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公務員保育士の年収や給料は?年齢別データやボーナス・私立保育園との違い
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公務員保育士を目指すかどうか迷っている方の中には、「給料や年収はどのくらい?」と関心を持っている方もいるかもしれません。この記事では、公務員保育士の年収やボーナス、年齢・経験年数・地域といった条件別の収入について詳しく解説します。公立保育園と私立保育園の年収の違いや、収入アップを目指して転職するコツも紹介しているので、今後のキャリア選択の参考にしてください。
目次
公務員保育士の年収はどのくらい?
こども家庭庁の「令和6年度経営実態調査の集計結果<速報>の詳細版(p.11)」によると、公務員保育士の平均年収は438万6,504円です。以下では、公務員保育士の平均年収と手取り額を常勤・非常勤に分けて紹介します。
| 雇用形態 | 1人当たり給与月額(賞与込み) | 平均年収額 | 手取り年収額 |
|---|---|---|---|
| 常勤 | 36万5,542円 | 438万6,504円 | 約350万円 |
| 非常勤 | 19万521円 | 228万6,252円 | 約182万円 |
参照:こども家庭庁「令和6年度経営実態調査の集計結果<速報>の詳細版(p.11)」
※年収は1人当たり給与月額(賞与込み)を12ヶ月分、手取り額は8割で計上しました。
公務員保育士は地方公務員に該当し、各自治体の基準に基づいて給料が決まります。年齢や経験年数によっても年収は異なるため、あくまで参考程度にご覧ください。非常勤の場合、勤務時間や日数によって年収に変動があります。働き方によってはボーナスも支給されます。
出典
こども家庭庁「令和6年度 幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査 集計結果<速報>」(2026年7月27日)
公務員保育士のボーナス
総務省の「令和5年地方公務員給与の実態 第2統計表[附帯調査関係]諸手当関係 第13表(p.372)」によると、一般行政職(全地方公共団体)の期末・勤勉手当の平均額は155万4,900円です。保育士に絞ったデータではないものの、公務員保育士の年収もこれに近い額といえます。
人事院の「令和7年 人事院勧告・報告の概要(p.3)」を参考にすると、国家公務員のボーナスは年間4.65ヶ月分となり、前年より増加しています。地方公務員のボーナスは、国家公務員のボーナス額を参考にして決められるため、公務員保育士も安定したボーナスが見込めるでしょう。
出典
総務省「令和5年地方公務員給与の実態」(2026年7月27日)
人事院「令和7年 人事院勧告」(2026年7月27日)
【年齢別】公務員保育士の年収・給料
地方公務員の年収は、一般的な定年退職を迎える60代まで年齢を重ねるにつれて増える傾向にあります。総務省の「令和7年地方公務員給与の実態(p.359)」を参考に、公務員保育士の給料・年収目安を年齢別でまとめました。
| 年齢 | 平均給料月額 | 年収目安 |
|---|---|---|
| 20歳~23歳 | 22万1,025円 | 約368万円 |
| 24歳~27歳 | 23万8,835円 | 約398万円 |
| 28歳~31歳 | 26万208円 | 約433万円 |
| 32歳~35歳 | 28万2,247円 | 約470万円 |
| 36歳~39歳 | 30万6,805円 | 約511万円 |
| 40歳~43歳 | 33万6,548円 | 約560万円 |
| 44歳~47歳 | 36万6,130円 | 約610万円 |
| 48歳~51歳 | 38万5,763円 | 約642万円 |
| 52歳~55歳 | 40万2,065円 | 約669万円 |
| 56歳~59歳 | 41万6,604円 | 約694万円 |
| 60歳~63歳 | 28万3,984円 | 約473万円 |
| 64歳~67歳 | 27万4,241円 | 約457万円 |
| 68歳以上 | 30万2,923円 | 約504万円 |
※1.年収目安は平均給料月額×12ヶ月+ボーナス(平均給料月額×4.65ヶ月※小数点以下切り捨て)で計上しました。
※2.一般行政職のデータであり、保育士固有の数値ではありません。
年収は30代になると470万円に近づき、40代半ばになると600万以上になるようです。52歳〜55歳は最も高い収入が見込めます。公務員保育士の年収は、年功序列制度に基づいて増えていくといえるでしょう。
出典
総務省「令和7年地方公務員給与の実態」(2026年7月27日)
【経験年数別】公務員保育士の年収・給料
ここでは、総務省の「令和7年地方公務員給与の実態(p.299)」を基に、経験年数別で地方公務員の給料と年収目安を紹介します。今後どのように年収が変化していくのか知りたい方は、参考にしてみてください。
