保育士の転職

最終更新日:

保育士がパートから正社員になる方法!目指す際のポイントや志望動機の例文

  • #働き方
  • #転職の基本
  • #保育士
悩む女性保育士の画像

保育士のなかには、「パートから正社員になれる?」と気になる方もいるのではないでしょうか。保育士は、職場の正社員登用制度や転職によってパートから正社員になれる可能性があります。この記事では、保育士から正社員になる方法や、それぞれの違い、メリット・デメリットをまとめました。また、パートから正社員として転職を目指す際の志望動機例やコツにも触れているので、ぜひご一読ください。

この記事のまとめ

  • 保育士がパートから正社員になることは可能

  • 保育士が正社員になる方法には、正社員登用制度の利用や転職などがある

  • 正社員を目指す際の志望動機では、なりたい理由や貢献できることを伝えよう

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士のお仕事探しならレバウェル保育士 登録する バナー

目次

続きを見る+

保育士はパートから正社員になれる?

保育士は、職場の正社員登用制度や転職によりパートから正社員になれる可能性があります。こども家庭庁の「保育⼠の有効求⼈倍率の推移(全国)新規タブリンク」によると、保育士の有効求人倍率は全職種と比べて高い状況が続いており、人手不足な職種といえます。そのため、パートに比べ勤務時間が長かったり、長く働き続けたりしてくれる正社員を求めている職場が多いかもしれません。

パートから正社員の保育士になるためには、保育士資格や経験、スキルなどが問われます。正社員の保育士を目指す方は、正社員登用制度や転職先の条件をよく確認しましょう。

また、パートと正社員の働き方や仕事内容、待遇などの違いを把握して自分に合っているか、正社員として勤務できるかどうかを検討してください。

出典

こども家庭庁「保育⼠の有効求⼈倍率の推移(全国)新規タブリンク」(2026年5月25日)

保育士がパートから正社員になる方法

保育士がパートから正社員になるには、正社員登用制度を利用したり、ほかの職場へ転職したりする方法があります。ここでは、正社員登用制度や転職方法について解説するので、参考にしてください。

職場の正社員登用制度を利用する

園によっては、正社員登用制度を利用してパートから正社員の保育士になれる可能性があります。正社員登用制度とは、パートやアルバイトなど非正規雇用の職員を、正社員に転換する制度です。

正社員登用制度の有無や条件は、職場によって異なります。たとえば、勤続年数や業務に対する評価、登用試験などの条件をクリアすると、パートから正社員に切り替えられる場合があるようです。正社員登用制度自体がない場合もあるため、検討している方は上司に聞いたり就業規則で確認したりしてみましょう。

正社員登用の実績がある保育園でパートから働く

正社員登用制度の実績がある保育園にパートとして入職し、将来的に正社員を目指すといった方法もあります。正社員登用制度があっても実績がない場合、上手く運用されていなかったり正社員登用に消極的だったりして、正社員になるのが現実的に厳しいこともあり得るでしょう。正社員登用制度の実績がある保育園であれば、パートから正社員の保育士になれる可能性は高くなります。

正社員を募集している保育園へ転職する

パートとして働いた経験をアピールし、正社員を募集している保育園へ転職する方法もあります。正社員の経験がなくても、保育士資格があれば正規雇用として採用される可能性はあるでしょう。

パートの保育士として働くなかで身につけたスキルや実務経験は、正社員にも活かせます。応募書類や面接時には、正社員として働きたい意欲や熱意を伝えることも大事です。

保育士におけるパートと正社員の違い

保育士のパートと正社員では、月の勤務時間や給与などに違いがあります。以下で詳しく解説しているので、チェックしてみましょう。

働き方

パートと正社員の働き方の違いとして、雇用期間が挙げられます。パートは基本的に数ヶ月〜数年単位の有期雇用になりますが、正社員は雇用期間がなく、継続して定年まで働くことが可能です。

また、パートの保育士は契約内容によって勤務時間や日数が決まりますが、正社員で働く保育士は、週5日・1日8時間のフルタイム勤務が一般的です。正社員に比べてパートで働く保育士のほうが勤務時間が短かったり、勤務日数が少なかったりするでしょう。

仕事内容

パートとして保育園で働く場合の仕事内容は、正社員保育士のサポートがメインになることが多いようです。具体的な業務として、保育室の片づけや掃除、クラス担任が休んだ際の代理などが挙げられます。

一方、正社員保育士の仕事内容は多岐にわたります。具体的には、保育業務全般と保育計画の作成、行事の運営、保護者対応などです。一般的に、クラス担任は正社員の保育士が任されます。正社員の場合は、副主任保育士や主任保育士といった役職に就き、後輩の指導や園の運営などを任されることもあるでしょう。

