e-Gov法令検索「民法」(2025年9月26日)
まとめ
この記事では、保育士の転職について、基本的な流れやおすすめのタイミング、成功のポイントなどを幅広く紹介しました。保育士の転職は、忙しい毎日の中でも工夫次第で十分に実現できます。自己分析や情報収集を念入りに行い、自分の希望条件に合った職場を見つけましょう。転職を迷っている方も、面接を通じてほかの園の雰囲気を知ることで、新たな気づきや選択肢が生まれるかもしれません。また、保育士資格を持っていない方も、保育補助として現場で経験を積みながら、資格取得を目指す道があります。少しでも興味がある方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
執筆者

「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。