最終更新日:
【保育士の履歴書】書き方を見本・例文付きで解説!提出時のマナーも紹介
- #転職の基本
- #保育士

転職を控えている保育士の中には、「履歴書の書き方やマナーを知りたい」という方もいるのではないでしょうか。履歴書は、採用担当者に経歴や応募先への意欲などを伝える重要な書類です。間違いのないよう丁寧に作成し、キャリアや強みをアピールしましょう。この記事では、履歴書の基本情報の書き方や提出方法、マナーについて解説します。志望動機と自己PRの例文も紹介するので、ぜひチェックしてください。
目次
保育士が履歴書を書く前に知っておきたい基本ルール
履歴書は、応募先との最初の接点となる重要な書類です。個人の情報や経歴だけではなく、「ビジネスマナーが身についているか」「社会人として常識的な対応ができるか」などがみられる可能性もあります。

ここでは、保育士が履歴書を作成する際に、押さえておきたい基本のルールを解説します。
履歴書のサイズはA4またはB5で用意
転職で使用する履歴書のサイズは、A4(A3二つ折り)またはB5(B4二つ折り)が一般的です。応募先から指定がない場合、どちらを選んでも基本的に問題はありません。志望動機や自己PRを詳しく書きたい方や、大きめの文字で書きたい方には、記入スペースが広いA4サイズがおすすめです。
作成方法は手書きでもパソコンでもOK
提出方法に指定がなければ、履歴書の作成は手書きでもパソコンでも、どちらでも問題ありません。自分が書きやすい方法を選びましょう。履歴書を手書きするメリットは、履歴書とペンがあれば作成できる手軽さです。対して、パソコンで履歴書を作成する場合は、修正のしやすさやPCスキルをアピールできる点がメリットとなります。
和暦と西暦はどちらかに統一
履歴書に書く年号は、和暦と西暦のどちらか一方にそろえましょう。和暦と西暦が混ざっていると、経歴の計算違いや確認漏れを引き起こす原因になるかもしれません。表記を統一することで、時系列がぱっと見て頭に入りやすくなり、読み手の負担を減らせます。
【保育士の履歴書】基本情報の書き方
履歴書の基本情報は、採用担当者が選考結果の連絡や内定後の手続きなどを行うための重要なデータです。記載漏れやミスがないように記載しましょう。

以下で各項目の書き方やコツをまとめているので、ご確認ください。
日付
履歴書の提出方法によって、書くべき日付が異なります。以下を参考に、提出方法に合わせた日付を記載してください。
履歴書を郵送する場合:投函日
面接に持参する場合:面接日
メールで送付する場合:送付日
郵送日や面接日が確定してから記入すると日付の書き直しを防げるため、日付の欄は最後に書くのをおすすめします。なお、数字は算用数字で記載するのが基本です。
証明写真
証明写真は、一般的な規格である縦4cm×横3cmのカラー写真を使用します。背景は青や白などのシンプルな無地を選びましょう。撮影時は清潔感のある服装や髪型を意識し、黒や紺のスーツを着用します。写真は撮影から3ヶ月以内で、現在の見た目と大きく変わらないものを用意することが大切です。のりが剥がれて落ちてしまったときのために、写真の裏面に油性ペンで氏名を書いてから貼りましょう。
氏名や現住所
氏名は、姓と名の間にスペースを空けて書きます。氏名のふりがなは、履歴書の表記が「フリガナ」ならカタカナで、「ふりがな」ならひらがなで記入します。
住所は省略せず、郵便番号から都道府県、マンション名・部屋番号まで正しく記入します。ふりがなは都道府県から市区町村まで書けば問題ありませんが、マンションやアパート名が読みづらい場合は、建物名にもふりがなを振ると丁寧です。番地は「1-2-3」ではなく「1丁目2番3号」のように書きます。
【保育士の履歴書】学歴・職歴の書き方
履歴書の「学歴・職歴欄」は、採用担当者がこれまでの経歴を正確に把握するための項目です。ここでは、正確で読みやすい内容に仕上げるための書き方を紹介します。

