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学童保育指導員が続かない理由とは?よくある悩みや対処法・求人探しのコツ

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「学童保育指導員が続かない理由って何?」と気になる方もいるかもしれません。学童保育指導員は、給料への不満や人手不足による業務負担などにより、「続かないかも…」と悩むことがあるようです。 この記事では、学童保育指導員が続かない理由を解説します。仕事での悩みや不安に関する対処法や、転職する場合は求人を探す方法もチェックしてみてください。

この記事のまとめ

  • 学童保育指導員が続かない理由は、給料への不満や業務負担の大きさなど

  • 学童保育指導員を続けるには、放課後支援員の資格を取得するのも手

  • 自分に合った学童保育施設を探すためには、希望条件に優先順位を付ける

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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学童保育指導員とは

学童保育指導員とは、学童で働く職員の総称です。学童保育で働く人は、資格の有無や役割によって呼び方が細かく分けられることもあり、たとえば、所定の条件を満たし研修を修了した有資格者は「放課後児童支援員」になります。無資格の方は、学童保育指導員以外に、「補助員」と呼ばれることもあるでしょう。

学童保育指導員は、子どもの成長を支えながら、安心して過ごせる場所を提供する大切な役割を担っています。一般的に資格の有無による仕事内容に大きな違いはなく、子どもの生活・遊びの支援や安全管理、保護者対応などを任されることになるでしょう。

学童保育指導員は続かない?

学童保育指導員が働く施設のなかには、人材の定着率が課題となっている職場もあるようです。こども家庭庁の「放課後児童支援員等の人材に関する調査研究 報告書(p.1)新規タブリンク」によると、放課後児童クラブへのアンケート結果では、公立公営と公立民営の施設で「人材の定着に課題がある」の割合が高くなっています。

また、学童保育指導員が続かない理由には、「肉体的負担が大きい」「職場の人間関係に課題がある」といった個人的な問題だけはでなく、施設側の運営費用や人件費なども影響しているようです。

出典

こども家庭庁の「放課後児童支援員等の人材に関する調査研究 報告書新規タブリンク」(2026年2月12日)

学童保育指導員が続かない7つの理由

学童保育指導員が続かない理由には、給料面への不満や業務負担、職場の人間関係などがあります。ここでは、学童保育指導員の仕事が続かない主な理由をまとめました。

1.給料と仕事内容が見合わない

学童保育指導員のなかには、業務内容や責任の重さに対して、十分な報酬が得られないと感じる方もいるようです。こうした待遇面の不満を理由に転職を考える方も少なくありません。参考として、学童保育指導員と保育関連の職種の平均年収は以下のようになっています。

職種 年収
学童保育指導員 396万円
保育士 406.8万円
児童指導員 441万円
ベビーシッター 396万円
幼稚園教員 412.7万円

参照:厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag新規タブリンク

学童保育指導員は、パートや非常勤などで働いている方も多い傾向です。非正規雇用の場合、収入が不安定で昇給も目指しにくいため、将来的なことを考え「続けられない」と悩むかもしれません。

出典

厚生労働省「職業情報提供サイト jobtag新規タブリンク」(2026年2月16日)

2.人手不足による業務負担が大きい

人手不足の学童保育施設で働くと、業務負担の大きさや仕事量の多さなどから、「長く働けない」と思うかもしれません。こども家庭庁の「放課後児童支援員等の人材に関する調査研究 報告書(p.1)新規タブリンク」によると、放課後児童クラブでは、「若い世代の確保が難しい」「求める資格や経歴等を持った人材が集まらない」など、人手不足が大きな課題となっています。また、業務負担の大きさに耐え切れず辞めてしまう方が続くと、残った職員の負担がさらに増すという悪循環に陥る恐れもあるでしょう。

出典

こども家庭庁の「放課後児童支援員等の人材に関する調査研究 報告書新規タブリンク」(2026年2月16日)

3.体力的な負担が大きい

学童保育指導員は体力が必要な仕事のため、年齢を重ねたり体調不良になったりすると、働き続けるのが難しいと感じるでしょう。たとえば、学童保育指導員は、炎天下や寒い日なども子どもの外遊びに付き添わなければいけません。小学生は活発な子どもも多いため、学童保育指導員は常に目を配りながら動き回る必要があり、終業後は疲労が蓄積しやすい傾向にあります。また、妊娠やケガ、病気などによる体力低下により、働きたくても続けられないこともあるでしょう。

