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保育士は何歳まで働ける?定年や再雇用制度・体力の負担が少ない職場を解説
- #保育士

「保育士は何歳まで働けるの?」と気になる方もいるかもしれません。保育士の資格に年齢制限はありませんが、長く働き続けるには、体力や健康状態に合わせて働き方を見直すことが大切です。この記事では、保育士の定年や再雇用制度の仕組み、体力の負担が少なめの職場について紹介します。50代・60代の保育士が転職活動を成功させるポイントも紹介するので、今後の働き方に不安がある方はぜひ参考にしてみてください。
この記事のまとめ
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保育士に年齢制限はなく、工夫次第で60代・70代になっても働ける
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私立の定年は主に60歳や65歳、公立は2031年に65歳になる見込み
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フリー保育士やパート勤務へ切り替えると体力的な負担を軽減しやすい
目次
保育士は何歳まで働ける?
「いつまで体力が続くかな」「何歳まで雇用してもらえるだろう」と、将来に不安を感じている保育士の方もいるかもしれません。ここでは、保育士として何歳まで現役で活躍できるのか、その目安について解説します。
保育士に年齢制限はなく体力に合わせて働ける
保育士として働くうえで、一律の年齢制限はありません。自身の体力や健康状態に合わせて働き方を柔軟に調整すれば、何歳になっても保育の仕事に携わることは可能です。
フルタイムでクラス担任を持つのが難しいと感じたら、フリー保育士としてサポート業務に回る、またはパートタイムに切り替えて勤務時間を短縮するといった選択もできます。年齢を重ねても長く職場に貢献できる点は、保育士資格ならではの強みといえるでしょう。
60代・70代のベテラン保育士が活躍する職場もある
ベテラン保育士の中には、60代・70代で活躍している人もいます。厚生労働省の「保育士の現状と主な取組(p28)」によると、保育施設で働く職員の年齢構成は以下のとおりです。60代が5.7%、70代以上が0.7%と、割合は高くありませんが、年齢にかかわらず力を発揮できる職場があることが見て取れます。

保育士が長年の経験を通じて培った子どもへの接し方や保護者対応のスキルは、職場にとって貴重な財産です。子育てや介護など、やむを得ない事情で一度現場を離れた経験がある方も、そうした人生経験のすべてが保育士としての強みになるでしょう。
出典
厚生労働省「保育の現場・職業の魅力向上検討会(第5回)資料」(2026年5月26日)
【私立・公立】保育士の定年や再雇用制度の違い
保育士の定年は、私立保育園と公立保育園で異なります。ここでは、保育士が何歳まで働けるのかについて、私立と公立それぞれに分けて解説します。
私立保育園の定年は60歳または65歳が一般的
私立保育園の定年は、一般的に60歳もしくは65歳です。運営法人が就業規則によって個別に定めているため、園ごとに違いがあります。
現在は、高年齢者雇用安定法の改正により、65歳までの雇用を確保することが義務化されています。そのため、「60歳で定年を迎えたあとに65歳まで再雇用する」あるいは「定年そのものを65歳とする」といったケースが見られるはずです。将来を見据えて長く働きたい方は、定年設定が遅い園を検討すると安心かもしれません。
また、70歳までの就業機会確保に向けた取り組みも推進されているため、職場環境や勤務条件によっては、70歳以降も働き続けられる可能性があるでしょう。
出典
厚生労働省「高年齢者の雇用」(2026年5月26日)
公立保育園の定年は60歳から65歳に引き上げ中
公立保育園で働く公務員保育士の定年はこれまで60歳とされてきましたが、現在、65歳への定年延長に向けて段階的に引き上げが進められています。2023年4月から2031年4月までの期間にかけて、2年ごとに1歳ずつ定年が引き上げられる仕組みです。
| 期間 | 定年 |
|---|---|
| 2023年4月~2025年3月 | 61歳 |
| 2025年4月~2027年3月 | 62歳 |
| 2027年4月~2029年3月 | 63歳 |
| 2029年4月~2031年3月 | 64歳 |
| 2031年4月~【完成形】 | 65歳 |
参照:総務省「地方公務員の定年引上げについて(p2)」
なお、定年の引き上げが実施されている間も、「暫定再任用制度」を利用すれば、本人の希望に応じて65歳まで継続して勤務することが可能です。
出典
総務省「地方公務員の定年引上げについて」(2026年5月26日)
保育士として長く働き続けるためのポイント
保育士として長く働き続けるには、自身の体力と収入のバランスを上手に調整することが大切です。ここでは、ベテラン保育士が仕事を続けていくためのポイントを紹介します。
保育補助やフリー保育士として働く
