保育の仕事

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保育士が忙しい時期や理由とは?仕事の負担を減らす方法や働きやすい職場

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公園で疲れを感じている保育士のイメージ

多忙な毎日を送る保育士の中には、「私だけがこんなに忙しいのだろうか」「想像以上に大変でつらい」と感じる方もいるかもしれません。保育士の仕事は忙しい傾向にありますが、職場によって求められる労力や業務量には差があります。 この記事では、保育士が忙しくなる4つの理由や日々の業務負担を軽減する方法を解説します。毎日の忙しさを少しでも和らげたい場合や、心身の疲れが蓄積しているときにお役立てください。

この記事のまとめ

  • 業務や行事の多さ、人手不足などの理由から保育士は忙しくなりやすい

  • 忙しさを解消するには業務優先度の可視化や書類作業の効率化が必要

  • 改善がみられない場合は心身に余裕をもてる職場に転職するのも手

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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保育士が忙しいのは普通のこと?

保育士は子どもたちの安全を守りながら質の高い保育を提供するため、多岐にわたる業務に対応する忙しさがあります。厚生労働省の「保育分野における人材不足の原因・理由②新規タブリンク」では、保育士として就業を希望しない理由として、37.0%が「休暇が少ない・休暇が取りにくい」と回答がありました。

しかし、忙しさの度合いは園によって異なるのが現状です。なかには業務効率化に力を入れ、サービス残業や持ち帰り仕事をなくすよう努めている園もあります。国も保育士の負担軽減に向けた環境改善を推進しており、状況は少しずつ変化しているといえるでしょう。

出典

厚生労働省「保育分野における人材不足の現状①新規タブリンク」(2026年5月13日)

保育士が忙しい4つの理由とは?

保育士の仕事が忙しい理由には、業務量の多さや区切りのつけにくさなどが挙げられます。以下で主な4つの理由をまとめているので、それぞれの内容を確認してみましょう。

1.業務量が多く勤務時間内に終わらない

保育士の仕事は、子どもと直接関わる保育だけではありません。保育日誌や指導案の作成、保護者対応、職員会議の出席など、担当する業務は幅広くあります。保育中は子どもたちから目を離せないため、事務作業に集中できる時間がどうしても限られてしまうでしょう。

忙しさから勤務時間内に業務が終わらないと、残業や持ち帰り仕事が発生しやすくなります。「もっと丁寧に関わりたい」「成長をじっくり見守りたい」と、思うように保育ができないもどかしさやジレンマを抱える保育士も少なくないのが現状です。

2.行事やイベントの準備に追われる

行事の多い保育園では、通常の保育業務に加えてイベントの準備をしなくてはなりません。企画の打ち合わせや発表内容の練習、季節に合わせた製作など、当日が近づくにつれて業務量は膨らんでいきます

子どもたちが主役となる行事では、一人ひとりの発達段階や個性に合わせた配慮も必要です。保護者の期待に応えようとするプレッシャーも加わると、保育士の負担は一層増してしまう可能性があります

3.正解がなく仕事に区切りがつけにくい

保育の仕事には明確なゴールがないため、どこで区切りをつけるかの判断が難しく、つい勤務時間を超えてしまうこともあります。保育環境の整備や教材準備、掲示物の作成など、「もっと子どもが喜ぶものを作りたい」「もっと学びにつながる環境にしたい」と追求するほど、どこまでも手をかけたくなるでしょう。

仕事に熱心な保育士ほど、より良い保育を目指して工夫を重ね、自分の時間を削ってしまいがちです。また、経験の浅い時期は、どの業務にどれだけ時間をかけるべきかの判断が難しく、力の入れどころに迷う場面もあるかもしれません。

4.人手不足による影響を受けている

人手不足の保育園では、「急な対応で手が回らない」「休みたくても休めない」といった状況が起こりやすい傾向にあります。本来複数人で分担すべき業務を少人数で対応しなければならず、一人あたりの負担が大きくなりがちです

