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幼稚園教諭の転職理由とは?面接時の参考になる例文や伝え方のコツを解説!

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幼稚園児の活動を見守る幼稚園教諭の画像

幼稚園教諭の転職理由が気になる方もいるのではないでしょうか。幼稚園教諭のなかには、教育方針とのミスマッチや行事に関する業務負担により、転職を検討する方もいます。 この記事では、幼稚園教諭によくある転職理由を解説。転職理由を明確にするメリットや好印象を与える例文も紹介します。面接における転職理由の伝え方のコツも解説するので、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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幼稚園教諭によくある7つの転職理由

幼稚園教諭は、職場の人間関係や行事・イベントの負担などが転職する理由になる方もいるようです。ここでは、幼稚園教諭によくある転職理由を7つ紹介します。

1.職場の人間関係に悩んでいる

幼稚園教諭は、職場の人間関係に関する悩みが転職理由になることもあります。幼稚園では、幼稚園教諭が連携しながら働くのが重要なため、人との関わりが多く発生します。そのため、人間関係においてストレスを感じる場合もあるでしょう。

幼稚園は一般的な企業と比べると職員の人数や入れ替わりが少ないため、職場に馴染めないと働きづらさを感じることもあるようです。一般的には、幼稚園では企業のように部署やオフィスの異動もないため、人間関係に悩んだり問題が出たりすると、現職で解決するより転職したほうが良いと判断する場合もあるでしょう。

2.行事・イベントが大変

幼稚園教諭は、行事やイベントなどの負担が転職理由になることもあります。行事に力を入れているため規模が大きい幼稚園では、準備や運営が大きな負担になるケースもあるようです。たとえば、行事の準備で持ち帰りの仕事があったり、土日にイベントを開催していたりすると、休む時間が減って体力的にも精神的にも負担になります。行事の規模や回数は幼稚園によって異なるため、転職して業務負担を減らしたいと考えることもあるでしょう。

3.体力面の懸念

幼稚園教諭は、体力的な問題が転職理由になることもあります。幼稚園教諭は走り回る子どもを追いかけたり一緒に運動したりと、体力が必要になる場面も多いでしょう。そのため、体力がない場合は、疲れや負担を感じやすく転職を考えることもあるようです。また、勤続疲労や体力の低下を理由に転職する方もいます。

4.働き方を変えたい

幼稚園教諭のなかには、「働き方を変えたい」と転職する方もいます。幼稚園の中には忙しくて持ち帰り仕事があったり、土日に行事が開催されたり、預かり保育を実施していたりするところもあるので忙しく、家庭や育児、介護などと両立しづらいこともあるからです。

幼稚園教諭はパートやアルバイトなどで働ける求人があるため、非正規雇用への転職も検討できます。また、残業が少なかったり有給消化率が高かったりする、より働きやすい幼稚園への転職を目指す方もいるでしょう。

5.教育方針にミスマッチを感じている

幼稚園教諭のなかには、幼稚園の教育方針にミスマッチを感じ転職を検討する方もいます。幼稚園では、教育方針や宗教などにより特色ある幼児教育を実施している場合があり、幼稚園は指導するために知識やスキルを身につけなければいけません。そのため、幼稚園の教育方針に理解や共感できないと、働きづらく転職を考える場合もあるでしょう。

6.異業種に挑戦してみたい

幼稚園教諭のなかには、「異業種に挑戦してみたい」といった転職理由の方もいるでしょう。社会人になると、学生のころより視野が広がり異業種に挑戦したい気持ちが湧く場合もあります。

また、働き方や待遇などから、異業種の仕事に興味をもつこともあります。幼稚園教諭の経験やスキルが活かせる、子ども関連のサービスや習い事の先生などに転職する場合もあるでしょう。

7.保育士資格を活かして保育園で働きたい

幼稚園教諭のなかには、「保育園で働きたい」という転職理由で保育士を目指す方もいるでしょう。大学や専門学校などで幼稚園教諭免許と保育士資格を同時に取得した場合、はじめは幼稚園教諭への就職を選んだものの、働くうちに保育士の仕事に興味が出てくることもあります。

また、幼稚園教諭の中には「乳児保育のスキルを身につけたい」「保育士の実務経験も積みたい」と、キャリアアップを目指し保育園へ転職する方もいるでしょう。

幼稚園教諭が転職理由を明確にするメリット

求人を探したり、面接対策を行うためには、転職する理由を明確にする必要があります。ここでは、幼稚園教諭が転職理由を明確にするメリットを紹介します。

転職の軸を決めやすくなる

転職する理由を明確にしておくと、転職の軸を決めやすくなり希望に合った求人を探せるメリットがあります。転職の軸は、求人探しで最も重視する条件や譲れないポイントです。

たとえば、転職理由が「働き方を変えたい」であれば、勤務時間や雇用形態などが転職の軸になります。転職理由があいまいなままだと、転職の軸がぶれて求人選びで迷ったりミスマッチが起きたりするため注意が必要です。

そのため、転職を成功させるためには、まず転職理由を明確にして求人探しに活かしましょう。

転職時の志望動機や面接対策になる

転職する理由が明確であれば、志望動機作成や面接対策がしやすくなります。転職する理由は、履歴書の志望動機に記載したり、面接で質問されたりするでしょう。たとえば、教育方針とのミスマッチにより転職する場合、自分の考えや価値観に合った幼稚園を探したうえで、採用面接では「◯◯の教育方針に共感した」「◯◯の幼児教育に携わってみたい」などとアピールします。ネガティブな転職理由でもポジティブな表現に変換すれば、効果的にアピールできる可能性があります。

