保育士の転職

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保育士の履歴書の書き方は?志望動機や自己PRの作成方法を解説

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履歴書を書いている手の画像

履歴書は、採用担当者に「自分の人柄やスキルなどを伝えるもの」です。間違いのないように丁寧に作成し、自分の経験や強みを採用担当者に伝えてアピールしましょう。 この記事では、履歴書の準備方法や基本情報の書き方、提出方法、作成時の注意点などを保育士向けに解説します。志望動機と自己PR作成のコツや状況別の例文も紹介するので、ぜひチェックしてください。

この記事を書いた人

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「レバウェル保育士」編集部

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保育士が履歴書を作成する際の基本情報

保育士が就職・転職活動を行う際には、履歴書は欠かせません。履歴書は、応募企業に自分の情報を伝えるだけでなく、スキルや経験をアピールできるチャンスでもあります。ここでは、履歴書のサイズや作成方法、購入できる場所を解説します。

履歴書のサイズはA4またはB5

応募企業から履歴書の様式について指定がない場合は、市販の履歴書を使用して問題ありません。履歴書のサイズは、A4またはB5が一般的です。どちらの履歴書を選択しても問題ありません。しかし、志望動機や自己PRをしっかり書きたい人は、スペースが広いA4の履歴書がおすすめです

手書きとパソコン作成の差はない

応募先から指定がなければ、履歴書は手書きでもパソコンを使用しても、どちらの方法で作成しても構いません。履歴書を手書きするメリットは、パソコンを用意しなくても履歴書とペンがあれば、履歴書を作成できる手軽さといえるでしょう。パソコンで履歴書を作成するメリットは、作成後に修正が可能な点が挙げられます。どちらで作成する場合も、読みやすい履歴書を作るのが大切です。

履歴書は書店やWebサイトで入手できる

履歴書は、書店やコンビニ、100円ショップなどで購入できます。文房具を取り扱っている書店などは、販売している履歴書の種類が多い傾向にあります。履歴書を購入するときには、「職歴が多い場合は職歴欄が広め」「志望動機に力を入れて書きたい場合は志望動機欄が広め」など、自分に合ったものを選びましょう

履歴書は購入する以外にも、Webサイトからダウンロードして入手する方法もあります。インターネット上には、無料でダウンロードできる履歴書がアップされているので、チェックしてみましょう。

【項目別】保育士の履歴書の書き方

保育士の履歴書はどのように作成すれば良いのでしょうか。ここでは、履歴書の項目別に書き方を解説します。

日付

履歴書の日付を書く際は、以下に注意してください。

  • 履歴書を郵送する場合は、投函日を書く

  • 面接に持参する場合は、面接日を書く

  • メールで送付する場合は、送付日を書く

履歴書の提出方法によって書くべき日付が違うので、間違わないよう気をつけましょう。

氏名

氏名は、姓と名の間にスペースを空けて書きます。手書きの場合は、大きく丁寧に書くのがポイントです。氏名のふりがなは、履歴書に合わせてひらがなかカタカナで書くようにしましょう。

生年月日

生年月日は、履歴書の日付で書いた西暦か和暦かに合わせましょう。履歴書の日付時点の年齢を記載します

写真

一般的には、履歴書には縦40mm×横30mmのカラー写真を貼ります。市販の場合、縦36〜40mm、横24〜30mmであれば使用できるケースが多いようです。証明写真は3ヶ月以内に撮ったものを用意してください。証明写真を撮る際は、清潔感のある服装や髪型になるように注意して撮りましょう。履歴書から写真が剥がれてしまう可能性を考慮して、写真の裏に氏名を書いておくと安心です。

現住所・電話番号

現住所は省略せず、都道府県から記入します。郵便番号やマンション名は記入漏れしやすいので、忘れずに書くようにしてください。現住所のふりがなは、都道府県から市区町村まで記入します。

