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保育士が遅番ばかりになる原因とは?抱えやすい不満や辛いときの対処法

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疲れた保育士さんのイメージ

「最近遅番ばかりで辛い…」と感じていませんか?園の人材不足や保育士の経験年数の偏りなどによって、同じ保育士に遅番が集中してしまう場合があります。遅番ばかりが続くと、心身ともに疲れてしまう保育士もいるでしょう。 この記事では、保育士が遅番ばかりになる原因や、抱えやすい不満を解説します。遅番ばかりで辛いと感じた際の対処法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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保育士が遅番ばかりになる原因

保育士が遅番ばかりになる原因には、「人手不足」や「保育士の経験年数のばらつき」が挙げられます。人手不足の園では、保育士1人当たりの遅番の回数が増えやすいでしょう。新人保育士が多く在籍している園では、保育の流れや子どもへの対応に慣れている経験年数が長い保育士に遅番が回されやすくなる傾向にあります。

子育て中の職員や家庭の事情により遅番に入れないなど、働き方に制限のある保育士が多い園では、シフトの融通が利く人に遅番が集中しやすいでしょう。「頼みやすいから」と気軽にお願いされてしまうことで、「気が付けば自分ばかり遅番…」という状態になるかもしれません。

また、シフトを作成する担当者の意図により、特定の人に遅番が集中する場合もゼロではないようです。人間関係や職場の雰囲気によっては、特定の保育士が毎月のように偏った勤務になってしまう場合もあります。

遅番が続いて心身の負担を感じているなら、園長や労務担当に相談してみることが大切です。自分ではなかなか言い出しにくいかもしれませんが、声を上げることで状況が変わることもあります。相談しても改善の見込みがなく、辛い状態が続くようであれば、転職を視野に入れるのも1つの選択肢です。

遅番ばかりの保育士が抱えやすい不満

遅番ばかりの保育士は、負担が自分に偏っていることや、仕事と家庭との両立の難しさに不満を抱えやすいようです。就寝時間が遅くなることが負担につながる場合もあるでしょう。ここでは、遅番の保育士が抱えやすい不満を紹介します。

自分1人に遅番の負担が偏っているように感じる

保育士の仕事で遅番のシフトが続くと、「なぜ自分ばかり?」という疑問が生まれがちです。保育園側に事情がある場合も、遅番の負担が偏ることに納得できない気持ちは自然なものといえます。ほかの保育士が先に帰っていく中で、遅番で閉園まで残る日が続くと、不公平感や孤独感を抱えてしまうこともあるでしょう。

帰りが遅く家庭との両立が難しい

遅番が続くことで仕事と家庭との両立が難しくなる場合があります。帰宅後は家事で手一杯になり、自分自身の時間を確保しにくいこともあるようです。趣味の時間を取りにくく、リフレッシュできないことで、精神的に疲れが溜まりやすくなります。

子育て中の保育士の場合、夕方以降の時間を家族と過ごすことが難しくなり、勤務後に家事や育児ができないこともあるでしょう。毎日帰宅が遅いと家族に負担がかかることに、罪悪感を抱く人もいます。親の介護や自身の健康管理など、家庭内の事情によって、遅番が続くことが負担になる場合もあるでしょう。

就寝時間が遅くなる

保育士の遅番勤務は園を閉めてから退勤するため、帰宅が遅くなりがちです。帰宅して夕食や入浴を済ませる頃には、夜遅くなっていることも少なくありません。持ち帰りの仕事がある日は、就寝時間が後ろにずれてしまいます。本来なら休息している時間に仕事をしていると疲れが抜けず、翌朝に体が重く感じることもあるでしょう。

慢性的な睡眠不足は、自身の体調や子どもとの関わり方にも影響を及ぼします。疲れが溜まることで仕事の効率が落ちるという悪循環に陥る場合もあるようです。

保育士が遅番ばかりで辛いと感じたときの対処法

保育士が「遅番ばかりでしんどい」と感じたら、上司にシフト調整の相談をしたり、固定勤務制の働き方に切り替えるのが効果的になります。また、思い切ってほかの園に転職するのも1つの手です。ここでは、保育士が遅番ばかりで辛いと感じたときの対処法を紹介します。