給与・賞与

パートの保育士は一般的に時給制で、週の勤務時間や日数によって毎月の給与が変動します。正社員の保育士は、一般的に月給制で一定の額が支給されるのが特徴です。正社員は、昇給制度によって基本給が上がる可能性もあるでしょう。

保育士がパートから正社員になる3つのメリット

保育士がパートから正社員になるメリットとして、「昇給や賞与による給与アップ」や「幅広い業務を担うことによるスキルアップ」といった点が挙げられます。

1.給与が安定したり待遇が改善されたりする

保育士がパートから正社員になると、安定した給与が得られるというメリットがあります。厚労省の「令和7年賃金構造基本統計調査新規タブリンク」をもとに、パートと正社員の給与の違いをまとめました。

パートと正社員の給与短時間労働者の保育士常勤の保育士
1時間あたりの時給相場1,419円
きまって支給する現金給与額(月額)28万5,700円
年間賞与その他特別給与額13万2,500円84万7,900円

参照:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査新規タブリンク

正社員の給与相場である28万5,700円を12ヶ月分+賞与等で計算すると、平均年収は427万6,300円です。パートは1日5~6時間・月に12~16日勤務と想定すると、月の収入は約8万5,000円〜13万円、年収は約115万円〜170万円となり、正社員と大きな差があります。

また、正社員は「基本給2〜3ヶ月分の賞与が支給される」「退職金制度がある」といった職場が多いですが、パートは基本的に該当しません。正社員になって役職に就くと、昇給したり手当がもらえたりして、手厚い待遇を得られます。生活費の負担や老後の不安を軽減できるのが特徴です。

出典

厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況新規タブリンク」(2026年5月25日)

2.業務範囲が広がりスキルアップにつながる

正社員の保育士になると、パートに比べて業務範囲が広がりスキルを磨ける点がメリットです。正社員の保育士は、保育園の運営や後輩の指導などを任される機会があるため、保育業務以外の知識やスキルを長期的に身につけられます。正社員の保育士としての現場で実績を積めば、転職の際にアピールポイントになり、好条件で転職できるかもしれません。

3.保育士としてキャリア形成がしやすくなる

パートから正社員になると、クラス担任やリーダー、主任保育士といった役職に就くといったキャリアアップを目指しやすくなります。一般的にクラス担任や役職などの責任の重い仕事は、正社員が担当するためです。正社員として培った経験を活かし、将来的に保育に関わる講師や発達支援に携わる仕事など、活躍の場は広がるでしょう。

保育士がパートから正社員になるデメリット

保育士がパートから正社員として働くようになると、責任の重さや勤務時間が固定されることに負担に感じることもあるようです。以下で、保育士が正社員になると感じやすいデメリットを解説します。

業務量や責任の重い仕事が増える可能性がある

パートから正社員になると、保育計画の作成や保護者対応といった重要な役割を担うことになります。また、緊急時の判断や外部とのやり取りも任されるようになるでしょう。保育士は雇用形態に関わらず子どもの命を預かる責任の重い仕事ですが、正社員になるとより強い責任感が求められるため、プレッシャーに感じる方もいるようです

業務範囲が広い正社員の場合、仕事が勤務時間内に終わらず、残業や持ち帰り仕事が増える可能性もあります。このような仕事量の多さがストレスになるかもしれません。

勤務時間や日数などの自由度が低くなる

雇用形態をパートから正社員に変えると、月の勤務時間や日数が固定されるため、負担を感じるかもしれません。正社員の保育士は、基本的に週5日・1日8時間のフルタイム勤務が固定されています。園によっては、早朝や延長保育なども対応することもあるようです。

ライフスタイルに合わせて柔軟にシフトを組めるパートと異なり、勤務時間に融通が利きにくく、家事や育児との両立が難しいと思うこともあるでしょう。

保育士がパートから正社員を目指す際のポイント

ここでは、保育士がパートから正社員を目指す際のポイントを2つ紹介します。自分の状況に合わせて、参考にしてください。

正社員を目指す意欲や姿勢をアピールする

パートから正社員を目指す保育士は、普段の業務を前向きに熱意を持って取り組むことで、正社員に近づけるかもしれません。具体的な行動としては、「正社員のサポートを積極的に行う」「役割の範囲内で保護者とも丁寧に連携をとる」「自己研鑽に務め保育の質を高める」などが挙げられます。

