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公立保育士を辞めたい!理由や後悔しないための方法、退職後の選択肢を解説
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公立保育士として働く中で、「もう辞めたい」と感じるときはありませんか?公立保育士は私立と比較して給料や待遇が良い傾向にある一方で、柔軟な働き方が難しいことや保育の自由度が低いことなどから退職を考える保育士も少なくありません。 この記事では、公立保育士を辞めたい理由や続けるメリットを解説します。公立保育士を辞めるか迷った際のチェックポイントも紹介するので、自分の状況と照らし合わせてみましょう。
目次
公立保育士の離職率
厚生労働省の「保育士の現状と主な取組(p.23)」によると、公立保育園の保育士の離職率は、私立保育園と比べると低い傾向にあります。
種類 | 離職率 |
公営保育所 | 5.9% |
私営保育所 | 10.7% |
参照:厚生労働省「保育士の現状と主な取組(p.23)」
公立保育所の保育士の離職率は5.9%で、私立保育所の保育士の10.7%より約5%低いことから、公立保育士の離職率は決して高くないといえるでしょう。公立保育士は給与や福利厚生などの待遇面で比較的恵まれていることが、離職率の低さにつながっているのかもしれません。
しかし、公立保育士の中には人間関係や仕事内容、キャリア形成などさまざまな理由で「辞めたい」と感じる人も少なくありません。安定を求めて公立保育士になったものの、思い描いていた保育との違いに戸惑う人もいるようです。
出典
厚生労働省「保育の現場・職業の魅力向上検討会(第5回)資料」(2025年6月11日)
公立保育士を辞めたい理由
公立保育園で働く保育士の中には、ベテラン保育士との人間関係のストレスや定期的な人事異動での疲れといった理由から「もう続けられない」と感じる場合もあるでしょう。ここでは公立保育士が辞めたいと感じる理由を解説します。
ベテラン保育士との人間関係に悩む
公立保育園では、長く勤めているベテラン保育士も在籍しています。公立では年功序列の傾向が強く、年下の保育士が中堅やベテランに意見することが難しい傾向があるようです。ベテラン保育士との関係が上手くいかず、自分の保育観を実現できないことで、辞めたくなる保育士も少なくありません。
経験豊富な先輩から学べる環境は魅力ですが、世代間のギャップが人間関係の壁となる場合もあるでしょう。職場によってはベテラン保育士の「昔はこうだった」という考え方に縛られ、新しい保育の手法を取り入れにくかったり、若手の意見が通りにくかったりする雰囲気があるかもしれません。
定期的な人事異動で疲弊する
公務員である公立保育士は、3〜4年ごとに異動があるのが一般的です。人事異動があると、子どもや保護者、同僚との関係を一から構築し直す労力が必要となります。
園の雰囲気が前の職場と異なる場合、適応するのに時間がかかり、精神的な疲労が蓄積して「辞めたい」と思うようになるかもしれません。通勤時間や経路が変わると、生活リズムが崩れたり、職場環境の変化に伴うストレスを感じたりすることもあるでしょう。
上司が変わると保育方針が変わりついていけない
公立保育園では、園長や主任の異動によって保育方針が変わる場合があります。新しい上司が着任するたびに、これまでの保育のやり方を変更しなければならず、その都度対応に苦労することも少なくありません。
上司が変わり、保育士自身が大切にしたい保育と園の方針が合わなくなると、やりがいを感じられなくなる可能性があります。頻繁な方針転換に振り回されることで、保育への情熱を失い、「辞めたい」と思うようになる保育士もいるようです。
保護者に公務員としての対応を求められる
公立保育士は公務員としての、中立・公平な対応が必要です。保護者からも「公務員なのだから」と、より完璧な対応を期待される傾向にあります。ちょっとしたミスや配慮不足も厳しく指摘され、プレッシャーを感じる場面も少なくありません。
