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保育士の特殊業務手当は何につく手当?金額の相場や支給条件を解説!

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悩む保育士の画像

運動会や発表会といった行事準備の負担に対して、手当が支給されているか気になっている保育士もいるのではないでしょうか。保育園によっては、行事の企画・運営や準備に関する業務を行えば、特殊業務手当が支給される場合があるようです。 この記事では、特殊業務手当として支給される金額の相場や、園による制度の違いを解説します。保育士の手当の種類もまとめているので、自分の働き方を見つめ直すきっかけにしてみてください。

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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保育士の特殊業務手当とは?

特殊業務手当とは、保育士が日常の保育業務以外に行う行事やイベントに関わる業務に対して支給される手当です。保育園では季節ごとに行事やイベントが行われますが、企画や準備、運営には労力が必要になります。たとえば、運動会の練習指導や、発表会の衣装準備など、保育士は幅広い業務を担当するでしょう。

行事の準備は業務時間内に終わらないと、残業や自宅での作業が増えてしまい、保育士の負担になりやすい傾向があります。特殊業務手当は、こうした保育士の負担に対する報酬として設けられています。

保育士に特殊業務手当として支給される金額の相場

特殊業務手当の金額は保育園の規模や方針によって異なりますが、月額3,000円~1万円程度を支給されるのが一般的です。ただし、特殊業務手当という名目で支給せず、基本給に含めて計算している保育園もあります。

勤務先での正確な支給額や、どのような業務が手当の対象となるのかを知りたい場合は、園の担当者や人事部に直接問い合わせて確認するのが確実です。支給条件や支給方法、対象となる業務の詳細などを具体的に質問し、不明な点を解消しましょう。

保育士の特殊業務手当がない保育園もある?

特殊業務手当は法律で定められた必須の手当ではないため、支給していない保育園も少なくありません。手当の有無は各保育園の方針によって決められています。

ただし、特殊業務手当がないからといって、必ずしも待遇が悪いとはいえません。特殊業務手当の支給がなくても、固定残業代として月々の給与に上乗せしていたり、基本給自体が高めに設定されていたりする場合もあります。行事準備の時間を勤務時間内に確保するといった働き方の工夫で対応している園もあるでしょう。

求人情報を見るときは、特殊業務手当の有無だけでなく、総支給額や労働条件を総合的に比較することが大切です。同じ働き方の場合も園によって報酬の内訳が異なるため、収入と業務内容のバランスで判断しましょう。

保育士に支給される手当の種類

保育士に支給される手当は、特殊業務手当以外にもさまざまな種類があります。手当の一例は、以下のとおりです。

  • 資格手当

  • 役職手当

  • 残業手当

  • 通勤手当

  • 扶養手当

  • 住宅手当

  • 早出・遅番手当

  • 調整手当

  • 処遇改善手当

これらの手当は保育士の専門性や職務内容、生活状況などに応じて支給され、基本給以外の面からも待遇を向上させる役割を担っています。詳しくは、「保育士の手当は?保育園・国・自治体別の種類や手厚い求人を探す方法」をご確認ください。

手当が充実した保育園を選択すれば収入アップが期待できる!

保育士が給与アップを目指すなら、基本給だけでなく手当が充実している保育園を選ぶのが有効です。特殊業務手当をはじめとする幅広い手当が整っている園では、同じ業務を行っても月々の収入に大きな差が生まれる可能性があります。自分のライフスタイルや働き方に合った手当がある園を選べば、モチベーションを保ちながら長く働き続けやすいでしょう。

保育士の手当が充実している園を見つけるには、求人情報で手当の種類や金額が明確に記載されているかどうかをチェックするのがポイントです。手当の有無や支給条件について、直接質問しにくいという方は転職エージェントを活用するのがおすすめになります。「レバウェル保育士」なら、キャリアアドバイザーが事業所に確認するので、不明点を解消することが可能です。

保育士の手当に関してよくある質問

ここでは、保育士の手当についてよくある質問にお答えします。

保育士の調整手当とは何ですか?

調整手当とは、地域による物価差や業務内容の違いによって給与を調整するために支給されるものです。地域手当や地域調整手当といった名称で同様の手当を設けている保育園もあります。

たとえば、都市部など物価の高い地域では高めの支給率、地方では低めの支給率というように差がつけられます。転職や異動がある職場の場合は、調整手当の有無や金額も含めて給与を確認しておくと安心です。

公務員保育士の特殊勤務手当とは何ですか?

公立保育士に支給される特殊勤務手当とは、通常の保育業務に加えて困難や負担が大きいと認められる職務に対して支払われるものです。特殊勤務手当の具体的な内容や支給額は、勤務する自治体によって異なります。

たとえば、東京都大田区には「児童福祉業務手当」という手当があります。児童福祉手当は、子ども家庭支援センターに勤務する職員が子どもの一時保護や家庭訪問といった業務を行った場合に、日額950円〜1,470円が支給されるのが特徴です。公務員保育士は、勤務先の自治体にどういった特殊勤務手当があるのか確認しておきましょう。

出典

大田区役所「大田区新規タブリンク」(2025年7月8日)

まとめ

保育士の特殊業務手当は、行事の企画や準備、運営などの通常の保育業務を超えた仕事に対して支給される手当です。金額は園によって異なりますが、月額3,000円から1万円程度が相場になります。

保育園によっては、特殊業務手当という名目での支給がない場合もあります。特殊業務手当がなくても、基本給が高めに設定されていたり、ほかの手当が充実していたりする場合もあるので、総支給額で判断することが大切です。

保育士が収入アップを目指すなら、手当が充実している園を選ぶのも選択肢です。求人情報をよく確認し、面接時に手当の内容や支給条件について具体的に質問すれば、自分に合った職場を見つけられるかもしれません。

特殊業務手当の支給基準や園による違いが気になる方は、「レバウェル保育士」にご相談ください。「レバウェル保育士」では、保育業界専門のアドバイザーが各園の手当や給与体系を詳しく説明します。また、手当が充実した保育園も紹介できるので、より良い待遇を目指す方はぜひ活用してみてください。

執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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