固定電話がない場合、携帯電話番号を記入すれば問題ありません。連絡がつきやすい番号を書きましょう

学歴

1行目の中央に「学歴」と記入します。2行目以降から学歴を書いてください。応募企業から学歴の記入方法について指定がない場合は、高校の入学から記入するのが一般的です。学校名ごとに、「入学」「卒業」を各1行ずつ使用して記入します。学校名や学部学科を書く際には、省略せず正式名称で記入しましょう。

職歴

学歴の最後の行から1行空けて、中央に「職歴」と記入します。次の行から、職歴を記入してください。職歴欄は、これまでに経験したすべての仕事を時系列で記入します
園ごとに「入職(入社)」「退職(退社)」を各1行ずつ使用し、記入してください。

入職(入社)、退職(退社)どちらを使用するのかは運営団体により異なるため、注意しましょう。社会福祉法人や学校法人、宗教法人が運営している場合、「入職」を使用します。株式会社が運営している保育園の場合、企業と同じく「入社」と記載します。

職歴を書き終えたら、最後の行に「現在に至る」と書き、その下の行に右寄せで「以上」と記入しましょう。

免許・資格

免許や資格は正式名称で「保育士資格 取得」のように書きます。複数の免許・資格がある場合は、免許から先に取得順に記入するのが一般的です。ただし、保育と関連があまりない資格については、取得日にかかわらず後ろの方に書いても問題ないでしょう。

志望動機

志望動機欄には、応募先の保育園で働きたい理由を記載します。志望動機を作成する際は、「なぜほかの保育園ではなく、応募先保育園で働きたいのか」が採用担当者に伝わるように書きましょう。志望動機の作成方法は、本記事の「保育士が志望動機を作成する3つのポイント」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

自己PR

自己PR欄は、自分の強みを応募先保育園にアピールできる項目です。自己PRを作成する前に、これまでの自分の経験やスキルを振り返ってみましょう。今までに身につけた経験やスキルを、応募先の保育園でどのように活かせるかを伝えるのが重要です。自己PRの作成方法は、本記事の「保育士が自己PRを作成するときのポイント」で説明しているので、ぜひチェックしてください。

本人希望欄

応募先に伝えたい希望があれば記入します。ただし、待遇面などの希望はあまり書かない方が無難でしょう。伝えたいことがなければ、「貴園の規定に従います」と記載してください。なお、運営団体が運営している保育園の場合「貴社の規定に従います」と記入します。

保育士が志望動機を作成する3つのポイント

応募先保育園の採用担当者は、志望動機から保育園が求める保育士とあなたがマッチしているかをチェックしています。応募先の保育園で働きたい理由や活かせるスキル、入職(入社)後はどのように保育園に貢献できるかを伝えるのが大切です。ここでは、保育士が志望動機を作成するポイントを3つに分けて紹介します。

1.応募した保育園を選んだ理由を書く

応募した保育園のどのような部分に魅力を感じたのかを具体的に志望動機に書きましょう。なぜほかの保育園ではなく、応募先で働きたいのかを詳しく説明できるように理念や保育方針、仕事内容を理解しておくのが重要です。どの保育園にも当てはまるような志望理由ではなく、応募した保育園ならではの特色に触れると良いでしょう。

2.今までの経験から活かせることをアピールする

志望動機は、自分が今までに仕事で得たスキルや経験を活かして、応募先の保育園に貢献できることを具体的に記載するのが大切です。これまでの保育経験や仕事中に気をつけていたこと、得意な業務などをどのように活かせるかを書くと採用担当者に熱意が伝わりやすいでしょう。

3.どのように成長したいかをまとめる

志望動機は、応募先の保育園で自分が成し遂げたいことを、採用担当者に伝わるように書いてください。自分のキャリアビジョンを明確にし、応募した保育園でどのように成長していきたいのかを伝えられると、志望動機の具体性が高まります

