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運動保育士とは?具体的な仕事内容や資格取得の方法、コース別の概要を解説

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  • #スキルアップ
縄跳びで遊ぶ子供のイメージ

「運動保育士とは何か」「資格の取得方法や仕事内容が気になる」という方もいるのではないでしょうか。運動保育士とは、子どもの発達促進や健康増進を目的に運動プログラムを計画、指導する職種です。 この記事では、運動保育士の仕事内容や役割、資格認定の流れを解説。運動保育士の資格を活かせる就職先や取得するメリット・デメリットも紹介します。運動保育士の資格が活かせる求人探しのコツも、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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運動保育士とは

運動保育士とは、子どもの発達促進や健康増進を目的に運動プログラムを計画、指導する専門家で、NPO法人運動保育士協会が認定している資格です。

運動保育士は保育園や幼稚園、スポーツ教室などで運動プログラムを実施し、子どもに指導したり発達を観察したりします。運動保育士の資格を取得すると、子どもの発達に合わせた運動プログラムの計画や専門的な知識を活かしたアドバイスができるようになるでしょう。

運動保育士が担う3つの仕事内容

運動保育士の主な仕事内容は、運動プログラムの計画や発達状況の観察、運動器具の点検などが含まれます。ここでは、運動保育士の主な仕事内容を3つ解説します。

1.運動プログラムの企画と実施

運動保育士の仕事は、保育園や幼稚園、スポーツ教室などにおける運動プログラムの企画や指導です。子どもの年齢や発達に合わせて、安全で楽しめる運動遊びを実施します。
運動プログラムでは、跳び箱や縄跳び、逆上がりなど、遊具やおもちゃを使った運動遊びを実施することもあるようです。運動保育士は、技術の指導だけでなく、集中力や継続力なども促せるように運動プログラムを企画、実施します。

2.子どもの発達状況の観察・記録

子どもの発達状況の観察や記録を行うのも、運動保育士の仕事の1つです。子どもの発達状況の観察や記録は、運動プログラムの内容や指導方法の参考にします。
運動を通じた子どもの発達状況は、ほかの職員や保護者に共有する場合も。発達状況の観察や記録は、子どもの成長を見守る重要な仕事といえるでしょう。

3.運動スペースや運動器具などの点検

運動するスペースや器具、遊具などが安全に使用できるか点検するのも運動保育士の仕事です。安全に運動プログラムを実施するためには、点検が欠かせません。
運動するスペースに危険なものはないか、運動器具に劣化や破損しているところはないかなど、日々安全点検を実施します。運動保育士の不注意により子どもがケガをすると責任を問われる可能性もあるため、点検は重要な仕事の1つです。

運動保育士の主な3つの役割

運動保育士の役割は、運動プログラムを通じて子どもの体力をつけたり、集中力を養ったりすることです。ここでは、運動保育士の主な役割を3つ紹介します。

1.子どもの体力をつける

運動保育士の役割は、子どもに運動方法や楽しさを伝えて日常的に身体を動かす習慣を身につけ、体力アップにつなげることだといえるでしょう。子どもによっては、運動の習慣がなかったり苦手意識があったりする場合もあります。
そのため、運動保育士は子どもに合った運動方法を教えたり上手な部分を褒めたりして、体を動かす楽しさを伝えるのが重要です。子どもが運動を楽しみながら習慣化していければ、体力アップにつながるでしょう。

2.子どもの集中力や注意力、継続力を養う

運動保育士は、運動を通じて子どもの集中力や注意力、持続力などを養うのも役割の1つ。たとえば、ボールを決まった場所に投げるために集中したり、逆上がりができるようになるまで継続して練習したりするなど、さまざまなスキルが向上できるようにサポートします。運動プログラムを企画する際は、どのような能力を養えるかを考える必要があるでしょう。

運動で身につけた能力は、日常生活や勉強する際にも役立ちます。運動保育士は体だけでなく、心の成長を促す役割を担っているともいえるでしょう。

3.子どもの協調性やコミュニケーション能力を向上させる

運動保育士は、子どもの協調性やコミュニケーション能力を向上させる役割も担っています。たとえば、チームスポーツやゲーム形式のプログラムでは、他者との関わり方が学べます。相手に勝つためにチームで話し合ったり協力したりすれば、協調性が身につくでしょう。

