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保育士が求人票で確認すべきポイントは?給料・休日の見方や注意点も解説

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求人票と虫眼鏡のイメージ

保育士のなかには、求人票の見方で迷っている方もいるかもしれません。保育士が求人票を見るときは、基本給と月収、完全週休2日制と週休2日制などの違いを知っておくことが大切です。 この記事では、保育士の求人票に関して給料や休暇、福利厚生、加入保険の見方と確認すべきポイントを解説します。求人票への応募を検討する際のチェックポイントもまとめました。

この記事のまとめ

  • 保育士の求人票には施設形態や応募資格、業務内容などが記載されている

  • 保育士の求人票では基本給や手取り、年間休日数などを確認する

  • 保育士ならではの手当には、給食費手当や被服手当などがある

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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保育士の求人票にはどのようなことが書かれている?

求人票の内容の画像

保育士の求人票には、施設形態や応募資格、業務内容、賃金、選考フローなどが書かれています。たとえば、施設形態では、認可なのか認可外なのか、私立か公立かなどを確認しましょう。応募資格には、必要な資格以外に「未経験歓迎」「ブランク可」などの経験に関する内容が記載されていることもあります。なお、賃金には幅があったり手当には条件があったりするため注意が必要です。

【保育士の求人票】給料の見方・確認すべきポイント

保育士が求人票の給料で確認すべきポイントは、手取りや固定残業代などです。ここでは、求人票の給料に関して、見方や保育士が確認すべきポイントを解説します。

基本給と月収の違い

基本給と月収の違いの画像

求人票に「賃金:月給200,000円〜230,000円」と記載されている場合は、基本給に役職手当や家族手当などの固定手当を足した、毎月固定で支払われる額が示されています。基本給とは、各種手当を含まない給与のベースとなる金額のことです。一方、月収は基本給に固定手当や変動手当を加えた月々の総支給額を指します。変動手当は、時間外手当(残業代)やインセンティブなど月によって変動がある手当になります。

基本給が低めに設定されている場合は、手当の有無や支給額によって月収が大きく変動するかもしれません。そのため、基本給や手当の支給条件・支給額は、詳細を確認することが大切です。

月収と手取りの違い

月収と手取りの違いの画像

手取りとは、月収から税金や社会保険料を差し引いた額のことです。手取り額は税金や社会保険料によって異なりますが、月収の約75%〜85%程度が一般的とされています。たとえば、月収26万円の保育士の手取りは約20.8万円です。

固定残業代のメリット・デメリット

「固定残業代支給」「固定残業代:30,000円」のような記載がある保育士の求人票もあります。固定残業代は、実際の残業時間にかかわらず毎月一定の時間分の残業代が支給されるため、残業を減らせば減らすほど得になることがメリットです。業務の効率化に取り組めば、想定より少ない残業時間で一定額の手当がもらえるかもしれません。

なお、求人票に「月給:◯万円※固定残業代含む」のように書いてある場合は、固定残業代によって給料が高くみえることもあるため注意が必要です。月給の内訳をみてみると、固定残業代があるぶん、基本給が低く設定されているかもしれません。また、「ボーナスは基本給の2ヶ月分」のように定められている場合、ベースとなる額に固定残業代は含まれないため、基本給が低いと賞与にも影響する可能性があります。

【保育士の求人票】休日・休暇の見方と注意点

保育士はシフト制によって休日が決まったり、園によっては特別休暇があったりします。ここでは、保育士が求人票で休日・休暇をチェックするときの注意点をまとめました。

保育士の休日

一般的な保育園では月〜土曜が開園日になり、保育士はシフトによって毎週の休みが決まるため、求人票では日・祝日休みと書かれています。また、「土曜日は交代で休み」「土曜日の出勤は月1〜2回」のように、土曜日の出勤に関して情報が記載されていることもあるでしょう。