【状況別】保育士の志望動機の例文

「志望動機がうまく作成できない」という保育士もいるでしょう。ここでは、状況別に保育士の志望動機の例文を紹介するので、参考にしてください。

新卒の場合

新卒で保育士の志望動機を作成する場合の例文は、以下のとおりです。

私は、貴園が大切にされている「子どもの個性を尊重した保育方針」に共感し、応募いたしました。私は学生時代に保育ボランティアをしており、多様な子どもたちとかかわる中で、一人ひとりに合わせたサポートの重要性を学びました。今後は保育経験を積み、将来的にはリーダーシップを発揮して後輩保育士の育成を担当していきたいと考えています。また、保護者とも積極的にコミュニケーションをとり、保育士と保護者との連携強化に貢献できる保育士を目指します

この例文は、新卒向けのため、保育士の仕事は未経験を想定しています。例文では、応募した保育園の保育方針と学生時代の経験から学んだことがマッチしているため、志望理由の説得力が増します。また、将来自分がなりたい保育士像を書くと、応募した園であなたが活躍する姿を採用担当者に想像してもらいやすいでしょう。

中途で転職する場合

中途で転職する場合の保育士の志望動機の例文は、以下のとおりです。

現職で3歳児クラスを担当しており、子どもたちの個性や発達段階に合わせた保育を行っています。また、保護者との信頼関係を築き、家庭との連携を大切にしてきました。貴園の「子ども一人ひとりに合わせて成長を見守る」という保育方針に共感し、応募いたしました。今後はこれまでの経験を活かして、さらに成長したいと考えています。保育園全体での行事やプロジェクトの企画にも積極的に携わり、子どもたちの好奇心や自主性を引き出せるような保育がしたいと思います

例文では、保育士としての経験や保育士として大切にしていることをアピールしています。保育士として経験してきた仕事内容や信念を志望動機で伝えれば、応募先の保育園に好印象を与えられるでしょう。

ブランクのある場合

ブランクがある場合の保育士の志望動機の例文は、以下のとおりです。

保育士として、子どもたちの成長に寄り添う保育を行ってきましたが、出産と子育てのため現場を一度離れました。子育てを通じ、保護者としての視点も持てるようになりました。貴園の「子どもたちを家庭と連携して支える」という方針に共感し、これまでの保育士の経験と子育てで身につけたスキルを活かしたいと思い、応募いたしました。今後は保育現場に復帰し、子どもと保護者のどちらもが安心して通える環境を整備したいと考えています

例文は、出産と子育てによるブランクがある状況です。保育現場を離れている間に、子育てで新たなスキルを身につけたのは強みになります。離職期間中に保育士の仕事に活かせる経験があれば、志望動機に盛り込むのがおすすめです。

保育士が自己PRを作成するときのポイント

自己PRでは、採用担当者に「この人にうちの園で働いてほしい」と思ってもらえるようなアピールポイントを書きましょう。保育経験がない場合は、自分の長所をアピールするのも1つの手です。ここでは、保育士が自己PRを作成する際のポイントを解説します。

自己分析で強みを洗い出す

自己PRを作成する準備として、保育士経験を振り返り、自分の強みをリストアップしてみましょう。自己PRは、実際にあったエピソードと合わせて作成すると、より説得力がアップします。自分の強みが思いつかない場合は、保育士の成功体験を思い出して分析するのがおすすめです。保育士経験がない方は、自身の性格を振り返り、コミュニケーションスキルや忍耐力など、保育に役立つ特性を見つけると良いでしょう。

求める保育士像にマッチした内容にする

自己PRでは、応募した保育園に共感する理由を、具体的な経験や実績を交えて説明するのが大切です。応募先が求める人物像を知るために、園の理念や方針を理解しておくようにしましょう。応募先のホームページがある場合はヒントとなるキーワードを見つけ、自分の強みと関連づけて自己PRを作成するのもおすすめです。

【強み別】保育士の自己PRの例文

ここでは、「自分の強みは見つけたけど、自己PRでどのようにアピールしたら良いかわからない」と悩んでいる方に向けて、例文を紹介します。ぜひ参考にしてください。

前向きな性格の場合

「前向きな性格」が強みの保育士の自己PRは、以下のとおりです。

私の強みは前向きな性格です。保育士として勤務し、子どもの成長を支える中で常にポジティブな環境づくりを心がけてきました。以前担当していたクラスでは、困難な状況にも前向きに取り組む姿勢が伝わり、子どもたちの自主性を引き出せたと感じています。保護者とのコミュニケーションでは前向きな姿勢で対応し、信頼関係を築いてきました。今後も前向きな性格を活かして、子どもたちが安心して成長できる環境を提供したいと考えています

