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保育士の園見学とは?申し込み方法や当日の流れ、しておきたい質問を解説
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転職する際に「園見学はした方が良いのだろうか」と気になっている保育士もいるのではないでしょうか。園見学は、転職を考えている保育士が志望先の職場を実際に見て確認できる貴重な機会です。 この記事では、保育士が園見学をする目的や確認したいポイント、申し込み方法を解説します。保育士が園見学をする当日の流れや、しておきたい質問もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
目次
保育士の園見学とは
保育士の園見学とは、保育士が転職や就職の前に志望先の保育園を訪れ、職場環境や保育方針を確認するための機会です。ここでは、保育士が園見学をする目的と時期を解説します。
保育士が園見学をする目的
保育士が志望先の保育園の見学をする目的は、職場環境や保育方針を実際に自分の目で確かめることです。保育園の求人票やWebサイトの情報だけでは分からない職場の雰囲気や職員同士の人間関係、子どもたちの様子を保育士が直接見ると、自分に合った職場かどうか判断しやすくなります。園見学は、職場の設備や保育士の働き方を確認でき、実際に働くイメージが湧きやすくなる点がメリットです。園の様子を見て、ここで働きたいと思えるかどうかを判断することが、保育士の転職後のミスマッチを防ぐポイントになるでしょう。
園見学の時期
保育士が園見学を行う時期は、転職活動を本格的に始める前が理想的です。こども家庭庁の「保育士の有効求人倍率の推移(全国)」によると、例年12月から2月ごろに保育士の有効求人倍率が高くなる傾向にあります。この時期に向けて転職の準備を進める場合は、9月ごろから園見学を行うと、複数の園を比較する時間を確保できるでしょう。保育士が転職する際は、気になる求人をリストアップし、計画的に園見学のスケジュールを立てることが大切です。
出典
こども家庭庁「保育士の有効求人倍率の推移(全国)」(2025年8月27日)
保育士が園見学の際に確認したい4つのポイント
保育士は園見学をするとき、園のどこに注目すれば良いのでしょうか。ここでは、保育士が園見学の際に確認したい4つのポイントを解説します。
1.保育園の経営方針
保育園は、それぞれ掲げている教育理念や運営方針が異なります。たとえば、子どもの自主性を重視する園もあれば、リトミックや英語教育のような特色のある保育を取り入れている園もあるでしょう。保育士は園見学で保育園の方針を見極め、自分の考えと合う園を選ぶことが大切です。保育園は経営母体によっても保育士の勤務環境や待遇が変わるため、園見学を通じてそれぞれの違いを理解しておきましょう。
また、保育園の経営が安定しているかどうかも重要なポイントです。運営状況が不安定な園では、保育士の入れ替わりが激しかったり、急な人員不足が発生する可能性があります。園見学は、職員から直接園の方針や経営の考え方を聞ける貴重な機会です。園見学で、保育園のパンフレットやWebサイトだけでは分からないリアルな部分を確認し、自分が長く働ける環境かどうかを見極めましょう。
2.保育環境や子どもの様子
保育園では子どもたちが長時間過ごします。そのため、園見学を通じて安全で快適な環境が整っているかどうかを確認する必要があります。保育士が園見学をする際は保育室の広さや清潔さ、空調設備、トイレの衛生管理などをチェックしましょう。ほかにも、園庭の広さや遊具の安全性も大切なポイントです。
また、子どもたちが楽しそうに過ごしているか、保育士が一人ひとりにしっかりと関わっているかにも注目しましょう。たとえば、落ち着いて遊んでいる子どもが多い園は、日頃から安心して過ごせる環境が整っている可能性が高いといえます。泣いている子が多かったり、保育士が忙しそうに動き回っていたりする場合は、保育士の配置や働き方に課題があるかもしれません。園見学をする際、子どもたちの表情や過ごし方を観察すると、園の保育環境を知る手がかりになります。