| 経験年数 | 平均給料月額 | 年収目安 |
|---|---|---|
| 1年未満 | 21万8,780円 | 約364万円 |
| 1年以上2年未満 | 22万3,837円 | 約373万円 |
| 2年以上3年未満 | 22万9,350円 | 約382万円 |
| 3年以上5年未満 | 23万7,430円 | 約395万円 |
| 5年以上7年未満 | 24万8,917円 | 約414万円 |
| 7年以上10年未満 | 26万4,168円 | 約440万円 |
| 10年以上15年未満 | 28万9,426円 | 約482万円 |
| 15年以上20年未満 | 32万4,412円 | 約540万円 |
| 20年以上25年未満 | 36万3,054円 | 約604万円 |
| 25年以上30年未満 | 38万6,701円 | 約644万円 |
| 30年以上35年未満 | 40万2,499円 | 約670万円 |
| 35年以上 | 37万4,895円 | 約624万円 |
※1.年収目安は平均給料月額×12ヶ月+ボーナス(平均給料月額×4.65ヶ月※小数点以下切り捨て)で計上しました。
※2.一般行政職のデータであり、保育士固有の数値ではありません。
公務員保育士は経験年数を重ねると、「定期昇給」や「役職への就任」などの機会があり、年収も上がっていくでしょう。7年以上10年未満と10年以上15年未満と比べると、年収は40万円ほど増えています。
出典
総務省「令和7年地方公務員給与の実態」(2026年7月27日)
【役職別】公務員保育士の年収・給料
公務員保育士は役職に就くと、基本給が上がったり手当が支給されたりして年収アップが期待できるでしょう。ここでは、こども家庭庁の「令和6年度経営実態調査の集計結果<速報>の詳細版(p.11)」を参考に、役職別の給与と平均年収を解説します。
| 職種 | 給与月額(賞与込み) | 平均年収額 |
|---|---|---|
| 施設長 | 64万3,192円 | 771万8,304円 |
| 主任保育士 | 56万4,357円 | 677万2,284円 |
| 保育士 | 36万5,542円 | 438万6,504円 |
参照:こども家庭庁「令和6年度 幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報>(p.11)」
※年収は1人当たり給与月額(賞与込み)を12ヶ月分で計上しました。
公務員保育士は役職が上がるにつれて、年収も増加するようです。一般保育士から主任保育士になると、年収は約238万円上がります。公務員保育士が主任保育士になるには、およそ15年〜20年以上、年齢でいうと30代後半〜40代以降のキャリアを積むケースが一般的です。
出典
こども家庭庁「令和6年度 幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報>」(2026年7月27日)
【都道府県別】公務員保育士の年収・給料
公務員保育士の年収は、首都圏や大都市圏が高めな傾向にあります。公立の保育園へ転職を検討している方は、勤務先を考える際の参考にしてみてください。
| 都道府県 | 月額支給される給料及び手当合計額 | 年収目安 |
|---|---|---|
| 北海道 | 39万7,300円 | 651万200円 |
| 埼玉県 | 42万6,200円 | 680万8,000円 |
| 千葉県 | 42万4,400円 | 679万9,900円 |
| 東京都 | 47万800円 | 764万4,000円 |
| 神奈川県 | 44万5,700円 | 711万4,200円 |
| 愛知県 | 44万4,400円 | 712万3,200円 |
| 大阪府 | 43万4,400円 | 700万1,000円 |
| 福岡県 | 42万5,700円 | 684万500円 |
※1.年収目安は月額支給される給料及び手当合計額×12ヶ月+年額支給手当合計額で計上しました。一般行政職のデータであり、保育士固有の数値ではありません。
※2.扶養手当・通勤手当・時間外勤務手当などは個人の家族構成や勤務状況によって差があり、今回の計算に含んでいる手当は全職員の平均値です。
※3.一般行政職の平均年齢は42歳前後と比較的高めなため、給料や年収を引き上げている可能性があります。
主要都市で働く公務員保育士の年収相場は、600万円後半〜700万円前後と高給与な傾向にあります。理由として、物価の高い都市部は基本給が高めであったり、地域手当が上乗せされていたりする点が考えられるでしょう。
出典
総務省「令和7年地方公務員給与の実態」(2026年7月27日)
公立保育園と私立保育園の年収の違いとその理由
こども家庭庁の「令和6年度経営実態調査の集計結果<速報>の詳細版(p.11)」によると、公立と私立では、公立で働く常勤保育士のほうが月給が高いことが分かります。
| 区分 | 給与月額(賞与込み) | 平均年収額 |
|---|---|---|
