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保育士の服装に悩む方必見!失敗しない選び方とおしゃれを楽しむコツ

  • #保育士
エプロンをする保育士の画像

保育士の服装選びに悩む方もいるかもしれません。子どもたちと元気に動き回る場面が多いからこそ、安全で動きやすい服装を選ぶことが大切です。この記事では、保育現場で役立つ基本の服装から、季節ごとや行事、状況に合わせた着こなしのポイントを分かりやすくまとめました。業務経験が浅い方も改めて服装のマナーを押さえたい方も、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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保育士の基本の服装

保育士の服装は子どもたちと一緒に動きやすいことはもちろん、清潔感や安心感を与えることも大切です。毎日着るものだからこそ、機能性と身だしなみの両方を意識して選ぶ必要があります。ここでは、保育士として押さえておきたい基本の服装についてまとめました。

動きやすくて丈夫なシンプルTシャツ

子どもたちと毎日遊ぶ保育士にとって、シンプルなTシャツやカットソーは欠かせないアイテムの1つです。綿素材は肌触りが優しく、汗をかいてもすぐに吸い取ってくれるので一日中快適に過ごせるでしょう。

また、外遊びや食事の見守りなど汚れやすい保育の現場では、すぐに洗えて丈夫な素材を選ぶことが大切です。色違いで数枚持っておけば着回しも楽しめ、毎日のコーディネートにも困りません。シンプルなTシャツは何枚あっても重宝するので、お気に入りを揃えておくと安心です。

しゃがんでも安心なストレッチパンツ

保育士には、伸縮性のあるストレッチパンツがおすすめです。子どもと遊ぶ際に欠かせない「しゃがむ・立つ」といった動作をスムーズに行え、膝を曲げても窮屈に感じにくいので、子どもの目線に合わせやすくなります。

素材は、ジーンズのような厚手のものより、軽くて柔らかいものを選ぶとさらに動きやすいでしょう。ジャージのように快適でありながら清潔感も保てるパンツであれば、一日中ストレスなく過ごせます。

ポケットが便利なかぶるタイプのエプロン

保育士には、ポケットが付いている「かぶるタイプのエプロン」がおすすめです。エプロンは服を汚れから守るだけでなく、ポケットがあればハンカチやティッシュ、メモ帳などを入れておけるので、必要な時にすぐ取り出せてとても便利です。忙しい保育中でもさっと着脱できる「かぶるタイプ」なら、手間がかからず効率的に動けます。使いやすさとデザインの両方を意識して選べば、毎日の保育がより快適で楽しくなるでしょう。

動きやすい靴

保育士は一日中立ちっぱなしだったり、子どもたちと走り回ったりするため、足に合った動きやすい靴がおすすめです。軽くてクッション性の高いスニーカーや、着脱しやすいスリッポンタイプも便利でしょう。足に合わない靴は、疲れやすくなるだけでなく、ケガの原因にもなりかねません。毎日の活動を支えてくれる大切なアイテムだからこそ、安全面も考慮した一足を見つけることが大切です。新しい靴を履く際は、試し履きしてある程度慣らしておくことをおすすめします。

保育士の服装で重視すべき3つの基本ポイント

保育士として子どもの安全を守ったり、スムーズに仕事を進めたりするためにも、働くときの服装は大切です。ここでは、保育士の服装で重視すべき3つのポイントを紹介します。

子どもの安全を最優先して服装を選ぶ

保育園には好奇心旺盛の子どもたちが集まるため、保育士の服装にも安全面への配慮が欠かせません。子どもと触れ合う機会が多いので、肌にやさしい綿や麻などの素材を選ぶと安心です。ビーズやスパンコール、小さなボタンといった装飾は、取れて誤飲やケガにつながる危険があるため避けましょう。

また、服のほつれや破れを放置すると、子どもが指を引っかけて転倒するなど思わぬ事故につながることもあります。細かい部分まで気を配り、子どもたちが安心して過ごせる環境を整えましょう。

動きやすさや機能性を重視する

保育士の仕事は、子どもと一緒に走ったり、抱っこしたりと体を大きく動かす場面が多いため、伸縮性と軽さを重視した服装がおすすめです。ストレッチ素材のパンツや、通気性が良く、汗をかいても乾きやすい素材を選べば、暑い季節の外遊びも快適に過ごせます。

また、厚手のセーターやダボッとした服はかさばって動きづらく、長過ぎる袖は介助の際に引っかかってしまう恐れがあります。自分の身体に合ったサイズの服を選ぶことも重要です。

清潔感を意識し保護者の信頼を勝ち取る

保育士は毎日保護者と顔を合わせるため、清潔感のある服装は信頼につながる大切なポイントです。シワや毛玉のない整った服を選ぶのはもちろん、靴やエプロンも定期的に洗濯や手入れをして、常に清潔に保つように意識してください。見た目のきちんとした印象は「子どもを安心して任せられる先生」という信頼感に繋がります。自分らしさも大切ですが、園の一員であることを念頭に置いたうえで仕事着を決めましょう。