3.職員の雰囲気や人間関係
保育士として勤務する場合、職場の人間関係は働きやすさに影響します。園見学では保育士同士のやり取り、園長や主任、職員との関係性を観察すると、職場の雰囲気を把握できます。
たとえば、保育士が笑顔でコミュニケーションをとっている園は風通しが良く、チームワークがとれている可能性が高いでしょう。働いている保育士から余裕のない雰囲気が感じられる場合は、職場の人間関係に課題があるかもしれません。
保育士の勤続年数も、働き続けやすさを確認できるポイントの1つです。長く働いている保育士が多い園は働きやすい可能性が高く、保育士の離職率が高い園は働き続けにくい理由があるかもしれません。園見学では、現場の保育士がどのように働いているのかをしっかりと確認し、自分がその園で働くイメージを持てるかどうかを考えましょう。
4.労働環境や設備
保育士の働きやすさは、園の設備やサポート体制にも影響されます。園を見学する際には、休憩スペースの有無や職員用トイレ、事務作業用のデスクなど保育士が快適に働ける環境が整っているかをチェックしましょう。園のシフト管理が適切に行われているか、保育士の残業の有無、持ち帰りの業務があるかどうかも重要なポイントです。園見学に行く前に求人情報を確認し、照らし合わせながら、自分に合った労働環境かどうかを判断しましょう。
保育士が園見学を申し込む方法
保育士の園見学は、一般的に電話で申し込みます。ただし、保育園によっては、園見学の予約をメールやWebフォームで受け付けている場合もあるようです。見学したい保育園が見つかったら園のWebサイトを確認し、指定の申し込み方法があれば、それに従いましょう。
メールやWebフォームで園見学を申し込む場合は、希望日や見学の目的を簡潔に記載します。園見学に関する記載がないときは、電話で園見学が可能かどうかを確認し、受け付けてもらえる場合は手続きを進めましょう。
園見学の申し込みをする電話をかける際のマナー
保育士が園見学の申し込みをする際、電話をかけるときには、事前に準備を整えて、園が忙しくない時間帯にかけることが大切です。あらかじめ電話で伝える内容を整理しておくと、スムーズに園見学の予約を進められます。ここでは、保育士が園見学の電話をかける際のマナーを解説します。
電話をかける時間帯
園見学の申し込みは、保育士が忙しくない時間帯を選んで連絡することが大切です。朝の登園時間や夕方の降園時間は、保育士が子どもや保護者の対応に追われている可能性が高いため、連絡するのを避けましょう。保育士に比較的余裕があるのは、子どもの午睡中の午後1時〜午後3時ごろです。この時間帯であれば、保育士が電話に対応しやすく、落ち着いて対応してくれる可能性が高まります。
電話をかける前の準備
園見学の申し込みがスムーズにできるよう、電話をかける前に準備を整えましょう。事前にメモや筆記用具を用意し、必要事項をすぐに書きとめられるようにしてください。電話で話す内容を整理し、「自分の名前」「見学希望の旨」「希望日時」「当日の確認事項」を簡潔に伝えられるようまとめます。
また、電波のつながりやすい静かな場所で電話をかけることも重要です。電話をかけてから慌てることがないように、準備を整えて落ち着いた環境で対応しましょう。
電話のかけ方と例文
保育士が園見学の電話をする際は、簡潔に要件を伝え、丁寧に対応することが大切です。ここでは、園見学の電話のかけ方と例文を解説します。
1.挨拶をして名乗る
電話をかけたら、挨拶をして自分の名前を名乗り、相手が対応できる状況かどうかを確認します。
お忙しいところ、失礼いたします。私、○○と申します。現在、転職を検討しており、園の見学をしたく、ご連絡いたしました。今、お時間よろしいでしょうか?
電話で名前と要件を伝えるときは、相手が聞き取りやすいよう、落ち着いたトーンで話してください。電話をかけた際、相手が忙しいタイミングですぐに話ができない場合は、都合の良い時間帯を聞いてかけなおしましょう。
2.要件を伝える
見学を希望する旨を、簡潔に伝えます。
Webサイトで保育士の求人を拝見しました。見学を希望しておりますが、申し込みは可能でしょうか?