公立保育園では、「前例がない」「規則で決まっている」という理由で、保護者の要望に応えられず、心苦しい思いをする場合もあるでしょう。公務員としての立場と、子どもや保護者に寄り添いたい気持ちの間で葛藤し、公立保育士を辞めたくなる人もいます。
柔軟な働き方が難しい
公立保育園では公務員としての勤務形態が基本となるため、私立保育園に比べて働き方の自由度が低いのが特徴です。公立保育士は希望の職場を選べないため、乳児院や障害児施設など、保育園以外の児童福祉施設に配属される場合もあります。シフト体制も配属先によって変わるため、自分の生活リズムを作りにくい状況に直面する可能性があるでしょう。
子育てや介護など、ライフステージの変化に合わせて働き方を調整したくても、公務員という立場では難しい場合があります。プライベートの時間を確保したい保育士にとって、公立保育園の柔軟性のなさが「辞めたい」と考えるきっかけになるかもしれません。
個性を活かした保育がしにくい
公立保育園では、自治体の方針に沿った保育が求められ、保育士個人の工夫や個性を発揮する機会が限られがちです。希望の保育方針があっても、独自性のあるカリキュラムは実現が難しいかもしれません。
たとえば、新しい教材の導入や保育プログラムの変更など私立なら比較的自由にできることも、公立では決裁が必要で時間がかかったり、却下されたりする可能性があります。自分の保育観を十分に表現できない環境で不満が積み重なると、「辞めたい」という気持ちになる人もいるでしょう
短期間でのキャリアアップが見込めない
公立保育園は年功序列の考え方が根強く、経験年数に応じて少しずつキャリアアップする仕組みが一般的です。自己成長を大切にする保育士にとって、キャリアの停滞感は「辞めたい」と考えるきっかけになるかもしれません。
公立保育士は私立の保育士と比べると昇進のペースがゆっくりな傾向にあり、若いうちから責任ある立場で働きたい人は物足りなさを感じる可能性がある環境といえます。キャリアアップできる仕組みが充実している私立園と比べると、研修の機会が限られている場合もあるでしょう。
公立保育士を辞めずに続けるメリット
仕事を辞めたいと感じる瞬間があっても、公立保育士は長期的に見れば安定した環境で子どもたちの成長を見守れるという魅力があります。ここでは、公立保育士を続けるメリットを見ていきましょう。
私立保育園よりも給料が高い傾向にある
公立保育園を辞めずに働き続けるメリットとして、安定した給与体系が挙げられます。公立保育士は地方公務員であることから、給与水準が高い傾向にあり、安定した昇給制度があるのが特徴です。こども家庭庁の「令和6年度 幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報>(p.11)」より、以下に公立と私立の常勤保育士の平均給与と想定年収をまとめました。
1人当たり給与月額(賞与込み) | 想定年収 | |
公立 | 36万5,542円 | 438万6,504円 |
私立 | 34万8,119円 | 417万7,428円 |
参照:こども家庭庁「令和6年度 幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報>(p.11)」
公立保育士の平均給与月額は私立の保育士より、約1万7,000円高いことが分かります。想定年収を比較すると、公立保育士が約21万円高いです。公立保育士は、経験年数に応じた昇給も見込めるので、長く働くほど給与面での利点を感じやすくなります。将来設計を考えるうえで、公立保育士は経済的な安心感が魅力といえるでしょう。
出典
こども家庭庁「第8回 子ども・子育て支援等分科会」(2025年6月11日)
福利厚生が手厚い
公立保育士を辞めずに続けると、充実した福利厚生を受けられるのが魅力です。公立保育園では、病気休暇や育児休業なども取得しやすい環境が整備されており、長期的な安心感につながるでしょう。
公立保育士として働く場合、要件を満たすと住居手当や通勤手当なども支給され、生活を支える基盤が整っています。退職手当もあり、長く働くと将来の生活設計も立てやすい点がメリットです。
公立保育士を辞めるか迷ったときのチェックポイント