以下で学歴・職歴欄の基本的な書き方をまとめているので、チェックしてみましょう。
学歴
履歴書の学歴は、1行目に「学歴」と中央に書き、次の行から「◯◯県立〇〇高等学校 卒業」のように書き始めます。中学校卒業から書いても問題はありませんが、指定がなければ高校卒業からが一般的です。学校名は、「高校」ではなく「高等学校」、「〇〇大学」だけでなく「〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科」のように省略せずに記載します。学校名ごとに、「入学」「卒業」をそれぞれ1行ずつ使用して書きましょう。学歴の最後の行には「以上」とは書かず、続けて中央に「職歴」と記入し職歴欄へ移ります。
職歴
学歴の書き終わりから1行空けて、中央に「職歴」と書きます。保育園名だけでなく、運営法人名(社会福祉法人〇〇会、株式会社〇〇など)も省略せずに正式名称で記載します。在職中の場合は最後に「現在に至る」とし、次の行の右端に「以上」と記入してください。
退職理由は基本的に「一身上の都合により退職」で問題ありません。園の閉園や経営難による退職の場合は、「~~年 3月 〇〇保育園 退職(閉園に伴い退職)」のように記載します。履歴書の職歴欄はこれまでの経歴を正確かつコンパクトに伝える場所であるため、詳細な理由を書く必要はありません。
【保育士の履歴書】免許・資格の書き方
取得した免許や資格は、取得した順に記載するのが基本です。保育士の資格は、正式名称で「保育士資格 取得」と書きます。

保育士試験の結果待ちの場合は、「20✕✕年◯月 保育士国家試験 受験(合否結果待ち)」のように記載してください。幼稚園教諭免許を持っている場合は、「幼稚園教諭一種免許状 取得」のように、種別が分かるように記入します。保育と関連性の薄い資格については、取得時期にかかわらず後半にまとめて記載しても問題ありません。
【保育士の履歴書】志望動機・自己PRの書き方や例文
志望動機と自己PRは面接時に質問される可能性が高いため、話す内容と一貫性を持たせることが大切です。スペースに合わせて200〜300文字程度でまとめると、読みやすく整った印象になります。以下で志望動機と自己PRそれぞれの例文とポイントをまとめました。
志望動機のポイント・例文
ここでは、経験者で正社員向けの志望動機例文を紹介します。
貴園の「子ども一人ひとりに合わせて成長を見守る」という保育方針に深く共感し、これまでの経験をさらに深め、貢献したいと考え応募いたしました。前職では3歳児クラスを担当し、子どもたち一人ひとりの個性や発達段階に応じた丁寧な保育を行ってまいりました。
入職後は、これまでに培った個別対応の視点を活かすとともに、園全体の行事やプロジェクトの企画にも積極的に携わり、子どもたちの好奇心や自主性を引き出す保育を実践したいと考えております。
保育士の志望動機は、採用担当者が「なぜうちの園を選んだのか」「入職後にどのように活躍・貢献してくれそうか」を評価する重要な項目です。志望先ならではの理由を明確にし、これまでの経験を活かしてどう貢献できるかをアピールしましょう。詳しいポイントやパートの志望動機については、「保育士の志望動機の書き方とは?履歴書で使える例文とポイントを解説!」の記事で触れています。
自己PRのポイント・例文
ここでは、保育士が中途採用の求人に応募する際の自己PRの例文を紹介します。
私の強みは、園全体の状況を把握し、周囲と協力しながら主体的に行動できる点です。前職では行事実行委員のリーダーを務め、職員間での密な進捗共有や業務の見える化を行いました。また、後輩へのフォローや他クラスとの調整を積極的に行うことで、職員全体が余裕を持って準備を進められる体制をつくりました。
貴園におきましても、ほかの先生と円滑に連携を取りながら、園全体を支えられるよう尽力いたします。
自己PRでは、実務で培った強みを1つに絞り、根拠となる具体的なエピソードを工夫や実績とともに入れ込むことが重要です。工夫して上手くいった経験をベースに、自分なりの内容に書き換えて作成してみてください。そのほか自己PRのコツは、「保育士の自己PRの書き方とは?作成に必要な準備や例文を紹介!」で解説しているのでチェックしてみてください。
【保育士の履歴書】趣味・特技や本人希望欄の書き方
履歴書の「趣味・特技欄」や「本人希望欄」は、採用担当者に人柄や得意なことや勤務条件などを伝える項目です。以下にて、それぞれの書き方のポイントをまとめました。
趣味・特技欄
趣味・特技も自分の魅力をアピールするチャンスと捉え、保育士の仕事に役立ちそうなものがあれば、積極的に書きましょう。たとえば、楽器演奏や歌、読書が得意な保育士は、園のイベントや絵本の読み聞かせなどで活かせます。面接で質問される可能性もあるので、「どのように取り組んできたか」「どのような場面で役立ちそうか」を考えておくと安心です。
本人希望欄
本人希望欄には、「貴園の規定に従います。」と記載するのが一般的です。なお、株式会社が運営している保育園の場合「貴社の規定に従います。」と記入します。

