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保育士研修の服装はこれ!シーン別の選び方と身だしなみ、持ち物も解説

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コーディネート例の画像

保育士のなかには、研修に参加する際の服装や持ち物について悩む方もいるかもしれません。座学や講演形式の研修では清潔感やフォーマルさが求められ、実技研修では動きやすさが重視されるなど、研修の種類によって服装のポイントは異なります。この記事では、保育士の研修における服装選びの基本ルールや研修形式別の適切な服装をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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保育士の研修の服装選びの基本ルール

保育士の研修では、第一印象や清潔感が大切です。研修先によっては動きやすさやきちんと感が求められるため、服装選びに迷う方も少なくありません。以下の研修にふさわしい服装の基本ルールを押さえると安心でしょう。

  • 座学か実技かで服装を変える

  • 清潔感を心掛ける

  • 温度調整ができるものを選ぶ

もし服装に迷ったら、「清潔感と動きやすさ」を基準に考えると失敗が少なくなります。また、事前に保育園や研修先に確認するのも失礼にはあたりませんので、どうしても不安な場合は尋ねてみましょう。

座学や講演形式の研修に適した保育士の服装

座学や講演形式の研修では、社会人としてのTPOを意識した服装が求められます。基本は、ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルといったスタイルをイメージしましょう。ここでは、研修に適した具体的な服装のポイントを紹介します。

スーツ

就職活動で着用したリクルートスーツやビジネス用のスーツは、座学形式の研修にも適しています。スーツは誰から見てもきちんとした印象を与え、失礼にあたることはありません。初めて参加する研修や、外部講師を招いたフォーマルな研修などでは、スーツを選ぶと安心でしょう。

黒、紺、グレーなど
足元 パンプス+ストッキング

スーツの場合、素足はマナー違反とされているため、女性の場合はパンツスタイルであっても肌色のストッキングを着用してください。ストッキングに履き慣れていなくても、靴下やフットカバーのようなカジュアルなものは避けましょう。

オフィスカジュアル・ジャケットスタイル

保育士の研修で無難かつ柔軟に選ばれるのが、オフィスカジュアルにジャケットを合わせたスタイルです。清潔感がありつつも堅苦しすぎないため、幅広い座学研修に対応できます。

男性
  • 襟付きシャツ
  • ジャケット
  • スラックス
  • 革靴
女性
  • ブラウスまたは開襟シャツ
  • ジャケット
  • パンツまたは膝下丈スカート
  • パンプス+ストッキング

ジャケットを羽織るだけで印象がぐっと引き締まり、きちんと感を演出できます。研修内容が明確でない場合や、初めて参加する研修には、上記のスタイルが安心です。

NGな服装
Tシャツ、ジーンズなど過度にカジュアルなスタイル
露出の多い服や派手な装飾品

実技や実践形式の研修に適した保育士の服装

子どもたちと関わる活動や体を動かす実技研修では、服装が気になってしまうと研修内容に集中できなくなってしまうため、動きやすさを最優先に考えましょう。ここでは、研修にふさわしい実用的な服装のポイントを紹介します。

ジャージ

激しく体を動かす実技がある場合は、ジャージを着て参加するのがおすすめです。動きやすく、体温調節も簡単にできるため、実技研修の定番の服装といえるでしょう。上下セットでなくても、手持ちのTシャツやポロシャツに、ジャージのパンツだけを履くといった組み合わせも問題ありません。靴も動きやすいスニーカーを選ぶと安心です。

動きやすいパンツスタイル

実技を含む研修や体を動かすプログラムがある場合は、動きやすさを重視したパンツスタイルがおすすめです。無理なく動ける服装なら、研修に集中しやすくなります。

トップス Tシャツ、ポロシャツ、パーカーなどの羽織りもの
ボトムス ジャージ、チノパン、ストレッチ素材のパンツ
足元 履き慣れたスニーカー+靴下

ストレッチ素材のパンツや、チノパンなどもおすすめです。新品のおしゃれ着よりも普段から着慣れている服装の方が安心ですが、明らかにほつれや汚れが分かるものは選ばないように注意しましょう。

NGな服装
スカートやタイトなジーンズなどの動きにくいスタイル
装飾の多い服

施設見学や現場での研修に適した保育士の服装

施設見学や現場での研修は、園の雰囲気に合わせた服装を指定されることが多いため、事前に確認しておくと安心です。特に指定がなければ、清潔感とTPOを意識した私服かスーツのどちらでも問題ありません。また、保育体験が含まれる場合は、エプロンが必要になることもあるため、あわせて確認しておきましょう。ここでは、現場での研修にふさわしい服装のポイントや組み合わせ例を紹介します。

