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認定保育士とは?制度や期待される役割・受験資格について最新情報を解説
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「認定保育士ってどんな資格?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。認定保育士とは、保育現場の複雑化する課題に対応するため、日本保育連盟が2025年度に創設した資格制度です。この記事では、認定保育士の制度の概要や通常の保育士との役割の違い、取得するメリットについて解説します。資格取得までの具体的な流れも紹介するので、専門性を高めてキャリアアップを目指したい方は参考にしてみてください。
この記事のまとめ
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認定保育士とは、2025年に新設された日本保育連盟の民間資格のこと
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認定保育士になるには、プログラムの受講や論文の執筆などが求められる
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専門性の向上のほか、キャリアアップや処遇改善への影響が期待されている
目次
認定保育士とは?
認定保育士とは、一般社団法人日本保育連盟が新設した民間資格です。実務経験を持つ保育士がさらに高度な専門性を身に付けるための、上位資格として注目を集めています。
認定保育士になるには、星槎大学と連携した養成講座を受講する必要があります。受講期間は1年間で、プログラムの履修と所定の課題をクリアすれば取得可能です。2025年10月に第1期生、2026年4月に第2期生のカリキュラムの受講が始まっています。
認定保育士制度が創設された背景
認定保育士制度は、保育士の専門性の向上やキャリアアップ、処遇改善などを目的に創設されました。近年の保育現場では、発達支援や保護者対応など、保育士が担う業務の専門性が一段と高まっています。しかし、従来の保育業界には明確な上位資格がなく、どれほどスキルを磨いても客観的に専門性を評価されにくいという課題がありました。
この課題を解決するために、看護業界の「認定看護師制度」をモデルとして構想されたのが認定保育士です。専門性をキャリアパスや給与へ直接反映させる体制を整えることで、保育士が正当に評価される社会の実現と待遇の底上げを目指しています。
認定保育士と保育士の役割の違い
認定保育士と一般的な保育士の違いは、専門性の深さと役割の範囲にあります。一般的な保育士が日々の基本的な保育を担当するのに対し、認定保育士は現場の課題解決や後輩育成をリードするのが特徴です。
日本保育連盟の定義によると、認定保育士の役割は、実践・指導・相談の3つ。高度な専門知識を活かして質の高い保育を実践し、同時に現場の保育士への指導や助言も行います。
認定保育士の具体的な活動領域は、発達障害への支援や不適切保育・虐待の防止、外国籍児童への対応、さらには園内の研修や人材育成など多岐にわたります。保育現場はもちろん、社会全体の育児環境を支える要として、大きな期待が寄せられているのです。
出典
一般社団法人日本保育連盟「認定保育士とは」(2026年5月21日)
認定保育士を取得するメリット
認定保育士の資格を取得すると、日々の保育の質を高めるだけでなく、処遇改善や将来のキャリアアップに良い影響を与える可能性があります。ここでは、保育士が認定保育士を取得するメリットを紹介します。
高度な専門性を身に付けられる
認定保育士制度のメリットは、高度な保育知識や実践力を身に付けられる点です。大学院相当の体系的な学びを通して、複数の大学教員から多角的な視点を学べます。
「現場で培ってきた感覚が確信へと変わっていく実感がある」「今までは経験や感覚に頼りがちだったが、根拠を持って判断する視点を学べた」と感じている方もおり、問題解決能力や対応力の向上につながっていることが分かります。
出典
一般社団法人日本保育連盟「認定保育士とは」(2026年5月21日)
処遇改善やキャリアアップにつながる可能性がある
認定保育士の資格取得は、転職やキャリアアップで強みになる可能性があります。新設されたばかりの資格のため、処遇への影響はまだ明確ではありませんが、制度自体が保育士の地位向上と待遇改善を目的に作られていることから、今後の制度拡充が期待されます。
具体的な動きとして、2025年9月に開催された「令和8年東京都予算要望ヒアリング」では、資格を取得した認定保育士に対して月額3万〜5万円の手当を想定した補助制度を導入するよう、連盟から東京都へ要望が出されたことが明らかになっています。
出典
一般社団法人日本保育連盟「NEWS」(2026年5月21日)
他園の受講者と情報交換・交流ができる
認定保育士のプログラムでは、受講者同士で意見交換や議論を行う機会が設けられています。そのため、他園の保育士と情報交換・交流ができるのもメリットの1つです。自園の取り組みや現場の課題を共有し合うことで、自分一人では気づけなかった新たな視点や解決のヒントを得られるでしょう。
日本保育連盟によると、第1期生は東京都内や千葉県の保育園園長ら10名で構成されています。「専門性の高い保育を提供するキーパーソンになりたい」「学びを保育業界や社会に還元したい」など、高い志を持って挑戦する受講生が多くいるようです。
出典
一般社団法人日本保育連盟「NEWS」(2026年5月21日)
認定保育士になるには?