ここでは、保育士を辞めるか悩んだ際のチェックポイントを紹介します。下記で挙げている内容を参考に、自分の状況を客観的に見つめ直しましょう。
辞めたい理由は明確か
公立保育士は退職したいと感じた際、辞めたい理由が一時的なものなのか、根本的な問題なのかを見極めることが重要です。「なんとなく疲れた」「職場に馴染めない」という漠然とした理由では、転職しても同じ問題に直面する可能性があります。
辞めたい理由を「人間関係」「業務内容」「キャリア展望」「労働条件」などの観点から明確にすると、問題の本質を把握できるかもしれません。辞めたいと感じる原因が特定できれば、退職以外の選択肢が見えてくる場合もあるでしょう。
今の職場で改善できることはないか
公立保育士を辞めたいと思ったときは、現在の職場環境を改善できる可能性を探ってみましょう。悩みを一人で抱え込まず、信頼できる同僚や先輩、園長に相談するのがおすすめです。悩みを打ち明ければ、これまで気づかなかった打開案が見つかる場合もあるでしょう。
たとえば、業務量に悩んでいる場合は、仕事の分担や効率化について上司に相談すると改善する可能性があります。人間関係に悩んでいる場合は、配置換えや担当クラスの変更について相談すると、ストレスが軽減するかもしれません。
公立保育士のメリットに心残りはないか
仕事を辞めたあとで「公立保育士の環境は恵まれていた」と後悔しないよう、メリットを客観的に見つめ直すことが重要です。公立保育士は安定した給与や手厚い福利厚生、雇用の安定性など、ほかの職場では得にくいメリットがあります。公立保育士として働くメリットと今感じている不満を天秤にかけ、総合的に判断することが大切です。
公立保育園ならではの取り組みや子どもたちとの関わりなど、仕事のやりがいについても振り返ってみましょう。日々の忙しさで見失っていた保育の喜びを再発見できるかもしれません。
公立保育士を辞めるデメリットを考えても辞めたいか
公立保育士を辞め、公務員という立場を手放すと、安定した収入や手厚い福利厚生がなくなってしまいます。公立保育士は年金制度や退職金制度も魅力的です。公立保育士として受けられる待遇を失うことが、将来の生活にどのような影響を与えるのか、長期的な視点で考えてみましょう。
また、再び公務員として採用されるチャンスは限られており、一度退職すると戻るのが難しい場合もあるでしょう。長く築いてきた同僚との関係、子どもたちや保護者との信頼関係も、退職すれば失ってしまいます。公立保育士を辞めるデメリットを踏まえても転職したいと思えるかどうか、冷静に判断することが必要です。
公立保育士で希望のキャリアを叶えられるか
今後のキャリアプランと公立保育士としての道が一致するかどうかも、辞めることを検討するうえで重要なポイントです。公立保育園で経験を積めば、主任や園長への道が開けますが、役職に就くまでに時間がかかる傾向にあります。自分が目指すキャリアや働き方が公立保育士の枠組みの中で実現できるかを考えてみましょう。
たとえば、「特定の保育分野を深めたい」「保育以外のスキルも活かした働き方をしたい」といった具体的なキャリアビジョンがある場合、現在の環境で叶えられるかを検討することが大切です。希望のキャリアをよく考えた結果、今の環境で実現するのが難しいと感じるなら、転職を含めた具体的な行動を検討してみましょう。
公立保育士を辞めたいときに取れる選択肢
公立保育士を辞めることを視野に入れるなら、次のステップを具体的に決めてから行動に移しましょう。ここでは、公立保育士を辞めたい方が、自分に合った働き方を見つけるための選択肢を紹介します。
雇用形態を変えて仕事の負担を軽減する
公立保育園を辞める前に、会計年度任用職員になるという選択肢も考えてみましょう。会計年度任用職員になれば、心身の負担を軽減しながら保育士としてのキャリアを継続できます。会計年度任用職員には、フルタイムとパートタイムの2種類があり、自分のライフスタイルに合わせた働き方を選ぶことが可能です。週の勤務日数や1日の勤務時間を調整でき、家庭の時間を確保しやすいというメリットがあります。
会計年度任用職員は、基本的に異動がなくなるため、慣れた環境を離れる心配がなくなります。正規雇用から非正規雇用になるので給与や待遇面に変化がありますが、公立保育士として働き続けられるのが魅力です。