保育への意欲や職場に貢献する姿勢をアピールすることで、園側が働きぶりを評価してくれる可能性もあるでしょう。

正社員登用の条件に必要な経験を積む

パートの保育士が正社員登用制度を利用する際は、条件を満たせるよう実績や経験を積みましょう。正社員へのステップアップを目指すには、「勤務歴◯年以上」「登用試験の合格」「勤務態度が良好」などのように、一定の条件を満たす必要があります。先述したように、正社員登用制度の具体的な要件は勤務先ごとに異なるため、正社員を目指す方は詳細を確認してみてください。

パートから正社員を目指す保育士の悩みと対処法

家庭の事情や生活の変化などでパートとして働いている場合、正社員を目指すことに不安があるかもしれません。ここでは、パートの保育士が正社員を目指す際に抱えやすい悩みと対処する方法を紹介します。

ブランクが気になる場合

正社員としてのブランクがある場合や、保育現場から数年離れている方は、「正社員としてやっていける?」と心配になりやすいでしょう。ブランクの悩みの解決策として、「民間の復職支援セミナーに参加する」「専門書やインターネットで最新の保育業界や動向を見る」「ピアノや歌など実技面の練習をしておく」などが挙げられます。自信を持って正社員として活躍できるよう、状況に合わせて行動することが大切です。

子育てとの両立が不安な場合

子育て中の保育士は、正社員になることで「子どもの送迎時間に間に合うか」「体調不良による急な欠勤は大丈夫?」といった点が不安要素になるかもしれません。子育てと仕事のバランスが心配な場合は、子育てに理解のある職場や、残業や持ち帰り仕事が少なめの職場を選ぶと働きやすいでしょう。また、面接の時点で育児中であることを伝えておくと配慮してくれる可能性もあります。

保育士がパートから正社員へ転職する際の志望動機

パートから正社員を目指す保育士は、志望理由やキャリアプランなどを具体的に伝えることが大切です。ここでは、志望動機を考えるポイントと例文を紹介します。

パートから正社員になる志望動機を考えるコツ

転職における志望動機は、採用に影響する重要なものです。志望動機に悩む方は、以下のポイントを参考に自分なりの内容をまとめてみましょう。

正社員として働きたい理由を明確にする

志望動機では、責任ややりがいを重視して保育現場で働きたい旨を述べることで、正社員への意欲をアピールできるでしょう。「子どもの成長を長期的に見守りたい」「より責任のある立場で保育現場に貢献したい」というように、正社員だからこそ実現できるという点を伝えてみてください。

これまでの経験やスキルをアピールする

正社員として役立つ実務経験やスキルを具体的に伝えることで、志望先に好印象を与えられます。保育士同士の連携や、保護者との信頼関係構築に関する点など、パート時代に意識して取り組んでいたことをアピールしましょう。また、「子どもの個性に合わせた関わり方」や「小さな成長に気づく観察力」など、保育現場のなかで得た自身の強みも伝えると、転職にプラスになるかもしれません。

今後のキャリアプランを伝える

採用担当者は、応募者の志望動機から「正社員の保育士として今後どのように貢献してくれるか」を確認しています。パートの保育士勤務で得た経験を踏まえ、正社員の仕事に活かせる内容を伝えられると説得力が増すでしょう

「保育補助として乳児から幼児クラスまで担当してきたため、幅広い月齢の保育に携わりたい」「小規模保育園でパートとして5年間の勤務経験があり、一人ひとりに寄り添った保育を貴園でも実践したい」のように、具体例を挙げて伝えるのがおすすめです。

パートから正社員を目指す志望動機の例文

以下は、パートから正社員保育士へ転職する際の志望動機の例文です。

このたび、子どもが中学生になり勤務可能な時間が増えたため、保育士としてキャリアアップしていきたいと思い正社員を志望しています。前職では小規模な保育園でパートとして6年間勤務しており、少人数ならではの家庭的な雰囲気のなかで保育できることにやりがいを感じました。

前職でも正社員を志望していましたが、空きがなかったため転職活動をしています。貴園は、前職と同じく小規模な保育園で、家庭的な雰囲気を大事にしているとうかがい、志望しました。正社員としてより幅広い業務に携わりながらスキルを磨き、前職での経験も活かしながら貢献していきたいです。

保育士がパートから正社員に転職する際のコツ

保育士が転職で正社員を目指す際には、応募先について理解を深め、長く働き続けられる職場探しを目指しましょう。ここでは、保育士向けにパートから正社員を目指すときの転職のコツを2つ紹介します。

求人情報・園見学で待遇や職場環境をよく確認する

自分に合った転職先を探すコツは、求人情報や園見学で待遇や職場環境をよく確認することです。志望先について確認不足があると、ミスマッチにつながる可能性があるため、注意しましょう。

