保育の仕事

最終更新日:

認可保育園と認可外保育園、働くならどっち?メリット・デメリットを解説!

  • #保育士
  • #保育補助
本をもって悩む保育士の画像

保育士は、「認可保育園と認可外保育園、働くならどちらを選べば良い?」と悩むかもしれません。認可保育園は、給与が安定し働く環境が整っていることが魅力です。一方、専門性を磨きたい人は、認可外保育園のほうが合っていることもあります。 この記事では、認可保育園と認可外保育園の給与や働きやすさ、仕事内容などの違いをまとめました。メリット・デメリットや、向いている人の特徴もチェックしてみてください。

この記事のまとめ

  • 認可保育園は職場環境やキャリアアップの制度が整っている傾向がある

  • 認可外保育園で働くなら、専門的なスキルを磨ける可能性がある

  • 認可・認可外だけでなく、各園の方針や特色もチェックすることが大切

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士のお仕事探しならレバウェル保育士 登録する バナー

認可保育園と認可外保育園の違い!働くならどっち?

認可保育園と認可外保育園のどちらで働くのが良いかは、個人の希望や園ごとの特徴にもよります。勤務先に迷う際は、園ごとの基本的な違いを把握したうえで検討することが大切です。ここでは、認可保育園と認可外保育園の給料や働きやすさ、仕事内容の違いをまとめました。施設概要の比較は、以下の表を参考にしてみてください。

認可保育園と認可外保育園の違いのイメージ

給料が高いのは?

給料面では、認可保育園のほうが安定している傾向にあります。国や自治体からの補助金を受けているため、雇用が安定しており、定期的な昇給や賞与も整備されています。特に公立保育園であれば公務員としての待遇となり、長く働き続ければ着実に年収を上げていくことが可能です。

一方、認可外保育園の給料は、経営母体の資金力や運営方針に大きく左右されます。基本給は低くても、24時間・夜間保育を行う園では深夜割増賃金や夜勤手当が加算され、月収ベースでは認可保育園を上回ることも珍しくありません。

働きやすいのは?

保育環境が国の基準によって整備されているという点では、認可保育園のほうが働きやすいでしょう。認可保育園は、児童福祉法に基づく「職員配置基準」や「施設設備基準」を厳格に守る義務があります。保育士一人あたりの子どもの人数が守られているため、制度面での安心感を重視する人には働きやすい環境といえるでしょう。

認可外保育園も自治体の指導監督基準がありますが、認可に比べると自由度が高く、「園独自の工夫」が労働環境に現れやすくなっています。なお、働きやすいかは、自身の保育観と園の方針が一致しているかという点も重要なポイントになるでしょう。

仕事内容や業務量の違いは?

認可保育園と認可外保育園、どちらも基本的な保育業務は共通していますが、「書類作成」や「活動内容」に差が出るかもしれません。認可保育園は、国の指針に沿った緻密な保育計画の作成や、自治体に提出する詳細な記録・報告業務が必須です。また、大規模園では、行事の規模も大きくなるため、準備や事務作業が増えやすい傾向があります。

認可外保育園は、園独自のカリキュラムが中心です。英語教育やスポーツ、独自の教育法など、特定の分野に特化した活動に携わる機会が多いでしょう。行事をあえて簡略化している園の場合は、行事準備の負担を大幅に減らせます。

キャリアアップを目指しやすいのは?

保育士としての体系的なキャリア形成を目指すのであれば「認可保育園」、特定の分野で専門性を高めたいのであれば「認可外保育園」が合っているでしょう。認可保育園では、厚生労働省の「保育士等(民間)のキャリアアップの仕組み・処遇改善のイメージ新規タブリンク」に基づき、自治体のキャリアアップ研修を受けられます。職務分野別リーダーや専門リーダー、副主任など、着実に昇進していく道筋が明確です。

一方、認可外保育園は「専門性」や「スピード感」のあるキャリアを形成できる可能性があります。特色ある保育内容に携われば、その分野のスペシャリストとしての市場価値を高めるかもしれません。また、小規模な園では、早い段階で園の運営に近い立場を任されることもあるようです。

