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子育て支援センターで働く保育士とは?役割や仕事内容・必要なスキルを解説

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笑顔で手を広げるエプロン姿の女性の画像

「子育て支援センターってどんな仕事をするの?」と気になっている保育士の方もいるのではないでしょうか。子育て支援センターとは、主に乳幼児とその保護者が気軽に集える交流の場です。保護者支援に深く関わりたい方はもちろん、残業や体力的な負担を減らして無理なく働きたい方にとっても魅力的な職場といえるでしょう。この記事では、子育て支援センターの概要や保育士の役割、働くメリットや注意点について解説します。

この記事のまとめ

  • 子育て支援センターとは、親子が交流し、育児の悩みを相談できる場所

  • 保育士は相談への助言や講習の実施などを通して、子育てをサポートする

  • 地域社会に貢献しつつ、保護者支援の専門性を高められる点が魅力

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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子育て支援センターとは?

子育て支援センターとは、主に0歳から小学校入学前の子どもとその保護者が気軽に利用できる施設です。自治体が主体となり、国の「地域子育て支援拠点事業」に則って運営されています。ここでは、子育て支援センターの役割や施設の種類について解説します。

子育て支援センターの役割や機能

子育て支援センターの役割は、育児の困りごとや孤独感を和らげ、安心して子育てができるようサポートすることです。こども家庭庁の「【概要】地域子育て支援拠点事業新規タブリンク」によると、子育て支援センターは主に以下の4つの機能を備えています。

  • 子育て親子の交流の場の提供と交流の促進

  • 子育て等に関する相談、援助の実施

  • 地域の子育て関連情報の提供

  • 子育ておよび子育て支援に関する講習等の実施

現代は少子化や核家族化が進み、周囲に頼れる人がいないといった状況も考えられ、子育てを取り巻く環境が大きく変化しています。子育て支援センターは、地域全体で子育てを支え、子どもたちの健やかな成長を支援する機能を担っているのが特徴です。

出典

こども家庭庁「地域子育て支援拠点事業について新規タブリンク」(2026年6月8日)

子育て支援センターの種類

子育て支援センターの運営形態は、一般型と連携型の2種類に分けられます

【一般型】
保育所や公共施設、民家、空き店舗などを活用し、常設の拠点を設けて運営するスタイルです。子育て支援に関して意欲があり、子育てに関する知識と経験を備えた職員を2名以上配置することが定められています。最低開所時間は、1日5時間です。

【連携型】
主に児童福祉施設(児童館など)の設備を活用する形態です。1日の最低開所時間は3時間で、一般型に比べて短く設定されています。専従職員1名に加え、児童福祉施設などの職員が協力して運営を行うのが特徴です。

子育て支援センターの実施主体はいずれも市町村ですが、社会福祉法人やNPO法人、民間事業者などへ運営を委託することも可能となっています。

出典

こども家庭庁「地域子育て支援拠点事業について新規タブリンク」(2026年6月8日)

子育て支援センターで働く保育士の役割・仕事内容

ここでは、保育士が子育て支援センターで担う役割や具体的な業務内容を解説します。子育て支援センターでの勤務に関心がある方は、実際の働き方をイメージする際の参考にしてみてください。

育児相談やサポート・講習

子育て支援センターでの保育士の役割の1つが、保護者からの育児相談への対応です。相談内容は、日々の離乳食やしつけ、夜泣きに関する悩みから、子どもの発達に対する不安まで多岐にわたります。対面でのサポートのほか、施設によっては電話相談を受け付けている場合もあるようです。

また、子育て支援センターでは、子育てに役立つ講習会の企画・運営も行っています。講習内容は地域や施設によって異なりますが、食育や歯の健康、ベビーマッサージ、救急救命などがその例です。テーマによっては外部講師を招くこともあるでしょう。

子どもの遊びの見守り

年齢や発達段階に応じて子どもたちがのびのびと遊べる環境を整えるのも、子育て支援センターに勤務する保育士の仕事です。保護者が安心して利用できるよう、子どもたちの活動を注意深く見守り、必要に応じて適切な声かけやサポートを行います。

月齢・年齢に合わせた遊びの提供はもちろん、施設内の清掃や整理整頓、おもちゃの安全点検、絵本のメンテナンスといった細やかな環境整備も保育士の業務の1つといえます。

地域の子育て関連情報の提供

子育て支援センターの保育士には、地域の育児情報を収集・整理し、保護者へ分かりやすく発信する役割があります。自治体の制度や相談先はもちろん、民間による多様な支援活動についても把握し、保護者一人ひとりのニーズに応じた情報を提供することが大切です。