求人情報を見る際は給与や福利厚生、残業時間などをほかの求人と比較検討すると、労働条件を具体的に把握できます。また、保育園のWebサイトで保育理念や保育内容、施設整備といった特徴や雰囲気なども確認しておくと理解が深まるでしょう。

応募時や面接時には、保育園を見学できないか聞いてみるのもおすすめです。職場見学をすることで、保育環境や職員、子どもたちの様子を自分の目で見て確かめられます。気になる点はその場で職員に質問できるため、自分に合った職場か判断しやすくなるかもしれません。

保育業界専門の転職エージェントに相談する

パートから正社員の保育士を目指す場合は、保育業界専門の転職エージェントに相談するのも1つの方法です。保育業界専門の転職エージェントでは、転職活動の悩みを相談しながら、自分に合った正社員の求人を探しやすくなります。
保育業界専門の転職エージェントでは、正社員登用の実績や職場環境、職員の雰囲気といった詳しい情報を教えてもらえる場合もあります。手厚いサポートが受けられるため、1人で求人探しや選考対策するのが不安な方は、転職エージェントを利用すると活動をスムーズに進められるでしょう。

パートから正社員を目指している保育士の方は、保育業界専門の転職支援サービス「レバウェル保育士」にご相談ください。「レバウェル保育士」では、業界に詳しいプロのアドバイザーが条件にマッチした求人をご紹介します。取材訪問を通じて保育方針や職場の雰囲気などを情報収集しているため、リアルな声をお伝えすることが可能です。応募書類の添削や模擬面接などの選考対策も実施しているため、ぜひお気軽にご相談ください。

保育士がパートから正社員を目指す際によくある質問

ここでは、保育士がパートから正社員を目指す際によくある質問をQ&A形式で答えます。パートか正社員か迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

保育士は正社員よりパートのほうがいい?

正社員とパートの働き方や待遇、仕事内容のメリット・デメリットを整理して、どちらが自分のキャリアプランや生活に合っているか検討しましょう。たとえば、正社員は給与が安定していますが、基本的にフルタイムで働かなければいけません。そのため、育児や介護といったプライベートの事情でフルタイムが難しいできない場合は、正社員の働き方が合っていないこともあります。

保育士がパートか正社員か迷ったときは?

保育士がパートか正社員か迷ったときは、勤務時間や仕事内容、給与、福利厚生などの違いを把握しましょう。違いを把握したうえで、「どちらの働き方が合っているか」「働くうえで何を優先したいか」などの希望条件から判断することが大切です。

保育士がパートか正社員か迷ったときは、この記事の「保育士におけるパートと正社員の違い」を参考にしてください。

保育士がパートから正社員への転職で失敗しないためには?

給与や賞与といった待遇面のみで求人を見て転職すると、保育観や仕事範囲などにズレが生じる可能性があるでしょう。「思っていた環境ではなかった」とミスマッチを感じ、仕事へのモチベーションが下がる可能性もあります。パートから正社員への転職で失敗を防ぐには、休暇制度の有給休暇の消化率、仕事の範囲、平均残業時間など幅広く調べたうえで条件に合った求人に応募しましょう。

まとめ

保育士は、職場の正社員登用制度や転職により、パートから正社員になれる可能性があります。近年、保育士は人手不足の影響を受けていることから、正社員の人材を求めている園もあるかもしれません。パートと正社員は、雇用期間・勤務時間・仕事内容・待遇面などに違いがあるため、どちらの働き方が合っているか、正社員として勤務できるか検討する必要があります。

パートから正社員の保育士になるには、正社員登用制度の条件をクリアしたり、転職時に応募書類や面接でスキルをアピールしたりすることが重要です。今の保育園で正社員を目指すなら、普段から誠実に業務に取り組む姿勢を見せることもポイントとなるでしょう。

「ブランクがあるけど正社員になれる?」「どちらの働き方が合っているか判断が難しい」という方は、保育業界専門の転職エージェントを利用するのもおすすめです。「レバウェル保育士」ではキャリアアドバイザーが転職の相談から条件にマッチした正社員の求人紹介まで幅広く行います。また、正社員を目指す方向けの履歴書の書き方や面接対策も実施します。サービスはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

この記事をシェアする

  • Facebookでシェアする
  • Xでポストする
  • LINEで送る
  • はてなブックマークでブックマークする

保育士・幼稚園教諭の転職なら

レバウェル保育士
  • 非公開
    求人あり

  • LINEで
    気軽に相談

  • 面接対策
    ・条件交渉

転職サポートを受けてみる