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保育士と幼稚園教諭の違いは?資格や仕事内容・給料・将来性まで詳しく解説

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幼稚園教諭のピアノに合わせて歌う幼稚園児のイメージ

「保育士と幼稚園教諭は何が違うの?」「自分にはどちらが向いている?」と迷っている方もいるかもしれません。どちらも未就学児の成長を支える仕事ですが、必要な資格や対象年齢、求められる役割には違いがあります。この記事では、保育士と幼稚園教諭の違いやそれぞれの働くメリット、資格の取得方法を分かりやすく解説します。注目の保育教諭についても触れるので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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保育士と幼稚園教諭の違いとは?

保育士と幼稚園教諭は、どちらも子どもの成長を支える仕事ですが、必要な資格や管轄する省庁、働く場所などに違いがあります。ここでは、職業情報提供サイト(job tag)の「保育士新規タブリンク」と「幼稚園教員新規タブリンク」をもとに、それぞれの基本的な違いを見ていきます。

出典

職業情報提供サイト(job tag)「トップページ新規タブリンク」(2026年9月16日)

必要な資格・免許の違い

保育士と幼稚園教諭では、必要な資格・免許が異なります。保育士になるには、国家資格である保育士資格が必要です。保育士資格は、児童福祉法にもとづく資格で、こども家庭庁が管轄しています。

幼稚園教諭になるには、幼稚園教諭免許状(教員免許)が必要です。幼稚園教諭免許状は、教育職員免許法にもとづく免許で、文部科学省が管轄している制度です。

出典

e-Gov法令検索「児童福祉法新規タブリンク」「教育職員免許法新規タブリンク」(2026年9月16日)

求められる役割の違い

保育士と幼稚園教諭では、仕事の目的や子どもへの関わり方にも違いがあります。保育士の主な役割は、家庭での保育が難しい保護者に代わって子どもを預かり、日々の生活を支えながら成長を促すことです。一方、幼稚園教諭の主な役割は教育です。小学校以降の学習や生活につながる基礎を育むため、幼稚園教育要領に基づいて指導を行います。

ただし、近年は認定こども園の増加により、両者の役割の違いは以前ほど明確ではなくなっています。また、保育にも教育的な関わりが含まれるため、単に子どものお世話をするだけでなく、発達に応じた専門的なアプローチや深い知識が必要です。

預かる子どもや働く場所の違い

保育士と幼稚園教諭では、どの年齢の子どもを対象とするか、どこで働くかにも違いがあります。保育士が主に対象とするのは、0歳から小学校入学前までの子どもです。保育所をはじめ、乳児院や児童養護施設、ベビーシッターなど、働く場所は多岐にわたります。

一方、幼稚園教諭が主に対象とするのは、満3歳から小学校入学前までの子どもです。主な勤務先は公立・私立の幼稚園ですが、認定こども園で働くこともあります。

保育士と幼稚園教諭の仕事内容の違いは?

保育士と幼稚園教諭の仕事内容の大きな違いは、子どもの生活全般をサポートするのか、教育を通して子どもの成長や学びを支えるのかという点です。ここでは、保育士と幼稚園教諭の具体的な仕事内容と1日のスケジュールの違いをまとめました。

保育士の仕事内容・1日のスケジュール

保育士の主な仕事内容は、保護者に代わって子どもの日常生活のサポート(食事・睡眠・排泄など)を行い、心身の健やかな成長を支えることです。子どもの保育だけでなく、保育指導案の作成や行事の企画・準備、保護者への対応など、さまざまな業務があります。

勤務体系は、早番・中番・遅番などのシフト制が一般的です。認可保育園は午前7時ごろから午後6時ごろまで開所しており、延長保育を行う園もあります。保育園では、子どもたちの午睡(お昼寝)の時間があるのが特徴です。その間、保育士は安全を見守りながら、連絡帳や保育記録の記入、製作活動の準備などを行います。

幼稚園教諭の仕事内容・1日のスケジュール

幼稚園教諭の主な仕事内容は、各幼稚園の教育方針に沿って、子どもの発達段階に応じた教育を行うことです。日々の遊びや活動を通して、小学校生活に必要な基本的な生活習慣や社会性を育みます。

幼稚園は保育園に比べて預かり時間が短いのが特徴で、一般的な教育時間は午後2時ごろまでです。園児を見送ったあとは、園内の掃除や会議、翌日の準備などを行います。幼稚園教諭の勤務時間は、「午前8時から午後5時」というように比較的固定されています。ただし、近年は預かり保育を実施する幼稚園も増えており、園によっては正規職員がシフト制で対応するケースもあるようです。

保育士と幼稚園教諭の給料や年収に違いはある?