求人票には、年間休日数が書かれていることもあります。

独立行政法人福祉医療機構「2020年度「保育人材」に関するアンケート調査 (p.80)新規タブリンク」によると、保育人材(正規職員)の平均年間休日数は110.2日です。求人票を見る際は、休日数が平均的かどうか確認してみましょう。保育士の年間休日については、「保育士の休みは?年間休日や有給休暇取得率、休む際のポイントを解説」の記事も参考にしてみてください。

出典

独立行政法人福祉医療機構「2020年度「保育人材」に関するアンケート調査新規タブリンク」(2025年10月17日)

「完全週休2日制」と「週休2日制」の違い

保育士の求人票には「完全週休2日制」や「週休2日制」と記載されていることがあり、その違いは、必ず毎週2日休みが「ある」か「ない」かです。完全週休2日制とは、毎週必ず2日休みがあることです。一般的な保育園において完全週休2日制で働く場合は、日曜日+月〜土曜日いずれか1日休みになります。一方、週休2日制とは、1週間に2日の休みがある週が1か月に1回以上あることです。一般的には、完全週休2日制のほうが年間休日数も多くなるでしょう。

保育士の法定休暇と法定外休暇(特別休暇)

保育士の休暇には、法律で定められている法定休暇と保育園が独自に設定する法定外休暇(特別休暇)があります。主な法定休暇と法定外休暇の例は、以下のとおりです。

法定休暇 年次有給休暇・産前産後休暇・生理休暇・育児・介護休業・子の看護休暇
法定外休暇(特別休暇) 慶弔休暇・病気休暇・夏季休暇・リフレッシュ休暇

法定休暇は条件を満たすことで取得可能なため、保育士が求人票を見るときは、法定外休暇に注目するのがポイントです。たとえば、夏季休暇の有無や日数は園によって異なります。また、リフレッシュ休暇やバースデー休暇など、法定外休暇が充実している園では休みが取りやすい環境かもしれません。

出典

厚生労働省「法定休暇新規タブリンク」(2025年10月22日)

【保育士の求人票】福利厚生の見方・確認すべきポイント

保育士は、福利厚生によって住宅手当が出たり、昼食の給食費が無料になったりすることがあります。ここでは、保育士向けに求人票の福利厚生の見方と確認すべきポイントをまとめました。

基本的な法定福利厚生とは

法定福利厚生とは、職場が従業員に対して行う利益供与のうち、法律で定められているものです。保育士の求人票には、「厚生年金保険:あり」「健康保険:あり」のように、法定福利厚生について記載されていることもあります。法定福利厚生は、以下のとおりです。

厚生年金保険 老齢や障害状態、遺族になった場合に給付される公的年金制度。職場が保険料の1/2を負担
健康保険 医療費の負担を軽減する公的医療保険制度。職場が保険料の1/2を負担
雇用保険 生活や雇用の安定を目的とした公的保険制度・保険給付事業分は職場と折半。雇用保険二事業分は使用者が全額負担
労災保険 仕事中や通勤中のケガ、業務を発症理由とする疾病などで働けない場合、療養や年金などを給付。職場が全額負担
介護保険 介護が必要になった高齢者や特定疾病を持つ40歳以上の方を、社会全体で支えることを目的とした公的保険制度。職場が保険料の1/2を負担
子ども・子育て拠出金 児童手当や子育て支援事業費として徴収される。職場が全額負担

法定福利厚生には、社会保険料を1/2に抑えたり、職場が全額負担してくれたりするメリットがあります。

保育士ならではの法定外福利厚生

保育士の求人票によっては、法定外福利厚生として「通勤手当」や「被服手当」などと書かれていることもあります。法定外福利厚生とは、事業主が独自に定める手当や制度のことです。ここでは、保育士ならではの法定外福利厚生の例を紹介するので、参考にしてみてください。

住宅手当・家賃補助

保育士は、勤務先が独自に設けている福利厚生や国・自治体による公的支援によって住宅手当や家賃補助を受けられることがあります。求人票に「住宅手当有り」や「家賃補助有り」などの記載がある場合は、条件をよく確認することが大切です。住宅手当や家賃補助の支給条件や金額は職場によって異なるため、面接や園見学のときに質問したり、転職エージェントに聞いてみたりしましょう。「保育士の家賃補助とは?住宅手当や借り上げ社宅、自治体独自の制度を解説」の記事でも詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