私服の場合

私服で園見学に行く際は、清潔感と動きやすさを重視した服装を心掛けましょう。あくまで仕事の一環として見られていることを忘れず、普段着とは違う「きちんと感」を意識します。

トップス 落ち着いた色のシャツ、ブラウス、カーディガン
ボトムス 動きやすいチノパン、スラックス、膝丈スカート
足元 スニーカー+靴下、パンプス+ストッキング

全体の印象が整うことを重視し、動きやすさと清潔感のバランスを意識すると、見学先に好印象を与えられるはずです。

NGな服装
派手な色や柄物、露出の多いデザイン
長すぎる丈や、短すぎる丈の服
サンダルやミュール、素足

スーツの場合

就職・転職活動で使ったリクルートスーツや、ビジネススーツで問題ありません。スーツを選ぶ際は、「座学や講演形式の研修に適した保育士の服装」で紹介したスーツのマナーを参考にしてみてください。

季節ごとの保育士の研修の服装の注意点

季節によって研修会場の環境も変わります。研修に集中できるよう、季節ごとの注意点も知っておきましょう。ここでは、季節ごとに押さえておきたい服装の注意点を解説します。

夏(6月〜8月頃)の研修

夏の研修では、室内の冷房や外の暑さに対応できる服装がおすすめです。汗をかきやすい季節のため、快適さと清潔感を両立させる工夫をしてみてください。

  • 冷房対策:薄手のカーディガンやジャケットなど、簡単に羽織れるものを用意

  • 汗対策:吸水性や速乾性のある素材、通気性の良い服装を選ぶ

  • 靴選び:サンダルは避け、パンプスやスニーカーなど足元が安定する靴を履く

快適さを優先しつつも、清潔感のある服装を意識することで、研修先に好印象を与えられます。

冬(12月〜2月頃)の研修

冬の研修では、外の寒さと室内の暖かさの両方に対応できる服装がおすすめです。重ね着や素材選びの工夫で、防寒しつつ動きやすさを確保しましょう。

  • 重ね着スタイル:室内の暖房で暑くなることもあるため、着脱しやすい重ね着がベスト

  • 素材選び:温かい素材のインナーやセーターを活用し、防寒対策を行う

  • 足元の防寒:冷えやすい足元には、温かい靴下の重ね履きや保温性の高いインソールを使う

季節に応じた服装を準備しておくことで、快適に研修に参加でき、学びの質も高められます。

保育士の研修で準備したい持ち物

必要なものを事前に揃えておけば、当日慌てることなく研修に集中できるため、服装と同じくらい持ち物の準備も大切です。ここでは、保育士の研修や園見学の際に、カバンに入れておきたい持ち物を紹介します。

A4サイズの書類が入るバッグ

研修や園見学ではパンフレットや資料が配られるため、A4サイズの書類が折れ曲がらずに入る大きさのバッグがおすすめです。小さなバッグだと、もらった資料がカバンの中でくちゃくちゃになってしまい、後から見返す際に困ってしまいます。仕事の資料を持ち運ぶことを前提に、シンプルで形の崩れにくいバッグを選びましょう。

クリアファイル

配布された資料をすぐに整理するために、クリアファイルを複数枚持っていくと便利です。カバンにそのまま入れるとぐちゃぐちゃになりやすいですが、パンフレットやアンケート、提出書類などを種類別に分けておくと、必要なときにすぐ取り出せます。ファイルの色を分けて緊急性の高いものとそうでないものを区別するなど、自分なりの工夫を加えるのもおすすめです。

筆記用具とスケジュール帳

研修では、筆記用具とスケジュール帳を持参しましょう。講師の話をメモすることで理解が深まり、知識が定着しやすくなります。その際、普段から使っている手帳を持参すれば、研修内容と業務の予定を一元管理でき、後で見返す際にも便利です。ペンはすぐに書けるノック式など、使い慣れたものを用意してください。

ハンカチとティッシュ

研修中は、ハンカチとティッシュを必ず持参するのがマナーです。手を洗った後や食事の際にさっと使えるので、清潔感を保てます。また、夏場や実技研修で汗をかく場合は、吸水性の良いハンカチが便利です。清潔でシワのないものを用意することで、社会人としての印象を損なわず、安心して研修に臨めるでしょう。

エプロン

実技研修では絵画や製作、調理実習などで服が汚れることがあるため、エプロンを持参しておくと安心です。事前に必要か確認するのが確実ですが、内容が不明な場合は念のため準備しておくと良いかもしれません。普段職場で使っているもので構いませんが、清潔感のあるものを選び、予備を用意しておくときれいな状態を維持できます。