可能であれば、その園を見学した理由を併せて伝えると、園の担当者に熱意が伝わりやすくなります。
3.見学希望の日程を伝える
園の見学が可能な日を確認し、見学する日程を決めます。見学希望の日程を聞かれた場合は、第一希望だけでなく、いくつかの候補日を伝えましょう。
〇月〇日から〇月〇日までで、お時間をいただける日はございますか。ご都合の良い日時がございましたら、お知らせください。
見学希望の日程を伝える際は、相手が予定を合わせやすいよう配慮するのがポイントです。園のスケジュールを優先し、自分の予定を調整する姿勢を示しましょう。
4.必要な持ち物や服装を確認する
園によっては、必要な持ち物がある場合も。園見学を申し込む際には、当日の持ち物や服装を確認しましょう。
見学の際に必要な持ち物はございますか。また、当日の服装も教えていただけると幸いです。
園見学に必要な持ち物や服装を確認し、事前に準備しておくと、当日もスムーズに対応できます。
5.お礼を伝えて終える
最後にお礼を伝えて、電話を切ります。
お忙しい中、ご対応いただきありがとうございました。当日はよろしくお願いいたします。それでは失礼いたします。
自分が話し終えてもすぐに電話を切らず、相手が電話を切るのを待つのがマナーです。慌てず、相手が電話を切ったことを確認しましょう。
保育士が園見学をするときの服装と持ち物
園見学の服装や持ち物に迷う保育士もいるでしょう。ここでは、保育士が園見学をするときの服装と持ち物を解説します。
保育士が園見学をする際の服装
園から指定が特になければ、園見学の服装はシンプルなスーツを選びましょう。落ち着いた色のジャケットに、パンツまたはスカートを選び、清潔感のある印象を与えられるよう心がけてください。動きやすい服装や私服で来るように指定された場合は、オフィスカジュアルを意識すると安心です。派手なデザインや露出の多い服装は避け、保育現場にふさわしい落ち着いた服を選びましょう。
保育士が園見学をする際の持ち物
園見学で得た知識を記録できるよう、メモ帳と筆記用具を持参するのがおすすめです。また、念のためにスリッパを用意しておくと、靴を脱ぐ場面でスムーズに対応できます。園見学では書類を受け取る可能性があるため、書類を入れやすい鞄を選ぶと安心です。女性の場合は、予備のストッキングも持っておくと、万が一の際にも焦らずに対応できます。
保育士が園見学をする当日の流れ
園見学の当日に焦らず対応できるよう、全体の流れを把握しておきましょう。ここでは、園見学の当日の流れを紹介します。
1.インターホンを押して挨拶をする
園に到着後、身だしなみを整えたら玄関のインターホンを押し、「本日〇時からの見学に参りました。〇〇と申します」と伝えましょう。職員が出てきたら、笑顔で挨拶するのが大切なポイントです。保育士は第一印象が重要なため、服装や立ち振る舞いに気をつけて、落ち着いた態度を心がけましょう。
2.園内を見学する
園見学では、最初に職員から園の概要や保育方針に関して簡単な説明を受けたあとに、実際見学するという流れが多いようです。見学では、保育の様子や子どもたちの過ごし方を観察します。園を案内してもらっている途中に気になったことがあれば、メモをとっておきましょう。説明を聞きつつ、気になった点を記録しておくと、あとで職員にまとめて質問しやすくなります。
3.質疑応答
園見学では、施設を回った後に園の担当者と直接話す機会が設けられる場合があります。この時間は、求人情報だけでは分からない園の考え方を深く知るチャンスなので、気になることをしっかりと質問しましょう。実際に自分が働くイメージを持てるよう、積極的に質問し、疑問点を解消しておくのがおすすめです。
ただし、給料や待遇の話ばかりに偏った質問をすると、「条件だけを重視している」という印象を園の担当者に与えてしまう可能性があります。園の研修制度や特色に関してもバランス良く質問すると、意欲的な姿勢を伝えられるでしょう。
4.お礼を伝えて退園
園見学が終わったら、園の担当者に感謝の気持ちをしっかりと伝えてください。園の担当者に、「本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました」と笑顔でお礼を伝えると、良い印象を残せるでしょう。園によっては、最後に採用に関する案内や資料を渡されることもあるので、受け取った際は忘れず持って帰りましょう。園見学では退園のときも気を抜かず、職員や子どもたちと目があったら笑顔で会釈をするなど、細かい気配りを忘れないことが大切です。
保育士が園見学の際にしておきたい質問
保育士は、園見学で保育方針や働く環境、採用に関する点を確認しておくのがおすすめです。ここでは、保育士が園見学の際に確認しておきたい質問を解説します。
園の保育方針や特色に関する質問