通勤手当

通勤手当も法定外福利厚生の1つで必ず支給されるわけではないため、求人票で確認しておきましょう。一般的に通勤手当には支給上限額があるため、電車やバスを利用する方は職場までの通勤定期代が上限額に収まるか確認しておくと安心です。また、保育士は車通勤OKの職場もあります。車通勤の場合は、支給額の計算方法や勤務先での駐車場代を把握して自己負担額が大きくならないように注意しましょう。

給食費の手当

保育士求人のなかには「給食費無料」「給食費補助」のような福利厚生が記載されていることもあります。毎日のお昼代が職場の福利厚生によって浮くと、金銭的な負担を減らすことが可能です。また、保育園の給食が食べられると、お弁当を作ったりお昼を購入したりする手間も省けるでしょう。給食費の手当については、「保育士の給食事情!食べられない?指導方法は?よくある疑問を解説!」の記事でもまとめています。

被服手当

保育士が働く職場によっては、エプロンや被服費支給の福利厚生を設けていることもあります。一般的に保育士は、業務のために動きやすい服装を準備したりエプロンを着用したりするため、被服費が支給されると金銭的な負担を軽減することが可能です。なお、保育園によっては、保育士の仕事着が決まっており現物支給されることもあるでしょう。保育士の福利厚生について詳しく知りたい方は、「保育士の福利厚生には何がある?法定・法定外の違いと求人をみるポイント」記事も参考にしてみてください。

【保育士の求人票】加入保険の見方

保育士が転職する際は、加入保険についても確認しておくことが大切です。ここでは、社会保険完備の意味や社会保険の加入条件について解説します。

社会保険完備とは

社会保険完備とは、厚生年金保険・健康保険・雇用保険・労災保険の4つに加入できるという意味です。求人票によっては、労災保険と雇用保険の2つのみに加入していることを示す「労働保険あり」と示している事業主もいます。また、労災保険と雇用保険だけに加入しているという意味で「社会保険あり」と記載されていることもあるようです。

社会保険加入の条件

保育士の求人票に「社会保険完備」と書かれている場合も、勤務時間によっては加入対象外になることもあります。厚生労働省の「従業員のみなさま 社会保険加入のメリットや手取りの額の変化について新規タブリンク」によると、社会保険の加入対象になるための条件は、以下のとおりです。

  • 週の勤務時間が20時間以上

  • 給与が月額8万8,000円以上

  • 2ヶ月を超えて働く予定がある

  • 学生ではない

フルタイムで働かなかったり契約期間が決まっていたりするパートや契約社員などの場合は、社会保険の加入対象になるか確認してみましょう。

保育士の求人票でチェックするポイント

保育士は以下の点を求人票のチェックポイントとして押さえておきましょう。

【応募できるかのチェックポイント】

  • 応募資格を満たしているか

  • 職種は合っているか

  • 通勤可能な職場か(交通費は支給対象になり上限額に収まるか)

【給料や福利厚生のチェックポイント】

  • 毎月の生活に困らない程度の手取りを得られそうか

  • 自分が支給対象となる手当はどれか

  • 賞与も含めた年収額はいまの職場と比べてどうか

  • 試用期間中の待遇は変更されるか

  • 退職金制度はあるか

【働き方に関するチェックポイント】

  • 平均残業時間はどのくらいか

  • 完全週休2日と週休2日のどちらか

  • 朝は早くて何時に出勤することになりそうか(遅番の場合の帰宅時間も)

  • 土曜日は月何回程度出勤することになるか

求人票をチェックする際は、まず応募可能か確認することが大切です。求人票によっては、「主任保育士候補」や「遅番を担当できる方」など、応募条件が提示されていることがあるため注意しましょう。また、入職後の生活をイメージして、給料や福利厚生、働き方に関する項目もチェックします。求人票の情報をもとに、働き方があっているか、プライベートと両立できるかなどを検討してみましょう。