体力の変化が気になり始めたら、フリー保育士や保育補助にシフトするのも有効な方法です。長年現場に立っていると、腰痛や膝の痛み、疲れが抜けにくいといった体調の変化に直面しやすいもの。その際、「これまで通りに担任を続けるのは、少し大変になってきたかもしれない」と感じるのは自然なことといえるでしょう。現場を支えるサポート役に回ることで、心身の負担を軽減しながら、保育の仕事を長く続けていけるはずです。
フルタイムからパートへ切り替える
「フルタイムでの勤務を続けるのが体力的に厳しい」「定年後も無理なく保育の現場に関わりたい」という場合は、雇用形態をパートへ変更し、より柔軟に働くのも1つの手です。パートであれば勤務時間や日数を調整しやすいため、園側と相談しながら自分に合ったシフトを選べます。
たとえば、時給1,500円で「週3日・1日4時間」勤務した場合、月々7万円〜8万円程度の収入が見込める計算です。定年後も年金に加えて安定した収入が得られるため、生活にゆとりが生まれるでしょう。
体力が不安な保育士におすすめの転職先3選
「今の園だと体力が持たないかも…」と感じたら、身体への負担が少なめの職場へ移るのも選択肢の1つです。保育の現場と一言で言っても、園の規模や施設の種類によって働き方は異なります。ここでは、ベテラン保育士が無理のないペースで働きやすい転職先を3つ紹介します。
小規模保育園
小規模保育園は、定員が6〜19名程度と少なく、子ども一人ひとりと丁寧に向き合えるのが魅力です。主に0〜2歳児を対象としているため、家庭的な雰囲気の中できめ細かな保育に専念できます。また、大規模園に比べて行事の数が少なく、準備などの業務負担も控えめな傾向にあります。体力を温存しながら日々の保育を大切にしたい方にとって、適した職場といえるでしょう。
児童館
児童館は、0歳から18歳未満の子どもが自由に利用できる児童福祉施設です。保育園のように特定の園児を長時間預かり、身の回りのお世話をするわけではないので、体力的な負担を抑えやすいのが特徴です。残業や持ち帰り仕事が発生しにくいのも、長く働きやすいポイントといえるでしょう。
主な業務は、来館した子どもたちへの遊びの指導や安全管理、保護者からの相談対応などです。季節ごとの行事やイベントの企画・運営も行うため、これまでに培ってきたアイデアや保育経験を発揮しやすいでしょう。
子育て支援センター
子育て支援センターは、主に乳幼児とその保護者を対象とした施設です。遊びの提供や子育てについての相談・情報提供、季節の行事やイベントの開催などが主な業務となります。
直接的な保育業務よりも、保護者への相談対応や子育てのアドバイスが中心となるため、体力的な負担は保育園に比べて少なくなります。これまでの保育経験で得た専門知識や、保護者に寄り添うスキルを役立てられる環境といえるでしょう。
50代・60代の保育士が転職活動を成功させるコツ
50代・60代からの転職活動では、「年齢がネックになるかも…」と不安になることもあるかもしれません。ここでは、ベテラン保育士が自身の強みをアピールし、体力的にも無理のない職場を見つけるためのポイントを解説します。
「年齢不問」や「シニア歓迎」の求人に注目する
求人票に「年齢不問」や「シニア歓迎」といった記載がある場合は、ベテラン層を積極的に採用している可能性があります。「50代・60代活躍中」という言葉があれば、すでに同世代の職員が在籍している証拠です。共通の話題や悩みを持つ仲間がいると、新しい環境にも馴染みやすいでしょう。
こうした求人は、民間の転職エージェントのほか、ハローワークや各自治体の保育士・保育所支援センター、シルバー人材センターなどを通じて効率よく探すことができます。
早朝や夕方の勤務時間も候補に入れる
50代・60代の保育士が求人を探す際は、早朝や夕方以降の勤務も候補に入れるのがおすすめです。これらの時間帯は子育て世代の保育士がシフトに入りにくいため、柔軟に対応できるベテラン層が重宝される傾向にあります。人手が不足しがちな時間帯を支える存在は、多くの園にとって非常にありがたいものです。短時間勤務であれば身体への負担も軽減できるでしょう。
ベテランならではの安定感と柔軟な姿勢を見せる
採用選考の場では、ベテランならではの落ち着きに加え、新しい環境へ適応しようとする前向きな姿勢を伝えることが大切です。保護者対応のスキルや深い包容力など、自身の強みがその園でどう活かせるかを具体的に提示しましょう。
表現の仕方に迷ったときは、保育士専門の転職エージェントを活用するのも有効です。履歴書の添削や面接のアドバイスを受けることで、自身の魅力を説得力を持ってアピールできるようになります。
体調管理を徹底していることをアピールする
50代・60代の転職では、日頃から健康維持に励んでいる姿勢をアピールするのも効果的です。どのような職場であっても、子どもたちと笑顔で接し続けるには一定の体力が求められます。そのため、「毎日ウォーキングをしている」「腰痛対策にストレッチを行っている」といった具体的な習慣を伝えると、採用担当者に安心感を持ってもらえるでしょう。「長く元気に活躍してくれそうだな」といった前向きな印象につなげやすくなります。
「保育士は何歳まで働ける?」と気になる人によくある質問
ここでは、「保育士は何歳まで働ける?」と気になる人によくある質問を紹介します。
パートの保育士は何歳まで働ける?
