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保育士の勤務時間は長いのか?労働時間や休日・残業などの働き方を解説
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保育士のなかには、「勤務時間が長い」と悩んでいる方もいるかもしれません。保育士は、人手不足による業務負担や休憩時間が十分に確保できないことから、勤務時間が長いと感じることもあるでしょう。 この記事では、保育士の勤務時間や残業時間の実態を解説します。保育士の勤務時間が長いといわれる理由や、長時間労働に悩み転職する際の成功のコツもまとめたので、チェックしてみてください。
この記事のまとめ
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保育士の勤務時間は、全体的な平均に比べると若干長い傾向がある
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保育士の勤務時間が長くなる原因は、人手不足による残業や持ち帰り仕事など
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勤務時間の長さに悩んだら、主任保育士や先輩保育士に相談してみるのも手
目次
保育士の勤務時間は長い?
保育士は、人手不足といった職場環境や業務量の多さなどから、勤務時間が長いイメージを持つ方もいます。ここでは、保育士の平均勤務時間や残業時間の実態について詳しく見ていきましょう。
保育士の勤務時間は長い傾向がある
以下のデータによると、保育士の勤務時間は全体的な平均と比べ若干長い傾向があります。
| 業種 | 所定内実労働数(月平均) |
|---|---|
| 保育士 | 163時間 |
| 全体の平均 | 162.2時間 |
参照:厚生労働省「賃金構造基本統計調査 / 令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」
「所定内実労働数」とは、職場で決められた労働時間のうち、実際に働いた時間の合計です。保育士は、1日8時間を超えたり週6日勤務になったりすることがあるため、実際は平均に比べて勤務時間が長くなっている可能性があります。ただし、あくまで平均的なデータのため、参考程度におさえておきましょう。
出典
厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(2026年5月26日)
保育士の残業時間の実態
保育士の平均残業時間は、以下の全体的なデータに比べると短い傾向があります。
| 業種 | 超過実労働時間数(月平均) |
|---|---|
| 保育士 | 3時間 |
| 全体の平均 | 11.4時間 |
参照:厚生労働省「賃金構造基本統計調査 / 令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」
残業時間は、個人や保育士の職場の状況によって差があります。また、データに計上されていない持ち帰りの仕事やサービス残業が存在している可能性もあるでしょう。参考として、「レバウェル保育士公式Instagram」で「保育士さんにアンケート!1日何時間残業してる?」という調査の結果で、一番多かったのは「残業なし(40%)」です。一方で、3時間以上の残業をしている方もいることが分かりました。
出典
厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(2026年5月26日)
保育士の勤務時間や休日などの働き方
ここでは、一般的な保育園で働く保育士の出勤・退勤時間や休日の取り方などを紹介します。職場によっても異なりますが、一例として参考にしてみてください。
保育士の勤務時間やシフト
保育士の勤務時間は、一般的に1日8時間、週40時間が基本となっています。保育園の開園時間は延長保育もあわせて12時間程度、午前7時から午後7時ごろまでになるため、早番・中番・遅番などのシフト制で働くことになるでしょう。早番・中番・遅番の勤務時間の例は、以下のとおりです。
早番:午前7時~午後4時
中番:午前9時~午後6時
遅番:午前10時~午後7時
シフト作成時には、勤務時間をずらしてローテーションを組みます。ただし、実際には予定されたシフト時間を超えて働くこともあり、準備や片付け、書類作成などにより定時で帰れないこともあるでしょう。
保育士の休日
一般的な認可保育園では日曜日と祝日、年末年始が保育士の休日となっています。土曜日は登園する子どもの人数が減るため、保育士が交代で出勤することになるでしょう。また、土曜日出勤した週は、平日に1日休みを取る場合もあります。
保育士の年間休日数は110〜120日ほどであり、一般的な会社員と比較すると同程度かやや少なめな傾向です。有給休暇については取得しやすい職場もあれば、人手不足で取得しにくい職場もあり、園によって大きな差があります。
保育士の勤務時間が長いといわれる理由
保育士の勤務時間が長いといわれる背景には、保育園の運営形態や社会のニーズの変化、人材不足など、複数の要素が絡み合っています。ここでは、保育士の勤務時間が長いといわれる主な理由についてまとめました。
延長保育や夜間保育で開園時間が長いから