認定保育士の資格取得を目指すには、プログラムの受講や課題の合格など、一定のステップを踏む必要があります。ここでは、認定保育士になるための具体的な流れを解説するので、参考にしてみてください。
資格取得までの流れ
認定保育士の資格を取得するには、1年間の「認定保育士履修証明プログラム」を受講する必要があります。すべての科目を履修し、課題に合格すると履修証明書が交付されます。加えて、資格の認定には論文の執筆と投稿も必要です。日本保育連盟が指定する保育関連の学会誌へ投稿し、正式に採録されることが資格取得の条件となっています。
また、プログラムの受講者は、国が進める「保育士等キャリアップ研修」の指定分野を修了していることも求められます。対象となるのは、障がい児保育とマネジメントを含む合計4分野です。
出典
一般社団法人日本保育連盟「認定保育士履修証明プログラム」(2026年5月21日)
受講資格・募集人員・受講料
認定保育士の出願資格は、以下の3つです。
高等学校を卒業している
保育士資格を有している
プログラムの受講に対して職場の承認を得ている
募集人員は10名と少人数で、受講料は50万円です。認定保育士の資格取得には、日本保育連盟の会員であることも条件とされています。
出典
一般社団法人日本保育連盟「認定保育士履修証明プログラム」(2026年5月21日)
プログラム内容・期間
認定保育士のプログラムは、全8科目・合計60時間のカリキュラムで構成されています。障がい児保育や保護者支援、就学支援など保育現場で必要とされる専門分野を体系的に学べるのが特徴です。各テーマは以下の通りです。
| テーマ | 時間数(合計60時間) |
|---|---|
| 1.障がい児保育を支える理念ーインクルーシブの理念と合理的配慮及び基礎的環境整備ー | 7時間 |
| 2.発達障がい児の理解と援助 | 7時間 |
| 3.心理教育アセスメント | 7時間 |
| 4.保護者に対する理解および支援ーメンタルヘルスー | 8時間 |
| 5.指導計画および個別の支援計画作成 | 7時間 |
| 6.小学校等との連携・就学に向けてー多様性に対応する支援ー | 8時間 |
| 7.子どもの保健:健康増進に向けた保育施設の役割 | 8時間 |
| 8.認定保育士に向けた論文作成の基礎的ルール | 8時間 |
参照:一般社団法人日本保育連盟「認定保育士履修証明プログラム」
講義はオンデマンドやWebライブ研修で実施され、レポート提出などを通じて評価が行われます。通信教育型なので、自宅や職場から学ぶことが可能です。日本保育連盟のWebサイトでは各科目のシラバスが公開されており、事前に講義内容を確認できます。
出典
一般社団法人日本保育連盟「認定保育士履修証明プログラム」(2026年5月21日)
認定保育士とキャリアアップ研修の違い
認定保育士と保育士等キャリアアップ研修の違いは、民間資格か国の制度かという点にあります。キャリアアップ研修は、国が推進する公的な研修制度です。処遇改善等加算の仕組みと連動しているため、国が定める「職務分野別リーダー」や「専門リーダー」といった役職に就くことで、処遇改善手当による給与の引き上げが見込めます。
一方の認定保育士は、日本保育連盟が独自に実施する認定制度(民間資格)です。現在のところ、公的な手当との結びつきはなく、今後の扱いは不透明な部分もあります。受講には大学院レベルの学習や論文の作成が求められますが、その分自身の専門性を客観的に裏付ける強みとなるはずです。
認定保育士とは?と気になる人によくある質問
ここでは、「認定保育士とは?」と気になる人によくある質問を紹介します。
認定保育士を取得すると給料はいくら上がりますか?
認定保育士の資格を取得した際にどの程度給与が増えるのか、現時点で明確な基準はありません。認定保育士の資格は制度自体が新しいため、国が実施するキャリアアップ研修のように公的な仕組みがまだ整備されていないのが現状です。今後の処遇改善がどのように具体化していくか、日本保育連盟の動向を継続して確認することが大切といえるでしょう。
一般的な保育士資格と認定保育士はどう違いますか?
保育士資格は、保育士として働くために必須となる国家資格です。厚生労働大臣指定の養成施設を卒業するか、保育士試験に合格することで取得できます。一方、認定保育士は、すでに保育士として働く人がさらなる専門性やスキルを磨くために取得する民間資格です。日本保育連盟によって、保育士の地位向上や待遇の改善を目的に創設されました。
認定保育士と保育活動専門員の違いは何ですか?
認定保育士は、日本保育連盟が保育士の専門性向上を目的として創設した保育士の上位資格です。1年間の履修証明プログラムを修了し、論文の投稿・採録などを経て取得できます。対して保育活動専門員は、全国保育協議会による認定制度です。所定の研修等を受けることで、保育に必要な知識や技術を継続的に習得していると認められた人が認定されます。
出典
全国保育士会「主任保育士・主幹教諭特別講座募集要項」(2026年5月21日)
まとめ
認定保育士とは、2025年に日本保育連盟によって新設された資格制度です。不適切保育の防止や、発達障がい・外国にルーツを持つ子どもへの対応など、多様化・複雑化する保育現場の課題を解決できる、専門性の高い人材の育成を目指しています。また、保育士の専門性を正当に評価し、待遇改善や人材定着を促進する狙いもあります。
資格取得には、1年間のプログラム受講と学会誌への論文投稿・採録などが必要です。学びが深まることで、日々の保育に確かな根拠が生まれ、困難なケースにも自信を持って向き合えるようになるでしょう。自身の成長はもちろん、園全体の保育の質を底上げするキーパーソンとして、今後の動向が注目されています。
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執筆者

「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。