例文では、保育士という仕事に前向きな性格をどのように活かしたのか、具体的なエピソードを入れてアピールしています。自分の性格が保育士の仕事にマッチしているのがわかるエピソードを入れると、説得力が出るでしょう。

責任感が強い場合

「責任感が強いこと」が強みという保育士の自己PR例は、以下のとおりです。

私の強みは、責任感が強いことです。子どもたちが安心できるように常に気を抜かず、保育士として責任感を大切にしています。日々の業務において、子どもの小さな変化や成長を見逃さないよう注意を払い、安全に過ごせる環境を整備するように努めてきました。子どもたちがいつも笑顔で過ごせるように、今後も責任を持って成長をサポートしたいと考えています

この例文では、冒頭で自分の強みである責任感の強さについて触れています。そして、自分に責任感が強いというのを、具体的なエピソードを入れているのがポイントです。今後、自分の強みを、保育士としてどのように活かしていきたいかを説明できると信頼性が高まるでしょう。

コミュニケーション能力に自信がある場合

「コミュニケーション能力に自信がある」保育士の自己PRは、以下のとおりです。

私の強みはコミュニケーション能力です。保育士という仕事は子どもや保護者、同僚などさまざまな人と関わります。そのため、コミュニケーションに重きをおいていました。前職では保育士間での情報共有が不十分だったため、保育や保護者への対応がうまくいかない場合もありました。そのため、自分から同僚に話しかけてほかの保育士に情報を共有し、橋渡し役としてコミュニケーションをとり、課題を解決しました。今後も自分から積極的にコミュニケーションをとり、子どもや保護者、同僚と信頼関係を築いていきたいと思います

この例文では、コミュニケーション能力を強調して保育士の資質があることをアピールしています。保育士は子どもだけでなく、保護者や同僚ともコミュニケーションをとる必要があります。そのため、保育士にとってコミュニケーション能力は必須のスキルといえるでしょう。

保育士が趣味・特技欄を書くときのコツ

採用担当者は、履歴書の趣味・特技欄から応募者の人柄を見ています。そのため、採用担当者に好印象が与えられるような趣味・特技を書きましょう。ここでは、趣味・特技欄を書くときのコツを解説します。

仕事に活かせる趣味を書く

趣味や特技をピックアップし、保育士の仕事に活かせるかどうか検討してみましょう。保育士の仕事に役立ちそうな趣味や特技があれば、積極的に趣味・特技欄に書くのをおすすめします。たとえば、楽器演奏や歌が得意な場合、自分の特技を通じて保育園の子どもたちに音楽の楽しさを伝えられるかもしれません。読書が趣味の場合は、保育園で読み聞かせを行い、子どもたちが絵本に興味を示すきっかけになる可能性があります。

趣味にアピールポイントをプラスする

保育士の仕事とは、直接関係がなくても、趣味や特技を通じて得た経験や考え方を付け加えると保育士の資質を強調できるでしょう。また、趣味や特技にアピールポイントを足すと、採用担当者の印象に残りやすくなるケースがあるかもしれません。例として、「趣味の旅行で新しい文化に触れ、柔軟な考え方ができるようになった」「スポーツ経験があるため、体力がついた」などが挙げられます。

保育士が履歴書を作成する際の注意点

履歴書は、採用担当者に自分をアピールする重要な書類なので、不備がないように注意しましょう。ここでは、保育士が履歴書を作成する際の注意点を解説します。

履歴書に空欄を作らないようにする

履歴書は、原則的にすべての項目を埋めるようにします。採用担当者が履歴書を確認する際、空欄があると、記入漏れなのか記入することがなかったのかを判断できません。また、履歴書に空欄が目立つと、採用担当者に「積極性がない」「熱意が感じられない」とマイナスな印象を与える可能性があります。履歴書は可能な限りすべて埋め、書くことがない欄については「特になし」と記入しましょう。