育児や介護などの事情で勤務時間・勤務日に制限がある場合は、理由を添えて記載します。給与や待遇面に関する希望は、書かないのが無難です。履歴書の本人希望欄については「保育士は履歴書の本人希望欄に何を書く?基本の書き方とケース別例文を紹介」の記事でも詳しく触れているため、参考にしてみてください。
保育士が履歴書を提出する際のマナー
応募先への履歴書の提出方法は、メールや郵送、手渡しがあります。ここでは、各提出方法のマナーを解説します。
履歴書をメール・オンラインで提出する場合
メールやオンライン上で提出する際は、レイアウト崩れと改ざんを防止するためにファイル形式をPDFに変換するのが基本です。ファイル名は「履歴書_氏名_20260101.pdf」というように、誰の書類なのかを分かりやすい内容にします。
メールで送信する際は、件名に「履歴書送付について(氏名)」など、用件と氏名を入れると、採用担当者が一目で確認でき親切です。本文は、冒頭で挨拶文を書き、履歴書を送付する旨を簡潔に伝え、署名を記入します。深夜や早朝の送信は避け、可能な限り園の営業時間内に送信するのがマナーです。
履歴書を封筒に入れて郵送する場合
郵送の場合は、履歴書を折らずに送付するために、A4サイズが入る角形2号(240mm×332mm)の封筒を使用します。送付状を同封するのも、履歴書を郵送する際のマナーです。履歴書と送付状、応募先指定の書類を用意したら、折れたり汚れたりしないように、すべてクリアファイルに挟んで封筒に入れましょう。