認可保育園で働くメリット・デメリット

認可保育園は、保育環境が整っていることが魅力の1つですが、行事やイベントの多い園では、業務量の多さが負担になることもあるようです。ここでは、認可保育園で働く具体的な利点と大変さについて解説します。

認可保育園で働くメリット

認可保育園で働くメリットは、保育環境が認可基準によって整備されていることです。保育士1人当たりの子どもの人数や保育室の広さなどが整っており、安心して働ける環境にメリットを感じるかもしれません。

また、認可保育園は、給与や待遇が安定している傾向にあるため、ライフプランを立てやすいこともメリットです。結婚や出産、育児など、プライベートで変化があっても仕事と両立しながら働けるでしょう。

認可保育園で働くデメリット

認可保育園によっては、業務量の多さにデメリットを感じるかもしれません。行事やイベントが多い園では、準備による残業や持ち帰り仕事が発生したり、土曜出勤が多くなったりすることもあるようです。

また、公立保育園で働く公務員保育士は異動があるため、慣れ親しんだ環境から離れなければならない可能性もあります。異動先は、自治体が運営する児童福祉施設や子育て支援センターなど、保育園に限らない点にも注意が必要です。

認可外保育園で働くメリット・デメリット

認可外保育園には独自の魅力と課題があります。ここでは、認可外保育園で働く、主なメリットとデメリットについてみていきましょう。

認可外保育園で働くメリット

認可外保育園は特色ある保育を実施していることがあるため、実務経験を通して専門性を磨けることがメリットです。たとえば、ピアノが得意な方は、音楽教育に力を入れている園を選ぶと強みを活かしながら働けるため、やりがいを感じやすくなるかもしれません。

認可外保育園のなかには、認可保育園より開園時間が短かったり、休みが多かったりする園もあるようです。土日祝日休み園や時短勤務など働き方を選べば、ワーク・ライフ・バランスを重視した働き方ができる可能性もあります。

認可外保育園で働くデメリット

認可外保育園で働くデメリットは、認可保育園と比較すると雇用の安定性に不安があることです。経営状況によっては給与の減額や雇用の継続が困難になり、長期的なキャリア形成に不安を感じる可能性もあるでしょう。

また、認可外保育園は、自治体からの補助がなかったり独自の方針を定めていたりすることから、研修制度やキャリアアップの機会が限られる場合もあります。専門性の向上や昇進を目指したい方は、自主的にスキルを身に付けていく必要があるかもしれません。

認可保育園・認可外保育園どちらに向いているかチェック!

ここでは、認可保育園と認可外保育園、それぞれの施設に向いている人の特徴を解説します。以下のチェックリストも参考に、自分がどちらの保育園に向いているか検討してみましょう。

認可保育園に向いている人と認可外保育園に向いている人のイメージ

認可保育園に向いている保育士の特徴

認可保育園は、安定性や体系的なキャリア形成を重視する保育士に適しています。ここでは、認可保育園に向いている人の特徴をまとめました。

安定志向の強い人

長期的に安定した環境で働きたいと考える保育士には、認可保育園が向いているでしょう。「昇給が見込める園で働きたい」「福利厚生を重視したい」といった方は、認可保育園の安定性に魅力を感じるかもしれません。また、認可保育園は、自治体からの住宅手当や就職支援金の対象となる場合もあります。給与や待遇が充実している職場であれば、保育士として長くキャリアを築いていけるでしょう。

多様な子どもたちと関わたい人

認可保育園は、多様な子どもたちとの関わりを通じて、幅広い保育スキルを身に付けたい人に向いている職場です。たとえば、異年齢交流の機会を積極的に設けている園なら、担当しているクラス以外の子どもたちの成長を見守れる可能性があります。発達の特性や障がいのある子どもを受け入れている認可保育園では、専門的な支援の経験を積めるでしょう。

