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【2026年】保育士の男女比は?男性保育士が少ない理由や将来性を解説!
- #保育士

保育士のなかには、「男女比ってどのくらい?」と気になる方もいるかもしれません。保育士として働く人の男女比は、女性が93.4%、男性が6.6%となっています。 この記事では、保育士の男女比のデータや、女性が多く男性が少ない理由をまとめました。男性保育士が増えるメリットも解説しているので、チェックしてみてください。
この記事のまとめ
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保育士として働いている人の男女比は、女性が93.4%、男性が6.6%
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男性保育士の割合は少ないものの、年々増加している傾向が見られる
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男性保育士は、職場の力仕事や防犯面で重宝される可能性がある
目次
保育士の男女比!男性は5~6%
保育士は、女性が多く男性が少ない職種です。ここでは、保育士の登録者数と実際に働いている人数の両面から、男女比を解説します。
保育士資格取得者の男女比

こども家庭庁の「保育士登録者数等(男女別)」によると、令和6年度4月1日時点で保育士登録者数は男性が9万8,676人、女性が179万9,343人と女性が圧倒的に多い状況です。男女比はおおよそ19対1(女性:男性)で、保育士が20人いる場合、そのうち1人は男性という割合になっています。
過去のデータを見ても、保育士登録者数の男女比は、現在に至るまでほぼ変わっていません。ただし、これは保育士の登録者数であり、実際に保育士として働いている人数とは異なる点に注意が必要です。
出典
こども家庭庁「保育」(2026年3月11日)
保育士として働いている人の男女比