体調不良や急用で職員が少ない日はさらに忙しくなったり、希望日に有給休暇が取りにくかったりする課題も生じます。また、人手不足で新人保育士の指導に十分な時間を割けず、結果として職場全体の業務効率が低下してしまう場合もあるようです。

保育士が特に忙しい時間帯・時期

保育士は、特定の時間帯や時期に業務が集中しやすい傾向にあります。ここでは、保育士が特に忙しいといわれるタイミングを確認してみましょう。

1日の中で保育士が忙しい時間帯

保育士の1日で特に忙しいのは、登園時と降園時です。登園時には、子どもを迎え入れながら保護者から連絡事項を聞き取り、健康状態を観察する必要があります。降園時では、子どもを安全に保護者へ引き渡しながら、1日の様子を丁寧に伝えることが大切です。複数の保護者が同時に来園する場合、個別対応と安全確認を並行して行うため、業務の負担が大きくなりやすいでしょう。

また、給食も保育士にとって慌ただしい時間帯です。食事の介助やアレルギー対応、後片付けなど、安全面に細心の注意を払いながら進めなくてはなりません。子どもがお昼寝をする時間は、保育日誌や連絡帳といった事務作業を進めなければならず、ほっと一息つく間もなかなか取れないのが実情といえます。

1年間の中で保育士が忙しい時期

保育士の業務が特に忙しくなるのは、規模の大きい行事の前後や年度末・新年度といった節目の時期です。年間行事のスケジュールを踏まえながら、保育士が多忙になる時期について解説します。

大きな行事の前後

保育園では、以下の表のように年間を通してさまざまな行事が行われます。なかでも、運動会や発表会などの大きな行事の前後は、忙しくなりやすい時期といえるでしょう。

4月~5月
  • 入園式
  • 進級式
  • 親子遠足
  • 母の日
6月~8月
  • 保育参観
  • 父の日
  • プール遊び
  • 七夕
  • 夏祭り
  • お泊まり保育
9月~11月
  • 運動会
  • お芋掘り
  • 敬老の日
  • ハロウィン
12月~3月
  • クリスマス会
  • お正月遊び
  • 節分
  • ひな祭り
  • 卒園式

行事の準備は、早くて数ヶ月前から始まります。子どもたちの練習指導に加え、衣装づくりやプログラム作成など、あらゆる業務を並行して進めなければなりません。行事後も、後片付けや反省会、次の企画準備などが控えています。

年度末・新年度

年度末から新年度にかけても、保育士にとって忙しい時期です。3月は、進級や卒園に向けて記念品を用意したり、小学校への提出書類を作成したりします。次年度の担任への引き継ぎや教材の準備、入園してくる子どもたちの受け入れ準備にも対応しなくてはなりません。

4月は、不安を抱える新入園児に寄り添い、保護者との関係づくりにも注力していく必要があります。子どもたちが新しい環境に慣れるまで配慮しつつ、トラブルに備える気の抜けない日々が続くでしょう。

忙しい保育士が抱えやすい悩みと対処法

ここでは、忙しい保育士が抱えやすい悩みに対し、解消へ向けてアドバイスします。どのような対処法が効果的なのかを確認してみてください。

心に余裕がなくプライベートを楽しめない場合

仕事の忙しさで気持ちに余裕がなくなると、プライベートの時間も業務のことを考えてしまい、十分なリフレッシュができないかもしれません。対処法としては、忙しい原因が何なのかを特定し、改善に導くのが望ましいでしょう。仕事においては完璧を求めすぎず、「今日はここまでできれば十分」というように、区切りをつけられるようになると、負担を軽減できる場合があります。

また、プライベートを楽しめないほど追い詰められている状況は、心身の健康を害する可能性も。現職を続けるかどうかの判断も考慮しながら、無理をし続けないようにしましょう。

自分のケアをする時間が取れない場合

食事を抜いたり睡眠時間を削ったりと、忙しさから自分のケアが疎かになれば、体調不良や集中力低下につながりやすくなります。業務負担が大きいと悩むときは、信頼できる同僚や園長に現状を相談してみましょう。そのうえで、状況が改善されないときは、職場を変える選択肢も挙げられます。心身の健康を守るためにも、過度な負担を抱えすぎないよう注意が必要です。

