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保育士はブランクから復職できる?不安を軽減する準備やおすすめの職場
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復職を考えている保育士は、「ブランクがあるけど、また働ける?」と不安になるかもしれません。保育士は人手不足の状況にあり、ブランクがあっても復職できる可能性があります。 この記事では、保育士はブランクがあっても復職できる理由や、復職する際に感じる不安についてまとめました。ブランクがある保育士の復職支援事例についても紹介するので、参考にしてみてください。
目次
保育士はブランクがあっても復職できる?
保育士の転職市場では、ブランクがある方を積極的に採用している保育園が多くあります。レバウェル保育士のキャリアアドバイザーの体感では、9割以上の雇用主がブランクのある保育士の採用に前向きです。ここでは、なぜブランクのある保育士が歓迎されるのか、その理由を保育現場の現状とともに解説します。
保育業界は人手不足の状況が続いている
保育士が復帰しやすい背景には、保育業界が抱える深刻な人手不足があります。こども家庭庁の「保育所等関連状況取りまとめ(令和6年4月1日)(p2)」によると、政府の施策により保育施設の数は年々増加していますが、それに見合うだけの保育士を確保できていないのが現状です。また、労働環境に対する不満から現場を離れる保育士がいるほか、求職者の希望と実際の就業条件のギャップにより、応募が集まりにくいケースも見られます。
こども家庭庁の「保育士の有効求人倍率の推移(全国)」によれば、保育士の有効求人倍率は全職種の平均を大きく上回っており、保育士1人に対して複数の求人がある「売り手市場」の状態が続いていることが分かります。
出典
こども家庭庁「保育所等関連状況取りまとめ(令和6年4月1日)」(2026年7月2日)
こども家庭庁「保育士の有効求人倍率の推移(全国)」(2026年7月2日)
実務経験や子育て経験があると強みになる
保育現場では、ブランクの期間に経験した子育てや、ほかの仕事で身に付けたスキルを活かせる可能性があります。たとえば、子育て経験があると、親視点で保護者の気持ちに寄り添いやすくなり、より良いコミュニケーションが取れるかもしれません。
また、保育士以外の仕事で身に付けた書類管理やパソコンなどの事務スキルは、保育現場での業務効率化にも役立ちます。このようなブランク期間で身に付けたスキルや経験を、保育士の仕事に関連付けてアピールすれば、選考で評価される可能性があるでしょう。
保育士がブランクから復帰する際に感じる不安
「久しぶりの現場でちゃんとやっていけるだろうか」という心配は、復帰を考える保育士が抱えやすい傾向にあります。ここでは、ブランクがある保育士によくある悩みをまとめました。
今の保育現場でやっていけるのか
保育現場は常に変化しており、新たな理念や指導法が取り入れられていることから、ブランクからの復帰を目指す方が「今の保育についていけるだろうか」という懸念を抱きやすいかもしれません。確かに、保育指針の改定や新しい保育技術の導入もありますが、保育の基本的な考え方や子どもとの関わり方は、本質が大きく変わるものではありません。過去に保育士として培った経験と新しい手法を組み合わせることで、より質の高い保育が実現できる可能性があります。
ハードな仕事をこなす体力があるか
ブランク期間を経て復職する際には、「以前と比べて体力が落ちている」「子どもたちと走り回れるだろうか」といった不安を感じるかもしれません。特に、20代のころ保育士として働いていて数十年ブランクがある人や、出産や子育てにより体力の衰えを感じている人は、体力面での心配が大きくなるでしょう。また、デスクワークから保育士の仕事に復職する際にも、慣れるまで疲れを感じやすくなる可能性があります。
同僚や上司と良い関係が築けるか
ブランクのある保育士にとって、新しい職場での人間関係も復職へのハードルとなり得ます。保育現場はチームワークが不可欠なため、以前の職場で人間関係に苦労した経験がある場合、「新しい職場に馴染めるだろうか」という不安を抱えがちです。
