最終更新日:
保育士の遅番の働き方・勤務時間・仕事内容は?メリット・デメリットも解説
- #保育士
- #働き方

保育士のなかには、「遅番て何時から?」「どんな仕事をするの?」と遅番の働き方が気になる方もいるかもしれません。保育士が遅番を担当するときは、延長保育の対応や閉園作業などを任されることになります。 この記事では、保育士の遅番について、勤務時間や仕事内容、1日の流れなどをまとめました。遅番の働き方について知りたい方は、メリット・デメリットもチェックしてみてください。
この記事のまとめ
-
保育士の遅番とは、保育園の閉園まで働くシフトのこと
-
遅番を担当する保育士の勤務時間は、午前10時~午後7時ごろまで
-
遅番の保育士は、延長保育の対応や閉園作業を任される
目次
遅番の保育士の働き方とは
保育士の遅番とは、早番や中番より出勤時間が遅く、保育園の閉園まで働くシフトのことです。保育園の開園時間は11時間程度と長いため、シフト制で働く場合、勤務時間は「早番」「中番」「遅番」に分けられます。正社員の場合は、日によって担当する時間帯が変わり、遅番限定で働くことは少ないようです。一方、パートやアルバイトの保育士の場合は、契約内容によって遅番専任として働ける可能性があります。
遅番の保育士の勤務時間

遅番の勤務時間は保育園によって異なりますが、一般的には午前10時ごろから始まり、19時ごろまで勤務するようです。保育園によっては、20時や21時まで開園しているところもあります。遅番の保育士は、一般的な企業で働く人より遅い出勤・退勤時間になるでしょう。なお、遅番の勤務時間は園によって大きく異なることもあるため、就職や転職の際には必ず詳細を確認するようにしましょう。
【遅番】保育士の仕事内容と1日の流れ

遅番を担当する保育士は、午前中の保育からスタートすることになるでしょう。ここでは、遅番の保育士の仕事内容と1日の流れを解説します。
午前の保育
遅番の保育士は、出勤したらまず、その日の子どもたちの様子や特記事項について、早番や中番の保育士から引き継ぎを受けます。子どもの体調や機嫌、保護者からの伝言など、午前中に起きたことを把握したうえで業務に入ることが大切です。遅番の保育士が出勤する時間帯には、室内遊びや散歩、製作活動などが実施されています。午前中の活動終了後は給食の時間になり、子どもたちの食事をサポートしたり、見守ったりすることになるでしょう。
お昼休憩
子どもたちの給食後は、お昼寝の時間になります。寝かしつけに対応し、子どもたちが落ち着いたら、保育士は交代で休憩に入ることになるでしょう。お昼寝は、複数のクラスをまとめて見守ることもあります。休憩は少しずつ時間をずらしながら、回すことになるかもしれません。
休憩に入るタイミングは、早番や中番などの保育士が先になる傾向にあり、遅番の保育士は後のほうになる可能性があります。お昼寝の見守り中に連絡帳や保育の記録などの事務作業を済ませておけば、夕方以降の業務がスムーズにいくでしょう。
午後の保育
お昼寝が終わったら、おやつの時間になります。おやつ後は、クラスごとの活動、帰りの会といった流れになるでしょう。帰りの会が終わったら、早番の保育士が退勤する時間になるため、業務の引き継ぎを受けるかもしれません。
また、早番の保育士が退勤すると人員が減るため、乳児クラスごとや幼児クラスごとなど、複数のクラスをまとめて保育する場合もあります。遅番の保育士は、この時間帯から徐々に保育の中心的な役割を担うようになるでしょう。
降園時の保護者対応
16時ごろから順次、降園時の保護者対応をしていきます。活動内容や子どもの様子の変化、食事の状況などを簡潔に伝えることは、遅番保育士の重要な役割の1つです。遅番の保育士は、自分が担当しているクラス以外の保護者対応を任されるかもしれません。クラス担任から引き継いだ保護者への連絡事項は、伝え漏れがないように注意しましょう。また、保護者から質問や相談を受ける場合もあるため、ほかのクラスの子どもの様子もしっかりと観察しておくことが重要です。
延長保育の対応
通常の保育時間が終了すると、延長保育に入ります。中番の保育士が退勤する18時ごろ以降は、遅番のみで延長保育に対応することになるでしょう。また、園に残っている子どもたちの人数も少なくなるため、合同保育になることが多いようです。異年齢の子どもたちが一緒に過ごす時間なので、それぞれの年齢に合った関わりが大切になります。なお、夕方に補食の提供がある園では、その準備と片付けも遅番の仕事です。
翌日の保育士への引き継ぎ準備
遅番の保育士は、次の日の保育が支障なく進むように、引き継ぎの用意も進めます。子どものケガや様子の変化、保護者からの連絡などは、申し送りノートやメモなどに残し、確実に共有することが重要です。たとえば、「◯◯ちゃんが急にお母さんを思い出して、18時くらいから泣き出した」という情報は、「翌朝の登園で渋るかもしれないから、丁寧な関わりが大切になる」といった対応につながります。
