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保育士が児童発達支援管理責任者になるには?要件やメリット・職場の選択肢
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保育士のなかには、「児発管になるには?」と気になる方もいるかもしれません。保育士が児童発達支援管理責任者になるためには、実務経験の要件を満たし、研修やOJTを受ける必要があります。 この記事では、保育士が児童発達支援管理責任者になるために必要な、実務経験の要件や研修、OJTの概要をまとめました。保育士が児童発達支援管理責任者になるメリットや、やりがいなどもチェックしてみてください。
この記事のまとめ
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保育士が児発管になるには、実務経験の要件を満たし研修やOJTを受ける
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児発管の勤務先には、児童発達支援事業所や放課後等デイサービスなどがある
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保育士が児発管になるメリットは、障がい児支援の専門性を高められること
目次
保育士が児発管(児童発達支援管理責任者)になるには
保育士が児童発達支援管理責任者になるには、実務経験の要件を満たし、研修とOJTを受ける必要があります。ここでは、保育士から児童発達支援管理責任者になる方法をまとめました。

実務経験の要件を満たす
東京都福祉局の「東京都サービス管理責任者研修・児童発達支援管理責任者研修について(p.3)」によると、児童発達支援管理責任者になるには、まず相談支援業務または直接支援業務どちらかの実務経験を満たさなければいけません。保育士の場合は、保育所または幼保連携型認定こども園での勤務経験が5年以上あれば、直接支援業務の要件を満たします。自分の勤務経験が条件を満たしているか不安な場合は、勤務先や市区町村の障害福祉担当課に確認してみましょう。
出典
「障害者総合支援法等関連研修のお知らせ」(2026年4月15日)
基礎研修を受講する
基礎研修は、保育士の実務経験が3年に達した時点から受講できます。厚生労働省の「サービス管理責任者等研修制度について(p.7)」によると、基礎研修は講義と演習があり合計26時間のカリキュラムです。
基礎研修では、児童発達支援管理責任者の役割や相談支援の基本姿勢、障害児福祉の動向などに関する講義を受けます。演習では、個別支援計画の作成や管理業務などを学ぶことになるでしょう。
出典
厚生労働省「社会保障審議会障害者部会(第135回)の資料について」(2026年4月15日)
OJTを受ける
基礎研修を修了したあとは、実際の現場で経験を積むOJTに入ります。児童発達支援管理責任者になるには、基礎研修修了後に原則として2年以上のOJTが必要です。また、厚生労働省の「サービス管理責任者等研修制度について(p.3)」によると、以下のような場合は、例外のケースとしてOJT期間が6ヶ月以上に短縮されます。
「基礎研修受講開始時にすでに相談支援業務や直接支援業務の実務経験要件を満たしていて、現場で障害福祉サービスに関係する個別支援計画の作成業務に従事している」
例:保育士が認可保育園や幼保連携型認定こども園などで5年以上経験を積み、その後、現職で障がい福祉サービスの個別支援計画作成に従事している。
OJTでは児童発達支援管理責任者のもと、個別支援計画の原案作成やモニタリングなどの業務を通して実践力を身に付けます。児童発達支援管理責任者としての視点や判断力を養うための大切な期間になるでしょう。
出典
厚生労働省「社会保障審議会障害者部会(第135回)の資料について」(2026年4月15日)
実践研修を受講する
OJTを終えると、実践研修を受講できます。厚生労働省の「サービス管理責任者等研修制度について(p.7)」によると、実践研修は14時間30分のプログラムです。実践研修では、サービス提供や人材育成、地域連携などについて、演習の形式でスキルを身に付けます。基礎研修やOJTなどで学んだことも含め、アウトプットが中心となるでしょう。
実践研修を修了すると、児童発達支援管理責任者になるための要件をすべて満たします。事業所に配置されることで、正式に児童発達支援管理責任者として業務に従事することが可能です。
出典
厚生労働省「社会保障審議会障害者部会(第135回)の資料について」(2026年4月15日)
資格取得後は5年おきに更新研修を受ける
児童発達支援管理責任者として正規配置されたあとは、5年おきに更新研修の受講が求められます。更新研修の対象となるのは、「実践研修修了後から更新研修開始日までの5年間に2年以上児童発達支援管理責任者として実務経験がある人」「現在も児童発達支援管理責任者として働いている人」です。更新の時期は、実践研修を修了した年度を基準に考えます。修了年度の翌年度から数えて5年ごとに1回、更新研修の受講が必要です。
厚生労働省の「サービス管理責任者等研修制度について(p.7)」によると、更新研修は、講義と演習で構成され合計13時間のカリキュラムとなっています。障害福祉に関する情報のアップデートや、児発管としての働きぶりを自己検証する機会になるでしょう。
出典
