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保育士に必要な最終学歴は?試験の受験資格や就職・転職への影響を解説
- #保育士

「保育士資格を取るときに必要な学歴は?」「保育士の仕事や転職に学歴は影響する?」と疑問に思う方もいるかもしれません。保育士試験を受ける際は、学歴によって必要な実務経験の要件が異なるものの、仕事や転職に影響することは少ないでしょう。 この記事では、保育士資格取得時や働く際に必要な学歴について解説します。最終学歴別に保育士試験の受験資格もまとめたので、チェックしてみてください。
この記事のまとめ
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保育士試験は最終学歴によって、受験資格の要件が異なる
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保育士は初任給や幼稚園教諭免許状取得時に学歴が影響する
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保育士の就職や転職では、学歴より経験や強みなどが評価対象となる
目次
保育士の資格取得に必要な最終学歴は?
保育士試験の受験資格は、最終学歴によって必要な実務経験の要件が異なります。また、高卒以上の学歴がある方は、実務経験を要する保育士試験ではなく、保育士養成校に通って資格を取得するのも手です。ここでは、学歴ごとに保育士資格の取得方法を解説します。
中卒者が保育士資格を取得する方法
全国保育士養成協議会の「受験資格詳細」によると、中卒者が保育士試験を受けるときは、「受験資格に該当する児童福祉施設で、5年以上かつ7,200時間以上の勤務経験」が必要になります。児童福祉施設とは、「児童福祉法第7条
」によって定められたもので、具体的には、保育所・幼保連携型認定こども園・助産施設・児童発達支援センターなどです。
高卒者より中卒者のほうが、児童福祉施設での勤務年数・時間の要件が長くなっています。そのため、児童福祉施設での就業経験がない方は、高卒認定試験に向けた勉強と、保育士試験の要件を満たせる職場での勤務を並行して進めたほうが、資格を早く取れるかもしれません。
出典
全国保育士養成協議会「保育士試験を受ける方へ」(2026年4月2日)
e-GOV法令検索「児童福祉法」(2026年4月2日)
高卒者が保育士資格を取得する方法
全国保育士養成協議会の「受験資格詳細」によると、高卒者が保育士試験を受けるためには、「児童福祉施設で保育の実務経験を2年以上かつ2,880時間以上」の要件を満たす必要があります。
また、高卒者は、保育士を養成する大学や専門学校に通うのも選択肢の1つです。短大や専門学校であれば、保育士試験の要件を満たす場合と同じく、最短2年で資格取得を目指せます。ただし、短大や専門学校に通うとなると学費が負担になるかもしれません。保育士試験は、「金銭面での負担を抑えやすい」「実務経験を積みながら資格取得が目指せる」といった点がメリットです。
出典
全国保育士養成協議会「保育士試験を受ける方へ」(2026年4月2日)
専門学校・短大・大卒者が保育士資格を取得する方法
全国保育士養成協議会の「受験資格詳細」によると、専門学校や短大、大学を卒業した方が、保育士試験を受けるときの要件は以下のとおりです。
| 最終学歴 | 受験資格の条件 |
| 専門学校 | 学校教育法に基づいた専修学校で、卒業した過程が卒業年限2年以上の専門課程である
(上記に該当しない場合、平成3年3月31日以前に高等学校卒業または平成8年3月31日以前に高等学校保育科卒業であれば、受験資格あり) |
| 短期大学 | 学校教育法に基づいた短期大学を卒業(保育以外の学科でも可) |
| 大学 | 学校教育法に基づいた大学を卒業(保育以外の学部・学科でも可) |
専門学校・短大・大学卒業者は、「保育に関する学部を卒業していない」「児童福祉施設で実務経験がない」といった場合であっても保育士試験を受けられます。保育士養成校に入りなおす方法もありますが、時間やコストがかかるため、保育士試験で資格取得を目指したほうが効率的かもしれません。