一方、子どもたちが楽しく遊んでいた様子や成長が感じられたことなどは、あえてメモに残さなくても、翌日に口頭で共有すれば問題ないでしょう。また、「◯◯くんのお母さんからトイレトレーニングについて相談を受けました。詳しくは明日お話します」のように、要点のみメモで残し、詳細は次の日に直接共有するのも手です。
閉園作業
遅番の保育士は、閉園作業も重要な仕事の1つです。閉園に向けた作業としては、保育室や共有スペースの清掃、おもちゃの消毒、ゴミの回収などがあるでしょう。また、子どもたちが全員降園したことをチェックし、空調や照明などの電源を切り、火の元の安全確認などを行います。警備システムの設定や窓・出入口の施錠確認など、遅番の保育士は、防犯面での重要な仕事を任されやすいのが特徴です。
保育士が遅番を担当するメリット
遅番の保育士は朝にゆとりを持って過ごせることや、園によっては手当が支給される点がメリットといえるでしょう。ここでは、遅番の保育士として働くことのメリットについて解説します。
朝の時間をゆったり過ごせる
遅番勤務をすることで、保育士は朝の時間を有意義に使えるのがメリットです。遅番は午前10時ごろに出勤となるため、起床や朝の準備時間に余裕を感じられるかもしれません。出勤前に家事を済ませたり、趣味の時間にあてたりすることも可能です。
また、通勤ラッシュを避け、満員電車や交通渋滞によるストレスが軽減される可能性もあります。遅番勤務は、朝が苦手な人や午前中にやりたいことがある人にとって、生活と仕事のバランスを取りやすい働き方といえるでしょう。
遅番・時間外手当が支給される場合もある
保育園によっては、遅番を担当すると手当が支給される場合もあります。通常の給与に加えて「遅番手当」や「時間外手当」が支給されれば、効率よく収入を増やせるでしょう。また、園によっては、ほかの時間帯に比べ、遅番のパート時給を高く設定している場合もあります。ただし、あくまで一例なため、手当の有無や時給などの詳細は、入職前にチェックしましょう。
保育士が遅番を担当するデメリット
遅番の保育士は、退勤時間が遅いため、帰宅後のプライベート時間が限られてしまうことにデメリットを感じるかもしれません。ここでは、保育士が遅番を担当することで生じやすいデメリットを紹介します。
帰宅後のプライベート時間が少ない
遅番は、退勤時間が19時ごろになるため、プライベートで使える時間の少なさにデメリットを感じるかもしれません。翌日の準備や閉園作業によっては、退勤時間が予定より遅くなる場合もあります。帰宅してから夕食や家事を行うと、就寝時間が遅くなることもあるでしょう。生活リズムが乱れた状態で遅番勤務を続けると、心身に疲労が溜まりやすくなるため、注意が必要です。
翌日の準備や閉園作業が負担になる
遅番の保育士は、任される仕事の量や責任の重さにより負担を感じる可能性があります。園の状況や時期によっては、翌日の活動や行事の準備を任されることもあるでしょう。また、保護者がお迎えに遅れている場合は、連絡を取ったり遅くまで子どもの対応をしたりする必要があります。閉園作業では、園内の戸締りや防犯面での確認を任されるため、責任が重く感じることもあるでしょう。
保育士が遅番を担当するときの注意点
保育士が遅番を担当する際は、早番の保育士にスムーズに情報共有できるよう、必要な連絡事項を漏れなく伝えることが大切です。ここでは、保育士が遅番を担当するときに押さえておきたい注意点をまとめました。
早番の保育士に引き継ぎ漏れがないよう気をつける
遅番を担当する保育士は翌朝の保育が滞りなく始められるよう、早番の保育士に必要な情報を引き継ぐことが重要です。申し送りノートや連絡事項の共有アプリなどを活用し、「何が起きたか」「何をしてほしいか」を結論から簡潔に伝えるよう意識しましょう。主観的な表現は避けて、事実のみを共有するのがポイントです。
業務中に引き継ぎが必要なことが発生した場合は、その都度メモを残しておくことで、引き継ぎ漏れを防止できます。保育現場ではチームワークが大切なため、日々の細やかな情報共有が求められるでしょう。
自身の体調と生活リズムを整える
遅番勤務は帰宅時間が遅くなりやすく、自分の体調や生活リズムを整える工夫が必要です。たとえば、朝のうちに家事を済ませておくと、帰宅してから早めに就寝でき、睡眠時間を確保しやすくなります。ただし、生活リズムを整える工夫をしても、遅番が自分の体調に合わないと感じる場合は、自分にあった時間帯で働ける職場に転職するのも1つの選択肢です。保育士として長く働き続けるためには、自分自身の健康を守る意識を大切にしましょう。
遅番のみや遅番免除の保育士求人を探すには?