また、運動中の応援や声かけなどから、コミュニケーションが生まれたり雰囲気づくりを学べることも。運動で身につけた協調性やコミュニケーション能力は、日常生活でも活かされるでしょう。

運動保育士資格認定には2つのコースで学ぶ必要がある

運動保育士の資格を取得する際は、「運動あそび実践コース」「脳機能と発育発達コース」という2つのコースを受講します。また、運動保育士には初級・中級・上級の階級があり、取得にかかる日数や取得できる資格名が異なります。

申し込み時に年齢や学歴、資格などは問われないため、初級は誰でも目指すことが可能です。なお、初級に受かると中級、中級に受かると上級の資格を取得できます。
以下では、コース・階級別に講座で学べる内容をまとめたので、参考にしてください。

運動あそび実践コースとは

運動あそび実践コースでは、安全で楽しい運動遊びを提供する知識やスキルを習得します。資格を取得するためには、指定された会場で実技を通して知識・スキルを身につけます。階級別の概要は、以下のとおりです。

階級 概要 取得にかかる日数 取得できる資格 資格取得に向いている人
初級 発達障がいのある子どもや集団遊びに向けたポイントを習得 半日 運動あそび実践アシスタント ・学生

・新人の先生

・運動指導が苦手な方

中級 0〜2歳、3〜5歳など発達段階に合わせた運動の知識やスキルを身につける・100種類以上の遊びを提供できるようになる 1日 運動あそび実践サブリーダー ・スポーツインストラクター

・保育経験の浅い先生

上級 発達障がいのある子どもを含め、どのような子どもに対しても運動遊びを提供できるようになる 2日 運動あそび実践リーダー ・保育や教育に長年携わっている先生

・他分野の専門家

・ほかの方より3歩先の知識を習得したい方

参照:NPO法人運動保育士会「運動保育士資格認定とは-about-新規タブリンク

運動あそび実践コースでは、実技を通して具体的な運動遊びの内容や指導方法などが学べるでしょう。初級は、学生や運動が苦手な方も目指せる内容になっているようです。

出典

NPO法人運動保育士会「運動保育士資格認定とは-about-新規タブリンク」(2025年8月14日)

運動あそび実践コースで身につけられる知識・スキル

運動あそび実践コースを受講すると、たとえば以下のような知識・スキルが身につくでしょう。

  • 発達に合わせた運動遊びを、0歳から提供できるようになる

  • 子どもを具体的に褒められるようになる

  • 最終的に体操教室に通う子どもたちと同等の運動技術を獲得できる

運動あそび実践コースを受講すると、運動遊びの提供だけでなく子どもを褒めて発達を促すスキルも身につけられます。また、運動保育士の資格を取得したうえで経験を積めば、専門家として指導やアドバイスできるようになる可能性もあるでしょう。

脳機能と発育発達コースとは

脳機能と発育発達コースでは科学的な裏付けをもとに、講義を通じて子どもに効果的な取り組みや声かけを学びます。講義では、自宅で動画を視聴します。子どもの学力向上や社会性を育むスキルなどが身につけられるでしょう。階級別の概要は、以下のとおりです。

階級 概要 取得にかかる日数 取得できる資格 資格取得に向いている人
初級 子どもから大人まで、脳に関するアドバイスをする専門的な知識を学ぶ 半日 子育て脳機能アドバイザー ・学生

・新人の先生

・運動指導が苦手な方

中級 脳の機能を高めるための運動条件や日常での取り組みや声かけなどの具体的な方法を学ぶ 半日 子育て脳機能ディレクター ・スポーツインストラクター

・保育経験の浅い先生

上級 脳の専門家として学校の先生などにアドバイスをするために必要な知識を習得 半日~1日 子育て脳機能プロデューサー ・保育や教育に長年携わっている先生

・他分野の専門家

・ほかよりも三歩先の知識を習得したい方

参照:NPO法人運動保育士会「運動保育士資格認定とは-about-新規タブリンク

脳機能と発育発達コースの内容は、保育士や幼稚園教諭、先生だけでなく保護者が子育てする際にも役立つ場合があるようです。資格を取得すると、日常的な環境づくりや適切な関わりなどを、脳科学のデータをもとに学べるでしょう。