政府統計の総合窓口(e-Stat)の「令和6年賃金構造統計基本調査 一般労働者 職種」によると、令和6年度時点で実際に保育士として働いている保育士の男女比は、女性が93.4%、男性が6.6%となっています。つまり、保育士として働いている方の15人に1人は男性という割合です。なお、令和4年度、5年度のデータと比較すると、男性保育士の割合が緩やかに増加しています。
出典
厚生労働省「保育の現場・職業の魅力向上検討会(第5回)資料」(2026年3月11日)
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況(2026年3月11日)
【保育士の男女比】女性が多く男性が少ない理由とは
保育士の男女比で男性が少ないのは、昔から残るイメージや給与などが影響している可能性があります。ここでは、保育士に女性が多く男性が少ない理由をまとめました。
女性が就く職業というイメージがあるから
保育士は以前「保母」と呼ばれており、いまも女性が就く職業というイメージが残っていることが、男性保育士が少ない理由の1つに挙げられます。法改正によって男女共通の「保育士」という呼び方になったものの、男性が保育士を目指すのに抵抗を感じる場合があるようです。また、周りからのイメージや先入観などが、男性の保育現場への参入を妨げる要因となることもあるでしょう。
給料の面で懸念されることがあるから
パートナーや家族を支えることを考えている男性にとって、給与面が保育士として働く際の懸念点になる場合があります。以下のデータによると、保育士は全職種の平均的な給料に比べて男女差が少ないことが伺えます。
| 職種 | 男性 | 女性 | 男女計 |
| 保育士 | 29万9,600円 | 27万5,600円 | 27万7,200円 |
| 全職種 | 39万8,600円 | 29万3,900円 | 35万9,600円 |
参照:政府統計の総合窓口e-Stat「令和6年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」・「年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
」
男性の「きまって支給する現金給与額」を見ると、保育士は全職種の平均を下回っているのが分かります。保育士の仕事が向いていたり好きだったりしても、現実面で働き続けるのが難しいと感じる場合もあるでしょう。
出典
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」(2026年3月11日)
男性保育士は女性に比べ偏見をもたれやすいから
メディアやSNSで男性保育士による不適切な保育が取り上げられると、自分自身に問題はなくても、働きにくさを感じるかもしれません。「男性保育士」という理由で疑念を抱かれ、心理的な負担から離職を余儀なくされたり、保育士を目指すのを諦めてしまったりすることもあるでしょう。
なお、こども家庭庁によると、2026年12月25日より「こども性暴力防止法」が施行される予定となっています。この法律は、子どもを性暴力から守るだけでなく、真面目に働いている男性保育士への不当な偏見を払しょくするための助けとなるでしょう。
出典
こども家庭庁「こども性暴力防止法」(2026年3月11日)
男性保育士の勤続年数は短いから
男性保育士は、女性保育士と比べて勤続年数が短い傾向にあります。男性保育士の勤続年数が短いのは、偏見による働きにくさや給料面での不安など、これまでに挙げてきた理由によって転職や離職を選択する男性が一定数いるためでしょう。勤続年数のデータは、以下のとおりです。
| 性別 | 勤続年数 |
| 男性 | 7.4年 |
| 女性 | 8.7年 |
| 男女計 | 8.6年 |
参照:政府統計の総合窓口e-Stat「令和6年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
保育士として働き始めても長く続けにくい環境が男性の定着を妨げており、保育士全体としての男性の割合の低さにつながっていると考えられます。
出典
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」(2026年3月11日)
【保育士の男女比】男性保育士が増えるメリット
男性保育士は、保育現場において力仕事や防犯面で重宝されることがあります。ここでは、保育士の男女比で、男性保育士が増える主なメリットをまとめました。
力仕事で頼りになる
保育現場では、子どもの抱っこや荷物の運搬など、力を要する場面が多々あります。力仕事が発生したとき、体力に自信のある男性保育士がいると、効率的に業務を進めることが可能です。また、運動会や発表会などの準備では、重いものを運んだり高い場所に飾りつけしたりするため、男性保育士がいると心強いでしょう。
職場に力仕事が得意な人がいるという安心感は、職員間の協力体制を築くうえでも大切な要素です。保育士は、性別を問わずそれぞれの特性を活かしたチーム作りが求められます。男性保育士がいることで、保育園全体の業務バランスが整いやすくなるでしょう。
防犯面で安心感がある
女性だけでなく男性保育士も園にいることは、防犯面において抑止力になるでしょう。保育園では、不審者による侵入や犯罪行為などを想定して、安全管理を徹底する必要があります。また、女性や子どもたちなど、抵抗力が弱い人を標的とするような事件が起こるリスクも想定して対策することが重要です。男性保育士も含めた多様な人材が保育現場にいると、安全管理の視点が広がり、防犯の強化につながるでしょう。
多様な視点を取り入れられる
保育士の性別や年齢、経験が多様であれば、子どもたちや保護者などへの支援で、アイデアが広がりやすくなるでしょう。男性保育士ならではの視点が役立ち、子どもの発達や個性に寄り添ったサポートができる可能性もあります。保育士間の意見交換においても、多角的な視点があると、より柔軟で創造的な保育が実現するかもしれません。保育士が男女ともに協力し合うことが、保育の質の向上やスムーズな園の運営につながるでしょう。
男性の保護者との関わりで活躍できる
男性保育士は、父親としての育児の悩みに共感できたり、実体験を基にアドバイスできたりする点も強みです。男性の保護者のなかには、同性のほうが、コミュニケーションを取ったり相談したりしやすいと感じる方もいるかもしれません。特に育児や家庭の話題は、立場が近い同性だからこそ分かり合える場合もあります。男女両方の視点で子育てをサポートできる体制は、保護者の安心感にもつながるでしょう。
男性保育士に将来性がある理由
男性保育士の数は徐々に増えており、社会的なイメージや勤務条件などの面から見ても、活躍できる可能性が広がっています。ここでは、男性保育士に将来性といえる主な理由をまとめました。
男性の育児参加が一般的になっているから
共働き世帯の増加により、育児に参加する男性が増えることは、保育現場における男性保育士の存在価値が高まることにもつながります。また、男性の育児参加がスタンダードになることは、子どもと関わる仕事に関心を寄せたり、働いてみたいと思ったりするきっかけになるかもしれません。保育士のみならず、子育て支援に携わる仕事において男性の需要が増加する可能性もあるでしょう。
保育士の転職や勤務条件に男女差はないから
保育士は性別に関係なく、経験を積みスキルを磨けばキャリアを高められます。女性が多い職種であるものの、男性だからといってキャリア形成で不利になることはありません。
また、保育士は、キャリアアップ研修を活用して役職に就いたり、園長を目指したりして専門性を高めることもできます。人手不足の問題から、処遇改善手当や家賃補助などの支援も充実している傾向にあるため、結婚や子育てを機により待遇の良い環境を求めて転職できる可能性もあるでしょう。
男性保育士の求人探しは保育専門の転職エージェントに相談
転職を考えている男性保育士は、保育業界に特化した転職エージェントに相談するのがおすすめです。男性保育士ならではの仕事や転職活動での悩みに対して、保育業界に詳しいプロがアドバイスしてくれます。また、求人に関する詳細な情報を持っているため、男性保育士が働きやすい職場を提案してくれるでしょう。
「男性保育士が活躍している園を知りたい」「男性が働きやすい職場に転職したい」といった方は、レバウェル保育士にご相談ください。レバウェル保育士では、職場の雰囲気や働いている人の声など、求人に関する詳しい情報を収集しています。「男性保育士歓迎」「男性保育士活躍中」といった求人のご紹介も可能なため、お気軽にご相談ください。
保育士の男女比に関するよくある質問
ここでは、保育士の男女比に関するよくある質問に回答します。
男性保育士が多い保育園はある?
保育士求人のなかには、「男性保育士歓迎」「男性保育士活躍中」といった募集をして、積極的に採用している園もあります。男性保育士が在籍する園では、トイレや更衣室など設備面でも働きやすい環境が整っている可能性があるでしょう。また、仕事での悩みや不安などを相談できる同性の先輩がいれば、安心して働けます。
男性保育士が働くうえで気をつけることは?
男性保育士が働く際は、周囲に安心感を与える細やかな配慮が重要です。たとえば、子どもたちの着替えや排泄の介助は、園のルールに従うだけでなく、ほかの保育士が目視できる場所で対応するなど、周囲に不安を抱かせない透明性が求められます。
また、保護者や同僚と積極的にコミュニケーションを図り、日々信頼関係を築くことも大切です。もし不安なことがあれば、園長や主任保育士などに相談し、誠実に対応していく必要があるでしょう。
まとめ
保育士の職場では、男性保育士の割合は資格保持者のうち約5%、実際に働いている人だと約6.6%となっており、女性が圧倒的に多い状況が続いています。これは、保育の仕事が女性の職業というイメージが根強く残っていることや、給与面での不安、偏見による働きにくさなどが影響していると考えられるでしょう。
しかし、男性保育士は力仕事や防犯面での活躍はもちろん、父親目線での保護者支援や多様な保育の視点を取り入れられるなどのメリットが認識されつつあります。性別を問わず、それぞれの特性を活かしたチーム作りが、これからの保育には大切といえるでしょう。転職を考えている方は、レバウェル保育士にご相談ください。キャリア相談や求人紹介、選考対策など、サービスはすべて無料です。
執筆者

「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。