保育士の勤務時間が長いといわれる理由の1つに、延長保育や夜間保育のサービスがあります。共働き家庭が増えて働き方が多様になった結果、早朝や夜遅くに保育を必要とする家庭も出てきました。
実際に、午前6時から午後10時まで開園している保育園や24時間開園の保育園もあります。そうした園では、早朝や夜間のシフトを組まれる可能性もあり、保育士が働く時間の幅が広がってくるでしょう。
人手不足で業務負担が増えているから
人手不足で業務負担が大きい場合、残業により勤務時間が長くなる可能性があります。たとえば、職員の配置基準は満たしているものの、保育補助やフリー保育士の人手が不足していると、日中に事務作業をする余裕がなく残業が発生しやすくなるでしょう。また、人手不足のなかで急な欠勤者が出て代替要員が見つからない場合、残っている保育士が長時間勤務でカバーしなければなりません。
帰宅後に持ち帰り仕事をしているから
保育士の勤務時間が長いといわれる理由の1つに、帰宅後の持ち帰り仕事があります。事務作業や行事の準備などが終わらず持ち帰り仕事をしている場合、実質的な労働時間は長くなるでしょう。
昔からの風潮で、保育士の持ち帰り仕事は普通だと感じている保育士の方もいるようです。また、「製作の準備は家のほうが進めやすい」「明日までに間に合わせたい」と、持ち帰り仕事に抵抗なく対応している場合もあります。
休憩時間が十分に確保できないこともあるから
保育士はイレギュラーな対応により休憩時間を十分に確保できず、働いている時間が長くなることもあるでしょう。たとえば、園児がなかなか寝つかない場合や体調不良の子どもがいる場合、時間通りに休憩に入るのは難しいかもしれません。また、休憩中に保護者からの電話に対応したり、事務作業をしたりする場合もあるようです。休憩は交代で回すため、決められた時間きちんと休めていなくても、ほかの保育士に配慮して仕事に戻らなくていけないでしょう。
変形労働時間制の職場もあるから
保育園では変形労働時間制を採用していることがあり、保育士の勤務時間が長いといわれる理由の1つになっています。e-GOV法令検索の「労働基準法 第三十二条の四
」によると、変形時間労働制を取り入れている職場では、1ヶ月または1年単位で労働時間を平均週40時間に調整すれば、1日8時間、1週間40時間を超えても問題ありません。
保育園では変形労働時間制を採用していることがあり、保育士の勤務時間が長いといわれる理由の1つになっています。e-GOV法令検索の「労働基準法
第三十二条の四
」によると、変形時間労働制を取り入れている職場では、1ヶ月または1年単位で労働時間を平均週40時間に調整すれば、1日8時間、1週間40時間を超えても問題ありません。
保育園では、行事の多い時期や新年度の準備期間が繁忙期となるため、変形労働時間制を採用している場合があります。1ヶ月や1年以内で超過分は調整されますが、特定の時期に長時間労働が集中することもあるようです。
出典
e-GOV法令検索「労働基準法」(2026年5月26日)
保育士が勤務時間の長さに悩んだら?
ここでは、長時間勤務に悩む保育士が取るべき具体的な対処法について説明します。まずは現状を整理し、改善可能な部分から取り組んでいきましょう。
長時間勤務の原因を整理する
勤務時間の長さに悩んでいる場合は、何が原因で長時間勤務になっているのかを具体的に整理することが重要です。残業時間や持ち帰り仕事の内容、休憩時間の取得状況など、どの部分に問題があるのかを明確にしましょう。
原因を整理する際は、「行事の衣装作りに時間が掛り残業が多くなった。次の日、早番で出勤するのが体力的にきつい」といったように、できるだけ具体的に書き出してみてください。問題点とそれに対する悩みが明確になることで、どのような対策を取るべきかが見えやすくなります。また、記録を付ければ、自分が思っている以上に長時間働いていることに気づく場合もあるでしょう。
業務を効率化できないか考えてみる
長時間勤務の原因が明確になったら、業務を効率化できる部分がないかを検討してみましょう。たとえば、「テンプレートを活用してクラスだよりを作る」「その場で気が付いたことをメモして保育の記録作成に活かす」といった工夫で事務作業の時間を短縮できるかもしれません。「衣装は捨てずに保管して、次年度に再利用する」「壁面装飾はラミネートして毎年使えるようにする」というような効率化の方法もあります。ただし、業務の効率化により、保育の質が低下することがないように注意しましょう。
主任保育士や先輩保育士に相談してみる
業務を効率化する方法については、主任保育士や先輩保育士に相談するのも手です。経験豊富な先輩からは、時間管理のコツや業務の進め方について具体的なアドバイスを得られる可能性があります。
仕事量が多かったり業務負担の偏りがあったりする場合は、管理職に現状を伝えることも重要です。個人の問題だけでなく職場全体の課題として認識してもらえば、人員配置の見直しや業務分担の改善に動いてくれるかもしれません。相談する際は、感情的にならず、事実を整理して伝えるよう心掛けましょう。
解決が難しい場合は転職を検討する
「人手不足の状態が改善されない」「持ち帰り仕事が暗黙の了解になっている」など、長時間労働の問題がどうしても解決できないときは、転職を検討する時期かもしれません。働きながら求人を探し、今の職場と環境と比べたうえで転職するかどうかを決めるのも1つの方法です。