上司にシフト調整の相談をする

遅番ばかりが続いて心身ともに負担が積み重なったときは、上司にシフトの相談をしてみましょう。相談をするときは感情的にならず、「遅番の回数をもう少し減らしてほしい」と簡潔に伝えるのがポイントです。日ごろの勤務状況や生活への影響を具体的に伝えると、上司の理解を得られやすくなります。

すぐにシフトが改善されない場合も、声を上げることで少しずつ働きやすい環境が整っていくかもしれません。

固定勤務制の働き方に切り替える

固定勤務制を導入している園であれば、働き方を切り替えるのも効果的です。固定勤務で毎日決まった時間に働くことで生活リズムが整いやすく、プライベートや家庭との両立がしやすくなります

ただし、固定勤務制はパートとして採用される傾向にあるため、事前に雇用契約をしっかり確認しましょう。固定勤務制と引き換えにどういった条件を譲れるのか、自分の中で優先順位を整理して検討しましょう。

別の保育園に転職する

今の職場で遅番ばかりの勤務になる場合は、転職を視野に入れるのも現実的な選択肢です。自分のライフスタイルや希望する働き方に合う園を探すことで、長く安心して働ける職場環境を見つけられます

延長保育の利用が少ない園や閉園時間が早い園であれば、「遅番がない」または「遅番があっても比較的早めに退勤できる」可能性があります。保育士の人数に余裕がある園では、遅番が1人に偏りにくく、自分だけが遅番ばかりの負担を感じるという状況を抜け出せるかもしれません。

遅番ばかりのシフトを避ける求人探しの方法

遅番ばかりの負担が減らせる求人を探している人には、保育士専門の転職エージェント「レバウェル保育士」を活用するのがおすすめです。保育業界に特化したアドバイザーが希望条件をヒアリングし、延長保育の少ない園や閉園時間が早めの園を紹介します。求人票では分かりにくいシフトの実態も、アドバイザーが事業所に直接確認するため、安心です。

レバウェル保育士」では面接対策や履歴書の添削といったサポートも無料で受けられ、自分にあった職場で働ける可能性が高まります。「今より働きやすい職場を見つけたい」と思ったら、気軽に相談してみてください。

遅番ばかりの保育士に関してよくある質問

ここでは、遅番ばかりの保育士に関してよくある質問に、Q&A形式でお答えします。

パートの保育士が遅番ばかりのときは割り切るしかない?

パートの保育士が遅番ばかりのときは、必ずしも我慢する必要はありません。遅番ばかりの状況に不満を感じる際は、上司にシフトの相談をしましょう。それでも改善が難しい場合は、シフトの融通が利く園に転職するのも1つの手です。

パートの保育士は遅番ばかりだと疲れる?

パートの保育士が遅番ばかりだと、生活リズムが崩れやすく、疲れを感じる人もいます。家庭との両立を目指している人や、体力的に不安がある人は、遅番が負担になりやすいです。

遅番が続くことによって保育士が感じやすい不満も知りたい方は、本記事の「遅番ばかりの保育士が抱えやすい不満」をチェックしてください。

まとめ

保育士が遅番ばかりのシフトになる背景には、人手不足や職員の経験の差など、幅広い理由があります。自分ばかりに遅番の負担が偏っていると、不満や疲れが蓄積することもあるでしょう。家庭との両立が難しくなったり、図分の時間が取れなかったり、心身への影響も無視できません。

遅番ばかりのシフトに辛さを感じたら、一人で抱え込まずに園長や労務担当に相談しましょう。それでも改善が難しいときは、環境を変えるのも1つの方法です。

転職して、遅番ばかりの環境を改善したいと感じたら、「レバウェル保育士」を活用してみてください。あなたに合った働き方を一緒に見つけましょう。

執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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