保育士と幼稚園教諭の給料や年収は、全体平均で比較するとほぼ同程度で、大きな違いはありません。厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号1新規タブリンク」をもとに、それぞれの月給・ボーナス・年収をまとめました。実際の支給額は勤務地や経験年数などによって左右されるので、あくまで参考程度にご覧ください。

職種きまって支給する現金給与額(①)年間賞与その他特別給与額(②)平均年収(①×12か月+②)
保育士28万5,700円84万7,900円427万6,300円
幼稚園教諭29万1,500円92万8,200円442万6,200円

なお、公立の保育園や幼稚園で正規職員として採用された場合は、地方公務員となります。自治体の給与体系が適用され、年功序列による定期昇給が見込めるため、比較的給与が高く、安定しやすい傾向があります。

出典

厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況新規タブリンク」(2026年9月16日)

保育士や幼稚園教諭になるメリット・やりがい

保育士と幼稚園教諭では、働くメリットややりがいについてどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、それぞれの職種が持つ魅力をまとめました。

保育士になるメリット・やりがい

保育士として働く主なメリットややりがいには、以下の2点があります。

  • 幅広い年齢の子どもの成長を見守れる

  • 保育園以外にも活躍できる職場が多い

保育園では、0歳児の赤ちゃんから小学校入学前まで、長期間にわたって子どもの成長を見守ることができます。さまざまな年齢の子どもと関わるため、発達段階に応じた知識やスキルを幅広く身に付けられるのが魅力です。

また、働き方の選択肢が豊富な点も保育士の強みです。乳児期から関われる小規模保育園や院内保育園、保育ママ(家庭的保育事業)をはじめ、放課後等デイサービスや児童発達支援といった療育分野まで、活躍の場は多岐にわたります。自分のライフスタイルや関心に合わせて柔軟に職場を選びたい人には、メリットを感じやすいでしょう。

幼稚園教諭になるメリット・やりがい

幼稚園教諭として働く主なメリットややりがいには、以下の2点があります。

  • 教育に重点を置いて子どもの成長を支えられる

  • 幼稚園の長期休業に合わせて休みを取りやすい

幼稚園は法律上、学校に分類されます。そのため、幼児教育の専門家として、子どもの発達に合わせた環境づくりや教育活動に集中できるのが魅力です。

また、保育園と違って、幼稚園には春・夏・冬の長期休業があります。長期休業期間中も預かり保育や行事の準備、研修などの業務はあるものの、通常期に比べるとスケジュールの調整がしやすく、計画的に有給休暇を取得しやすい傾向があります。

保育士や幼稚園教諭になる方法

保育士と幼稚園教諭では、資格や免許を取得するまでのルートも違います。ここでは、それぞれの取得方法を解説するので、これから目指す人は参考にしてみてください。

保育士資格の取得方法

保育士資格は、指定の保育士養成施設を卒業するか、保育士試験に合格することで取得できます。養成施設には、大学や短期大学、専門学校があり、2〜4年間の課程を終えて卒業すると、国家試験を受けずに資格を取得できます。

また、養成施設以外の学校を卒業した人も、受験資格を満たし、年2回実施される保育士試験(筆記・実技)に合格すれば取得が可能です。受験に年齢制限はないため、社会人からキャリアチェンジを目指す人にも挑戦しやすいルートといえるでしょう。

幼稚園教諭免許状の取得方法

幼稚園教諭免許状は、教職課程のある学校を卒業することで取得できます。免許状は学歴に応じて「2種(短大・専門学校卒)」「1種(4年制大学卒)」「専修(大学院修了)」の3種類に分かれています。

いずれの免許であっても幼稚園教諭として働くことは可能ですが、最終学歴によって初任給に差が出たり、園長や副園長への昇進に影響したりするケースもあるようです。

保育士と幼稚園教諭の将来性に違いはある?

