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保育士が複数担任制でストレスを感じる原因とは?上手く働くコツや対処法

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保育士のなかには、複数担任制でストレスを感じている方もいるかもしれません。複数担任制は、ペアの保育士と「性格が合わない」「保育観が違う」といった点から働きづらくなることもあるようです。 この記事では、保育士が複数担任制でストレスを感じる原因や、ペアの保育士と上手く働くコツをまとめました。複数担任制の保育園で働くメリットもチェックしてみてください。

この記事のまとめ

  • 保育士の複数担任制は、性格や保育観の違いがストレスになる

  • 複数担任制で上手く働くコツは、こまめな情報共有や助け合う姿勢など

  • 複数担任制で悩んだときは、主任保育士や園長などに相談する

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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保育士の複数担任制はストレスになる?

大規模な保育園や認定こども園などでは、1つのクラスに2人以上の保育士を配置する、複数担任制を取り入れていることがあります。複数担任制は、子どもたちの安全確保や保育の質向上を目的としていますが、ペアの保育士との保育観や考え方などの違いから、ストレスになることもあるようです。複数担任制では、一人ひとりの保育士の特性や能力を活かしつつ、チームとして協力することが求められるでしょう。

保育士が複数担任制でストレスを感じる原因

複数担任制がストレスになる原因は、保育観の合わない保育士とペアになったり、職員間での情報共有が難しかったりすることです。ここでは、複数担任制が保育士のストレスになる原因を解説します。

ペアの保育士と性格や保育観が合わない

自分と性格や保育観が合わない保育士とペアになると、働きづらさを感じストレスの原因になることがあります。たとえば、はきはきとした性格の保育士が、おっとりとした人とペアになると、仕事を進めるペースの違いを感じるかもしれません。

また、保育観の違いは、チームで協力して保育を進めるうえで、避けては通れない課題です。たとえば、自分は子どもの自主性を尊重したいものの、ペアの保育士が手厚いサポートを心掛けている場合、どのような対応が正しいか悩むかもしれません。保育観や方針の違いが積み重なると、お互いが自分のやり方を正しいと思い込み、ストレスや対立を生む原因になります。

役割分担が曖昧で仕事が上手く回らない

「誰が何をするのか」という役割分担が明確でないと、仕事の偏りや認識の違いが生じ、ストレスにつながります。たとえば、事務作業や掃除、片付けなどを、いつ誰が担当するのかが決まっていないと「自分ばかりやっている」「相手に任せたつもりが実はやっていなかった」といった問題が発生するでしょう。

また、経験年数に差があるペアの場合は、「先輩だからすべて知っているはず」「新人だから覚えてないだろう」という思い込みから、コミュニケーションにズレが発生しがちです。このような状況が続くと、チーム全体の業務効率が低下するだけでなく、保育士個人の負担も増加します。

円滑なコミュニケーションができない

日々の忙しさや苦手意識などから、必要なコミュニケーションが取れていないと、複数担任制にストレスを感じるでしょう。複数担任制では、保育内容や子どもの様子、保護者からの連絡などについて、情報共有することが必須です。

年齢差や経験差がある場合は、遠慮や萎縮から思ったことを言い出せなくなることもあるかもしれません。保育現場において、「言いにくくて伝えられない」「伝えたつもりが伝わっていなかった」といった状況は、担任同士の信頼関係も損ない、お互いにストレスを生み出すでしょう。

ペアの保育士の指導が厳しい・怖い

新人保育士や若手保育士にとって、ベテラン保育士との複数担任は学びの機会である一方、ストレスの原因になることもあります。若手の保育士は、仕事中に「指導が厳しい」「ミスを指摘されるのがつらい」といった感情を抱くことは珍しくありません。「自分の保育が常に評価されている」という緊張感から、萎縮して本来の力を発揮できなくなることもあるでしょう。

また、同世代や年下の保育士と働く場合、きつい言い方をしてしまって雰囲気が悪くなり、「言ったことを無視された」「裏で悪口を言われた」といった問題が起きることもあるようです。指導方法が一方的だったり、人格否定に感じられたりする場合は、精神的な負担が大きくなります。

ペアの保育士をフォローするのが大変

複数担任制では、自分の業務をこなしながらペアの保育士にも目を向けてサポートしなければなりません。新人や若手の保育士とペアになったとき、教えたことを理解してもらえなかったり、何度も同じことを質問されたりすると、フォローする難しさを感じるでしょう。

また、経験年数に関わらず、一緒に働く保育士のミスやスキル不足に対しては、フォローが必要になります。子どもたちの対応で忙しいにもかかわらず、ペアの保育士に時間を割かなければ行けない状況は、大きなストレスになるでしょう。

