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子どもたちをまとめられない!保育士がクラス全体をみるコツや悩みの対処法

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ストレスを感じる若い保育士の女性の画像

保育士が、「クラスの子どもたちをまとめられない」と仕事で悩むのは、珍しいことではありません。子どもたちをまとめるためには、手遊びを活用したり、褒める・叱るのメリハリをつけたりするコツを知っておく必要があります。 この記事では、保育士が子どもたちをまとめるコツや、状況別の対応方法をまとめました。子どもたちをまとめるスキルの身につけ方や上司への相談の仕方など、対処法も解説します。

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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目次

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保育士が子どもたちをまとめられない原因

保育士が「クラスの子どもたちをまとめられない」と悩んだときは、上手く対応できない原因を探ったうえで、解決に向けた行動を取ることが大切です。ここでは、保育士が子どもたちを上手くまとめられない原因について解説します。

自信のなさから子どもになめられている

保育するなかで言葉や行動から自信のなさが伝わると、子どもたちになめられてしまいクラスをまとめられない原因になることがあります。保育士が「上手くまとめられるだろうか」と不安を抱えていると、その気持ちは子どもたちに伝わりやすいものです。

自信がないまま指示を出すと声のトーンが弱くなったり、言葉が曖昧になったりします。その結果、子どもたちは「言うことを聞かなくても怒られなさそう」「強く言っていないから、やらなくても大丈夫」などと感じ、まとまらない状況が生まれやすくなるでしょう。

子ども同士のトラブルや喧嘩が多い

クラスのなかでトラブルや喧嘩が頻繁に起こると、保育士は問題の対応に追われて全体をまとめられなくなります。自己主張が強まる3〜5歳児のクラスでは、おもちゃの取り合いや順番争いなど、さまざまな場面で喧嘩が生じやすいものです。

こうしたトラブルの対応に時間を取られると、予定していた活動が中断されたり、ほかの子どもたちが待たされたりして、活動の流れやクラスの雰囲気が乱れてしまいます。トラブルの対応に時間が掛ると、全体の進行とのバランスを取るのも難しくなるでしょう。

手厚いサポートが必要な子どもに集中してしまう

発達に特性があったり入園したばかりで慣れていなかったり、手厚いサポートが必要な子どもがいるにもかかわらず、支援体制が整っていない場合は、クラスを思うようにまとめられなくなります。個別に対応が必要な子どもがいる場合は、一般的に保育補助やフリー保育士が必要になりますが、職場によっては配置されないこともあるようです。

また、保育士は同時に複数の業務をこなす必要があるため、手厚いサポートが必要な子どもに1人で対応する際も、クラス全体を見て動くといったマルチタスクのスキルが求められます。

新人保育士で全体を見る余裕がない

保育の実務経験が浅い新人保育士は、書類作成や保護者対応など覚えることが多く、クラス全体を見渡す余裕がないこともあるようです。また、子どもたち一人ひとりの特性や性格を把握しきれていない段階では、上手くまとめるための方法が思い浮かばない場合もあります。クラスの子どもたちをまとめる力は、実務経験から学んでいくため、新人保育士は試行錯誤している途中で悩むこともあるでしょう。

人手不足で複数の仕事を任されている

保育士としての経験を積んでいたりスキルを磨いたりしていても、人手不足で仕事量が多いことは、子どもたちをまとめられない原因になります。複数の仕事を任されていると、同時進行で事務作業や行事の準備などを進めなければいけないため、子どもたちと関わる時間が減ってしまいがちです。日々の業務に追われて子どもたちとしっかり向き合う時間が確保できないと、クラス全体をまとめる雰囲気づくりも難しくなるでしょう。

子どもをまとめられないことが保育士の悩みになる理由

子どもたちをまとめられないと、運動会の練習が予定通りに進まなかったり、保育士としての自信がなくなったりして悩むこともあるでしょう。ここでは、子どもたちをまとめられないことが保育士の悩みになる理由を解説します。