ほかの公立保育園に異動希望を出す
今の職場環境が辛くて公立保育士を辞めたいと考えているなら、同じ自治体内の別の公立保育園や、他の児童福祉施設への異動を検討してみるのも1つの選択肢です。公立保育士は、保育園だけでなく、児童館や子育て支援センターなどへ異動となる場合があります。
人事異動前の意向調査で希望を伝えれば、意向が考慮されることもあるでしょう。必ずしも希望どおりになるとは限りませんが、職場が変われば新たな気持ちで仕事に取り組めるかもしれません。
希望の働き方ができる私立保育園に転職する
公立保育園で感じている制約が不満で辞めたい場合は、私立保育園への転職をするのも1つの手です。私立保育園へ転職する際、公立保育士として培ったスキルや経験は強みになります。私立保育園は園ごとに特色があり、モンテッソーリ教育や自然体験を重視する園など、自分の保育観に合った環境を選べます。公立に比べて柔軟な運営や迅速な意思決定が可能な園もあるでしょう。
ただし、給与や福利厚生は公立に比べて条件が下がる可能性もあるので、事前に十分な情報収集と比較検討が必要です。面接時には労働条件だけでなく、保育方針や職場の雰囲気もしっかり確認しましょう。
保育士の資格や経験を活かして他業界に挑戦する
保育士自体を辞めたい場合は、保育士資格やこれまでの経験を違った形で活かせる道を探してみましょう。たとえば、学童保育やベビーシッターなど、保育園以外にも子どもと関わる仕事はあります。それぞれ業務内容や働き方に違いがあるため、自分の希望に合った職場が見つかるかもしれません。
子ども向け商品の企画・開発、絵本や玩具メーカーなど、子どもに関連する企業への転職も保育士経験を活かせるでしょう。保育現場を知る人材は、商品開発やマーケティングの場面で貴重な視点を提供できます。
公立保育士から転職を成功させるコツ
公立保育士から新たなキャリアへ踏み出すとき、不安を感じる人もいるのではないでしょうか。ここでは、公立保育士としての強みを活かし、自分に合った転職先を見つけるためのコツを解説します。
転職先の希望条件を明確にする
公立保育士から転職する際は、自分が仕事に取り組むうえで何を重視するかを明確にしましょう。「残業の少なさ」「給与水準」「通勤時間」など、転職先で優先したい条件をリストアップして順位付けするのがおすすめです。
譲れない条件と妥協できる条件を区別しておくと、求人を絞り込みやすくなります。たとえば、「子ども主体の保育」は譲れないが、「給与は多少下がっても構わない」というように自分の価値観に基づいた判断基準を持ちましょう。
転職先の情報を集める
公立保育士が希望の職場を探す際、公立と私立では文化や運営方法が異なるため、ミスマッチを防ぐためにも入念な情報収集が欠かせません。求人サイトだけでなく、園のWebサイトをチェックしたり、実際に働いている知人から話を聞いたりして情報を集めましょう。
可能であれば、保育園の見学に行くと、求人情報だけでは分かりにくい園の雰囲気や職員の働き方を知れるかもしれません。転職エージェントを利用することで、求人には載っていない情報や園の内部事情などを教えてもらえる可能性もあります。
採用担当にアピールする強みを言語化する
公立保育士が面接を受けるときは、公立保育園での経験をどう活かせるかを具体的に伝えることが重要です。「公立で培った基本的な保育スキル」や「保護者対応の経験」「行事運営のノウハウ」など、自分の強みを整理して言語化しておきましょう。
公立から私立へ転職する場合は、なぜ転職したいのかという理由も率直に伝えることが大切です。「より自由な保育がしたい」「子ども一人ひとりとじっくり向き合いたい」など、前向きな志望動機を伝えると、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
公立保育士を辞める流れ
公立保育士を辞める決意をした場合、スムーズに退職するには適切な手順を踏むことが大切です。ここでは、一般的な退職の流れを解説するので、計画的に手続きを進めましょう。
直属の上司に退職の意向を伝える