出典

NPO法人運動保育士会「運動保育士資格認定とは-about-新規タブリンク」(2025年8月14日)

脳機能と発育発達コースで身につけられる知識・スキル

脳機能と発育発達コースでは、以下のような知識・スキルが身につけられるでしょう。

  • 子どもにとって良い環境や発達に合わせた適切な関わり方

  • 子どもの自発性を促す声がけ

  • 脳機能を高める活動

  • 習い事を始めるのに適した年齢

運動保育士として子どもに指導したり、コミュニケーションを取ったりする際に、脳機能と発育発達コースで学んだ知識・スキルを活かせるでしょう。

運動保育士資格認定の流れ

運動保育士の資格は、NPO法人運動保育士会のホームページから申し込みします。認定の流れは、以下のとおりです。

  • 1.資格認定フォームより申し込み

  • 2.受講費用を支払う

  • 3.案内に従って事前学習やオンライン受講をする

  • 4.資格認定を受講(実技は指定された会場・講義は自宅にて動画視聴)

  • 5.自宅でテストを受ける

  • 6.10日程度でメールにて合否が連絡される

資格認定フォームより申し込みする際は、受験する階級や開催地、日程などを指定するようです。初級を受講する場合は、オンラインの動画により事前学習を行います。ほかの階級でも事前学習が必要な場合もあるため、案内をよく確認しましょう。

資格認定のための実技は指定された会場で受講、講義は自宅でオンラインの動画を視聴します。なお、テストも自宅で受けます。

運動保育士資格認定の開催日程

NPO法人運動保育士会の「2025年度 資格認定開催日新規タブリンク」において、階級別に運動保育士の資格認定実施日と開催地域が掲載されています。2025年度において初級は年11回開催されており、開催地域は北海道や東京、大阪、福岡などさまざまです。中級は年6回、上級は年2回開催となっています。

なお、申し込み人数が規定(初級10名・中級8名・上級6名)に満たない場合は、開催が中止になることも。一方、受講希望者が10名以上集まる場合は、相談すれば指定された地域以外での開催も可能なようです。
運動保育士の資格認定開催日程や開催地域は年度ごとに変更になる可能性もあるため、公式ホームページで最新情報を確認しましょう。

出典

NPO法人運動保育士会「2025年度 資格認定開催日新規タブリンク」(2025年8月14日)

運動保育士資格取得・認定の費用

運動保育士資格取得にかかる費用は、以下のとおりです。なお、受験料にはテキスト代や認定料、試験料、ライセンスカード、認定証が含まれています。

階級 受験料(税込)
初級 35,200円
中級 55,000円
上級 110,000円

参照:NPO法人運動保育士会「運動保育士 予約サイト新規タブリンク

運動保育士資格を習得する費用はレベルにより異なり、初級は35,200円、中級は55,000円、上級は110,000円です。受験料は年度ごとに変更される可能性もあるため、詳細は公式の情報を確認しましょう。

出典

NPO法人運動保育士会「運動保育士 予約サイト新規タブリンク」(2025年8月14日)

運動保育士資格を活かせる就職先

運動保育士の資格は、保育園や幼稚園、学童保育施設などで活かせる可能性があります。ここでは、運動保育士の資格を活かせる就職先を紹介するので、資格取得後の活かし方として参考にしてください。

保育園・幼稚園

運動保育士の知識・スキルは、保育園や幼稚園で活かせるでしょう。体育館があったり園庭が広かったり、運動プログラムに力を入れている保育園や幼稚園もあります。また、外部の運動保育士に依頼して体操教室などを開催し、運動プログラムを実施している場合もあるようです。

体操教室などの特別なプログラムがない場合も、外遊びや運動会など運動保育士の資格が活かせる場面はあります。保育士や幼稚園教諭で運動保育士の資格をもっている場合、運動プログラムの計画や指導を任されることもあるでしょう。