運動会や発表会の練習が予定通りに進まない

運動会や発表会などの練習で子どもたちを上手くまとめられないと、本番までに間に合うか不安になるでしょう。行事に向けた練習が続くと、子どもたちの集中力が切れて、クラスの動きや雰囲気がバラバラになることもあります。運動会や発表会の総練習では、自分のクラスがまとまらないことで全体の進行を遅らせてしまっていると悩むこともあるようです。行事の成功に向けた責任感が、子どもたちをまとめられない悩みをより深刻にしていることもあるでしょう。

子どもの成長や発達に影響が出ないか不安になる

クラスがまとまらず、予定していた遊びや活動が上手くできないと、子どもたちに必要な経験や学びの機会を十分に提供できているのか悩むことがあります。特に小学校入学前の5歳児クラスでは、集団行動や指示を聞く力を育てることが就学準備の大切な要素となるため、落ち着きがなかったり騒いだりしてクラスがまとまらないと不安になりがちです。子どもたちの成長や発達に関わる責任感から、クラスをまとめられないことが保育士の悩みになることもあります。

精神的・肉体的なストレスを感じる

子どもたちをまとめられないことに対して真摯に向き合って頑張り過ぎると、疲れやストレスが溜まりやすくなるでしょう。子どもたちがバラバラな状態で、指示が通らない状況が続くと、保育士は声を張り上げたり、同じことを何度も繰り返し伝えたりすることになります。また、予定していた活動ができず、その場で対応を考え直す必要があると、常に頭をフル回転させなければならず、疲労が溜まり悩むこともあるでしょう。

保育士としてのスキル不足を感じ自信がなくなる

子どもたちをまとめられないと、自分の保育スキルや指導力に疑問を持ち、自信を失ってしまうことがあります。また、周りの保育士がテキパキとクラスをまとめている様子を見ると、自分だけができていないという焦りや、劣等感を抱くかもしれません。こうした気持ちが続くと、「保育士に向いていないのではないか」と考え、仕事へのモチベーション低下につながりやすくなります。

保育士がクラスの子どもたちをまとめるコツ

声掛けの仕方や遊びを取り入れた興味の引き方など、子どもたちをまとめるためのコツを知っておくと悩みの解決につながる可能性があります。ここでは、保育士がクラスの子どもたちをまとめるコツとして実践的な方法をまとめました。

スケジュールや活動内容を事前に知らせる

先の見通しが立たないと不安に思う子どももいるため、一日の流れや次の活動内容について事前に伝えておきましょう。次にやることが分かっていると心の準備ができ、切り替えがスムーズになる子もいるようです。

たとえば、朝の会のときに今日の予定を絵カードで示したり、次の活動の前に「〇分後にお片付けをして、次は△△をするよ」と予告しておいたりします。予定や活動内容を理解して行動してくれる子どもが少しでもいると、その流れに乗ってクラス全体がまとまりやすくなるでしょう。

遊びや人形で子どもたちの興味を引く

子どもたちを集めて大事な話をしたいときは、興味を引く遊びや人形を取り入れて伝えてみましょう。ぬいぐるみやパペットを使って話しかけたり、クイズ形式で問いかけたりすると、子どもたちの視線と関心を集めやすくなります。

たとえば、「これから先生がパンダさんになるよ。パンダさんのお話を聞いてくれるお友だちはどこかな?」といった声掛けで、子どもたちの興味を引いてみましょう。楽しそうなことやいつもと違う状況を作ると、自然と子どもたちの視線が集まりクラスがまとまりやすくなります。

歌や手遊びを活用する

歌や手遊びは、子どもたちの気持ちを切り替え、集中力を高めやすくなります。移動や待ち時間など、クラスがまとまりにくい場面では、短い手遊びを取り入れて子どもたちの興味を引いてみましょう。

特定の歌や手遊びは、「集合のサイン」としても活用できます。「お片付けの歌」が流れたら活動を終えて集まるといったルーティンを作ると、言葉での指示がなくても自然と行動できる流れをつくれるでしょう。

褒める・叱るのメリハリをつける

保育するなかで褒める・叱るのメリハリをつけると、どのような行動が望ましいのかを子どもたちが理解しやすくなります。褒めるときは、「○○ちゃん、お友だちの後ろに並んで順番を待ててえらいね!」。叱るときは、「○○ちゃん、お友だちにぶつかるから座って遊ぼうね」など、具体的な言葉で伝えることが大切です。また、子どもたちには、遊びや活動するときのルールを事前に伝えておくと、保育士が褒めたり叱ったりする理由を理解してもらいやすくなるでしょう。