「遅番のみで働きたい」「遅番免除の職場はある?」といった方は、保育士専門の転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。専任のアドバイザーが希望条件を丁寧にヒアリングしたうえで、あなたにあった求人を紹介してくれます。シフト体制は求人情報だけでは分からないこともあるため、プロに相談するのが効果的です。
レバウェル保育士では、職場の雰囲気や働いている人の声など、求人情報だけでは分からない詳しい情報収集が可能です。また、保育業界の転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが、働き方の希望条件に合った求人を紹介します。
保育士の遅番に関してよくある質問
ここでは、保育士の遅番に関してよくある質問に、Q&A形式でお答えします。
保育士の遅番は何時から何時までですか?
遅番を担当する保育士の勤務時間は、午前10時ごろ〜午後7時ごろになるのが一般的です。遅番は、閉園時間から逆算して勤務時間が設定されるでしょう。なお、園によっては午後8時ごろまで開園している場合があります。遅番の保育士は、帰宅時間が遅くなることもあるため、プライベートとの両立が可能か検討することが大切です。
保育士は遅番ばかりのシフトになることもある?
園の状況によっては、遅番ばかりになる可能性もあります。特に人手不足の園では、限られた保育士で遅番を回す必要があり、一人当たりの遅番の回数が多くなりやすいです。また、経験年数に偏りがある職場では、責任のある業務を任せやすい中堅以上の保育士に遅番が集中するかもしれません。
遅番の保育士が延長保育をするときに提供する遊びは?
延長保育では、落ち着いて楽しめる遊びを提供することが大切になります。夕方以降は、1日の疲れが出てくる子どももいるため、折り紙やパズルなど、静かに楽しめる活動を提供します。また、延長の時間帯は、異年齢保育が行われる傾向から、子どもの年齢差に関係なく落ち着いて取り組める「お絵描き」や「絵本の読み聞かせ」などを実施することもあるでしょう。
パート保育士が遅番を担当することもある?
パートで働く保育士も契約内容によっては、遅番を担当する場合があります。朝と夕方は子どもの人数が少ない時間帯ですが、保育園の運営上、保育士は必要な人数を確保しなければなりません。そのため、遅番に入れるパート保育士を募集している求人もあるでしょう。なお、パート保育士は遅番専任になったり、遅番以外のシフトが組まれたりするなど、勤務時間が固定されていることもあります。応募する際は、求人情報の詳細を確認することが大切です。
まとめ
保育士の遅番は、一般的に午前10時から午後7時ごろまでの勤務となります。出勤後は、午前中の保育業務からスタートし、夕方からは延長保育の対応や閉園作業が主な仕事です。遅番ならではのメリットは、朝の時間にゆとりが持てることや、手当がつく可能性があることが挙げられます。一方、帰宅が遅くなりやすく、プライベート時間の確保が難しい点はデメリットです。
遅番を担当する際は、自身の生活リズムを整えることが大切になります。遅番シフトが合わないと感じる場合は、専門のエージェントに相談して、自分に合った働き方を見つけるのも手です。転職を検討している方は、レバウェル保育士にご相談ください。キャリア相談や求人紹介、選考対策などのサービスは、すべて無料です。
執筆者

「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。