園と自分の価値観が合うかどうかを確認するには、まず園の方針や特色を理解することが重要です。「先生方が子どもと接する際に大切にされていることは何ですか」「この園ならではの取り組みや特徴を教えてください」などの質問をすると、園と自分の保育観が合うかどうかを確認できます。求人情報や園のWebサイトに記載されていることをそのまま聞くのではなく、深く掘り下げて質問するようにしましょう。
働く環境や職員のサポートに関する質問
保育士は、実際の職場環境やサポート体制を知ると、働きやすさを確認できます。「新しく入職された先生はどのように仕事を覚えていくことが多いですか」「研修制度や勉強会など、スキルアップの機会はありますか」など、職場の教育体制や研修制度が確認できる質問をするのが効果的です。質問するときは、学ぶ意欲があるという前向きな印象を持ってもらえるような内容を心がけましょう。
採用に関する質問
保育士は選考対策のために、求められる人物像を理解することが重要です。「働くうえで、求められる力は何ですか」「選考の流れについて教えていただけますか」などを質問し、園に採用されるために必要なスキルや選考フローを確認しましょう。採用に関する質問をすると、「この園でキャリアを築きたい」という熱意を伝えられる可能性があります。
保育士が園見学をするときの注意点
園見学の際に、担当者に悪い印象を与えないよう注意が必要です。ここでは、保育士が園見学をするときの注意点を解説します。
保育園への到着は時間を厳守する
園見学の際には、約束の時間は必ず守りましょう。遅刻は厳禁ですが、あまりに早く着いてしまうと園の準備に支障をきたす可能性があります。そのため、理想的な到着時間は、園見学の5分〜10分ほど前とされています。
見学の当日までに、園までのルートや交通機関を確認しておきましょう。交通機関の遅延などで万が一園見学に遅れる場合は、早めに園に連絡を入れ、誠意を持って対応することが大切です。
職員や子どもたちに挨拶をする
園の見学中に、職員や子どもたちとすれ違う場合があります。その際には、職員や子どもたちに挨拶をしましょう。園の職員や子どもに対して、にこやかに対応すると、保育士としての礼儀や人柄を示せます。また、挨拶をすることで園の空気を肌で感じやすくなり、自分が働くイメージを持ちやすくなるでしょう。
勝手に動き回るのは避ける
園の見学中は、職員の案内に従い、指示された範囲で見学します。勝手に園内を歩き回ったり、案内されていない部屋を覗き込んだりするのはマナー違反です。こうした行動は、園側に悪い印象を与える可能性があります。園見学の前に待機時間がある場合も、案内されるまで落ち着いて待ちましょう。見学者が不用意に行動すると、園の迷惑になることもあるため、注意が必要です。
見学後に振り返りをする
園見学が終わったら、気づいたことや感じたこと、質問で得た回答をまとめるのが大切です。園の方針や職員の雰囲気、子どもたちの様子など自分の印象に残った点を記録し、ほかの園と比較できるように整理しましょう。
複数の園を見学する場合は、それぞれの園を共通の観点でまとめておくと違いが分かりやすくなります。見学中に得た情報は、時間が経つと忘れてしまいやすいため、なるべく早めに記録しておくのがおすすめです。
見学が可能な保育園の探し方
見学できる園はどのように見つければ良いのでしょうか。ここでは、見学が可能な保育園の探し方を紹介します。
保育園のWebサイトや求人サイトで確認する
保育士が見学できる園を探す際は、気になる保育園のWebサイトや求人サイトを確認しましょう。園見学の申し込み方法や実施日程が明記されている場合があります。園のWebサイトの採用情報のページに「園見学可」と記載されているかどうかを確認するのも1つの手です。求人サイトでは、「園見学可能」というフィルターを使って検索できるケースもあるでしょう。
保育業界向けの就職・転職フェアで相談してみる
保育士向けの就職・転職フェアでは、担当者と直接話せる機会があります。その際に担当者に見学を受け付けているかどうかをその場で聞いてみるのがおすすめです。フェアでは、複数の園の情報をまとめて得られるため、自分に合った職場を比較できるのがメリットといえます。園の担当者の話を聞くと、園の雰囲気や保育方針が分かるため、見学前の情報収集にも役立つでしょう。
就職・転職エージェントを活用する
保育士専門の就職・転職エージェントを利用すると、自分の希望に合う園を紹介してもらえる可能性があります。アドバイザーなどが園に見学可能かどうかを確認してくれるため、園のWebサイトや求人サイトに見学情報がない場合も調整してもらえる可能性があります。エージェントでは、アドバイザーから事前に園の特徴や職場環境などの詳細情報を聞けるため、保育士が見学する園を選ぶ際の判断材料が増える点もメリットです。
保育士の園見学に関するQ&A
ここでは、保育士の園見学に関する質問にQ&A形式で回答します。
保育士は園見学をするべきですか?