和暦と西暦はどちらかに統一する

履歴書を作成する際は、和暦と西暦のどちらを年号として使用するか決めましょう。履歴書の年号にばらつきがあると、採用担当者が混乱するうえ、全体的に統一感のない印象を与えます。履歴書は、すべての項目で年号を統一して記入するようにしてください。

敬称の書き方を間違えないようにする

履歴書を作成する際には、敬称を間違えないように注意が必要です。一般的には「貴園」と書きますが、株式会社が運営している保育園の場合、「貴社」と記載する場合もあります。そのため、運営元を事前に確認するようにしてください。

手書きの場合はボールペンか万年筆を使用する

手書きで履歴書を作成する場合は、黒のボールペンか万年筆を使用します。ボールペンを使用する場合は、消えるボールペンは使わないようにしましょう。消えるボールペンは保存性が低く、温度や摩擦で消えるリスクがあります。また、履歴書に書き損じがある場合は、修正ペンなどは使用せずあらためて書き直すようにしてください。

保育士が応募先に履歴書を提出する方法

応募先への履歴書の提出方法は、郵送・メール・手渡しがあります。ここでは、各提出方法について解説します。

郵送

履歴書を折らずに郵送するために、A4サイズが入る角形2号(240mm×332mm)の封筒を用意します。色は白色が基本です。履歴書は、折れたり汚れがついたりしないよう、クリアファイルに挟んでから封筒に入れると安心です。送付状やほかに提出する書類があれば、まとめてクリアファイルに入れましょう。

封筒の表面には、応募する保育園の住所と宛名を書き、左下に赤字で「履歴書在中」と記入します。封筒の裏面には、左下に自分の住所、氏名などの差出人情報を書いてください。履歴書の郵送準備ができたら、郵便料金が不足しないよう封筒に切手を貼ります。
履歴書を郵送で提出する際の注意点は、以下のとおりです。

  • 宛名の会社名や部署名は、省略しない

  • 宛名は封筒表面の真ん中に書く

  • 園や部署宛の場合は「御中」、担当者名がわかっている場合は「様」

  • 封筒に記入するときは、消えないインクのペンを使用

  • 履歴書の提出期限に余裕がない場合は、速達で送付する

履歴書を郵送する際には、提出期日内に履歴書が届くよう、早めに送付しましょう。

メール

メールで履歴書を提出するときは、応募先の保育園から指定されたファイル形式で送付します。履歴書のファイル形式に指定がなければ、PDF形式で送付するのが一般的です。メールの件名は、「履歴書送付について(氏名)」など、用件と氏名を入れると、採用担当者がメールを受信した際にわかりやすいでしょう。

メールの本文は、冒頭で挨拶分を書き、履歴書を送付する旨を簡潔に伝え、署名を記入します。履歴書は個人情報が含まれているので、メールを送信するときは、宛先のメールアドレスに間違いがないかよく確認しましょう。

手渡し

面接などの際に履歴書を手渡しで提出する場合にも、定形外の封筒の用意が必要です。直接当事者同士でやり取りするため、封筒の表面に宛名や住所を書く必要はありません。左下に赤字で「履歴書在中」とのみ記入します。封筒裏面には、左下に自分の住所、氏名を書きましょう。履歴書は、クリアファイルに挟んで封筒に入れます。

履歴書を手渡しで提出するときは、状況によって渡す方法が異なるので注意が必要です。応募先の受付で履歴書を提出する場合は、封筒に入れたまま担当者に渡します。面接官に提出する場合は、クリアファイルに入った履歴書を封筒から出して、封筒の上にクリアファイルを重ねて渡しましょう。

保育士が転職で履歴書以外に用意しておきたい書類

保育士が転職する際には、履歴書のほかにも職務経歴書や在籍証明書の用意が必要になる可能性があります。ここでは、保育士が転職するときに用意しておきたい書類を解説します。

