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保育士の意外な職場19選!そんな仕事まで?希望の働き方をするコツを解説
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「保育士の経験を活かせる場所は保育園だけ」と思っていませんか?保育園以外にも、保育士の資格や経験を役立てられる意外な職場は身近なところに存在します。 この記事では、保育士の経験が活きる意外な職場を紹介します。保育士が自分に合う職場へ転職する方法も解説しているので、新しいキャリアを検討している保育士の方は、ぜひご一読ください。
目次
【教育・保育】保育士の経験が活かせる意外な職場10選
児童館や習い事教室のように、教育や保育に関連する分野では、保育士が活躍できる意外な活躍の場が広がっています。ここでは、保育士の経験が活きる職場をまとめました。
児童館
児童館は、0歳から18歳までの子どもが自由に利用できる施設です。保育士としての専門性を活かし、幅広い年齢層の子どもたちの成長をサポートできます。
児童館の主な仕事は、遊びの提供や各種イベントの企画・運営、子育て支援など。地域に密着した活動を通じて、長期的に子どもたちの成長を見守れるのが魅力です。児童館は保護者支援の拠点としての役割も担うため、保育士の経験が活かせる意外な職場といえます。
学童保育
学童保育は、小学生を対象とした放課後の居場所づくりを行う施設です。保育士がこれまでに培ってきた安全管理や緊急時の対応力、保護者との円滑なコミュニケーション能力などは、学童保育で活かせるでしょう。
学童保育では、宿題の見守りや集団遊びの支援、生活習慣の指導などの幅広い役割があります。保育所と異なる年齢層の子どもたちと関わることで、新たな経験とスキルを得られる意外な職場です。学童保育は、子どもたちの自主性を尊重しながら、適切にサポートするやりがいのある仕事といえるでしょう。
習い事教室
音楽や体操、英語など、さまざまな分野の習い事教室で保育士の経験を活かせます。習い事教室では、子どもの発達段階を理解した適切な指導や、興味を引き出す工夫など保育士ならではの視点が重宝されるでしょう。
また、保育士は保護者とのコミュニケーションスキルも強みとなります。習い事教室は、特定の分野の専門性と保育の知識を組み合わせることで、より質の高い教育を提供できる意外な職場です。
博物館・水族館
博物館や水族館のキッズプログラムやイベントスタッフとして、保育士の経験を活かせます。子どもの知的好奇心を刺激する展示解説や、年齢に応じた体験プログラムの企画・運営など、教育的な要素も含んだ仕事です。
保育士ならではの子どもの理解と、コミュニケーション能力を活かし、楽しく学べる環境づくりができるでしょう。家族連れの来館者への対応など、保護者支援の経験も活きる意外な職場といえます。
放課後デイサービス
放課後デイサービスは、障がいのある子どもたちの放課後や長期休暇中の支援を行う施設です。保育士の仕事内容は、、一人ひとりの特性に合わせた支援計画を立てたり、生活能力の向上を目指した活動を提供したりすることが挙げられます。
放課後デイサービスは、医療職や福祉職などさまざまな専門家と協力してサポートを行うため、新たな知識やスキルを身につけられる意外な職場です。子どもたちの可能性を広げる支援に関心のある人に、おすすめの仕事といえるでしょう。
乳児院
乳児院は、あらゆる事情で家庭での養育が困難な乳幼児を支援する施設です。保育士として培った乳幼児への関わり方や発達支援の知識が活かせます。保育士は一人ひとりの子どもとの愛着関係を大切にしながら、授乳やおむつ交換などの基本的なケアを担うのが基本です。
乳児院で保育士が働くときは、看護師や心理職といったほかの職種と連携しながら支援を行います。夜勤を含む交代制勤務となりますが、子どもたちの生活に24時間寄り添える貴重な経験ができる意外な職場です。
院内保育
院内保育園とは、病院内に設置された保育施設で、医療従事者の子どもを中心に保育を行うのが特徴です。保育士は医療現場の勤務体系に対応した保育サービスを提供するため、早朝や夜間の勤務など、柔軟な対応力が求められます。
院内保育園は、少人数保育の傾向にあり、一人ひとりの子どもとじっくり関われるのが魅力です。保育士としての経験を活かしながら、医療を支える保護者とその子どもたちの生活を支えられる意外な職場といえます。
子育て支援センター
子育て支援センターは、地域の子育て支援の拠点として、保護者と子どもの交流の場を提供する施設です。保育士としての経験を活かし、子育て相談や育児支援プログラムの企画・運営を行います。
子育て支援センターでは、親子遊びの提案や育児に関する不安を軽減するためのサポートなど、保護者支援のスキルが問われやすいでしょう。保育士が地域の子育て環境の向上に貢献できる意外な職場です。
児童発達支援センター
児童発達支援センターは、障害のある子どもたちの発達支援を行う専門施設です。子ども一人ひとりの発達段階に合わせた個別支援計画を立て、遊びを通じた療育活動を行います。保育所等への巡回支援や保護者支援も重要な役割です。