封筒の表面には応募先の住所と宛名を記入します。宛名は封筒の中央に大きく書き、企業名・園名・部署名は省略せず正式名称で記載しましょう。封筒の左下には赤色のペンで「履歴書在中」(または「応募書類在中」)と記入し、四角い枠線で囲みます。そのほかの注意点を以下にまとめました。
園や部署宛の場合は「御中」、担当者名が分かっている場合は「様」と記載する
封筒に記入するときは消えないインクのペンを使用する
郵便料金が不足しないよう封筒に切手を貼る
履歴書の提出期限に余裕がない場合は、速達で送付する
封筒や送付状の書き方が不安な方は「保育園に履歴書入りの封筒を提出するには?選び方や書き方のマナーを解説」の記事もご一読ください。
履歴書を持参して手渡しする場合
面接などで履歴書を手渡しする場合も、書類の折れ曲がりや汚れを防ぐため、クリアファイルに挟んで角2(A4が入るサイズ)の封筒に入れるのがマナーです。面接会場や受付で確認するので、のりづけは不要です。封筒表面へ宛先や住所を記載する必要もありませんが、左下に赤字で「履歴書在中」と記入し、裏面の左下には自分の住所と氏名を書きます。
渡し方については、状況によって異なるので注意が必要です。応募先の受付で履歴書を提出する場合は、封筒に入れたまま担当者に渡します。面接官に提出する場合は、クリアファイルに入れたままの履歴書を封筒の上に重ねて渡しましょう。
保育士の転職で履歴書以外に必要な書類
保育士の転職では履歴書以外にも提出を求められる書類があります。面接時や内定後の入職手続き時に提出を求められることが多いため、事前に準備しておくと安心です。
職務経歴書
職務経歴書は、これまでの業務経験や強みを履歴書よりも詳しく採用担当者に伝える書類です。職務経歴書では、担当したクラスの月齢や人数、園で担っていた役割、保有している保育スキルなど実務能力を具体的にアピールします。転職時に必須となる書類のため、履歴書と一緒に用意しましょう。採用担当者は職務経歴書をもとに質問することが多いため、記載した実績やエピソードは自身の言葉でスムーズに説明できるよう整理しておくことが大切です。
在職証明書
在職証明書とは、職場に在籍していた事実を証明するために企業や保育園などが発行する書類です。認可保育園では、園側が自治体に補助金を申請する関係で経験年数を把握する必要があるため、提出を求められることがあります。在職証明書が必要な方は、勤務先の保育園に依頼して発行してもらいましょう。
退職している場合も、勤務していた保育園に依頼すると在職証明書を発行してもらえます。基本的には退職日当日までに受け取れるよう、提出が必要だと分かった時点で早めに依頼しておきましょう。
保育士証(原本またはコピー)
保育士証は有資格者であることを証明する書類で、内定後の入職手続き時に提出するのが一般的です。ただし、応募先によっては、応募時に履歴書や職務経歴書とあわせて提出を求められたり、二次面接や最終面接のタイミングで提示を求められたりすることもあります。
万が一紛失した場合は再発行が必要です。再発行には1〜2ヶ月ほどかかるため、転職活動を始める段階で手元にあるか必ず確認しておきましょう。見当たらない場合は、速やかに都道府県の登録窓口(登録事務処理センター)へ手続きを行ってください。
保育士の履歴書に関してよくある質問
ここでは、保育士の履歴書に関するよくある疑問をQ&A方式で紹介します。
保育に関する民間資格や研修はどう記載する?
ベビーシッターやチャイルドマインダー、運動保育士といった民間資格を取得している場合は、履歴書の免許・資格欄に正式名称と取得元を明記します。「保育士等キャリアアップ研修」を修了している場合は、「保育士等キャリアアップ研修 ◯◯分野 修了」と記載します。免許・資格欄に書ききれない場合や、数日間の単発研修などは、自己PR欄や職務経歴書にまとめるのも1つの方法です。
公務員保育士の職歴の書き方は?
公務員保育士の職歴は、一般企業や私立園のような書き方ではなく、「採用」「離職(または退職)」と記載するのが基本です。異動によって園が変わった場合は、必要に応じて行を追加して「〇〇市立〇〇保育園へ異動」と書きます。任期付きや臨時職員の場合は、「〇〇市会計年度任用職員(保育士)として任用」もしくは「〇〇市臨時職員(保育士)として採用」と記入しましょう。
パート保育士の職歴は履歴書でどう書けば良い?
パート保育士の職歴は、「◯◯保育園 入職(パート)」のように雇用形態を明記します。業務内容では、「0〜2歳児の複数担任サポート」「定員60名の園でフリーとして勤務」のように、具体的な保育スキルをアピールするのがポイントです。短期間の勤務や複数の園でのパート経験も、保育経験として評価されるため省略せずに記載しましょう。
まとめ
保育士にとって履歴書は、転職で自分を伝えるための重要な書類です。基本情報や学歴・職歴欄、資格欄などマナーを押さえて正確に記入することが求められます。志望動機欄や自己PR欄では、自分の保育スキルや経験、意欲を明確にしてアピールすることが大切です。応募先の保育園の理念や方針を理解し、自分が共感していることを説明できると、仕事への熱意が伝わりやすいでしょう。
「自分一人で履歴書を書くのは自信がない」と不安な方は、転職エージェントを活用するのも1つの方法です。保育業界に特化した転職エージェントの「レバウェル保育士」では、キャリアアドバイザーが無料で履歴書添削や志望動機の作成サポートを行っています。応募先に合わせた書き方や、強みをアピールする志望動機についてもお伝えします。サービスはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
執筆者
「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェントサービス「レバウェル保育士」が運営するメディアです。編集部には、元幼稚園教諭・保育士資格者のメンバーも在籍。現役保育士さんや保育学生さん、保育士資格の取得を目指す方に向けて、仕事や働き方、キャリア、転職に関するお役立ち情報を発信します。保育士・幼稚園教諭の転職サポート実績をもとに、記事を通して不安や悩みが少しでも解消される状態を目指し、皆さまのキャリア選択を支援します。
