| 公立 | 36万5,542円 | 438万6,504円 |
| 私立 | 34万8,119円 | 417万7,428円 |
※年収は1人当たり給与月額(賞与込み)を12ヶ月分で計上しました。
年収を比較すると、公立保育園と私立保育園では約21万円の差があります。ここでは、公務員保育士が年収が高めの理由をまとめました。
出典
こども家庭庁「令和6年度 幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査 集計結果<速報>」(2026年7月27日)
昇給制度が異なる
公立保育園で働く保育士は、地方公務員の俸給表に基づき毎年定期的に昇給します。年齢やキャリアを重ねるにつれて、基本給がしっかり上がっていく仕組みです。
一方、私立保育園の昇給制度は運営母体によって異なります。大手企業や大手の社会福祉法人が経営する園では公立に近い昇給制度が整っている可能性もありますが、規模が小さめの園では、公立ほど昇給率は高くないでしょう。ただし、実力が認められれば、20代〜30代で主任になり一気に給料が上がるケースもあります。
ボーナスの算出方法が異なる
公立保育園のボーナスは人事院勧告に基づいて一律になっているため、景気に大きく左右されないのが特徴です。夏・冬の2回に分けて毎年確実に安定したボーナスが支給されます。私立保育園は業績や評価次第でボーナスの支給額が変動します。園の経営状況が悪化した際は、減額されたり、年に1回の支給になったりするケースもあるでしょう。ボーナス額は保育士の年齢、実績などにもよりますが、基本給の2〜4ヶ月分が一般的なようです。
保育士が転職で年収アップを目指す場合のポイント
安定した給与や充実した福利厚生などが魅力的な公務員保育士ですが、「やりたい保育がしにくい」「異動の可能性がある」といった点を把握しておく必要があります。保育士としてどのような条件で働きたいか、どのような保育がしたいかを考えてから転職を決めることが大切です。
短期間で高給与を得たい方は派遣や夜勤のある保育園といった選択肢もあります。転職エージェントでは「年収◯◯◯万円以上」「手当が充実している」といった条件で転職相談ができるため、希望に近い職場を探せるかもしれません。
公務員保育士の年収に関してよくある質問
ここでは、公務員保育士の年収に関してよくある質問をQ&A方式で紹介します。
公務員保育士の年収は20代でも高いですか?
公務員保育士の年収は年齢とともに増加するため、一般的に若手といわれる1年目や20代のうちは、低いと感じるかもしれません。しかし、長期間にわたって働き続ければ、昇給や昇進によって安定した給与アップが見込めるでしょう。年齢ごとの収入の違いは、この記事の「【年齢別】公務員保育士の年収・給料」をご覧ください。
公務員保育士の給料と手取りはいくらですか?
こども家庭庁の「令和6年度経営実態調査の集計結果<速報>の詳細版(p.11)」によると、公立の保育所に勤務する保育士の給与月額は、36万5,542円です。この金額には一部賞与が含まれているため、実際に受け取る月給はこの金額よりも少なくなります。手取りは社会保険料や税金が引かれ、総支給額の75〜85%になるため、22~25万円前後が目安といえるでしょう。
出典
こども家庭庁「令和6年度経営実態調査の集計結果<速報>の詳細版」(2026年7月27日)
公務員保育士と近い条件で働ける職場はありますか?
公立保育園から民営化した民間移管園や、大規模で運営基盤が安定している法人の保育園の場合、待遇面が充実している可能性があります。規模が大きい社会福祉法人では、退職金制度が整備されていることも。公立かどうかにこだわらず給与の安定した求人を探している方は、昇給率や手当の種類、賞与が基本給の何ヶ月分かなどを確認してみましょう。
まとめ
公務員保育士は、安定した給与体系や手厚いボーナスが整っているため、収入面での不安が少なく長期的に働ける点が魅力です。平均年収は、勤務地や年齢、経験年数によって異なりますが、439万円程度と考えられます。主任保育士や施設長といった役職に就くと、より高い年収が期待できるでしょう。
公務員保育士は「自由な保育がしにくい場合がある」「異動の可能性がある」といった点もあるので、キャリアプランを十分に考えたうえで転職を検討しましょう。
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執筆者
「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェントサービス「レバウェル保育士」が運営するメディアです。編集部には、元幼稚園教諭・保育士資格者のメンバーも在籍。現役保育士さんや保育学生さん、保育士資格の取得を目指す方に向けて、仕事や働き方、キャリア、転職に関するお役立ち情報を発信します。保育士・幼稚園教諭の転職サポート実績をもとに、記事を通して不安や悩みが少しでも解消される状態を目指し、皆さまのキャリア選択を支援します。













