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保育補助はしんどい?仕事の大変さと向き合うときの対処法とは
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「保育補助の仕事がしんどい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。保育補助は臨機応変な対応が求められたり、保育士に比べて給料が低かったりして、しんどいと感じる場合もあるようです。 この記事では、保育補助がしんどいと感じる理由や対処法を解説。保育補助から転職する際のポイントも紹介します。現職を続けながら対処する方法や転職により解決するポイントなどを解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
保育補助がしんどいと感じる理由
保育補助は、特有の業務内容や保育園での立場に対してしんどいと感じる場合もあるようです。ここでは、保育補助の仕事がしんどいと感じる理由を4つ紹介します。
サポートや掃除が多く子どもたちと交流できない
子どもの保育は保育士がメインで担当するため、保育補助は主に掃除や片付けを行う場合も多いようです。なかには、保育補助が子どもたちと交流する業務が少ない職場もあります。そのため子どもたちと関わりたい方、保育に携わりたい方はしんどいと感じる場合もあるようです。
臨機応変・柔軟な対応が求められる
保育補助は日によって担当するクラスや業務が変わる場合があるため、臨機応変な対応が求められる点にしんどさを感じるケースも。保育士の指示に従って優先する業務が変わり、スケジュールどおりに物事が進まない場合もあるようです。そのため、臨機応変な行動や柔軟な対応が苦手な方はしんどいと感じる可能性があります。
保育士と対等な人間関係を築くのが難しい場合も
保育補助として保育士と対等な人間関係を築くのが難しく、しんどいと感じる場合もあるようです。保育補助は保育士のサポート的な役割であるため、意見を言うのを遠慮したり肩身が狭く感じたりするケースも。保育士との関係が良好でも、立場上では差を感じてしんどくなる方もいるようです。
保育士に比べ給料や待遇に差がある
保育補助は保育士に比べると、給料や待遇に差があり、しんどいと思うケースも。とくにパートや派遣など非正規雇用で働いている保育補助の場合、一般的には正規雇用の保育士に比べ給料が低い場合が多い傾向にあります。
保育補助はパートや派遣などが多い傾向にありますが、雇用形態に関わらず保育士と同じく子どもの命を預かる責任の重い仕事だといえます。しかし、保育士と同じ子どもの命を預かる仕事であるのに、給料が低くボーナスなどがない場合も多いため、しんどいと感じる方もいるようです。
保育補助がしんどくてもやってはいけないこと
保育補助がしんどいという悩みを解決しようした際には、立場や役割を考えて行動しないとトラブルになるため注意が必要です。ここでは、保育補助がやってはいけないことを3つ紹介するので、参考にしてください。
保育士に相談せず独断で行動する
保育士に相談せずに、保育補助が独断で判断して行動するのはやめましょう。担当するクラスや業務が固定されていない場合、仕事内容や子どもたちの状況をよく理解せず自分勝手に行動すると、トラブルや事故につながる場合もあります。そのため、仕事で迷ったり指示がなかったりする場合は、保育士に確認や相談してから行動しましょう。
園や保育士の指示に従わない
保育補助は基本的に保育士の指示に従って行動する必要があります。保育補助が園や保育士の指示に従わない場合、トラブルになる可能性も。また、業務が滞ったり信頼を損ねたりすることもあります。指示に対して疑問に思う場合、保育士に質問して意図や内容をしっかりと理解したうえで行動しましょう。
未確定の情報を保護者に伝える
保育士に確認せず、未確定の情報を保護者に伝えるのは控えましょう。保護者に未確定な情報を伝えると、誤解や混乱につながる可能性があります。たとえば、保育補助が保護者から質問を受けた場合、保育士に確認や相談してから返答するのが一般的です。
また、あらかじめ保護者対応や連絡事項についてよく確認しておき、指示どおりに行動しましょう。
保育補助がしんどいときの対処法
保育補助がしんどいと感じるときには、現職でやりがいを見つけて働き続ける、転職するなど、いくつかの対処法があります。ここでは、保育補助がしんどいときの対処法を4つ紹介するので、参考にしてください。
担当業務でやりがい・楽しいことを見つける
保育補助がしんどいと感じる場合、現場でやりがいや楽しいことを見つけて解決できないか行動してみましょう。担当する業務のなかでやりがいや楽しいことを見つければ、悩みが解決する場合もあります。