着実に経験を積んで役職を目指したい人

着実に経験を積み、キャリアアップできる環境で働きたい方は、認可保育園で働くのに向いているでしょう。認可保育園で働く保育士向けには、自治体の研修制度が充実しており、管理職に必要な知識やスキルを体系的に学べます。若手や中堅の保育士が役職に就き、キャリアアップを目指せる環境も整備されているため、リーダーや副主任といった経験を積めば、将来的に組織運営に携われるチャンスもあるでしょう。

認可外保育園に向いている保育士の特徴

認可外保育園は、強みや専門性を活かしたい保育士に適した環境です。ここでは、認可外保育園での勤務に向いている人の特徴を紹介します。

高い収入を得たい人

夜勤や資格手当などを活用し、自身の働き方次第で収入を上げたい人は、認可外保育園に向いているでしょう。認可外保育園では、専門的なスキルを持つ人や、園の特色ある活動を推進できる人が高く評価され、働きぶりが給与やボーナスに反映されることもあるようです。

また、経営が順調な認可外保育園では、人手不足を補うために保育士の給与やボーナスなど待遇の良さをアピールして求人募集している場合もあります。ただし、給料の高さだけに捉われて選ぶとミスマッチを起こしやすくなるため、保育方針や職場環境なども含めて選ぶことが大切です。

専門的なスキルを磨きたい分野がある人

「特定の分野で専門性を磨きたい」「強みを活かして働きたい」といった人は、認可外保育園に向いている可能性があります。たとえば、幼児教育に興味がある方は、モンテッソーリ教育やインクルーシブ保育といった、特定の保育手法・教育プログラムを導入している認可外保育園を選ぶのも手です。

また、運動が得意な人はスポーツに力を入れている園を選べば、子どもたちを指導するスキルを身に付けられるかもしれません。専門的なスキルを磨けば、転職時のアピールポイントになったり自ら教室を開いたり、将来的なキャリアに役立つこともあるでしょう。

少人数保育をしたい人

認可外保育園は、比較的小規模な施設が多いため、子ども一人ひとりとじっくり関わりたい人に向いているでしょう。保護者の利便性を考慮した駅前にある園や、企業の施設内または隣接した場所にある園などは、規模が小さくなる傾向があります。

子どもの人数が少ないと、個別の発達段階に応じたきめ細やかな保育を提供しやすくなることがメリットです。保護者との距離も近く、家庭と連携した保育も実践しやすいでしょう。また、保育士の人数も少なく連携しやすいため、アットホームな雰囲気で働きやすいと感じるかもしれません。

認可保育園と認可外保育園のどちらで働きたいか決めたら?

認可保育園と認可外保育園のどちらで働きたいか決めたあとは、希望条件を明確にしたうえで求人を探しましょう。保育士が求人を探す方法を解説しているのでチェックしてみてください。

希望条件を明確にしたうえで求人を探す

自分に合った保育士求人を探すには、働くうえでの希望条件を明確にすることが大切です。以下の項目を参考に、就職先に求める条件を固めましょう。

希望条件 決める内容
勤務地 片道や往復何分以内であれば通勤可能か・電車や車などの通勤手段
給与 年収〇万円以上や給与体系(月給制、時給制など)
勤務時間 勤務時間帯や残業の許容範囲
給与・休暇 土日や祝日など休みたい曜日はあるか・年間休日数
園の規模 大規模か小規模
保育方針 自分の保育観から「行事に力を入れている」「家庭的な雰囲気を大事にする」など
福利厚生 社会保険や退職金、住宅手当、通勤手当など
キャリアアップの機会 「役職を目指したいから評価制度が整っていたほうが良い」「キャリアアップ研修を受けたい」など
職場の雰囲気 チームワークを重視する、若手が活躍しているなど

希望条件をまとめたら、優先順位を付けておくと求人選びの判断材料になります。また、効率的に取捨選択するためにも、譲れない条件と妥協できる条件に分けておくのもおすすめです。