児童発達支援センターでは、保育士の知識や経験を活かしつつ、より専門的な発達支援スキルも身につけられます。ほかの専門職と協力して支援を行うため、多角的な視点や知識を得られるのもメリットです。
病児保育施設
病児保育施設とは、病気や回復期の子どもを一時的に預かる施設です。保育士は体調に配慮した保育の実施や、医療職との連携など、きめ細かな対応が求められます。病児保育施設は、急な利用にも柔軟に対応できる体制が必要なため、保護者への配慮も欠かせません。
病児保育施設は、「保育士として体調を崩した子どもたちのケアに関わりたい」という人に、おすすめの意外な職場です。保育士としての温かな関わりは、体調が悪い子どもたちの心の支えになります。
【一般企業】保育士の経験が活かせる意外な職場5選
一般企業のなかには、保育の専門知識や子どもと関わるスキルを活かしやすいところもあります。ここでは、一般企業で保育士の経験を役立てられる意外な職場を5つまとめました。
子ども向け商品・サービスの企画や販売
玩具メーカーや子ども服ブランド、教材会社などの子ども向け商品を扱う企業は、保育士が活躍できる意外な職場です。保育現場を知る専門家としての意見は、子ども向け商品を扱う企業にとって貴重なものになるでしょう。
保育現場での経験を活かし、「子どもの発達段階に合った商品とは?」「保育現場で本当に必要なものは?」という視点で、商品開発やマーケティングに携われるかもしれません。販売職では、保護者への適切なアドバイスや提案ができるのも強みです。
企業内保育施設
企業内保育施設は、企業の従業員の子どもを対象とした保育を行うのが特徴の意外な職場です。通常の保育園とは異なり、企業特有の勤務体系に合わせた保育サービスを提供します。
企業の福利厚生の一環として運営されているため、保育士の待遇面も充実している可能性があるでしょう。企業内保育施設は、少人数制の保育を行う傾向にあり、子どもたち一人ひとりとじっくり関われるのも魅力です。
テーマパーク
テーマパークの迷子センターや託児施設も、保育士の経験を活かせるでしょう。迷子センターでは、不安を抱えた子どもたちへの適切な対応が求められます。保育士としての子どもに寄り添うスキルや、保護者対応の経験が活きる意外な職場です。託児施設では、来園者の子どもを一時的に預かります。初めて会う子どもたちが安心して過ごせる環境をつくるのが保育士の役割です。
商業施設の託児所
ショッピングモールやイベント会場、医療機関などの託児施設も、保育士の経験が活きる意外な職場です。利用者の買い物や診察の間、安心してサービスを受けられるよう、子どもたちの一時預かりを行います。託児施設では、子どもたちに安全で楽しい時間を提供するのが特徴です。
託児所では、異なる年齢の子どもたちを同時に預かるため、それぞれの発達段階に応じた関わり方が必要です。授乳やおむつ替えが必要な乳児、遊びの見守りが必要な幼児など、身の回りのお世話も年齢によって異なります。また、それぞれの子どもの体調管理や健康チェックも欠かせません。保育士としての専門性と臨機応変な対応力は、託児所で子どもたちが安全に楽しく過ごせる環境をつくるために活かせるでしょう。
写真館
写真館は、保育士の経験を活かして家族の大切な思い出づくりをサポートできる意外な職場です。写真館のスタッフは、子どもたちの笑顔を引き出すため、保育士として培った「年齢に応じた声かけスキル」を役立てられます。泣いている子どもをあやしたり、自然な表情を引き出したりするノウハウは、写真館でも重宝されるでしょう。七五三や入園・入学の記念撮影など、子どもの記念写真を撮影する場においても、保育士の経験を活かすことが可能です。
【個人】保育士の経験が活かせる意外な働き方4選
「自分のペースで働きたい」「より柔軟な働き方をしたい」と考えている保育士には、個人で活躍できる働き方がおすすめです。ここでは、保育士の経験を活かして個人でできる柔軟な働き方を紹介します。
フリーランスの保育士
フリーランスの保育士は特定の団体に所属せず、ワーク・ライフ・バランスを重視しながら、保育の専門性を活かせる意外な働き方です。必要な時に必要な場所で働ける柔軟さが魅力になります。フリーランスとして、複数の保育施設でスポット的に働くことも可能です。
保育施設の一時的な人手不足を補ったり、特別な保育イベントをサポートしたりと、活躍の場はさまざまです。また、音楽や運動など、自分の得意分野を活かした専門家としての活動もできます。
ベビーシッター
個人宅で子どもの保育を行うベビーシッターは、、保育士の経験が活きる意外な仕事です。一対一の関わりだからこそ、子どもの発達段階に合わせたきめ細やかな保育ができます。食事の介助や遊びの提供、生活習慣の確立など家庭での保育全般をサポートするのが特徴です。
ベビーシッターは、勤務する時間や曜日を自分で選べる柔軟性があります。保育の専門家として、家庭に寄り添った支援ができるのも魅力です。
保育ママ