職場の人間関係は入職してみないと実態を把握しにくいため、世代や価値観の違う同僚とどう関係を築いていくか、保護者対応や園の方針に適応できるかなど、さまざまな不安がつきまといます。ブランク期間が長い保育士ほど、「たくさん質問して迷惑がられたらどうしよう」といった心配も生じやすいかもしれません。
育児や介護など家庭と両立できるか
保育士が復職をためらう理由の1つが、仕事と家庭との両立に対する不安です。育児は予測が難しいため、「急な休みや早退で職場に迷惑をかけないだろうか」「残業が続いて家庭が疎かにならないだろうか」といった心配を抱えやすい傾向にあります。
また、介護が必要な家族がいる場合も同様です。体力や精神力を使う保育の仕事から帰宅したあとに介護の役割も担うとなると、「自分の休む時間がなくなるのでは」と心配になる人もいます。
保育士がブランクから復職する前にできる準備
保育士が復職を決めたら、いきなり現場に戻るのではなく、少しずつ準備を進めることが大切です。経済的な支援を受けられる場合もあるので、以下のポイントを参考に、できることから始めてみましょう。
復職支援の研修やセミナーで最新の保育知識を学ぶ
ブランクのある保育士が保育に関する最新の知識を身につけるには、復職支援の研修やセミナーに参加するのがおすすめです。こども家庭庁の「地域情報」によると、全国の自治体に設置されている保育士・保育所支援センターでは、保育知識を深めるための研修やセミナーが開催されています。中には、保育所の見学同行や見学ツアーを行っているところもあるようです。また、行政機関だけでなく、人材派遣会社をはじめとする民間企業で研修が実施されている場合もあるので、自分に合ったプログラムを探してみましょう。
出典
こども家庭庁「地域情報」(2026年7月3日)
潜在保育士向けの復職支援金・補助金をチェックする
こども家庭庁の「【その3】保育士になりたい方への支援(学生・保育士資格をお持ちの皆さんへ)」によると、保育現場へ復職したいと考えている人向けに、貸付金として就職準備金の一部が補助される制度があります。たとえば、千葉県の「保育士修学資金等貸付制度のご案内 4.就職準備金貸付
」は、ブランクがある保育士向けに40万円以内(1回限り)の貸付を行う制度です。県内の保育所などで2年間継続して従事した場合、貸付金の全額が返還免除されます。
復職支援金や補助金の条件や制度内容は自治体によって異なるため、住んでいる自治体や就職を検討している地域の情報を確認しておきましょう。
職場の保育方針を確認し必要な保育知識を勉強する
保育士がブランクを経て復帰する際は、希望する園の保育方針を事前に把握することが重要です。園のWebサイトで確認のうえ、不明な点があれば、直接問い合わせたり園見学に参加したりしましょう。その際、復帰に向けてどのような知識を身につけておくと良いか尋ねると、準備がスムーズに進みます。
また、ブランク期間中に新しい保育方法が注目されている可能性もあるため、関連書籍やインターネットで調べておくのがおすすめです。最新の保育所保育指針も確認し、現在の保育の基本的な考え方や、求められる役割を理解しておきましょう。
運動習慣を身に付けて体力を取り戻す
ブランク期間中に運動習慣がなく体力に不安がある方は、体を動かす習慣をつけることがおすすめです。いきなりハードな運動をする必要はないので、ウォーキングやストレッチといった軽い運動から始めましょう。
復職後は、子どもの動きに瞬時に対応するための素早さや瞬発力が必要になる場面があるかもしれません。そうした場面に備えるためにも、早い段階から体を動かす習慣をつけ、復職後の疲労や不調の予防につなげましょう。
ブランクがある保育士におすすめの働き方・職場
ブランクのある保育士が復職後に長く働き続けるには、徐々に仕事の感覚を取り戻せるような負担の少ない環境を選ぶことが大切です。ここでは、ブランクのある保育士におすすめの職場や働き方を紹介します。
パート・派遣などで勤務時間や業務負担を減らす働き方
いきなりフルタイムで働くことに不安がある場合は、パートタイムや派遣として働き始めるのも手です。正社員より給料は低くなりますが、短時間勤務であれば徐々に保育現場のリズムに慣れていけるため、体力的・精神的な負担を減らしやすくなります。