子どもに役割を任せて主体性を育てる

4歳児や5歳児クラスの子どもには、当番やリーダーなどの役割を任せ、主体性を育てるとクラスがまとまりやすくなることがあります。当番やリーダーなどの役割を与えられると、子どもたちは自分が認められ必要とされていると感じ、責任感が芽生えやすくなるようです。

たとえば、「今日のお片付けリーダーは、〇〇ちゃん」「今日の当番は△△くん、朝の挨拶をお願いします」といった具体的な役割を与えます。クラスをまとめるためには、保育士がすべてを管理するのではなく、子どもたちの力を信じて見守る姿勢も大切です。

子どもの話や意見をよく聞く

保育士がクラスをまとめるためには、一方的に指示するだけでなく、子どもたちの声に耳を傾けることも大切です。たとえば、「今日は外遊びで何がしたい?」「絵の具やクレヨン、何を使って製作したい?」など、子どもたちの意見を取り入れる機会を作ります。

また、子どもの話や意見に対しては間違っていても否定せず、受け入れたりポジティブな言葉を返したりして安心感につなげることが重要です。自分の意見を否定せず受け入れてもらえると、保育士の話も聞こうという意識が芽生えやすくなるでしょう。

子どもたちと積極的に関わり信頼関係を築く

日々の保育のなかで、一人ひとりの子どもとしっかり向き合い、コミュニケーションを取ることは、クラスをまとめる土台となるでしょう。たとえば、朝の受け入れ時に、「新しい服、かわいいね!」のように一言声を掛けたり、「折り紙楽しいね」と遊びになかに入って共感したりします。信頼関係を築くためには、何気ない日々の積み重ねが大切です。子どもたちの信頼が得られると、保育士の指示や言葉が響きやすくなるでしょう。

【状況別】保育士が子どもたちをまとめる方法

ここでは、保育のなかで子どもたちがまとまりにくい状況別に、注意の仕方や伝え方のコツを紹介します。対応方法の一例として参考にしてみてください。

クラスの子どもたちが走り回るときの注意の仕方

クラスの子どもたちが走り回っているときは、ただ単に注意するのではなく、危ない理由や適切な行動を伝えてみましょう。たとえば、以下のような注意の仕方があります。

  • 「お友だちにぶつかりそうだから、ゆっくり歩いてね」

  • 「先生の隣で座って、おままごとしない?」

  • 「今日は園庭で遊ぶから、外に行ったら鬼ごっこしようね」

ポジティブな声かけをすると、走りたいという子どもの気持ちを切り替えやすくします。声掛けに加えて、おままごとやパズル、絵本の読み聞かせなど、落ち着いて楽しめる遊びに誘ってみると、騒がしい雰囲気を変えやすくなるでしょう。

子どもたちが言うことを聞かないときの伝え方

子どもたちが言うことを聞かないときは、肯定的な声掛けができているか見直してみましょう。「〜しないで」という否定的な言い方より、「〜しようね」という肯定的な言い方のほうが、子どもたちに受け入れられやすいものです。また、目線を合わせたり、子どもの名前を呼んでから話しかけると、より注意を向けやすくなります。

「片付けてお外に行く?それとも片付けてお絵描きする?」など、選択肢を与えるのも手です。子どもに決定権を与えると、主体的に行動する意欲を引き出しやすくなるでしょう。

話を静かに聞けないクラスのまとめ方

クラス全体に話す場面では、「お耳ピン」「お口チャック」「おへそを向ける」など、体を使ったサインを決めて、話を聞く姿勢を身につけられるようにします。話をする前に「大事なお知らせがあります。聞こえるかな?」と前置きをして、子どもたちの注意を引くのもコツです。子どもたちと話す際は、声の大きさや抑揚を工夫し、興味を引くような話し方を心がけましょう。

また、話を聞く姿勢が上手な子どもを褒めれば、ほかの子どもたちにも良い影響が広がります。「○○ちゃん、お話をしっかり聞いてくれてありがとう」と伝えると、周りの子どもたちも真似をするようになってくるでしょう。