ストッキングの予備

女性がスーツやオフィスカジュアルで研修に参加する場合、ストッキングの予備を持参するのがおすすめです。移動中に伝線してしまうことは珍しくなく、そのまま研修に参加すると印象を損なう可能性があります。予備を携帯しておけば、いざという時にすぐ履き替えられ、研修中も安心して過ごせるはずです。

スリッパ

園見学や研修で施設に入る際は、スリッパを持参しておくとスムーズです。施設によっては貸し出しがなかったり、人数分足りない場合があります。折りたたみ式の携帯スリッパを用意し、落ち着いた色のものをケースに入れておきましょう。足元まで気を配ることで、真面目さや準備の丁寧さを相手に伝えることもできます。

保育士の研修で好印象を与える身だしなみ

保育士の研修では、服装だけでなく髪型やメイク、爪などの細部まで整えることで、さらに好印象を与えることができます。プロの保育士として、子どもたちや保護者、そして研修関係者に安心感を与えられる身だしなみを意識することが大切です。

髪型はまとめるのが基本

肩より長い髪は、お辞儀をしたり体を動かしたりする際に邪魔になりがちです。後ろで1つに結ぶなど、顔周りがすっきり見えるようにまとめると、清潔な印象になります。ショートヘアの方も、サイドの髪をピンで留めたり耳にかけたりして、顔に髪がかからないように工夫すると、明るく清潔な印象を与えられます。

髪色は黒や暗めの茶色が無難

研修に参加する際の髪色は、黒や暗めの茶色など落ち着いた色が無難です。地毛に近い自然な色を選ぶことで、清潔感やプロとしての落ち着きを相手に伝えられます。明る過ぎる色は避け、研修にふさわしい落ち着いた雰囲気を意識してください。服装や身だしなみとあわせて整えることで、より好印象を与えられます。

メイクはナチュラルを心掛ける

派手なメイクは避け、ベージュやブラウン系の落ち着いた色で仕上げるナチュラルメイクを心掛けます。つけまつ毛やまつげエクステ、華美なアイシャドウは控えるのが無難です。保護者に安心感を与えるような健康的なメイクを意識しましょう。

爪は短く清潔にしてネイルはしない

爪が長いと子どもを傷つけてしまう可能性があるため、必ず短く切り揃えておきましょう。ネイルは衛生上の観点からもNGとしている園がほとんどなので、研修でも避けるのが無難です。

香水とアクセサリーはつけない

密室での研修では、香水の匂いが充満して不快感を与えてしまうこともあるため、香水は控えるのがマナーです。香りに敏感な人やアレルギーを持つ人もいるため、配慮しましょう。また、アクセサリーは、リトミックなど体を動かす研修で危険を伴うことがあります。小さな子どもが誤って口に入れてしまうリスクもあるため、基本的にすべてのアクセサリーを外して参加するのがマナーです。

保育士の研修の服装に関する質問

ここでは、保育士の研修における服装についての質問にお答えします。ぜひ参考にしてみてください。

研修の服装に指定がない場合、スーツ以外ではNGですか?

研修で服装の指定がない場合、必ずしもスーツ以外がNGというわけではありません。座学や講義が中心なら、清潔感のあるオフィスカジュアルで問題ないといえます。スーツほど堅苦しくなく、リラックスして参加できます。

一方、体を動かす実技研修がある場合は、ジャージやチノパン、Tシャツなど、動きやすさを重視した服装が適しています。もし不安があれば、直接保育園や研修先に問い合わせて確認すると安心です。

「この服装はNG」とされている例を教えてください

研修内容にかかわらず避けた方が良い服装として、露出が多い服装が挙げられます。たとえば、ノースリーブやミニスカート、胸元や背中が大きく開いた服などは不適切です。大きな柄物や派手過ぎる色も、場にそぐわないため避けてください。さらに、シワが目立つ服や穴の開いた服、毛玉だらけの服など、清潔感を欠く服装もNGです。

まとめ

保育士の研修では、研修の種類に合わせた服装選びが大切です。座学の研修ではスーツやジャケットスタイルのオフィスカジュアルが適しており、実技研修ではジャージなどの動きやすい服装を選ぶのがおすすめです。服装を決める際は「清潔感と動きやすさ」を基準にし、不安であれば事前に研修先に確認するのも良いでしょう。

また、服装だけでなく、髪型やメイク、爪、アクセサリーといった身だしなみの細部にも気を配ることで、さらに好印象を与えられます。事前の準備をしっかり行い、自信をもって研修に臨むことで、研修をより有意義なものにできるでしょう。

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執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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