4.勤務時間が不安定である

学童保育指導員の勤務時間は、学校にある日とない日で変動するのが一般的です。たとえば、平日は午前10時から午後7時、土日や長期休暇中は午前8時〜午後7時という勤務時間になります。勤務時間が不安定だと、生活リズムが整えにくかったり、プライベートや家庭との両立が難しかったりするかもしれません。また、学童保育指導員はシフト制により勤務時間が変動することもあり、一定の勤務時間で働きたい方はミスマッチを感じ辞めるきっかけになるようです。

5.子どもへの指導や保護者対応が難しい

学童保育指導員は、子どもへの指導や保護者対応などで悩み、仕事を続けるのが難しくなることもあるようです。学童保育施設では、集団生活のなかでのトラブルや子どものケガなどに対応するのも学童保育指導員の仕事になり、イレギュラーな業務が発生すると精神的な負担になるでしょう。

また、子どもだけでなく保護者対応も、学童保育指導員の重要な仕事の1つです。保護者からは、子どもの発達や友人関係での悩み、学習面での不安など幅広い相談を受けるため、どのようにアドバイスしたら良いか悩むかもしれません。

6.子どもの命を預かる責任が重い

学童保育指導員は、子どものケガへの対応や事故防止の見守りなどをしているなかで、責任の重さを感じることもあるでしょう。たとえば、外遊びの時間では、子どもの転倒や衝突によるケガ、熱中症など危険が伴う場合もあります。学童保育指導員は子どもの安全を確保するために、常に気が抜けず、精神的なプレッシャーが大きいといえるでしょう。

万が一、学童保育中に事故が発生した場合は、救急車を呼んだり保護者に連絡したり、迅速な対応が求められます。このような、子どもの命を預かるという責任の重さから、学童保育指導員を長く続けられないと感じる方もいるようです。

7.職場の方針や人間関係が合わない

勤務している学童保育施設の方針や上司との意見が合わず、仕事が続かない方もいるでしょう。自分の考えと職場の方針が合わないと、仕事のやりがいを感じにくくなることもあるようです。また、「ほかの職員同士が仲良く、世間話する輪に入れない」「同僚と意見が合わず仕事が進めづらい」など、職場の人間関係が学童保育指導員の続かない理由になることもあります。職場の方針や人間関係は、自分の努力で解決しづらい問題になるため、退職を考えるきっかけになりやすいでしょう。

学童保育指導員が「続かないかも」と感じたときの対処法

学童保育指導員は、放課後児童支援員の資格取得や転職などにより、働く意欲をアップできる可能性があります。ここでは、学童保育指導員が「続かないかも」と感じたときの対処法を解説するので、参考にしてみてください。

放課後児童支援員の資格を取得する

子どもとの関わり方や指導方法などの専門的な部分や、待遇などに悩んだ場合は、放課後児童支援員の資格取得を検討してみましょう。放課後児童支援員とは、学童保育施設において専門知識に基づく高品質な保育を行うために、2015年度に創設された任用資格です。受講要件を満たしたうえで、都道府県が実施する、放課後児童支援員認定資格研修を修了すると取得できます。

放課後児童支援員の認定資格研修では、こどもの育成支援や保護者対応、安全対応などの知識を身につけることが可能です。放課後児童支援員の資格があれば、正規職員として採用されやすくなる、というメリットもあるでしょう。詳しくは、「学童保育は資格なしでOK?指導員・放課後児童支援員の違いや資格の取り方」の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。

上司や同僚に仕事に関する不安や悩みを相談する

学童保育指導員が働くなかで、仕事の進め方や子どもとの関わり方、保護者対応などに悩んだときは上司や同僚に相談してみるのも手です。上司や先輩からは、経験をもとにした具体的なアドバイスをもらえる可能性があります。また、相談内容によっては、仕事の割り振りや業務の効率化などを検討してもらえるかもしれません。

同僚に相談するメリットは、悩みに共感して一緒に解決策を考えてもらえる可能性があることです。解決策が見つからないとしても、人に話すだけで気持ちが軽くなることもあるでしょう。

働き方を見直す

体力的な負担や不規則な勤務時間に悩んでいる場合は、働き方を見直してみましょう。たとえば、正社員としての働き方に負担を感じているときは、職場に相談すればパートやアルバイトなどへ雇用形態を変更してくれる場合もあります。パートであれば勤務時間が固定されたり、仕事量が減ったりして、いまの職場を退職せずに済むかもしれません。学童保育指導員自体を辞めたいわけではないのであれば、自分に合った働き方を見直したうえで、実現に向けて行動してみましょう。

必要に応じて転職を検討する

現在の職場での悩みを自分の力で解決するのが難しい場合は、転職を視野に入れるのも1つの選択肢です。学童保育指導員としての経験を活かして、別の学童施設に転職すると、より自分にあった環境が見つかるかもしれません。