送付状

履歴書を郵送で提出する場合、送付状が必要です。送付状の作成方法を以下にまとめたので参考にしてください。

  • 送付状は、A4の用紙1枚で作成

  • 右上に、履歴書を投函する日を書く

  • 宛先は応募する園の正式名称を記入

  • 署名は、自分の「住所」「氏名」「電話番号」「メールアドレス」を記載

  • 本文は、頭語の「拝啓」と結語の「敬具」を記載

  • 本文では、時候の挨拶と応募に至った経緯をまとめる

  • 同封書類を箇条書きで書く

  • 送付状の最後に「以上」と記入

送付状は、挨拶や封筒の中身を知らせる役割があるので、履歴書と一緒に同封しましょう。

職務経歴書

職務経歴書は、保育士が転職活動する際に必要な書類です。職務経歴書はこれまでの経験を整理し、自分のキャリアが採用担当者に伝わるように作成しましょう。職務経歴書では、保育の専門的なスキルや取得した資格などを具体的に示すことが重要です。

また、職務経歴書は面接を対策する材料にもなります。採用担当者は職務経歴書を参考に、面接を進める可能性が高いといえます。職務経歴書に書いた内容を整理して、採用担当者から質問があったら説明できるように準備しておきましょう。

在職証明書

在職証明書とは、従業員が在籍していた事実を証明するために企業や保育園などが発行する書類です。在職証明書は転職先で提出する可能性があります。在職証明書は、勤務先の保育園に依頼し、発行してもらいましょう
退職している場合も、勤務していた保育園に依頼すると在職証明書を発行してもらえます。在職証明書は退職する当日までにもらえるように、早めに依頼してください。

保育士の履歴書に関してよくある質問

ここでは、保育士の履歴書に関してよくある質問を、Q&A形式で紹介します。

「保育士等キャリアアップ研修」の修了は履歴書に書ける?

「保育士等キャリアアップ研修」を修了している場合、履歴書に記載できます。履歴書の免許・資格欄に「保育士等キャリアアップ研修 修了」と記載してください。保育の専門知識を身につけられる研修のため、応募書類でアピールしておくと、好印象につなげられるでしょう。

パート保育士の場合、履歴書の職歴欄はどう書けば良い?

パート保育士が履歴書の職歴欄を書くときは、雇用形態を記載しましょう。職歴欄に「○○保育園 入職(パート)」と記入するのが一般的です。なお、運営団体が株式会社の場合、「入社」と記載します。詳しくは「職歴」をご覧ください。
雇用形態を就業途中でパートに切り替えた場合は、入職を記入した行の下に「○○年○○月より雇用形態をパートに変更」と書きましょう。

履歴書を手渡しで提出する場合も封筒は必要?

封筒は汚損を防ぐ役割があります。そのため、履歴書を手渡しで提出する場合も必要です。履歴書はクリアファイルに挟んで封筒に入れ、降り曲がらない状態で提出しましょう。履歴書の提出方法については、「保育士が応募先に履歴書を提出する方法」で詳しく解説しているので、チェックしてください。

まとめ

履歴書は、自分の第一印象を左右する重要な書類です。履歴書を書く際には、和暦・西暦を統一し、学歴・職歴欄を正確に記入しましょう。志望動機欄や自己PR欄では、自分のスキルや経験、強みを明確にしてアピールすると、あなたが働く姿をイメージしやすくなります。応募した保育園の理念や方針を理解し、自分が共感していることを説明できると、働きたいという意欲が伝わりやすいでしょう。

保育士の中には、履歴書を作成する際に「自己PRや志望動機に何と記載すればいいか悩んでいる」という方もいるのではないでしょうか。
保育業界に特化した転職エージェントサービス「レバウェル保育士」では、あなたの転職をトータルでサポートします。取材訪問を通じて、保育方針から職場の雰囲気まで情報を収集しているため、志望動機を作成する際にも役立ちます。無料ですべてのサービスを利用できるので、お気軽にご登録ください。

執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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