パート勤務では、「午前中だけ」や「午後だけ」のように、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。派遣保育士なら基本的に契約した勤務時間内での勤務になるため、残業が発生しにくいでしょう。パートや派遣として経験を積めば、ブランク明けのタイミングより正社員への転職のハードルが下がる可能性もあります。
求人票にブランクOK・歓迎と書いてある保育園
保育士の求人には、「ブランクOK」や「ブランク歓迎」と明記している保育園もあります。こうした園では、復職を目指す方への理解があり、実際にブランク明けの保育士が働いている可能性もあるでしょう。
気になる求人を見つけたら、面接の際に「ブランクがあるのですが、大丈夫でしょうか?」と率直に相談してみるのも1つの方法です。復職する保育士をしっかり受け入れる体制があれば、研修内容やサポート体制について丁寧に説明してくれるでしょう。
復職者向けにOJTや研修を実施している保育園
ブランクがある保育士にとって、復職支援に力を入れている保育園を選ぶことは、安心して再スタートを切るための重要なポイントです。たとえば、マンツーマンで丁寧にOJT(職場内訓練)を行っている園であれば、日々の業務の中で分からないことがあってもすぐに質問や相談ができます。また、復職者向けの研修が設けられていれば、徐々に現場の感覚を取り戻しながら仕事に慣れていけるでしょう。
保育士の人員配置に余裕がある保育園
配置基準ギリギリではなく、ゆとりを持って人員を確保している保育園は、1人あたりの業務負担が軽い傾向があります。急な休みに対応できるフォロー体制が整っているほか、いきなり担任を任される心配が少ないのもブランク明けの保育士にとって安心材料になるはずです。
また、保育補助やフリー保育士などが多く配置されている園では、協力体制が整い働きやすさを感じるかもしれません。面接時に確認できそうであれば、「保育士の配置人数や業務分担はどうなっていますか?」と質問してみるのも1つの方法です。
複数担任制の保育園
複数の保育士で1つのクラスを担当する「複数担任制」の園は、ブランク明けの不安を解消しやすくなる可能性があるでしょう。複数担任制では、クラス運営や行事の準備などを複数人で分担するため、1人にかかる負担が抑えられる傾向にあります。クラスを1人で受け持つことに不安を感じている方も、周りの先生を頼りながら、余裕を持って仕事に取り組めるでしょう。日々の業務を通じて経験豊富な保育士から最新の保育方法や実践的な工夫を学べるのもメリットの1つです。
ブランク明けの保育士が転職を成功させるコツ
ブランク明けの保育士が転職を成功させるためには、焦らずに事前の準備をしっかり行うことが大切です。ここでは、ブランク明けの保育士向けに選考対策や園見学時のポイントなどについて解説するので、参考にしてみてください。
志望動機や面接の準備をしっかりと行う
保育士は需要が高い職種ですが、面接対策を怠ると不採用になる可能性があります。ブランク期間の過ごし方や身に付けたスキルなどを前向きなエピソードとして話せるようにしておきましょう。
また、保育の仕事に対する熱意を伝えることも、面接で好印象を与えるポイントです。「育児を通じて子どもと関わる喜びを改めて実感し、もう一度保育の仕事に挑戦したいと思うようになった」というように、気持ちの変化や前向きな気づきを交えて話すと説得力が増します。前職の退職理由については、愚痴やネガティブな表現は避け、できるだけ前向きな言い換えを心掛けましょう。
園見学で職場の雰囲気を確認する
職場の雰囲気や人間関係を知るには、実際に足を運び、自分の目で確かめることが大切です。気になる保育園が職場見学を受け付けている場合は、積極的に申し込んでみましょう。面接の際に「見学は可能ですか?」と尋ねてみるのも1つの方法です。
見学時には、子どもたちの表情や保育士同士のやり取り、施設の清潔さなどをチェックしてみてください。また、どの年代の保育士が多いかを確認することで、馴染みやすいかどうかの判断にも役立ちます。同じようにブランクから復職した人がいれば、自身の働き方をより具体的にイメージできるでしょう。
転職エージェントに安心して復職できる職場を紹介してもらう
ブランクのある保育士が復職先を見つけるには、保育士専門の転職エージェントを活用するのがおすすめです。転職エージェントを利用すれば、ブランク明けの保育士を積極的に受け入れている園や、働き方の悩みに理解のある職場を紹介してもらえます。また、ブランクを強みに変える志望動機の作成や、採用担当者に納得してもらえる退職理由の伝え方などのアドバイスももらえるでしょう。