保育士が複数担任制のストレスを軽減して働くコツ

保育士は、社会人としての基本的な仕事への取り組み方や考え方を見直すと、複数担任制のストレスを軽減できる可能性があります。ここでは、複数担任制でチームとして円滑に働くためのコツをまとめました。

こまめな情報共有や相談を心掛ける

複数担任制でペアになった保育士とは、こまめな情報共有や報連相を心掛けましょう。保育中に、子どもの様子や変化で気づいたことや、保護者からの連絡などは、必ず共有することが大切です。「忙しいからあとで」と先延ばしにせず、メモや伝言などで確実に情報が伝わるようにしましょう。

また、困ったことがあれば一人で抱え込まず、「どうしたらいいと思いますか?」と素直に相談することも大切です。相談することは、お互いの考えを知るきっかけにもなるでしょう。

振り返りや話し合いの時間を定期的に作る

保育士が複数担任制でのストレスを軽減するには、振り返りや話し合いの時間を設けることが大切です。保育現場は日々バタバタしていて時間を作りにくいかもしれませんが、「朝の会の前に、必ず情報共有する時間を設ける」といった具体的なルールを担任同士で決めましょう。短い時間であっても、振り返りや話し合いの時間を意図的に設ければ、互いの悩みや考えを理解し合う良い機会になります。

ミーティングでは、子どもの様子や業務で気になることなどを手短に共有するのがおすすめです。担任同士で確実に話せる時間を作れば、コミュニケーションエラーによるミスや、業務のやりにくさが減らせるでしょう。

保育観や価値観の違いを受け入れる

複数担任制では、保育士それぞれの保育観や価値観を認め、受け入れる柔軟さが重要になります。正しい保育は1つではないことを理解し、価値観の違いを否定的に捉えるのではなく、新しい視点を学べる機会と前向きに捉えましょう。

ペアの保育士とはクラス担任としての目標や方針を事前に話し合い、ある程度すり合わせておくことが大切です。保育の方向性を共有しておけば、個々の保育スタイルに違いがあっても、一貫した対応を実現できるでしょう。

お互いに助け合う姿勢を持つ

複数担任制で上手く働くコツは、互いに助け合う姿勢を持つことです。自分の業務だけをこなすのではなく、チームとして子どもたちを支えていく意識を持ちましょう。また、相手に完璧を求めるのではなく、お互いに足りない部分を補い合うパートナーとして認め合うことが大切です。

たとえば、相手が忙しそうなときには声をかけ、手伝いが必要か聞いてみます。また、自分の負担が大きい場面では、相手に「手伝ってもらえますか」「一緒にやってもらえませんか」と素直に頼るようにしましょう。自分で抱え込まず、協力し合える関係性を築いていくと、互いの信頼感を高められます。

保育士が複数担任制の保育園で働くメリット

保育士の複数担任制は、保育の質向上や働きやすさを感じることもあるようです。ここでは、保育士が複数担任制の保育園で働くメリットを紹介するので、参考にしてみてください。

保育の質や安全性を高められる

複数担任制のメリットは、保育の質と安全性が高まることです。1人の保育士では見落としがちな子どもの変化や成長も、複数の目で観察すればより多角的に捉えられます。

怪我や体調不良など緊急事態が発生した際も、1人が対応している間に、もう1人がほかの子どもたちを見守れるため、安全性が格段に向上するでしょう。とくに乳児クラスや特別な配慮が必要な子どもがいるクラスでは、複数担任制の利点が大いに発揮されます。

役割分担により残業や持ち帰り仕事が減る

ペアの保育士と適切な役割分担ができていれば、1人当たりの業務負担が軽減され、残業や持ち帰り仕事を減らせる可能性があります。たとえば、1人が保育日誌を書いている間に、もう1人が教材準備や掲示物作りを担当するなど、効率的に仕事を進められるでしょう。

また、得意分野ごとに役割を分担すれば、作業の質も向上します。「製作が得意な先生」と「音楽が得意な先生」がペアになることで、それぞれの専門性を活かした豊かな保育を展開することが可能です。異なる強みを持つ保育士がペアになれば、子どもたちにとっても多様な経験ができる環境が整うでしょう。

相談相手がいる安心感や心強さがある

複数担任制は、すぐに相談できる相手が近くいるという大きな安心感につながります。「この子への対応、これでよかったのかな?」「あの保護者への返答、適切だったかな?」など、1人では判断に迷うことも、ペアの保育士と話し合うことで解決しやすくなるかもしれません。

経験豊富な先輩保育士とペアになれば、実務経験からの貴重なアドバイスがもらえる場合もあります。。また、ベテラン保育士は、若手の保育士のひたむきに頑張る姿勢に感化されて、仕事のモチベーションアップにつながることもあるでしょう。