保育士が求人票の見方で迷ったときの対処法

求人票によっては、記載されている内容の意味が分からなかったり、詳しい情報が知りたくなったりするかもしれません。ここでは、保育士が求人票の見方で迷ったときの対処法を紹介します。

具体的な質問であれば担当者に問い合わせてみる

保育士が求人票の見方で迷ったときは、具体的に質問内容を考え問い合わせてみれば回答が得られる可能性があります。たとえば、「応募資格にあてはまっているか知りたい」「◯◯の項目が求人票にないため知りたい」などの質問です。求人サイトであれば問い合わせフォームがあり、担当者から回答をもらえるかもしれません。

また、保育園のWebサイトで求人票を見ている場合は、問い合わせフォームや採用担当者の連絡先が記載されていることもあります。ただし、質問内容によっては採用懸念につながるリスクがあるため、印象が悪くならない聞き方を考える必要があるでしょう。

保育士専門の転職エージェントに相談する

求人票に関する質問は、保育士専門の転職エージェントに相談するのも手です。保育士専門の転職エージェントを利用すれば、保育業界に詳しいプロが求人票を一緒に見て、疑問に答えながら説明してくれます。求人票には載っていない、職場の雰囲気や平均残業時間、離職率などの情報を補足してくれることもあるようです。求人票に関する質問があれば、担当者が代理で保育園に聞いてくれるため、選考に悪影響を及ぼすことはありません。

「求人票の見方が分からない」「詳しい情報を知りたい」という方は、レバウェル保育士にご相談ください。レバウェル保育士では、プロのキャリアアドバイザーが希望条件を丁寧にヒアリングしたうえで、求人をご紹介します。求人紹介だけでなく選考対策や入職の手続きなど、手厚いサポートが受けられるため、ぜひご利用ください。

保育士の求人票・応募に関するよくある質問

ここでは、保育士からの求人票や応募に関してよくある質問に答えます。良い職場の見分け方や応募する求人の決め方について、参考にしてみてください。

求人票から良い職場を見分けるポイントは?

良い職場かは捉え方や希望条件によって異なりますが、たとえば、手当が充実していたり年間休日数が多かったりする職場は長く働き続けやすい可能性があります。保育士が求人票から良い職場を見分ける主なポイントは、以下のとおりです。

  • 基本給が高い、手当が充実している

  • 処遇改善手当が支給される

  • 時間外労働が少ない

  • 年間休日数が多い

  • 福利厚生が整っている

  • 有給休暇の取得率が高い

  • 離職率が低い

すべての条件が良い求人を見つけるのは難しいこともあるため、希望条件には優先順位を付けて検討することが大切です。また、絶対に譲れない条件に関しては、満たされているかを必ずチェックしましょう。

求人票を見て応募するか迷ったときは?

保育士が求人票を見て応募するか迷ったときは、保育園のWebサイトを見てさらに詳しく情報収集をしましょう。可能であれば園見学させてもらうと、保育士が子どもたちと関わる姿や施設設備を見られるため、入職後の働き方をイメージしやすくなります。また、保育士専門の転職エージェントでは、求人選びに関するアドバイスももらえるため、キャリアアドバイザーと一緒に検討しながら応募先を決めることが可能です。

まとめ

保育士の求人票は、勤務条件を正確に理解するための重要な情報源です。給与面では、基本給と手当の内訳、固定残業代を確認しましょう。月収から税金や保険料を差し引いた手取り額は、おおよそ月収の75〜85%程度になります。

休日・休暇については、完全週休2日制か週休2日制か、年間休日数、特別休暇の種類を見ておくことが大切です。福利厚生では、住宅手当や通勤手当、給食費補助など、保育士ならではの手当もチェックしてみてください。

社会保険の加入条件は勤務時間によって変わることがあるため、パートや契約社員の場合は注意が必要です。求人票の見方で不明な点がある場合は、転職エージェントに相談するのがおすすめです。レバウェル保育士では、保育業界に精通したプロから求人紹介や詳細な説明が受けられます。お気軽にご相談ください。

執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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