保育士のメイク・髪型・小物選びの注意点

保育士の仕事は、子どもと密接に関わるため、服装だけでなくメイクや髪型、小物にも注意が必要です。ここでは、安全に配慮しながらおしゃれを楽しむためのポイントを解説します。

メイクは控えめにする

保育士のメイクは、控えめにするのが基本です。華やかなメイクや香りの強い香水は、アレルギーや肌の弱い子どもに影響を与える可能性があります。

また、派手な印象は保護者や同僚からの信頼にも影響することがあります。ナチュラルメイクを心掛け、子どもたちや周りの人に不快感を与えないように配慮しましょう。リップやアイシャドウは、肌なじみの良い落ち着いた色を選ぶのがおすすめです。

髪型は安全性を重視して整える

長い髪の毛は遊んでいるときに子どもの顔にかかったり、抱っこしたときに子どもの口に入ったりする可能性があるため、ゴムでしっかり結びましょう。顔にかからないように清潔にまとめることで、子どもたちとの活動がよりスムーズになります。ヘアピンや装飾のある髪留めは、子どもをケガさせてしまうリスクがあるので避けましょう。シンプルなゴムやシュシュを使うと、安全におしゃれを楽しめます。

アクセサリーやネイルアートはしない

ネックレスやピアスなどのアクセサリーは、子どもが引っ張ったり、誤って飲み込んでしまう危険性があるため、保育中は外すのが基本です。長いネイルや派手なネイルアートも、子どもの体を傷つけてしまう可能性があるため、短く切って清潔を保ってください。子どもの安全を最優先に考え、保育中はアクセサリーやネイルは我慢して、シンプルで安全な装いを心掛けることが大切です。

【季節・シーン別】保育士の服装のポイント

保育士の服装は、季節やシーンによって使い分けるのがポイントです。ここでは、それぞれの場面でどのような服装が適しているかを紹介します。

季節ごとの服装

保育士は子どもと一緒に室内外を行き来するため、温度変化に対応できる服装が重要です。以下の表に、季節別のポイントをまとめました

季節 通勤 園内 園庭
  • 花粉対策や日焼け対策ができる羽織
  • 温度調節しやすいカーディガン
  • 薄手の長袖Tシャツやトレーナー
  • 日焼けや花粉対策の羽織
  • 速乾性のあるシャツやパンツ
  • 通気性の良い素材
  • 冷房対策に薄手の羽織
  • 半袖Tシャツ
  • ツバ広の帽子
  • 汗をかいたときの着替え
  • 朝晩の気温差に対応できる羽織
  • 薄手のロンTやトレーナー
  • 体温調整しやすい上着
  • 裏起毛のトップスやパンツ
  • 手袋やマフラーで防寒対策
  • 底冷え対策に長袖エプロン
  • 動きやすい防寒着
  • 防寒対策として動きやすいコートやアウター

どの季節も「動きやすさ」が基本です。重ね着で調整できる服装を意識すると快適に過ごせるでしょう。上着にフードが付いているものは引っ掛かる恐れがあるので、避けた方が無難です。

園行事やイベントの服装

園行事では、清潔感と動きやすさを両立させることが大切です。行事ごとの服装ポイントを以下の表にまとめました。

行事・イベント 服装のポイント
入園式・卒園式
  • スーツやジャケットスタイル
  • フォーマル感を意識しつつ、派手すぎない落ち着いた装い
プール活動(夏)
  • Tシャツ重ね着+短パン
  • 帽子や日焼け止めで紫外線対策
運動会
  • 動きやすい服装+履き慣れたスニーカー
  • 両手が自由に使えるボディバッグが便利
遠足
  • 両手が空くリュックサック
  • 気温差に対応できる羽織りを準備
研修
  • 内容に合わせて服装を調整
  • 座学:ラフすぎない服装+膝掛け
  • 実技:動きやすいパンツスタイル

行事ごとに適した服装を意識することで、子どもたちとの活動がよりスムーズになり、周囲からの印象も良くなります。また、園によって服装のルールや雰囲気が異なるため、事前に確認しておくと安心です。

研修・面接の服装

研修や実習、面接では清潔感があり、誠実な印象を与える服装を心掛けましょう。スーツやオフィスカジュアルが一般的なため、白いシャツやブラウスに黒や紺、グレーなどの落ち着いた色のパンツやスカート、ジャケットを合わせるのがおすすめです。また、実技試験では子どもと関わる場面を想定し、ひざをついたり、手遊びをしたりする動作がスムーズに行えるか確認しておくと安心です。