保育士は、園見学をしなくても転職できます。しかし、園見学は保育士が志望先の職場の雰囲気や保育方針を実際に確認できる貴重な機会です。志望先の園を自分の目で見定めると、特色や職場環境を把握でき、転職後のミスマッチを防げます。また、園見学を通じて「ここで働きたい」という確信を得られる場合もあるでしょう。可能であれば、園見学をするのがおすすめです。保育士が園見学でチェックした方が良い点は、本記事の「保育士が園見学の際に確認したい4つのポイント」をご確認ください。
園見学をしたらお礼状を送った方が良い?
園見学のお礼状は必須ではありませんが、送ると好印象を与えられる可能性があります。お礼状は、便箋またはメールで送るのが一般的です。お礼状に便箋を使う場合は、白無地の便箋を選び、黒または青のボールペンで書きましょう。お礼状を書く際は、感謝の気持ちを言葉にすることを優先しつつ、見学で感じたことや学んだことを簡単に伝えるのがポイントです。
園見学は志望動機の作成に役立つ?
園見学は、より具体的で一貫性のある志望動機を作成するのに役立ちます。園の保育方針や職員たちの働く様子を見て感じたことを志望動機に取り入れると、「この園で働きたい理由」をはっきりと示せるでしょう。「子どもに寄り添う姿勢が素晴らしく自分もこの環境で成長したいと感じました」というように、保育士が園見学を通して得た情報を盛り込むと、より魅力的な志望動機になります。
園見学をしたあと就職しないのはあり?
園見学をしたあと、必ずしもその園に就職する必要はありません。園見学は、保育士が自分に合った園を探すためのものなのです。園を見学した後に「思っていた職場の雰囲気ではなかった」と感じることもあります。その場合は無理に応募せず、ほかの園を探しましょう。ただし、園見学を承諾してくれた園への礼儀は忘れず、選考に進んでいる場合は辞退する旨を早めに伝えるのがマナーです。園見学をしたからといって、必ず応募しなくてはならないわけではありません。自分に合った職場を見極めることを優先しましょう。
まとめ
保育士の園見学は、自分に合った転職先を選ぶのに重要なステップです。園見学を通じて、保育方針や職場の雰囲気、働く環境を直接確認できます。園見学の申し込みは電話やメール、Webフォームなど園によってさまざまな方法があるため、事前に情報をチェックしましょう。
園見学の当日は時間厳守で訪問し、職員の案内に従って保育の様子を観察します。見学中に気づいたことや質問したいことをまとめておき、質疑応答の際に疑問点を解消するのが大切です。園見学を終えたら、見学の振り返りを行い、ほかの園と比較できるよう整理しておきましょう。
「園見学をしたいけど自分で園に問い合わせるのが不安」という保育士には、「レバウェル保育士」がおすすめです。「レバウェル保育士」を利用すれば、園見学が可能かどうかの確認や事業所とのやり取りをアドバイザーが代行します。
また、取材訪問などを通じて、保育方針から職場の雰囲気まで情報を収集しているため、園を見学する前に確認できます。電話はご希望の時間に、求人情報はLINEやメールでお届けするため、自分のペースで転職活動を進められます。サービスはすべて無料で利用できるため、ぜひお気軽にご登録ください。
執筆者

「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。