多忙により仕事と家庭の両立が難しい場合

忙しいことが原因で仕事と家庭の両立が難しい保育士は、必要に応じて働き方の見直しをしましょう。たとえば、勤務時間を早番のみに固定してもらうと、夕方以降は家庭での時間が取りやすくなります。持ち帰り仕事が発生しないよう、できるだけ勤務時間内に事務作業をまとめたり、過去の製作物を活用して装飾の負担を減らしたりする方法も有効です。

また、経済的に問題がなければ、パート勤務に切り替える選択肢もあります。待遇面を維持したい場合は、ワーク・ライフ・バランスを大切にできる職場に転職するのも手です。

忙しい保育士が仕事の負担を減らすための工夫

「忙しさに追われて余裕がない」「やることが多過ぎて息つく暇もない」という保育士は、日々の業務に少し工夫を加えることで、負担を軽くできるかもしれません。無理のない範囲で以下の方法を試してみてください。

業務の優先順位を可視化する

複数の業務が重なる時期は、すべてを一度にこなそうとせず優先順位をつけて取り組むことが大切です。「今日中に終わらせる業務」「明日に回しても問題ない業務」「ほかの職員に依頼できる業務」などを整理すると、効率良く仕事を進められます。作業ごとのおおよその所要時間を見積もっておくのもポイントです。

また、ToDoリストやスケジュール表を活用し、業務を日・週・月単位で可視化することで、次に何をすべきか悩む時間も減らせます。

書類作成を効率化して時間短縮を図る

書類作成に時間がかかり過ぎていると感じる保育士は、作業の進め方に工夫の余地があるかもしれません。たとえば、よく使うフォーマットや文章をテンプレート化しておけば、必要な部分を修正するだけで済みます。過去の書類を参考にすれば、一から作成する手間も省けるでしょう。手書きよりもタイピングのほうが速い場合は、パソコンやタブレットを積極的に活用するのも効果的です。

これまでのやり方を見直すのは少し勇気がいるかもしれませんが、作業の簡略化は手抜きではなく、時間を有効活用するための前向きな工夫といえます。書類作成の時間を短縮できれば、子どもたちと向き合う時間やほかの業務にも余裕が生まれるでしょう。

職員間の連携を強化する

職場の連携が思うように取れていない場合は、保育士同士のコミュニケーションを増やし、お互いの状況を理解し合う体制を維持することが重要です。定期的にミーティングを開いて情報共有をすれば、チーム全体の効率が上がり、忙しさの軽減に期待できます。また、ミーティングで出た意見や気付きを主任や園長に相談することで、園全体の業務改善につながる可能性もあるでしょう。

役割分担を行う際は、制作が得意な人や書類作成が速い人、保護者対応が上手な人など、それぞれの強みを活かすのも有効です。新人とベテランのペア制度を取り入れれば、経験の共有や相互サポートにもつながります。

無理なく働ける職場に転職する

どんなに工夫しても忙しさが改善されない場合は、ゆとりをもって働ける環境へ転職するのも選択肢の1つです。求人を探す際は、ギリギリの人数ではなく余裕のある職員配置がされているか、休暇が取りやすそうか、どのくらい残業があるかなどを調べるようにしましょう。

職場見学が可能であれば、保育士の表情や子どもたちとの関わり方など、現場の雰囲気を直接確認するのがおすすめです。毎日の忙しさで保育の楽しさを見失いそうになっている方も、環境を変えることでモチベーションが再び湧いてくるかもしれません

忙しい保育士におすすめの保育園の特徴

この項では、ワーク・ライフ・バランスを大切にしたい方におすすめな保育園の特徴を紹介します。転職を考えている方は、求人を選ぶ際の参考にしてみてください。

ICT化が進んでいる

忙しい保育士にとって、ICT(情報通信技術)の活用は事務作業の負担を減らす助けになります。たとえば、指導計画書のデジタルツールなら、園の方針に合わせて帳票をカスタマイズしたり、作成に役立つ文章検索や引用をしたりすることが可能です。書類をシステム上で一括管理すれば、必要な情報を探すときの手間も省けるでしょう。