服装以外であると便利なアイテム

保育の現場では、服装だけでなく小物や道具を上手に活用することで、効率よく動けたり、子どもとの関わりがスムーズになったりします。ここでは、持っていると便利なアイテムを紹介します。

外遊び用の帽子

外遊びの時間は日差しが強い日も多いため、帽子を用意しておくと安心です。キャップやバケットハットなど、つばのある帽子をかぶることで熱中症対策にもなります。つばが広すぎると視界が悪くなるため、自身にあったサイズの帽子を選ぶようにしましょう。

収納力のあるバッグ

保育士は持ち物が多くなることもあるため、収納力のあるバッグを用意しておくと便利です。水筒やタオル、連絡帳、子どもの着替えなど、持ち歩くものが多いため、丈夫で肩掛けやリュックとして使えるバッグが重宝されます。また、両手が空くタイプを選ぶと、子どもと関わりながらでも動きやすいためおすすめです。

保育士でも楽しめるおしゃれとは?

子どもの安全を第一に考えたうえで、おしゃれを楽しむことは保育士さんのモチベーションアップにもつながります。子どもたちは先生のことをよく見ているので、少し違うところがあると「先生、かわいい!」と褒めてくれるかもしれません。

服装で個性を出す

ジャージやトップスの色や形を工夫することで、自分らしい個性を出せます。動きやすさや派手すぎない配色に注意しながら、自分らしい色やキャラクターを取り入れてみるのもおすすめです。ただし、園によって規定は異なるため事前に確認しておきましょう。規定の範囲内で工夫することで、安全性を保ちながら自分らしいおしゃれを楽しむことができます。

エプロンや靴下で遊び心を取り入れる

エプロンや靴下を工夫するだけでも、日々の保育に楽しさを加えられます。子どもたちに人気なのが、キャラクターが描かれたエプロンです。柄や色を変えるだけで気分も変わりますが、キャラクターが使用OKかどうかは園ごとに違うので確認してみてください。また、靴下は普段靴に隠れるので、少し派手な色や柄にも比較的挑戦しやすいでしょう。保育士の服装の中では手軽におしゃれを楽しめるアイテムといえます。

ヘアアレンジを工夫してみる

髪型を変えるだけでも、印象を簡単に変えられます。普段シンプルなポニーテールの方はお団子にしてみたり、毛先を少しだけ巻いてから結んでみたりするだけでも、いつもと違う雰囲気を楽しめるのでおすすめです。ただし、ピンや装飾のあるアクセサリーは、子どもが誤って口に入れる危険があるため、使用時には安全性に十分配慮しましょう。

保育士の服装についてよくある質問

ここでは、保育士の服装についてよくある質問にお答えします。ぜひ参考にしてみてください。

園の規定がよく分からない場合はどうすればいい?

園の規定が明確でない場合、まずは先輩保育士の服装を参考にするのがおすすめです。それでも不明な点があれば、園長や主任に直接確認してみてください。事前に職場の服装に関するルールを把握しておくことで、仕事中に迷ったり不安になったりすることがなくなり、安心して保育業務に専念できます。

保育士の服やアイテムはどこで買えばいい?人気なのは?

保育に必要な服や小物は、身近なお店で十分そろいます。汚れても気にならないシンプルなTシャツやズボンであれば、比較的リーズナブルなお店でも手に入りやすいです。動きやすさや清潔感を重視すれば、保育の現場で問題なく使えます。まずは近くのお店で使いやすいアイテムを探し、毎日の保育に役立つ服をそろえてみましょう。

保育士試験の実技試験ではどんな服装が良い?

保育士試験の実技試験では、きちんと感があり、動きやすい服装が基本です。襟付きシャツやブラウスにチノパンやストレッチパンツを合わせると、試験中に体を動かすことがあってもスムーズに行えます。服装も評価の対象になる場合があるため、事前に動きやすさを確認しておくと安心です。

保育士の通勤時の服装は?

通勤時の服装は園での仕事着とは別に考えてOKです。ただし、通勤中に保護者と会うこともあるため、極端に派手な服やアクセサリーは避け、園の雰囲気に合った落ち着いた色やデザインを選ぶと安心かもしれません。季節に合わせて快適さを意識しつつ、荷物を持っても動きやすい服を選ぶことで、気持ちよく1日のスタートを切れますよ。

まとめ

保育士の服装は、子どもたちの安全を第一に考え、動きやすさや機能性を重視することが大切です。日々の保育では、しゃがんだり抱っこしたりする動作が多いため、シンプルで丈夫なTシャツやストレッチパンツ、ポケット付きのエプロンなど、快適に動けるアイテムを選びましょう。

また、清潔感のある身だしなみは、保護者の方からの信頼を得るうえでも欠かせません。規定の範囲内で自分らしい色やデザインを取り入れつつ、機能的な服装をそろえることで、毎日の保育をより楽しめるはずです。

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執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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