保育園のWebサイトや園見学で詳しい情報収集をする

気になる求人が見つかったら、園のWebサイトで詳しい情報を収集しましょう。保育方針・年間行事・施設設備・職員紹介などからは、園の特色や雰囲気を把握できます。また、園長のメッセージや保育士の声なども参考になる情報です。

可能であれば、園見学を申し込んで実際の保育の様子を見学することをおすすめします。子どもたちの表情や保育士の働きぶり、職員同士のコミュニケーションなど、Webサイトだけでは分からないリアルな現場の情報が得られるでしょう。見学時には、気になる点について質問するのも手です。

保育士向けの転職エージェントに相談する

保育士向けの転職エージェントに相談すれば、プロから求人紹介が受けられます。求人票には載っていない、職場の雰囲気や具体的な仕事内容など、詳しい情報を教えてもらいながら応募するか検討できるでしょう。応募書類の添削や模擬面接なども受けられるため、安心して転職活動を進められます。

「認可保育園と認可外保育園、どちらで働くか迷っている」という方は、レバウェル保育士にご相談ください。レバウェル保育士では、希望条件を丁寧にヒアリングしたうえで、求人をご紹介します。保育士としてのキャリア相談も可能なため、お気軽にお問い合わせください。

認可外保育園について保育士からよくある質問

ここでは、認可外保育園についてよくある質問に答えます。

認可外保育園で働くのはやめたほうがいい?

認可外保育園で働くのをやめたほうが良いかは、希望条件や向き不向きによって判断する必要があります。たとえば、安定志向が強い方や着実に保育士としての経験を積みたい方は、認可外保育園より認可保育園のほうが合っているかもしれません。認可外保育園で働くか迷ったら、園の方針や保育内容など詳しい情報を収集したうえで、自分に合っているか検討することが大切です。

認可外保育園の保育士の配置基準は?

認可外保育園の保育士の配置基準は、文部科学省の「認可外保育施設指導監督基準(p.2)新規タブリンク」に基づき、児童福祉施設最低基準第三十三条2項に規定する数とされています。「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 第三十三条 2項新規タブリンク」によると、保育士1人に対する子どもの数は、乳児が3人、満1歳以上満3歳に満たない幼児が6人、満3歳以上満4歳に満たない幼児が15人、満3歳以上の幼児が25人です。

出典

文部科学省「認可外保育施設指導監督基準新規タブリンク」(2026年4月17日)
e-GOV法令検索「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準新規タブリンク」(2026年4月17日)

認可外保育園はなぜ認可されない?

認可外保育園が認可を受けないのは、「基準を満たしていない」「独自の方針や特色ある保育を実施したい」などの理由が考えられるでしょう。認可を受けると国の保育指針に従う必要があるため、特色ある教育プログラムを実施したい園では、あえて認可外を選んでいる場合もあります。また、認可保育園の設置には審査に時間が掛かるため、暫定的に認可外として開設し、将来的に認可を受けるといった園もあるようです。

まとめ

認可保育園と認可外保育園、どちらで働くか迷ったら、自分の希望や価値観に合わせて選ぶことが大切です。給料の安定性や長期的なキャリア形成を重視するなら、認可保育園のほうが向いているかもしれません。一方で、専門性を活かしたい方や少人数でじっくり保育したい方は、認可外保育園に向いている可能性があります。

認可保育園と認可外保育園どちらで働くか決めたら、希望条件を明確にし、園見学や情報収集を通じて職場の雰囲気を確認することが重要です。迷ったときは保育士向けの転職エージェントに相談し、プロの視点からアドバイスを受けるのもおすすめといえます。自分に向いている園への転職を検討している方は、レバウェル保育士にご相談ください。キャリア相談や求人紹介、選考対策など、手厚いサポートを実施しています。

執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

この記事をシェアする

  • Facebookでシェアする
  • Xでポストする
  • LINEで送る
  • はてなブックマークでブックマークする

保育士・幼稚園教諭の転職なら

レバウェル保育士
  • 非公開
    求人あり

  • LINEで
    気軽に相談

  • 面接対策
    ・条件交渉

転職サポートを受けてみる