また、学童保育の仕事自体が合わないと感じた場合は、保育園や児童福祉施設など、子どもと関わるほかの仕事を探すのも1つの方法です。無理に仕事を続けて心身の負担が大きくなる前に、より良い環境を求めた前向きなキャリアチェンジを検討してみましょう。

自分に合った学童保育施設の求人を探す方法

いまの職場で悩みや不安を抱えているものの、学童保育指導員を続けたいと思っている人は、ほかの学童保育施設への転職を検討してみましょう。ここでは、自分に合った学童保育施設の求人を探す方法について解説します。

希望条件を明確にして優先順位を付ける

自分に合った求人を探すためには、希望条件を明確にして優先順位を付けておくのがポイントです。希望条件のなかでも、優先順位が高いものが満たされている職場であれば、長く働き続けやすくなるでしょう。また、希望条件は「給料は◯万円以上」「自宅から往復1時間以内」「有休取得率が高い」など、具体的なものを挙げておくと、自分に合った職場か判断しやすくなります。

保育専門の転職エージェントに相談する

学童保育指導員の求人は、保育専門の転職エージェントに紹介してもらうのがおすすめです。保育業界の転職事情に詳しいプロが、希望条件や経験、スキル、いまの職場で抱える悩みなどを丁寧にヒアリングしたうえで、求人を紹介してくれます。応募書類の添削や模擬面接などの選考対策も受けられるため、安心して転職活動を進められるでしょう。

転職を考えている学童保育指導員の方は、保育専門の転職支援サービス「レバウェル保育士」にご相談ください。レバウェル保育士では、職場の雰囲気や働いている人の声など、求人に関する詳しい情報を収集可能です。転職を迷っている段階でのキャリア相談も受け付けているため、お気軽にご登録ください。

学童保育指導員が続かない理由に関するよくある質問

ここでは、学童保育指導員が続かない理由に関するよくある質問にQ&A形式で答えます。

学童保育指導員をすぐ辞める人の特徴は?

子どもと関わるのが苦手な方は、学童保育指導員として働き続けにくくなるでしょう。学童保育指導員の仕事は、一緒に遊んだり発達を支援したりするため、「子どもが好き」といった気持ちも大切です。ほかにも、チームワークが苦手な方は学童保育指導員を続けにくいかもしれません。学童保育は、ほかの職員や保護者と連携しながら運営するため、コミュニケーション能力や協調性が求められます。

学童保育指導員の仕事にやりがいや楽しいことはある?

学童保育指導員は、子どもの成長を間近で見守れるというやりがいがあります。できなかったことが、指導や練習により上手くできるようになる姿を見ると、大きな達成感を得られるでしょう。また、子どもたちとの楽しい会話や笑顔、元気な姿などは、仕事のモチベーションにつながるかもしれません。ほかにも、学童保育指導員は、子どもたちと一緒に工作やスポーツ、カードゲームなどで遊ぶ機会があるため、自分も楽しみながら働けるのが魅力です。

学童保育指導員に向いている人は?

子どもへの愛情が深く、関わることが好きな人は、学童保育指導員に向いているでしょう。学童保育指導員は、子どもたちの個性や背景を理解し、一人ひとりに寄り添うことが求められます。また、体力があり、子どもと一緒に遊びを楽しめる人も学童保育指導員に向いているかもしれません。ほかにも、学童保育指導員として活躍するためには、観察力や円滑なコミュニケーション能力といったスキルも大切になります。詳しくは、「学童指導員に向いている人とは?大変さや働くメリットもあわせて解説!」記事を参考にしてみてください。

まとめ

学童保育指導員は子どもたちの放課後を支える重要な仕事ですが、「続かない」と悩む方もいるようです。特に公立施設では、人材定着が課題となっています。学童保育指導員が続かない主な理由は、業務内容と見合わない給与水準や人手不足による業務負担、不規則な勤務時間などです。また、子どもへの指導や保護者対応の難しさ、子どもの安全に対する重い責任、職場の方針や人間関係の問題も退職のきっかけになるでしょう。

学童保育指導員が続かないときの対処法には、放課後児童支援員の資格取得によるキャリアアップや、上司や同僚への相談などが挙げられます。転職を考える場合は、自分の希望条件を明確にし、保育専門の転職エージェントを活用することで、より働きやすい環境を見つけられるでしょう。レバウェル保育士では、学童保育指導員向けのキャリア相談や求人紹介などを実施しているため、お気軽にご相談ください。

執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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