パートとして勤務する保育士に、一律の年齢制限は設けられていません。健康面や体力に支障がなければ、基本的に何歳からでも求人への応募は可能です。ただし、園によっては若手の育成を重視しているケースもあるため、求める人物像や期待される役割を事前に把握しておく必要があります。求人を探す際は、「年齢不問」「シニア活躍中」などの条件を指定すると、希望条件に合った職場を見つけやすいかもしれません。
70歳を超えても現場で保育士として働ける?
健康状態や体力に支障がなければ、70歳を過ぎても保育士として働くことは可能です。現在は、70歳までの就業機会の確保が努力義務化されていることもあり、シニア層が活躍できる環境が広がりつつあります。再雇用期間が終了したあとも園との合意があれば契約を更新して働き続けられるケースもあるでしょう。長く仕事を続けたいと考えている方は、現在の職場の65歳以降の働き方について、早めに確認しておくのがおすすめです。
50歳からの転職で保育士が重視すべきポイントは何?
50代以降の転職活動では、自身の強みを発揮でき、かつ体力的な負担を抑えられる職場を選ぶことが大切です。「年齢不問」や「経験者歓迎」の求人を優先的にチェックし、ベテランならではの豊富な知識や安心感をアピールしましょう。また、定年が60歳の園では、再雇用時に単年度契約や時給制へと切り替わり、給与が減少する可能性があります。正社員として安定した収入を得たい場合は、65歳定年の園を視野に入れるのも手です。
定年後も保育士の資格を活かして働ける仕事はある?
定年退職後であっても、保育士資格を活かして働き続けることは可能です。保育園での勤務を継続したい場合は、人手が不足しがちな早朝や夕方の時間帯を希望することで、採用の可能性を広げられるかもしれません。体力的な面を考慮したい方には、小規模保育園や児童館、子育て支援センターなどの施設もおすすめです。具体的な仕事内容については、この記事の「体力が不安な保育士におすすめの転職先3選」の項目で解説しています。
まとめ
保育士は年齢に関係なく働き続けられる職業です。厚生労働省の調査では、保育施設で働く職員のうち5.7%が60代、0.7%が70代以上となっており、60代・70代であっても活躍している職員がいることが分かります。保育士の定年は、私立保育園では60歳または65歳が一般的です。現在は、70歳までの就業機会の確保が努力義務となっているため、勤務条件によっては70歳以降も働き続けられる可能性があるでしょう。
保育士として長く働き続けるには、フルタイムからパート勤務へ切り替えたり、保育補助やフリー保育士として働いたりする方法があります。また、児童館や子育て支援センターなど、比較的体力の負担が少ない職場へ転職するのも選択肢の1つです。
「これから先、何歳まで保育士として働き続けられるかな」と将来に不安を感じている方は、レバウェル保育士にぜひご相談ください。定年後も無理なく働ける職場かどうかを、キャリアアドバイザーがプロの視点でアドバイスします。転職をご検討の際も、求人票だけでは見えてこない園の雰囲気や内部事情を詳しくお伝えするため、納得感のある仕事探しが可能です。すべてのサービスは無料でご利用いただけます。あなたにぴったりの環境を一緒に見つけてみませんか?
執筆者

「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。