学童保育施設

運動保育士の資格は、学童保育施設でも活かせます。学童保育施設では、外遊びを見守ったりスポーツイベントを開催することも。また、スポーツクラブが運営している民間の学童保育もあり、運動保育士のスキルを活かして体操やダンスなどを指導できる可能性もあります
学童保育には公営と民営の施設があります。運動保育士の資格を活かすには、習い事機能が付いた民間施設を探すのも1つの手です。

特別支援学校・療育施設

運動保育士の知識やスキルは、特別支援学校や療育施設でも活かせるでしょう。特別支援学校や療育施設では、学習スキルやコミュニケーション能力の向上を目的に運動療育が実施される場合もあるようです
そのため、障がいや発達特性のある子どもに合わせた運動プログラムを考えたり、指導したりする際に運動保育士の知識やスキルが役立つ可能性があります。

なお、運動療育は理学療法士や作業療法士によって行われる場合も。運動療育支援員や運動療育士(R)などの民間資格もあるため、特別支援学校や療育施設で働きたい方は、運動保育士以外の資格も検討してみましょう。

医療機関のリハビリテーション

小児のリハビリ施設がある医療機関では、運動保育士の知識やスキルを活かせる可能性があるでしょう。医療機関のリハビリテーションでは、患者の病状や体力に合わせて、無理のない範囲で効果的な運動プログラムを実施している場合もあります。

一般的には、医師の指示に従って理学療法士や作業療法士などがメインで指導することになるようですが、サポート役として運動保育士の資格を活かして働ける場合もあるでしょう。

スポーツ・体操・水泳教室

子ども向けのスポーツや体操、水泳教室でも、運動保育士の知識・スキルが活かせる可能性があります。運動保育士の資格があれば、子どもへの指導や声かけなどの知識・スキルを証明しやすくなります。スポーツの経験や知識に加えて、子どもとの関わり方が上手ければ選考で評価されやすくなるでしょう。

運動保育士の給料は?

運動保育士は限定した職種で働くよりは、前述したような就職先で保育士や幼稚園教諭などとして勤務するのが一般的といえます。そのため、以下のように就職先ごとの平均年収が参考になるでしょう。

職種 平均年収
保育士 406万8,100円
幼稚園教諭 412万7,300円
学童保育指導員 396万円
特別支援学校教員、特別支援学級教員 491万円
スポーツインストラクター 438.4万円

就職先によっては、運動保育士の資格があると資格手当が付くこともあります。年収はスキルや勤続年数によっても異なるため、上記は参考程度にとどめて求人情報や契約書をよく確認しましょう。

出典

厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査新規タブリンク」(2025年8月14日)
職業情報提供サイト(job tag)「学童保育指導員新規タブリンク」「特別支援学校教員、特別支援学級教員新規タブリンク」「スポーツインストラクター新規タブリンク」(2025年8月14日)

運動保育士になる3つのメリット

運動保育士の資格を取得すると、スキルアップや転職に役立つ可能性があります。ここでは、運動保育士になるメリットを3つ紹介します。

1.子どもの発達や健康に貢献できる

運動保育士の資格を習得するメリットは、子どもの発達や健康に貢献できることです。運動保育士は運動の魅力や楽しさを伝えながら、子どもの発達を促したり体力や集中力などをつけたりできるでしょう
また、指導により逆上がりができるようになったりスポーツが上達したりすれば、子どもの成長からやりがいを感じられるでしょう。

2.保育士や幼稚園教諭のスキルアップに役立つ

運動保育士の資格は、保育士や幼稚園教諭のスキルアップに役立つメリットもあります。運動保育士の資格を取得する過程で学んだ指導方法や声がけは、保育や幼児教育のなかでも活かせる可能性が高いといえます。

また、運動保育士の資格が評価されれば、給与や賞与に反映される場合も。保育士や幼稚園教諭のなかでも、運動保育士という専門的な知識・スキルの保有者として差別化できるでしょう。

3.就職・転職時にスキルを証明できる

運動保育士の資格は、客観的なスキルの証明として就職・転職時に活かせる可能性があります。運動プログラムを考えたり、指導したりする知識やスキルのアピールに役立つでしょう。