転職活動を始める前には、どのような職場であれば今の悩みを解決できるか、具体的な希望条件を挙げます。また、「月の残業時間は3時間以内」「通勤時間は往復1時間以内」など、自分にとって譲れない条件や希望する働き方を整理しておきましょう。
▶保育士専門の転職エージェントなら「レバウェル保育士」
勤務時間の長さに悩む保育士が転職を成功させるコツ
ここでは、長時間勤務の改善を目的とした転職を成功させるためのポイントについて解説します。転職先選びの視点や転職エージェントの活用について、参考にしてみてください。
小規模保育園の求人をチェックしてみる
長時間勤務の改善を図りたい場合は、小規模保育園の求人をチェックしてみましょう。小規模保育園は子どもの定員が19人以下と少ないため、行事の規模が小さかったり書類作成の負担が軽減されたりする傾向があります。また、こども家庭庁の「地域型保育事業の認可基準について(p.6・7)」によると、事業形態によっては、認可保育園の基準より+1人の職員数を配置しなければなりません。人手に余裕があると、残業時間を減らしやすくなるでしょう。
ただし、職員数が少ないため「誰かが休むと業務量が増えて残業になる」といった小規模特有の事情もあります。求人をチェックする際は、単に「小規模だから」と安心せず、面接や見学で行事の頻度や職員の人数を確認することが、転職を成功させるコツです。
出典
こども家庭庁「小規模保育事業における3歳以上児の受入れについて」(2026年5月28日)
派遣やパートなどの雇用形態を検討してみる
正社員として働き「残業が多くて体力的な限界を感じている」「勤務時間が長くて育児との両立が難しい」と悩んでいる方は、派遣やパートなどの雇用形態を検討してみるのも1つの方法です。派遣やパートは契約によって勤務時間が明確に決められており、残業や持ち帰り仕事が発生しにくいメリットがあります。また、職場によっては、「週4日」「1日数時間程度」といった、柔軟な形で契約を結ぶことも可能です。
ただし、正社員と比べて雇用の安定性や福利厚生面では劣る可能性があるため、勤務時間だけでなく総合的に判断することが重要になります。
保育専門の転職エージェントに相談する
求人探しや選考対策などで悩んだら、保育士向けの転職エージェントに相談するのがおすすめです。「持ち帰り仕事が禁止されている職場」「遅くとも19時までに退勤したい」など、具体的な希望を伝えることで、キャリアアドバイザーが条件に合った求人を探してくれます。平均残業時間や有給休暇の取りやすさなど、求人に関する詳しい情報が得られることもメリットです。
長時間勤務に悩んでいる方や、より良い労働環境を求めている保育士の方は、保育業界専門の転職支援サービス「レバウェル保育士」へご相談ください。経験豊富なアドバイザーが、今の悩みや希望条件を丁寧にヒアリングし、あなたにあった求人をご紹介します。
保育士の勤務時間に関するよくある質問
ここでは、保育士の勤務時間に関してよく寄せられる質問について解説します。
保育士の1日の労働時間はどれくらいですか?
フルタイムで働く保育士の労働時間は、一般的に1日8時間になります。月の平均残業時間は3時間となっており、30分や1時間程度残業する日が月に数日程度あるイメージになるでしょう。ただし、保育士はサービス残業や持ち帰り仕事によって、見えない労働時間が発生していることもあります。退勤時間を記録したあとに保護者から電話が来たり子どもから話しかけられたりして、すぐに帰れないこともあるでしょう。
保育士の勤務時間が長いのは休日が少ないから?
保育士の勤務時間の長さは、休日の少なさよりも1日あたりの労働時間の長さが主な要因です。一般的な保育園の年間休日数は110日から120日程度確保されており、極端に休日が少ないわけではありません。シフトの調整により、夏休みや連休が取れる園もあるでしょう。一方で、人手不足で仕事量が多かったり、行事の規模が大きく準備に時間が掛ったりする園では、残業により勤務時間が長くなる可能性があります。
保育士が1日10時間労働になることはありますか?
保育士が1日10時間労働になることは実際にあるようです。たとえば、行事前や年度末、年度初めなどの繁忙期は、準備や事務作業などの残業により10時間を超える労働になるかもしれません。ただし、変形労働時間制を取り入れている職場では、1日の労働時間が8時間以上になる分、ほかの日で超過分が相殺されることもあるでしょう。
まとめ
保育士の勤務時間は、全体的な平均と比べてやや長い傾向にあります。主な原因は、延長保育や夜間保育の需要で開園時間が長いことや、人手不足による業務負担の増加、持ち帰り仕事の存在などです。また、休憩時間が十分に取れないことや変形労働時間制も勤務時間の長さに関係しています。
勤務時間の長さに問題に悩んでいる場合は、まず原因を整理し、業務で効率化できる部分がないかを検討してみましょう。主任保育士や先輩保育士に相談して、具体的なアドバイスをもらうのも手です。職場での改善が難しい場合は、小規模保育園や派遣・パートなどの雇用形態を検討したり、保育専門の転職エージェントに相談したりして、より良い労働環境を探すことが大切になるでしょう。
執筆者

「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。