出典
全国保育士養成協議会「保育士試験を受ける方へ」(2026年4月2日)
保育士資格の取得者の学歴
ここでは、保育士資格取得者の学歴に関するデータを紹介します。保育士資格の取得方法の割合や、保育士試験合格者の学歴に関する情報をまとめたので、参考にしてみてください。
保育士資格取得方法の割合

東京都福祉局「令和4年度東京都保育士実態調査報告書(p.31)」によると、養成課程での保育士資格取得者は、短期大学・大学・専門学校・その他の順に多いことが分かります。また、保育士試験を通じて資格を取得した人も全体の4割以上を占めている状況です。保育士の資格取得は、学歴にとらわれず幅広い層がチャレンジしているといえるでしょう。
出典
東京都福祉局「令和4年度東京都保育士実態調査結果(報告書)」(2026年4月13日)
保育士試験合格者の最終学歴

一般社団法人 全国保育士養成協議会「平成30年度 保育士試験合格者の就職状況等に関する調査研究 研究報告書(p.34)」によると、保育士試験合格者の最終学歴は、4年制大学が半数以上を締めています。実務経験を満たす必要がある高卒者の割合は、3番目に多く14.5%です。4年制大学卒や短大卒が多い傾向にあるものの、実務経験を積んだうえで資格を手にした高卒者も一定数いる様子がうかがえます。
出典
一般社団法人 全国保育士養成協議会「調査研究事業」(2026年4月13日)
保育士が働くうえで学歴が影響する場面
保育士は、初任給や幼稚園教諭免許状の取得時などに学歴が影響する可能性があります。ここでは、保育士が働くうえで学歴が影響する場面を解説するので、参考にしてみてください。
初任給が決まるとき
施設の方針によっては、学歴によって初任給に差が出る場合があります。たとえば、短大・専門学校卒より、4年制大学卒のほうが初任給が高く設定されるケースがあるでしょう。これは、学びにかけた期間や専門性の違いを評価しているためと考えられます。厚生労働省の調査による一般的な学歴別の初任給の例は以下のとおりです。
| 学歴 | 初任給 |
| 高卒 | 16万7,400円 |
| 高専・短大卒 | 18万3,900円 |
| 大学卒 | 21万0,200円 |
| 大学院卒 | 23万8,900円 |
参照:厚生労働省「「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)」の結果を公表します新規」
保育士に特化したデータではありませんが、一般的に学歴により初任給に差を付けることは珍しくありません。学歴で初任給に対して不安になる場合は、あらかじめ確認しておきましょう。
出典
厚生労働省「「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)」の結果を公表します新規タブリンク」(2026年4月2日)
幼稚園教諭免許を取得するとき
保育士が特例制度を利用して、幼稚園教諭免許状を取得する場合、学歴によって取得できる免許の種類が異なります。文部科学省の「幼稚園教諭の普通免許状に係る所要資格の期限付き特例」によると、保育士が幼稚園教諭免許状を取得する際の要件は、「3年かつ4,320時間以上の実務経験と所定の学校で必要な単位数を取得すること」です。そのうえで、大学において指定の8単位を修得すると、以下のように基礎資格によって、取得できる幼稚園教諭免許状の種類が異なります。
| 基礎資格 | 免許状 |
| 学士の学位を有することおよび保育士となる資格を有する人 | 幼稚園教諭一種免許状 |
| 保育士となる資格を有する人 | 幼稚園教諭二種免許状 |
参照:文部科学省「幼稚園教諭の普通免許状に係る所要資格の期限付き」
学士の学位を有する人とは、主に4年制大学卒業者です。なお、幼稚園教諭一種免許状は「園長になれる」、二種免許状は「園長になれない」といった点が大きな違いとなります。
出典
文部科学省「幼稚園教諭の普通免許状に係る所要資格の期限付き特例」(2026年4月2日)
保育士の就職・転職に学歴は影響する?