保育士への復職を検討している方は、保育専門の転職支援サービス「レバウェル保育士」にご相談ください。レバウェル保育士では、希望条件や経験、復職に関する悩みなどを丁寧にヒアリングしたうえで、あなたに合った求人をご紹介します。キャリア相談や求人紹介、選考対策など、サービスはすべて無料です。
ブランクがある保育士の復職支援事例
ここでは、レバウェル保育士にご相談いただいた保育士の「復職支援事例」をキャリアアドバイザーの視点から紹介します。
「保育士以外の仕事に興味を持って一度現場を離れましたが、もう一度保育士として働きたいです」というご相談をいただいたことがあります。その方は、事務職に転職されたものの、毎日机に向かう働き方が合わず、約1年で退職されました。改めて「子どもたちの成長を見守りたい」という想いが強くなり、保育の仕事に戻る決意をされたそうです。
前の園を退職した理由は、残業や持ち帰り仕事の多さでしたが、お話をじっくり伺う中で、過酷な職場環境で働かれていたことが分かりました。そこで、「前より働きやすい職場はたくさんありますよ」とお伝えし、好条件の求人をいくつかご提案しました。
気になる園にご応募いただき、面接に向けては1時間じっくりと対策を行いました。過去にその園で聞かれた質問や面接のポイントをお伝えし、万全の準備で本番に臨んでいただきました。結果は無事に内定。面接でのやり取りからも、職員を大切にしている園であることが伝わり、研修制度も充実していたため、納得のうえで入職を決められました。
転職活動においてキャリアアドバイザーはあなたの一番の味方です。転職先のご提案から選考対策までしっかり寄り添ってサポートするので、不安なことや疑問点があれば遠慮せずに何でもご相談ください。あなたらしい復職の方法を、一緒に見つけていきましょう。
保育士のブランクに関するよくある質問
ここでは、ブランクがある保育士によくある質問を紹介します。
ブランクが20年あっても保育士に復職できる?
保育士資格に有効期限はないため、20年というブランクがあっても復職を目指すことが可能です。ただし、保育現場は大きく変化している部分もあるため、最新の動向について調べたり必要な知識を補ったりと、ある程度の準備が重要になります。求人を探す際は、「ブランク歓迎」や「40、50代活躍中」といった項目にチェックを入れ、自分の状況を理解してくれる職場を選ぶことで、安心して新たなスタートを切れるでしょう。
保育士の仕事にブランクがあって復帰が怖いときは?
復職への恐怖心があるときは、何に対して不安に思っているか考えたうえで、対処法を検討してみましょう。たとえば、「保育のスキルが衰えていないか不安」という場合は、自治体の復職支援セミナーに参加することで解消できるかもしれません。また、保育専門の転職エージェントに今の不安や悩みを話したうえで、自分に合った求人を紹介してもらうのも手です。
まとめ
保育士はブランクがあっても、復職できる可能性があります。保育業界は深刻な人手不足により売り手市場が続いており、9割以上の雇用主がブランクのある保育士の採用に前向きです。ブランク期間の子育てや他職種での経験も、保育現場では強みになります。復職前には研修やセミナーで最新知識を学び、体力作りを心がけましょう。
復職時はパートや派遣などの短時間勤務から始めたり、ブランクOKの記載がある園・複数担任制の園を選んだりすると安心です。転職エージェントを活用すれば、ブランク明けに理解のある職場を紹介してもらえます。「ブランクがあり転職できるか不安…」といった方は、保育専門の転職支援サービス「レバウェル保育士」にご相談ください。
執筆者
「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェントサービス「レバウェル保育士」が運営するメディアです。編集部には、元幼稚園教諭・保育士資格者のメンバーも在籍。現役保育士さんや保育学生さん、保育士資格の取得を目指す方に向けて、仕事や働き方、キャリア、転職に関するお役立ち情報を発信します。保育士・幼稚園教諭の転職サポート実績をもとに、記事を通して不安や悩みが少しでも解消される状態を目指し、皆さまのキャリア選択を支援します。