より専門的な対応が必要な場合には、関係機関や専門職と連携し、適切な支援へと橋渡しすることもあるでしょう。

行事やイベントの企画・運営

子育て支援センターでは、親子で楽しめる多彩なイベントを定期的に行っています。保育士はほかのスタッフと協力しながら、イベントの企画立案から会場準備、保護者への告知、当日の進行まで中心となって携わるのが一般的です

クリスマス会や節分といった季節の行事はもちろん、お誕生日会や親子クッキング、体操教室など地域のニーズに合わせた魅力的なイベントを皆で作り上げていきます。

一時預かりの子どもの保育

子育て支援センターの中には、一時預かりを実施している施設もあります。一時預かりとは、仕事や買い物、リフレッシュ、冠婚葬祭などの事情により、短時間だけ子どもを預かる仕組みのことです。預かり時間や対象年齢は各施設で異なります。

現場の保育士には、保護者と離れて過ごす子どもたちが不安を抱かないよう、おもちゃ遊びやお絵描き、読み聞かせなどを通じてリラックスして過ごせるような環境づくりが求められます

保育士が子育て支援センターで働くメリット・やりがい

保育士が子育て支援センターで勤務する魅力は、子どもだけでなく、保護者とも深く関わりながら家庭全体を支えられる点にあります。以下で、子育て支援センターならではの具体的なメリットや仕事のやりがいについて紹介します。

専門知識を活かして地域社会に貢献できる

子育て支援センターで働く保育士のやりがいの1つが、これまでに培った専門知識や経験を地域社会に還元できる点です。施設を訪れる保護者の中には、「育児の悩みを誰かに聞いてほしい」「孤独感から解放されたい」といった思いを抱えている人もいます。保育士が適切なアドバイスを送ったり、身近なよき相談相手として寄り添ったりすることは、親子が不安を解消し、笑顔で過ごせるようになるための大きな支えとなるでしょう。

保護者支援のスキルを高められる

子育て支援センターで働く保育士は保護者と接する機会が多い傾向にあります。そのため、保育園勤務とは異なる角度から保護者支援のスキルを磨けるのも魅力です。多様な家庭環境や悩みを持つ保護者と向き合う中で、コミュニケーション能力や深い信頼関係を構築する力が自然と養われていくでしょう。

一人ひとりの立場を尊重し、背景を理解したうえで適切なサポートを行う経験は、保育士としてのキャリアを豊かなものにしてくれるはずです。

体力的な負担や残業が比較的少ない

一般的な保育園と比べて体力的な負担が少ないことも、保育士が子育て支援センターで働くメリットです。こども家庭庁の「令和7年度実施状況(p12)新規タブリンク」によると、1拠点あたりの1日の平均利用親子組数は10.7組とされています。保育園のような大規模な行事の準備がなく、日々の事務負担も比較的軽いため、定時で帰りやすい職場環境といえるでしょう。

ただし、一時預かりを実施している施設などでは、業務内容によって残業が発生するケースもあります。就職や転職を検討する際は、その施設がどのような運営スタイルをとり、どのような業務範囲を任されるのか、事前によく確認しておくことが大切です。

出典

こども家庭庁「地域子育て支援拠点事業について新規タブリンク」(2026年6月8日)

子育て支援センターで働く保育士の注意点・デメリット

保育士が子育て支援センターで働く際に注意しておきたいのが、保育園のような固定のクラス運営がないという点です。日によって利用する親子の顔ぶれや人数が変わるため、その時々の状況に応じた柔軟な立ち回りが求められます。保育士によっては、限られた時間の中で保護者と信頼関係を築くことに難しさを感じる場合もあるかもしれません。

また、保育園の担任のように「1年間じっくりと子どもの成長を見守り続ける」といった達成感を得られにくい側面もあります。「特定の子どもたちと毎日深く関わりたい」「クラス一丸となって行事を作り上げたい」といった子ども主体の集団保育にやりがいを感じる方にとっては、理想とのギャップが生じやすいかもしれません。

保育士が子育て支援センターで働くために必要なこと

子育て支援センターでの仕事に興味を抱いている保育士の中には、「特別な資格や能力が求められるのでは?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。ここでは、保育士が子育て支援センターで働く際に必要なことを解説します。

子育て支援センターで働くのに必要な資格

子育て支援センターで働く場合、保育士資格があれば即戦力として歓迎されるのが一般的です。子どもの発達に関する確かな知識の証明になるため、保護者からの信頼も得やすく、身近な相談相手として頼りにされるでしょう。

国の設置基準では、「子育て支援に関して意欲があり、子育てに関する知識・経験を有する者」とされており、必ずしも国家資格が必須条件というわけではありません。そのため、求人内容によっては無資格で応募できるケースもあります。

子育て支援センターで働く保育士に必要なスキル

子育て支援センターで働く保育士に求められるのは、保護者の思いに寄り添う「共感力」や、話を真摯に受け止める「傾聴力」です。初めて施設を訪れる保護者は、期待と同時に「周囲の輪に馴染めるだろうか」といった不安や緊張を抱いていることも少なくありません。そのため、明るい挨拶と笑顔で親子を迎え入れ、安心感を持ってもらえるような対応が重要になります。