また、運動プログラムに力を入れている保育園や幼稚園では、運動保育士の資格を活かしやすく好印象につながる場合も。運動保育士の資格が活かせる就職先であるかは、園の運営方針や求める人物像などから検討してみましょう。

運動保育士になるデメリット

運動保育士になるデメリットは、資格取得に費用や時間がかかることです。資格認定の開催が近くでない場合は、交通費や宿泊費などが負担になる場合もあるでしょう。また、運動保育士の資格がなくても運動プログラムの企画や指導ができるケースもあるため、資格取得の必要性や活かし方を考えたうえで目指しましょう。

運動保育士の求人を探すコツ

運動保育士の資格を活かせる求人を探すコツは、施設の運営や教育の方針、設備などについて情報収集することです。たとえば、運動プログラムに力を入れている保育園や園庭が広く遊具が充実している幼稚園などでは、運動保育士の資格を活かせる可能性があります。
逆に小規模で施設が小さかったり、園庭がなかったりする場合は、運動保育士の資格を活かしにくいかもしれません。

「求人情報や公式ホームページだけでは情報収集できない」という場合は、保育園や幼稚園などの業界に特化した就職・転職エージェントを利用するのがおすすめです。就職・転職エージェントに相談すると、仕事内容や職場の雰囲気についてより詳しい情報が得られる場合もあります。

保育業界専門の転職支援サービス「レバウェル保育士」では取材訪問を通じて、運営方針や職場の雰囲気などの情報を収集しています。そのため、働く環境のリアルな情報がわかるため、安心です。転職相談や求人紹介、選考対策などのサービスはすべて無料で利用できるため、ぜひお気軽にお問い合わせください。

運動保育士に関するよくある質問

ここでは、運動保育士に関するよくある質問にQ&A形式で答えます。運動保育士会や運動保育士資格の取得方法をまとめたので、参考にしてください。

運動保育士会とは?

運動保育士会とは脳科学理論に基づき、子どもの発育発達に合った適切な運動指導をすることの重要性を普及・啓蒙する特定非営利活動法人です。また、運動保育士・運動療育支援員の資格認定や親子体操プログラム、講演会などを開催しています。要望に合わせて、保育士や保護者向けに講演会や研修、親子運動遊びなども開催しているようです。

出典

NPO法人運動保育士会「NPO法人運動保育士会について-about-新規タブリンク」(2025年8月14日)

運動保育士資格の取得方法は?

NPO法人運動保育士会が開催している、運動保育士の資格認定を受けて取得します。NPO法人運動保育士会のホームページより申し込み、オンライン講習などを受けた後、実技は指定された会場、講義は自宅にて動画を視聴します。自宅でテストを受けて合格すると、運動保育士の資格が認定されます。
詳しくは、この記事の「運動保育士資格認定の流れ」を参考にしてください。

運動保育士の知識・スキルを学べる大学はある?

大学によっては、子どもの運動教育やスポーツに特化した学部を展開していることもあるようです。体育系の大学や教育学部などであれば、運動保育士に通じる知識やスキルを学べるでしょう。運動保育士の資格認定は学生も対象となっているため、大学で学んだ知識やスキルを活かしつつ資格取得を目指せます。

まとめ

運動保育士とは、NPO法人運動保育士協会が認定している資格で、子どもの発達促進や健康増進などを目的に運動プログラムを計画、指導する知識やスキルを学びます。運動保育士は保育園や幼稚園、体操教室などで運動プログラムを企画・指導したり、発達を記録したりします。運動保育士の役割は、子どもの体力アップや集中力・継続力を養うことです。逆上がりや体操などの技術指導に加えて、協調性やコミュニケーション能力の向上なども支援します。

運動保育士になるためには、NPO法人運動保育士会が開催している資格認定を受けます。運動保育士の資格は初級・中級・上級の階級があり、実技(運動あそびコース)と講義(脳機能と発達コース)を受講し、テストを受けて合格すると認定されます。運動保育士の資格は保育園や幼稚園、特別支援学校などで活かせるでしょう。

運動保育士の資格は、客観的な知識・スキルの証明として就職・転職時に役立つ可能性があります。ただし、資格取得には費用や時間がかかるため、必要性や活かし方を考えたうえで運動保育士を目指しましょう。

執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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