たとえば、「さまざまクラスの子どもと交流できるのが楽しい」「保育士からお礼を言われて嬉しい」など、日常の些細なことにも目を向けてみましょう。どのような仕事でもしんどいと感じる場面はあるため、気持ちを前向きに切り替えて行動するのも大切です。
ほかの職員や保育士との連携を大事にする
保育補助の仕事がしんどいと感じるときは、ほかの職員や保育士との連携を大事にしてみましょう。連携が上手くいけば業務上でのしんどさが解決されたり、任される業務の幅が広がったりする場合もあります。
また、業務でわからないことや苦手なことがありしんどいと感じる場合は、上司や保育士に相談してみるのも1つの方法です。悩みを相談すれば、アドバイスをもらえたり身につけるべきスキルが明確になったりするでしょう。
給料や環境がより良い職場へ転職する
保育補助がしんどいという悩みが解決できない場合は、転職を検討してみましょう。給料や環境がより良い職場へ転職できれば、保育補助のしんどさを解決できる可能性も。保育士との待遇の差にしんどさを感じている場合は、正規雇用や福利厚生が充実した保育補助の求人を探してみるのも1つの方法です。
保育補助といっても、職場によって業務内容や待遇は異なります。そのため、転職によりしんどさが解決する場合があるかもしれません。
保育士として働くのを目指す
保育補助の仕事内容や待遇に満足いかずしんどいと感じている場合は、保育士として働くことを検討してみましょう。保育士になれば、クラス担任として子どもを保育できたり給料アップにつながったりする場合があるためです。
現在、無資格で保育補助として働いている方は、保育士資格を修得するのもおすすめです。仕事と勉強を両立するのは大変だと感じる場合があるかもしれません。しかし、保育補助の経験は就職にも活かせる可能性があります。また、資格を持っている方は、保育補助の経験を前向きにアピールし保育士への転職に役立てましょう。
保育補助がしんどいと思う人が転職する際のポイント
保育補助の仕事がしんどいと思う方が転職する場合は、希望条件を明確にしたり転職先の雰囲気を確認したりしましょう。ここでは、保育補助がしんどいと思う方が転職する際のポイントを3つ紹介します。
保育補助がしんどい悩みを解決できる職場を探す
転職する際には、保育補助がしんどい理由を明確にしたうえで、解決につながる職場を探しましょう。「もう少し子どもと関わりたい」「保育士との人間関係に悩んでいる」「業務量が幅広いのでしんどい」など、しんどいと感じる理由はさまざま。しんどい理由があいまいなまま転職すると、また同じ悩みを繰り返す場合もあるためです。
職場見学で保育環境や雰囲気を確認する
可能であれば職場見学をさせてもらい、保育環境や職員の雰囲気を事前に見ておきましょう。しんどい理由を解決できる条件であっても、人間関係や保育環境が合わないと転職を繰り返す原因になることもあります。そのため、職場見学ができる場合は、職員の雰囲気や保育室の環境を確認し、気になる点はその都度質問して解消しておきましょう。
保育業界専門の転職エージェントに相談する
保育補助の仕事がしんどいと感じ転職する場合は、保育業界専門の転職エージェントに相談してみましょう。保育業界に特化したプロに悩みを相談すれば、自分に合った求人紹介や選考対策など、手厚いサポートが受けられます。
しんどいという悩みが解決できる職場かは判断に迷うこともあるため、相談できる転職エージェントがいれば心強いでしょう。
保育補助の仕事がしんどいと感じ、ほかの園に転職を検討している方は、ぜひ保育業界専門の転職支援サービス「レバウェル保育士」にご相談ください。地域に特化したプロのアドバイザーが、あなたに合った求人をご紹介します。求人探しの悩み相談や応募書類の添削、模擬面接など、サービスはすべて無料のため、ぜひお気軽にお問合せください。
まとめ
保育補助は掃除や保育室の片付けなどを任される場合が多く、子どもたちと関わる業務が少ない点にしんどいと感じる方もいるようです。また、保育士と対等な人間関係を築くのが難しくてしんどいと感じることもあるでしょう。
保育補助がしんどいと感じたときは、担当業務のなかでやりがいや楽しさを見つけると、モチベーションアップにつながる場合も。また、保育士との連携を大事にすれば任される業務の幅が広がり、やりがいにつながる可能性もあります。
保育補助のしんどさが解決できないときは、保育士資格取得や転職を検討してみましょう。転職する際には、保育補助がしんどいと思う理由を明確にして解決できる職場を探すのがおすすめです。可能であれば職場見学をしたり、保育業界専門の転職エージェントに相談したりして自分に合った職場を探しましょう。
執筆者

「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。