厚生労働省「社会保障審議会障害者部会(第135回)の資料について」(2026年4月15日)
児発管を目指す保育士向け!職場の選択肢
保育士が児童発達支援管理責任者になるためには、すでに児発管が配置されており、OJTが受けられる職場で働く必要があります。転職が必要な場合は、「基礎研修の修了者」や「児発管候補」などを募集している求人を探しましょう。ここでは、児童発達支援管理責任者を目指す保育士向けに、職場の選択肢を紹介します。
児童発達支援センター
児童発達支援センターは、地域全体の障害児支援を支える中核的な療育施設です。子どもの療育だけでなく、家族や地域の施設に対する支援、相談窓口といった役割を担っています。
児童発達支援センターで、児童発達支援管理責任者やその候補として働く場合は、保育所の訪問支援や学校・医療機関などとの連携を任されるかもしれません。社会貢献や地域支援に興味がある方は、児童発達支援センターへの転職に向いている可能性があるでしょう。
児童発達支援事業所
児童発達支援事業所は、子どもが習い事のように週に数回通う療育の場です。主な役割は、療育が必要な子どもとその家族への支援となっています。運動特化型や学習支援型など、事業所によって特色があるため、転職する際は自分の興味がある分野を見つけるのも手です。また、児童発達支援センターより施設数が多いため、自宅から通いやすい場所を選べる可能性があります。
放課後等デイサービス
保育士が児童発達支援管理責任者を目指す場合、放課後等デイサービスで働くという選択肢もあります。放課後等デイサービスとは、障害のある子どもが学校の授業後や長期休暇中に利用できる福祉サービスです。
放課後等デイサービスでは、保育士または児童指導員の配置基準(利用者10名に対し2人以上)が設けられているため、転職活動がスムーズにいく可能性があります。関わる子どもの年齢は、小学生以上となるため、就学児童の支援に興味がある方は向いているでしょう。
児童養護施設
児童養護施設は、家庭での生活が困難な子どもの社会的養護をする入所施設です。保育士として働く場合は、日常生活の支援や家事業務、学習支援などを行います。365日24時間体制で支援を行うため、職場によっては夜勤や宿直があるかもしれません。社会的意義の高い仕事に就きたい人や、長期的な子どもの支援に携わりたい人は、児童養護施設で働くのに向いている可能性があるでしょう。
障害児入所施設
障害児入所施設は、家庭での養育が一時的または長期的に困難な障がいのある子どもを社会的養護する施設です。日常生活の指導や生活習慣の確立を支援する「福祉型」と、治療やリハビリが必要な子どもを支援する「医療型」の施設があります。
保育士として働く場合は、日常生活のサポートや遊びを通じた療育などを行うことになるでしょう。また、児童発達支援管理責任者として働く際には、一人ひとりの障がい特性に応じた支援計画を作成し、質の高いケアを提供するための体制づくりが求められます。
保育士から児発管になるメリット
保育士から児童発達支援管理責任者になると、給料アップが期待できたり、障がい児支援の知識が学べたりするのが魅力です。ここでは、保育士が児童発達支援管理責任者になるメリットを紹介します。
保育士の知識や経験が活かせる
保育士としての経験は、児童発達支援管理責任者の業務において活かせる場面が多くあります。子どもの発達段階への理解や遊びを通じた学習支援のスキル、保護者対応の経験など、保育士として培った専門性は障がい児支援においても重要な要素です。
特に、子どもの行動観察や発達評価の経験は、個別支援計画の作成において活かされます。保護者との関わりもあるため、保育士時代に身に付けたコミュニケーション能力も役立つでしょう。
障がい児支援の専門性を高められる
児童発達支援管理責任者になるための研修やOJTなどでは、障がい児支援に関する専門的な知識とスキルを効率的に身に付けられるでしょう。実際に児童発達支援管理責任者として働けば、最新の療育手法や支援技術を学ぶ機会も増えます。保育士と児童発達支援管理責任者、両方の経験があることは大きな強みです。専門性を向上させれば、転職市場の価値が高まりキャリアアップのチャンスを掴みやすくなるでしょう。
給料アップが期待できる
保育士から児童発達支援管理責任者になることで、収入アップも期待できます。職業情報サイトjob tagの「保育士」と「児童発達支援管理責任者
」を参考に、それぞれの平均年収をまとめました。
| 職種 | 平均年収 |
| 児童発達支援管理責任者 | 441万円 |
| 保育士 | 406万8,000円 |
参照:職業情報サイトjob tag「保育士」「児童発達支援管理責任者
」
児童発達支援管理責任者と保育士の平均年収を比較すると、児童発達支援管理責任者の年収のほうが約34万円高いことが分かります。あくまで平均的なデータですが、児童発達支援管理責任者として、専門性を高めることで給与アップにつながる可能性があるでしょう。
出典
職業情報サイトjob tag「保育士」(2026年4月28日)
職業情報サイトjob tag「児童発達支援管理責任者」(2026年4月28日)
職場によっては働きやすくなる
児童発達支援管理責任者として働く職場によっては、保育園より働きやすくなることもあるでしょう。たとえば、利用定員が比較的少ない事業所では、一人ひとりの子どもとじっくり向き合える環境があります。また、土日祝日が休みの施設で働けば、プライベートの時間を充実させやすくなるかもしれません。