自宅などで少人数の子どもを保育する保育ママは、アットホームな環境で小規模な保育を提供できる働き方です。家庭的な雰囲気の中で、一人ひとりの子どもの生活リズムや発達に合わせた丁寧な保育が可能となります。
保育ママは、自分の理想とする保育を実現しやすく、子どもたちとより密接な関係を築けるのが特徴です。自治体が定めた基準を満たせば開業できるため、保育士としての経験を活かしながら個人で働ける意外な働き方といえます。
保育系のライター・SNSコンテンツ制作
保育の知識と経験を活かして、ライターやSNSコンテンツクリエイターとして活動する道もあります。子育て情報サイトの記事作成や保育関連の教材開発、SNSでの情報発信など、活躍の場はさまざまです。現場での実践に基づいた情報は、保護者や保育者からの信頼を得やすいでしょう。
保育系のライターやSNSコンテンツ制作は、自宅で働ける場合もあり、子育てとの両立もしやすい働き方です。保育の専門性を別の形で社会に還元できる意外な仕事になります。
保育士が自分に合った職場に転職する方法
「保育士としての経験を活かして転職したいけど、どうやって始めれば良いの?」という疑問を持っている方もいるでしょう。ここでは、保育士が自分の希望に合う職場を見つけるための方法を解説します。
自己分析をして理想の職場を明確にする
保育に関連する求人を探すときは、自分が本当にやりたい仕事や、働きたい環境について深く考えてみましょう。たとえば、「子どもとの関わり方はどのようなものを望むか」「どのような保育や支援に携わりたいか」「重視する労働条件は何か」など、具体的にイメージしてみることが大切です。
今の職場で感じている課題や不満も、重要な判断材料となります。「今の仕事の何が合っていないのか」「どのような環境だったら改善されるのか」を整理することで、理想の職場像がより明確になるでしょう。
自分のスキルや経験を棚卸ししてみる
保育士としての経験やスキルは、思っている以上に幅広い分野で活かせます。これまでの経験を振り返り、自分の強みを整理してみましょう。たとえば、「年齢別の保育経験」や「保護者対応のスキル」「行事の企画力」など、具体的に書き出してみるのがおすすめです。
PCスキルや特技など、保育以外の経験やスキルも、新しい職場で活かせる可能性があります。自分の経験やスキルを洗い出すことで、新たな可能性が見えてくるかもしれません。
転職エージェントを活用して求人情報を収集をする
保育士の転職活動では、保育業界に特化した転職エージェントの活用が効果的です。転職エージェントは、求人票には載っていない職場の詳しい情報も提供してくれます。履歴書の添削や面接対策など、転職活動全般のサポートを受けられるのも魅力です。
キャリアアドバイザーがあなたの希望や経験を踏まえて向いている職場を提案してくれるため、自分では気づかなかった選択肢に出会えるかもしれません。プロのアドバイスを受けることで、より具体的な転職プランを立てられるでしょう。
保育士の意外な職場に関してよくある質問
ここでは、保育士の意外な職場に関してよくある質問に、Q&A形式でお答えします。
保育士資格を活かして起業できる?
保育士の資格や経験を活かして起業することは可能です。保育士資格を活かして、フリーの保育士として独立したり、親子教室や育児相談サービスといった子どもや保護者に関わる事業を立ち上げたりできます。
起業を検討する際は、同業者の話を聞いたり、セミナーに参加したりして起業に必要な情報を集めることが大切です。資金調達の方法や人材確保の進め方、事業運営のノウハウなど、経営に関する基礎知識もしっかり学んでおきましょう。
保育士が保育園以外の職場に転職するときの心構えは?
新しい職場への挑戦には、これまでの保育経験を活かしつつ、新しい環境や業務に柔軟に適応する姿勢が大切です。コミュニケーション能力や、臨機応変な対応力といった保育士としての強みは、新しい職場で活かせます。
慣れない業務に戸惑うこともあるかもしれませんが、必要なスキルを積極的に習得する意欲を持ちながら、自分の専門性に自信を持って挑戦してみましょう。保育士の経験が活かせる企業を知りたい人は、本記事の「【一般企業】保育士の経験が活かせる意外な職場5選」も確認してみてください。
まとめ
保育士の資格や経験を活かせる意外な職場には、教育・保育分野や一般企業など、幅広い選択肢があります。また、個人として柔軟な働き方を選ぶことも可能です。
保育士が転職する際に大切なのは、自己分析をしっかり行い、自分の強みや希望する働き方を明確にすることです。そのうえで、転職エージェントを活用して情報収集を行えば、理想の職場が見つかる可能性が高まります。
保育士として意外な職場や働き方を探している方は、ぜひ「レバウェル保育士」に相談してみてください。「レバウェル保育士」では、保育業界に特化したキャリアアドバイザーが、あなたの経験やスキルを活かせる求人情報を紹介します。職場の詳しい情報や、給与・待遇面での不安にも丁寧に答えているので、転職に向けて新しい一歩を踏み出せるでしょう。
執筆者

「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。