デジタル機器の操作に不安がある方は、研修やサポート体制が整っている園を選ぶと心強いかもしれません。

パートの保育士や保育補助が多い

正職員に加えて、パート保育士や保育補助が多く配置されている園では、業務を分担しやすく、一人ひとりの負担が軽減される傾向にあります。連絡帳の記入や記録をパート職員に割り振っている場合、正規職員は保育の計画立案に集中しやすくなるかもしれません。

また、保育補助が掃除・片付け・行事の準備などを担当していると、保育士は子どもとの関わりや保護者対応に時間を使えます。特に食事や排泄に人手が必要な未満児クラスでは、補助側の存在が支えになるでしょう。

行事の数が少ない

心身にゆとりを持ちたい保育士は、行事の少ない園を選ぶのもポイントです。行事が多い職場だと常に企画や準備に追われ、年間を通じて多忙になりやすい傾向にあります。

保育園のなかには、行事の目的や意義を見直して必要最低限に留めているところや、大規模のイベントの実施回数を抑えて日常の保育を重視しているところもあるようです。転職活動を行う際は、年間スケジュールを確認し、入職後の負担を感じないかを見極めるようにしましょう。

保育士の忙しさに関してよくある質問

ここでは、保育士の忙しさに関してよくある質問に対し、Q&A形式で回答します。

保育士の仕事は休日出勤が発生するほど忙しいですか?

保育園によっては、休日出勤が発生する可能性もゼロではありません。たとえば、基本的に土日祝が休みの職場であっても、行事やイベントが土日祝に設定されると、事実上の休日出勤となるでしょう。また、休日出勤がない場合も、行事や製作の準備として、休みの日に買い出しをするという状況もあり得ます。

保育士は12月にどのくらい忙しくなりますか?

12月はクリスマス会をはじめとした行事や大掃除をする傾向にあるため、保育士にとって多忙な時期といえます。年末の忙しさを乗り切るには、事前の計画と職員間の協力が欠かせません。保護者ボランティアの協力を得られる園であれば、大掃除や環境整備を共同で行うことで、保育士の負担軽減につながるでしょう。

保育士が4月に忙しいのはどの園も同じですか?

4月はほとんどの保育園で慌ただしくなる時期といえます。新入園児が多い園では、慣らし保育や保護者対応に時間と労力が必要になるでしょう。進級した子どもたちも新しいクラスや担任に慣れる段階のため、きめ細やかな関わりが求められます。

保育士の仕事で比較的余裕がある時期はありますか?

7月や8月は、通常の保育業務に集中しやすい傾向があります。子どもたちが新しい環境に慣れ、大きな行事が終わったタイミングのため、比較的落ちついて働けるでしょう。ただし、保育士の余裕がある時期は、園の年間スケジュールや地域の特色によっても違いが生じるので注意が必要です。

まとめ

保育士の仕事が忙しいのは、子どもと関わる保育業務に加えて、書類作成や行事の準備など多くの業務を担っているためです。また、保育には明確なゴールがなく、常に学び続ける姿勢が求められる点も忙しさの一因となっています。負担を軽減するためには、「業務の優先順位を可視化する」「書類作成を効率化する」「職員間の連携を強化する」などの方法が有効です。それでも忙しさが改善されない場合は、無理せず転職を検討するのも1つの選択肢といえるでしょう。

保育業界専門の転職支援サービスであるレバウェル保育士では、キャリアアドバイザーが行事の規模や頻度、職員配置など各園の特徴を詳しくお伝えします。保育方針や職場の体制によって保育士の忙しさは異なるため、自分に合った園を選ぶことでワーク・ライフ・バランスが整うかもしれません。一人で抱え込まず、ぜひプロの視点も活用してより良い職場を見つけてみてください。

執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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