さらに、児童発達支援管理責任者は、職員の管理を任されることもあります。シフト調整や業務分担、支援方針の決定など、自分の考えを反映させながら働きやすい職場環境づくりができることもあるでしょう。
将来性があり転職先の選択肢が広がる
児童発達支援管理責任者の資格を持つことで、将来的にも安定した就職先を確保できる可能性が高まるでしょう。こども家庭庁の「令和7年度予算の概要(障害児支援関係)(p.2)」によると、子どもの発達や障がいに関する相談窓口や支援は、強化・拡充されています。
また、児童発達支援事業所や放課後等デイサービスは全国各地に設置されており、転居を伴う場合でも転職先を見つけやすいことはメリットの1つです。さらに、相談支援事業所や行政機関での相談員、研修講師など、キャリアの幅も広がります。多様な選択肢があることで、自分のライフスタイルや価値観に合った働き方を選択できるでしょう。
児童発達支援管理責任者へのキャリアチェンジを考えている方は、レバウェル保育士にご相談ください。キャリアアドバイザーが希望条件を丁寧にヒアリングし、あなたに合った求人をご紹介します。
出典
こども家庭庁「障害児支援」(2026年4月16日)
保育士が児発管になると感じられるやりがい
保育士から児童発達支援管理責任者になると、施設の運営に携われたり、子どもたちと深く関われたりする点にやりがいを感じるかもしれません。ここでは、保育士が児童発達支援管理責任者になると感じられるやりがいを紹介します。
施設運営の仕事に携われる
児童発達支援管理責任者として働くなかでは、チームをまとめて、支援の質を高められると達成感を得られるでしょう。児童発達支援管理責任者は、施設全体の支援計画を立案・管理する中心的な役割を担うので、主導的に施設を改善していけます。
また、指導や助言を通じて職員が成長し、より良い支援を提供できる点にもやりがいを感じるかもしれません。自ら行動したり、チームをまとめたりするのが好きな人は、児童発達支援管理責任者として働くモチベーションを保ちやすいでしょう。
子ども一人ひとりと深く関われる
児童発達支援管理責任者は個別支援計画の作成から実施、評価まで一貫して関わるため、子どもたちの成長をより深く見守れます。保育士としての経験を基盤に、子ども一人ひとりの特性や発達段階を詳しく分析し、支援方法を考えられるのが魅力です。また、長期的な視点で子どもの成長を支えられるので、小さな変化や成長に気づきやすく、保護者と喜びを共有できる点もやりがいにつながるでしょう。
児発管になりたい保育士によくある質問
ここでは、児童発達支援管理責任者になりたい保育士によくある質問にお答えします。
児発管と保育士は兼務できる?
「法律で定められている職員配置を満たしている」「児童発達支援管理責任者の業務に支障が出ていない」という状況であれば、児童発達支援管理責任者と保育士を兼務できる可能性があります。しかし、表面上は問題なくても、業務過多や役割の曖昧化などにより、支援の質に影響するかもしれません。児童発達支援管理責任者と保育士を兼務する場合は、施設側と相談しながら、子どもたちの支援や自身の業務量などに問題が起きないように注意しましょう。
保育士から児発管になるには何年かかる?
児童発達支援管理責任者になるまでの年数は、現在の保育士としての経験年数によって異なるのが特徴です。未経験の保育士が児童発達支援管理責任者になるには、最短で5年かかります。
まずは、保育士としての実務経験を3年以上積み、基礎研修を受講します。原則2年間のOJT期間を経て、合計5年間の実務経験を満たしたうえで実践研修を修了すれば、児童発達支援管理責任者の任用要件を満たせるという流れです。
保育士が児童発達支援管理責任者になる方法を詳しく知りたい方は、本記事の「保育士が児発管(児童発達支援管理責任者)になるには」をご確認ください。
児発管になるための研修やOJTはどこで受ける?
児童発達支援管理責任者になるための基礎研修や実践研修は、自治体から委託を受けた社会福祉協議会や民間団体の会場または、オンラインで受講することになります。OJTは、児童発達支援管理責任者が配置されている事業所で受けなければいけません。基本的には、現在働いている児童発達支援事業所や放課後等デイサービスでOJTを実施することになります。
なお、いまの職場では「児発管がいない」「児発管の枠が埋まっている」という場合は、児童発達支援管理責任者候補を募集している事業所に転職するルートになるでしょう。
まとめ
保育士が児童発達支援管理責任者になるには、まず5年以上の保育所または幼保連携型認定こども園での実務経験が必要です。その後、基礎研修を受講し、2年以上のOJTを経て実践研修を修了すれば資格を取得できます。保育士が児童発達支援管理責任者になると、保育経験を活かしながら働けることが魅力です。勤務場所は児童発達支援センターや放課後等デイサービスなど選択肢も豊富で、将来性も高い分野といえます。
保育士が児童発達支援管理責任者になると、子ども一人ひとりと深く関わりながら施設運営にも携われるため、やりがいを感じながらキャリアアップを目指せるでしょう。「児発管になるために転職したい」といった方は、レバウェル保育士にご相談ください。児童発達支援管理責任者を目指す方向けの求人も扱っています。
執筆者

「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。