保育士資格取得後は、就職や転職活動する際に学歴がどのくらい影響するのか不安に思う方もいるかもしれません。ここでは、新卒採用と中途採用に分けて、学歴の影響を詳しく解説します。
新卒採用における学歴の影響
一般的に保育施設での新卒の採用において学歴は1つの参考程度であり、それよりも人柄や意欲、保育士としての適性などが重視されます。卒業した学校や偏差値を気にする必要はなく、自分自身の魅力をアピールすることが大切です。
ごく一部のケースですが、同じ専門学校や大学の卒業生が園に勤務している場合、先輩の頑張りによって自分の印象も良くなる可能性があります。また、保育業界内で知名度の高い学校に通っている場合は、プラスに働くかもしれません。
中途採用における学歴の影響
中途採用においても学歴は参考情報に過ぎず、採用・不採用に大きな影響を与えることはありません。転職による中途採用の場合、学歴よりも重視されるのは「保育士としてどのような経験を積んできたのか」です。たとえば、前職での役割や身に付けたスキル、即戦力として働けるかどうかなどがチェックされるでしょう。
また、異業種から保育士に転職する方も、学歴より職歴のほうが重視されます。これまでのキャリアや実績を十分にアピールすることが、成功への近道となるでしょう。
学歴に不安がある方は保育専門の転職エージェントに相談
いまの学歴で理想のキャリアが築けるか不安を感じているなら、保育専門の転職エージェントに相談してみるのも手です。保育専門の転職エージェントでは、募集要項だけでは分からない「学歴以上にポテンシャルや経験を重視する求人」を紹介してくれる可能性があります。選考対策として、職務経歴書の添削や模擬面接も受けられるため、安心して転職活動を進められるでしょう。
保育士の転職に関する疑問や不安は、レバウェル保育士にご相談ください。保育業界の転職事情に詳しいアドバイザーが、キャリア相談や求人紹介、選考対策などを手厚くサポートします。転職を迷っている段階での相談も可能なため、お気軽にお問い合わせください。
保育士の学歴に関するよくある質問
ここでは、保育士の学歴についてよくある質問にお答えします。ぜひ参考にしてみてください。
保育士の履歴書における学歴欄の書き方は?
履歴書を書く際、まずは学歴欄の1行目の中央に「学歴」と記載します。次の行から、高等学校卒業以降の学歴を時系列で書きましょう。学校名は略さず、「○○高等学校」や「○○大学○○学部○○学科」といった正式名称で記載するのがマナーです。また、現在在学中である場合は「卒業見込み」と記載します。「卒業予定」ではなく、「卒業見込み」が正式な表現なので注意してください。
学歴不問の保育士求人はある?
保育士求人のなかには、「学歴不問」と記載されているものもあります。ただし、学歴不問と書かれていない場合であっても、基本的に重視されるのは学歴より職歴や経験、スキルなどになるでしょう。学歴について不安がある場合は、保育専門の転職エージェントに相談してみるのも手です。この記事の「保育士の就職・転職に学歴は影響する?」も参考にしてみてください。
保育士試験の受験資格がないときは?
保育士試験の受験資格がないときは、「実務経験の要件を満たせる職場で働く」または「保育士養成校に通う」といった2つの選択肢があります。中卒者や高卒者の場合は、児童福祉施設で実務経験を積み要件を満たすと、保育士試験を受けることが可能です。また、保育士資格が取得できる大学・短大・専門学校のいずれかに進学し、卒業を目指す方法もあります。どの方法を選ぶかはライフスタイルや年齢、働きながら取得したいかなどを考慮して検討しましょう。
出典
こども家庭庁「保育士になるには」(2026年4月2日)
まとめ
保育士試験では、最終学歴によって資格取得の要件が変わります。たとえば、中卒者は児童福祉施設で5年以上、高卒者は2年以上の実務経験が必要です。専門学校・短大・大学卒業者は実務経験がなくても保育士試験を受験できます。
一般的に、保育士の就職や転職では、学歴よりも人柄や意欲、実務経験などが重視されるでしょう。ただし、保育士が働く施設や保育園の方針によっては、学歴により初任給に差がつくこともあるようです。転職活動時、学歴に関して不安がある方は、レバウェル保育士にご相談ください。経験やスキルなどを丁寧にヒアリングし、志望先に合わせた選考対策を実施しています。
執筆者

「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。