落ち着きがないクラスのまとめ方

子どもたちに落ち着いてもらうためには、年齢に応じた適切な遊びや活動の時間配分を見直してみましょう。子どもたちの集中力は長続きしないため、飽きて落ち着きがなくなる前に次の遊びや活動に移れるようにします。折り紙をする机や積み木ができるスペースなど、子どもたちの興味関心に合わせて遊べるようなコーナーを数箇所つくるのも手です。

走り回ったり騒いだりして落ち着きがない子どもがいる場合は、「積み木でお城作ろう!」「好きな絵本を選んで読もう」など興味を引くような声掛けをします。保育士の近くに座らせ個別にサポートすると、クラス全体の雰囲気も落ち着きやすくなるでしょう。

子どもたちをまとめられない保育士の注意点

ここでは、子どもたちをまとめる際に注意すべきポイントを解説します。子どもたちをまとめるときは、言葉遣いや指示の仕方に注意しましょう。

威圧的な言葉は使わない

子どもたちを上手くまとめられない状況であっても、大きな声で叱りつけたり脅したりするのは避けましょう。「叱らないと聞かない」という状況に陥ると、子どもは恐怖から一時的に従うだけで、自ら考えて行動する力が育ちにくくなります。

「早くしなさい!」「静かにできない子は参加できませんよ」といった、威圧的な言葉や脅すような伝え方は適切ではありません。「みんなで力を合わせてお片付けしよう」と、ポジティブな伝え方を意識しましょう。また、「ネズミさんのお声でお話できるかな?」のように、子どもたちがイメージしやすいものに例えると伝わりやすくなります。

子どもに多くのことを指示しない

一度に多くの指示を出すと、子どもは混乱して何をしたらよいかわからなくなります。特に、子どもたちが走り回ったり落ち着きがなかったりして注意力が散漫になっているときは、シンプルかつ明確に伝えることが大切です。「片付けしたら、トイレに行って園庭で遊ぶよ」ではなく、「1.おもちゃを片づける」「2.トイレに行く」「3.園庭で遊ぶ」と、数字で流れを示すと子どもたちは理解しやすくなります。

子どもたちに競争させない

「一番早く片付けられたグループが勝ち!」「静かにできる子から順番におやつが食べられるよ」など、クラスの仲間を敵視させ、競争心を煽る言葉で子どもたちをまとめようとするのはやめましょう。一時的な効果はあるかもしれませんが、競争によって、負けた子どもの自己肯定感が下がったり、常に誰かと競い合わなければならないという意識が芽生えたりする恐れがあります。

なお、競争させるときは、「音楽が終わるまでに、みんなでお片付けできるかな?」のように、クラス全体で協力する形式を取り入れるのがポイントです。子どもたちが協力して目的を達成したあとは、拍手やハイタッチなどによりみんなで褒めあうように促すと、クラスがポジティブな雰囲気でまとまりやすくなるでしょう。

寄り添う保育や個別対応を疎かにしない

子どもたちをまとめることに必死になるあまり、一人ひとりの気持ちに寄り添うことが疎かになっていないか注意しましょう。場面によって言うことが聞けなかったり走り回ったりする子どもがいるときは、個別の対応を考えることが大切です。たとえば、落ち着きがない子どもは自分の近くに座らせたり、不安な表情の子どもには保育補助についてもらったりします。子どもの気持ちに寄り添うことは、落ち着いたクラスづくりの第一歩になるでしょう。

無理してストレスを溜めない

子どもたちを上手くまとめられないという悩みから、自分を追い込みすぎないようにしましょう。完璧な保育を目指すと、プレッシャーから心身の健康を損なってしまう恐れがあります。クラス全体が上手くまとまらなくても、「◯◯ちゃんが、最後まで話を聞けるようになった」「ポジティブな声掛けができた」など、できたことに目を向けることが大切です。また、オフの時間にはしっかり休息を取り、心に余裕を持って子どもたちと向き合えるようにしましょう。