公立保育士を辞める際は、直属の上司に退職の意向を伝えるのが一般的になります。年度途中の退職は残された職員や子どもたちに負担がかかりやすいので、可能な限り避けるのが無難です。後任の確保や引き継ぎには時間がかかるため、退職希望日の3ヶ月前までに伝えておくのが理想的でしょう。
退職の意向を伝える際は、感情的にならず、冷静に自分の決意を伝えることが大切です。退職理由は前向きな内容を伝えると、上司の理解を得やすくなります。
退職届を提出する
上司に退職の意向を伝えたら、正式な手続きとして退職届を提出します。退職届の提出時期は、退職予定日の1〜2ヶ月前までに提出するのが一般的です。規定の書式がある場合もあるので、人事担当者や上司に確認しましょう。退職届に既定の書式がないときは、自分でフォーマットを用意して作成します。
公務員としての退職手続きには、退職届以外にも、退職金や保険の手続きなど複数の書類提出が必要になります。担当部署の指示に従って、漏れなく手続きを進めましょう。
業務の引き継ぎを行う
公立保育士は退職が決まったら、後任者へ担当業務の引き継ぎを行います。引き継ぎは一度にまとめて行うのではなく、計画的に進めるのがおすすめです。
担任を持っている場合は子どもたち一人ひとりの特性や配慮すべき点、保護者との関係性などを詳しく記録し、後任の保育士に伝えましょう。年間行事の準備状況や必要な備品、連絡帳の書き方など、日々の業務に関する細かな情報も共有することが大切です。子どもたちや保護者にも配慮し、退職後の混乱を最小限に抑える工夫が求められます。
公立保育士を辞めるか迷っている方は転職エージェントに相談しよう
公立保育士を辞めるか悩んでいる方は、転職エージェントに相談してみましょう。転職するかどうかまだ決めていない段階でも、保育業界の状況や条件面での変化について情報を得られます。公立保育士を辞めて転職した場合、給与や待遇が下がらないかどうかをアドバイザーに確認してもらうことも可能です。転職エージェントに相談した内容を外部に知られることはないので、現職にバレる心配なく相談できます。
「レバウェル保育士」なら、給与条件や働き方など、あなたの希望に合った転職先を提案できます。「退職後の給与や待遇が不安」「転職のタイミングが分からない」といった悩みにも丁寧にお答えしているので、まずは気軽にご登録ください。
公立保育士を辞めたい人によくある質問
ここでは、公立保育士を辞めたい人によくある質問に、お答えします。
公立保育士に向いていない人の特徴は?
定型的な業務が苦手な人は、公立保育士に向いていないと感じるかもしれません。公立保育園では、一定の規則やルーチンに従って業務を進める傾向にあります。毎日似たような流れで進む保育に物足りなさを感じたり、マニュアルどおりの対応に窮屈さを覚えたりする人もいるでしょう。
公立保育士を1年で辞めると転職できない?
公立保育士を1年で辞めても、転職できる可能性はあります。保育士の需要は高く、意欲や人柄を重視する園もあります。短期間で退職する理由は面接で質問される可能性が高いので、前向きな説明ができるよう準備しておきましょう。
転職活動では、短い期間で得た経験を具体的に伝えることが重要です。1年間の勤務で学んだことや子どもたちと関わるうえで気づいたことなどを伝えられれば、十分にアピールポイントになります。転職を考えている場合は、本記事の「公立保育士から転職を成功させるコツ」を参考にしてみてください。
まとめ
公立保育士として働く中で「辞めたい」と感じる人も少なくありません。人間関係や働き方の制約、キャリアの停滞感など、さまざまな理由で悩むこともあるでしょう。転職を考える前に、今の職場で状況を改善できないか探り、公立保育士として働くメリットと転職を比較検討し、総合的に判断することが大切です。
公立保育士が転職を選ぶなら、自分の希望条件を明確にし、情報収集を丁寧に行いましょう。これまでの経験を次のステップに活かせるよう、自分の強みを整理し、前向きな姿勢で臨むと理想の職場に転職できる可能性が高まります。1人で悩まず、転職エージェントなどのプロに相談するのも効果的な方法です。
執筆者

「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。