保育士と幼稚園教諭は、どちらも需要が高く将来性のある仕事です。ただし近年は、少子化や共働き世帯の増加などの理由により、従来の幼稚園の数は減少し、幼稚園と保育所の機能を備えた「認定こども園」が増加しています。

そのため、保育士資格と幼稚園教諭免許状の両方を取得しておくと、就職・転職時の選択肢が広がり、活躍の場も増えるでしょう。養成校によっては、ダブルライセンスに対応したカリキュラムも用意されているため、視野に入れてみるのがおすすめです。

出典

文部科学省「令和8年度学校基本調査の公表について(速報)新規タブリンク」(2026年9月16日)

保育教諭として認定こども園で働く選択肢も

認定こども園(幼保連携型)で働くスタッフは保育教諭と呼ばれ、原則として保育士資格と幼稚園教諭免許状の両方が必要です。ただし経過措置として、2030(令和12)年3月末までは、どちらか一方の資格だけでも勤務が認められています。

すでに片方の資格・免許を持っている人がダブルライセンスを目指すなら、この期間中に特例制度を利用するのがおすすめです。一定の実務経験を満たしていれば、指定された単位を修得することで、効率的にもう一方の資格や免許を取得できます。

出典

保育士と幼稚園教諭の違いについてよくある質問

ここでは、保育士と幼稚園教諭の違いについてよくある質問を紹介します。

保育士・幼稚園教諭・保育教諭の違いを簡単に説明すると?

保育士・幼稚園教諭・保育教諭の違いを一言でまとめると、以下のとおりです。

  • 保育士:主に保育園で0歳から就学前までの子どもの保育を行う

  • 幼稚園教諭:主に幼稚園で満3歳から就学前までの子どもの教育を行う

  • 保育教諭:認定こども園で、保育と教育の両方を行う

なお、幼保連携型認定こども園で保育教諭として働くには、原則として「保育士資格」と「幼稚園教諭免許」の両方が必要です。

保育士資格と幼稚園教諭免許を両方取れる学校はある?

「保育士資格」と「幼稚園教諭免許状」の両方を取得できる学校はあります。大学、短期大学、専門学校などの「指定保育士養成施設」かつ「幼稚園教諭養成課程」を併設している学校に進学すれば、卒業と同時にダブルライセンスを取得可能です。会計検査院の「待機児童解消、子どもの貧困対策等の子ども・子育て支援施策に関する会計検査の結果について新規タブリンク」によると、指定保育士養成施設で保育士資格を取得した人の89.0%が幼稚園教諭免許も同時に取得しています(2018(平成30)年度調査)。

幼稚園教諭と保育士、今後なるならどっちがいい?

幼稚園教諭と保育士のどちらが良いかは、「子どもとどのように関わりたいか」「どのような働き方をしたいか」によって変わります。この記事の「保育士や幼稚園教諭になるメリット・やりがい」では、それぞれの仕事の魅力を解説しているので、参考にしてみてください。どちらを目指すか迷っているなら、保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を取得できる学校を選ぶのも1つの方法です。両方取得しておけば、保育園や幼稚園だけでなく、認定こども園なども含めて、将来の選択肢を広げやすくなります。

まとめ

保育士と幼稚園教諭の違いは、生活全般を支える保育を行うか、小学校への土台を作る教育を行うかという点にあります。保育士として働くには、児童福祉法にもとづく国家資格が必要です。一方、幼稚園教諭になるには、教育職員免許法にもとづく教員免許が必要です。保育園とは、保護者に代わって0歳からの子どもを保育する児童福祉施設で、幼稚園とは、満3歳以上の子どもを対象とした文部科学省の管轄下にある学校を指します。

近年は、教育と保育を一体で行う認定こども園の増加に伴い、両方の資格・免許を持つ保育教諭の需要も高まっています。自分が子どもとどのように関わりたいかを考え、適した道を選びましょう。

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執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェントサービス「レバウェル保育士」が運営するメディアです。編集部には、元幼稚園教諭・保育士資格者のメンバーも在籍。現役保育士さんや保育学生さん、保育士資格の取得を目指す方に向けて、仕事や働き方、キャリア、転職に関するお役立ち情報を発信します。保育士・幼稚園教諭の転職サポート実績をもとに、記事を通して不安や悩みが少しでも解消される状態を目指し、皆さまのキャリア選択を支援します。

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