保育士が子どもたちをまとめられない悩みの対処法

保育士が子どもたちをまとめられないと悩んだときは、ほかのクラス担任から学んだり上司に相談したりすると、対応方法のヒントが見つかるかもしれません。ここでは、まとめられない悩みの対処法について紹介します。

ほかのクラス担任から子どもたちのまとめ方を学ぶ

ほかのクラスと一緒に活動する機会を利用して、先輩保育士が子どもたちと関わる様子を観察すると、まとめ方を学べる可能性があります。実際の保育現場からは、教科書では得られない実践的なコツを学べるでしょう。「クラス全体に話すときは、どのような工夫をされていますか?」と率直に質問してみるのも手です。成功例だけでなく、ほかの保育士が困っている場面での対応からも学べることがあるでしょう。

上司に相談する

子どもを上手くまとめられない悩みは一人で抱え込まず、園長や主任などの上司に相談することも大切です。アドバイスがもらえるだけでなく、会議のなかで悩みを共有・改善策を検討する機会をつくってくれたり、保育士向けの研修を紹介してくれたりするかもしれません。相談する際は、具体的な場面や状況を伝えることで、より的確なアドバイスを得やすくなります。「〇〇の場面で△△のように対応したが、上手くいかなかった」など、具体的なエピソードを交えて相談してみましょう。

保育士向けの転職エージェントに相談する

子どもたちをまとめようと努力しても、人手不足や人員配置などにより自分の力だけでは解決できない場合は、転職を検討するのも一つの選択肢です。保育士専門の転職エージェントに相談すると、現職での悩みを丁寧にヒアリングしたうえで、プロからアドバイスがもらえます。少人数制の保育園や、サポート体制が充実した職場など、あなたが力を発揮しやすい環境を見つける手伝いをしてくれるでしょう。

子どもたちを上手くまとめられず、日々の保育に不安を感じている方は、保育業界に特化した転職エージェント「レバウェル保育士」にご相談ください。レバウェル保育士では、保育現場での具体的な悩みに対して、経験豊富なキャリアアドバイザーが丁寧にアドバイスいたします。転職するか検討している段階での利用も可能なため、気軽にお問い合わせください。

子どもたちをまとめられない保育士からよくある質問

ここでは、子どもたちをまとめられない保育士からよくある質問と回答をまとめました。悩みの解決に向けて、参考にしてみてください。

クラスをまとめるのが苦手な保育士はどうしたらいい?

まずは、自分の強みを活かした保育方法で解決できないか検討してみましょう。たとえば共感力が高い方は、一人ひとりに寄り添った対応を大切にし、その信頼を土台にクラス全体をまとめていきます。クラスをまとめることに苦手意識がある場合は、できることから取り組み小さな成功体験を積み重ねることが大切です。この記事の「保育士がクラスの子どもたちをまとめるコツ」を参考に、子どもの年齢や状況に合わせて前向きに取り組んでみましょう。

静と動のメリハリをつける保育とは?

「静と動のメリハリをつける保育」とは、子どもたちの集中力や興味に合わせて、活発に体を動かす活動と、静かに取り組む活動を適切に組み合わせる保育のことです。たとえば、朝の会のあとは体操や外遊びで身体を動かし、そのあとは室内でのお絵かきや粘土遊びなど、静かな活動に切り替えます。静と動でメリハリをつけると、子どもたちの情緒が安定しやすくなったり集中力が高まったりするでしょう。

まとめ

保育士としての経験年数やスキルに関わらず、「子どもたちをまとめられない…」と悩むことはあるようです。クラスの子どもたちをまとめるためには、遊びを取り入れた興味の引き方やポジティブな声かけが大切になります。たとえば、パペットを使って話しかけたり、手遊びで気持ちを切り替えたりすることで、子どもたちの関心を集めやすくなるでしょう。

また、一人ひとりの子どもと信頼関係を築くことが、クラスをまとめる土台となります。威圧的な言葉は避け、褒める・叱るのメリハリをつけながら、子どもの気持ちに寄り添うことを心掛けましょう。悩みを抱え込まず、先輩保育士や上司に相談するのも良い方法です。完璧を目指し過ぎず、できたことに目を向けながら、少しずつ改善していくことが大切です。

執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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