現場で評価されやすいスキルには、親子同士の交流をサポートするコミュニケーション能力や、行事の企画・運営力などが挙げられるでしょう。こうした能力は最初からすべて備わっている必要はなく、日々の業務を通じて徐々に磨いていくことが可能です。

子育て支援センターに向いている保育士の特徴

子育て支援センターの仕事に向いている保育士には、以下のような特徴が見られます。

  • 地域全体の子育て支援に広く関わりたい

  • 体力的な負担を減らして長く働きたい

  • 保護者のよき理解者、相談役になりたい

  • 自身のライフスタイルを大切にしながら働きたい

  • 自分の子育て経験を活かして働きたい

子育て支援センターには、日々幅広い年齢やニーズを持つ親子が来館します。そのため、初対面の人ともスムーズに対話でき、相手の心に寄り添った対応ができる保育士には適した職場といえるでしょう

保護者支援を重視し、地域の子育てを丸ごと支えたいという意欲がある方はもちろん、「自分の育児経験を強みとして活かしたい」「ブランクを経て、心身にゆとりを持って保育の現場に復帰したい」という方の再就職先としてもおすすめです。

子育て支援センターで働く保育士の給料

子育て支援センターに勤務する保育士の給与は、雇用形態や職場の給与体系によって差があります。厚生労働省の「地域子育て支援拠点事業の経営状況等に関する調査報告書(p56)新規タブリンク」によると、月給制で働く職員(保育士資格のみを保有)の平均基本給は約21万円、各種手当などを含めた平均年収は約344万円です

区分(資格の有無)月給者の平均基本給月給者の平均年収(各種手当・一時金含む)
保育士のみ20万6,565円343万9,338円

子育て支援センターでは、正社員だけでなく、契約社員やパート・アルバイトなどさまざまな雇用形態での募集が行われています。「同調査(p8)新規タブリンク」によると、保育士資格を持つ日給者の平均年収は約142万円、時給者の平均年収は約111万となっています。

求人を探す際は、基本給だけでなく、賞与(ボーナス)の過去の実績や各種手当の種類・金額についても細かくチェックしましょう。

保育士が子育て支援センターの求人を探す方法

子育て支援センターの運営主体は、自治体のほか、委託を受けた社会福祉法人やNPO法人、民間事業所など多岐にわたります。保育士が求人を探す際は、自治体の広報誌や公式Webサイト、各法人の採用ページをこまめにチェックすることが大切です。情報が見当たらない場合は、役所へ募集状況を尋ねてみるのも1つの手といえるでしょう。

また、子育て支援センターは一般的な保育園と比較して採用枠が少ない傾向にあります。「正社員の求人がなかなか見つからない」という場合は、保育業界に特化した転職エージェントの活用を検討するのもおすすめです。希望条件に合う求人を代わりに探してもらえるだけでなく、プロの親身なサポートを受けながら効率よく転職活動を進められます。

子育て支援センターで働く保育士に関してよくある質問

ここでは、子育て支援センターで働く保育士に関してよくある質問を紹介します。

子育て支援センターとは簡単に言うとどんな場所?

子育て支援センターとは、主に乳幼児とその保護者が気軽に集い、交流や育児相談ができる公的な施設です。家庭内での育児による孤独感や不安を和らげ、地域全体で子育てを支えることを目的としています。実施主体は市町村(自治体)ですが、実際の運営は社会福祉法人やNPO法人などに委託されている場合もあります。

子育て支援センターと保育所(保育園)の違いは?

子育て支援センターと保育園の大きな違いは、施設が持つ目的にあります。保育園は、仕事や病気といった事情で家庭での保育が難しい保護者に代わり、一定時間子どもを預かって保育を行う場所です。対して子育て支援センターは、子育て家庭が交流を深めたり、専門スタッフに育児相談を行ったりすることを目的としています。基本的には親子で一緒に過ごす施設ですが、中には一時預かりを実施している施設もあります。

まとめ

子育て支援センターは、主に乳幼児とその保護者が気軽に集える交流の場です。子育て支援センターが設立された背景には、核家族化の進行などによって育児が孤立しがちな現状があります。地域の支援体制を整えることで、保護者が抱える不安を軽減し、親子をサポートする役割を担っています。

子育て支援センターで働く保育士の主な仕事は、育児相談への対応や情報提供、親子向けイベントの企画・運営などです。保護者の身近な相談役として関わるため、これまでの保育経験はもちろん、自身の子育て経験も仕事に活かせるでしょう。体力的な負担や残業も少なめのため、心身にゆとりを持って働ける点も魅力です。

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執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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