有給休暇や急な休みの取得で協力し合える

複数担任制のメリットは、有給休暇や急な休みの取得時に協力し合えることです。たとえば、事前にペアの保育士に相談しスケジュール調整すれば、連休を取りやすくなるかもしれません。また、体調不良によって急な休みをもらう際も、子どもたちのことを良く知っているペアの保育士がいれば安心できるでしょう。保育士同士が協力して休みを取りあえる環境は、ワーク・ライフ・バランスの改善につながります。

実践的なスキルを磨ける

複数担任制では、ペアの保育士から新たな保育の技術や子どもへの対応方法を学べる可能性があります。たとえば、ベテラン保育士と一緒に保育する場合は、長年の経験から培ってきた子どもへの声かけや保護者とのコミュニケーションの取り方など、実践的なスキルを日常的に観察し吸収できるかもしれません。

また、異なる保育観を持つ保育士からは、「こんなやり方もあるんだ」と新たな発見があり、自分の保育の引き出しが増えていきます。お互いの良さを認め合いながら切磋琢磨することで、保育士としてのスキルアップにつながるでしょう。

保育士の複数担任制のストレスが改善されない場合は?

ここでは、複数担任制での悩みに対して改善を試みたものの、自分ではどうにもできないと思ったときの対処法を紹介します。複数担任制の悩みや状況から、どのような方法が向いているのか参考にしてみてください。

1人で悩みを抱え込まず上司に相談する

複数担任制での問題を自分だけでは解決できないと感じたら、園長や主任など上司に相談してみましょう。「◯◯先生より事務作業の負担が大きく、毎日残業している」「子どもたちの対応方法が間違っていると、保育観を否定された」など、何について悩んでいるか具体的に話すことが重要です。

また、上司に相談する際は不満を述べるのではなく、「業務の効率化に取り組みたい」「より良い保育をしたい」という前向きな姿勢で臨みましょう。可能であれば自分なりの解決案も提示すると、建設的な話し合いになります。

ストレスなく働ける保育園への転職を検討する

改善を試みたものの、いまの職場では複数担任制の悩みが解決できないと思ったときは、転職を視野に入れてみましょう。保育士が転職を考える際は、「現職で嫌だと感じていること」と「職場を変えて実現したいこと」を明確にすることが大切です。それらを踏まえて、職場見学や採用面接の場で、園の雰囲気・保育方針・職員の関係性などの詳細を確認しましょう。

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保育士の複数担任制によるストレスに関してよくある質問

ここでは、保育士の複数担任制によるストレスに関してよくある質問にお答えします。

保育士の複数担任制におけるリーダーの役割は?

保育士が複数担任制でリーダーや主担任になると、クラスのねらいを決めたり、園に活動内容を報告したりする役割を任されることが多いようです。具体的には、指導計画の作成や保護者対応の窓口、ほかのクラスとの連携など、クラス運営の中心的役割を果たします。

複数担任制におけるリーダーは、ペアの保育士の意見に耳を傾け、それぞれの強みを活かせるよう配慮することが大切です。また、「私がリーダーだから」と一人で抱え込むのではなく、適切に仕事を分担し、協力し合える体制を作ることが求められます。

嫌いな先生とペアになってしまったらどうする?

苦手意識のある先生とペアになった場合、まずは「子どもたちのために」という共通目標を意識することが大切です。個人的な感情は脇に置き、プロフェッショナルな関係を構築するよう心掛けましょう。

具体的な対応としては、業務上の情報共有や報連相などのコミュニケーションは欠かさないようにします。また、お互いの担当業務を明確にすれば、不必要な摩擦を防げるかもしれません。それでもペアの保育士との関係で悩んだときは、上司に相談することが重要です。

一緒に組みたくない保育士の特徴は?

「コミュニケーションが少なく、必要な情報を共有しない」「自分のやり方に固執し、柔軟性がない」といった方は、一緒に組みたくないと思われる可能性があります。保育士はチームワークが重要な仕事のため、密接なコミュニケーションや柔軟性が必要です。また、陰口が多い人や噂をする人なども、職場の雰囲気を悪くする可能性があるため、一緒に働きたいとは思えないでしょう。

まとめ

複数担任制は、保育の質や安全性を向上させる一方で、保育士にとってはストレスの原因となる側面も持ち合わせています。ペアの保育士との保育観の相違や役割分担の曖昧さ、コミュニケーションの欠如などは、心理的な負担を招く主な要因となるでしょう。

こうした課題を克服して複数担任制を上手く機能させるためには、こまめな情報共有を行い、定期的な話し合いの場を設けることが不可欠です。お互いの価値観を尊重し、チームとして助け合う協力体制を築くことが、円滑な連携のポイントとなります。複数担任制の悩みは、上司に相談するのも手です。いまの職場では複数担任制のストレスが軽減できないと感じ、転職を検討している方は、レバウェル保育士にご相談ください。

執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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