幼稚園教諭が好印象を与える転職理由の例文

ここでは、転職先別に転職理由を伝える例文を紹介します。転職理由を伝える際には、ポジティブな表現を意識して好印象を与えられるようにしましょう。

ほかの幼稚園へ転職する場合の例文

以下の転職理由は、ほかの幼稚園へ転職する場合の例文です。

私が転職した理由は、リトミック教育に興味をもったからです。前職の幼稚園では、年に3回ほどリトミックのプログラムが実施されており、音楽によって子どもたちの表現力や感性を磨けることにやりがいを感じました。
そこで、よりリトミック教育に力を入れている幼稚園で働きスキルを磨きたいと思い、貴園を志望しました。ピアノのスキルも活かしながら、貢献していきたいと考えています。

ほかの幼稚園へ転職する場合は、前職との違いや志望先の園で魅力に感じた点を交えて伝えると説得力が増すでしょう

異業種へ挑戦する場合の例文

異業種へ挑戦する場合は、意欲を示して説得力がある内容にする必要があります。以下は、幼稚園教諭から子ども服の販売員に転職する際の例文です。

私が転職を決めた理由は、幼稚園教諭の仕事で身につけた子どもや保護者とのコミュニケーション能力を活かしつつ、興味があるアパレルに携われる、子ども服の販売職に挑戦したいと思ったからです。
私は幼稚園教諭として働くうえで、信頼関係を築くために笑顔で明るいコミュニケーションを大切にしました。アパレルの販売職は未経験ですが、コミュニケーションスキルを活かしながら、子どもや保護者の方が喜ぶ接客や商品提案をしていきたいと思っています。

異業種であっても、社会人としての基本的なスキルや人柄などを活かせる可能性があります。そのため、前職との共通点を見つけ、活かせるスキルや意欲を示すと好印象につながるでしょう。

保育園へ転職する場合の例文

幼稚園から保育園へ転職する場合は、「なぜ幼稚園教諭ではなく保育士として働きたいか」の理由を交えて伝えます。例文は、以下のとおりです。

私が保育園の保育士に転職したい理由は、乳児保育のスキルを身につけたいと思ったからです。前職の幼稚園では月に1回ほど入園前の0〜2歳児を招き、親子イベントを実施しており、乳児保育のスキルを磨きたい気持ちが強くなりました。
学生時代は、幼児教育に興味があり幼稚園教諭を選びました。しかし5年ほど経験を積んだため、現在はキャリアアップを目指し保育園への転職を志望しています。保育士資格を取得してから期間が空いていますが、乳児保育を実施している貴園でスキルを磨き貢献していきたいと考えております。

保育園や保育士のどの部分に魅力を感じているか伝えると、転職理由が伝わりやすくなります。幼稚園教諭として働いた経験やスキルは保育士の仕事でも活かせるため、違いと共通点の両面を把握したうえでアピールしましょう。

【幼稚園教諭向け】面接における転職理由の伝え方のコツ

ここでは、幼稚園教諭に向けて転職理由を面接で伝える際のコツを紹介します。具体的かつ簡素に回答したり、ポジティブな表現を意識したりするコツを参考にしてください。

具体的かつ簡素に回答する

転職理由は、具体的なエピソードや表現を交えて簡素に回答しましょう。あいまいな転職理由だと、面接担当者が不信に思う可能性があるので注意してください。

具体的かつ簡素に回答するためには、結論から話すのがコツです。以下のように、PREP法で転職理由をまとめておきます。

  • Point:結論

  • Reason:理由

  • Example:事例やシーン

  • Point:最初の結論でしめる

話が長いと言い訳のように聞こえてしまうため、上記の流れで簡素に回答しましょう。

ポジティブな表現を意識する

前職とのミスマッチや人間関係による悩みであっても、転職理由はポジティブな表現を意識して伝えるのがコツです。ポジティブな言葉や表現を意識すれば、明るい人柄や転職への意欲が伝わるでしょう。

たとえば、ほかの職員と意見が合わず転職を決めた場合は、「職員同士の対話や連携を大事にしながら仕事を進めたいと感じた」といった前向きな表現に言い換えてみましょう。転職理由をポジティブに伝えるためには、次のステップに目を向けて実現したいことや意欲を示すのがポイントです。

受動的ではなく能動的な内容にする

転職理由を伝える際には、受動的ではなく能動的な内容にするのがコツです。自ら行動していく能動的な姿勢を示せば、採用担当者は応募者の活躍を期待しやすくなります。
たとえば、幼稚園教諭が保育園や異業種へ転職する場合は、「勉強したい」といった表現よりも、「実務経験を通じてスキルアップに取り組みたい」「スキルを磨き貢献していきたい」など能動的な表現でアピールするのがコツです。

実務経験やスキルが足りなくても、意欲や熱意により評価される可能性もあるため、転職理由を伝える際は能動的な内容にしましょう。

悪口を言ったり嘘をついたりしない

転職理由を伝える際には、前職の悪口を言ったり嘘をついたりしないように注意しましょう。悪口を言うと、人柄や発言に対してネガティブな印象が残りやすくなります。また、嘘をつくと、話の辻褄合わなくなり不信感を与えてしまうかもしれません。

そのため、前職に不満があったとしても、悪口や否定することは避けるのが無難です。前述したように、転職理由はポジティブな表現を意識し、悪口や嘘は言わないようにしましょう。

幼稚園教諭の方が転職理由の伝え方で迷ったときは、保育業界専門の転職支援サービス「レバウェル保育士」へご相談ください。レバウェル保育士では、保育園や幼稚園へ転職する際の求人紹介や選考対策などが受けられます。応募書類の添削や模擬面接も実施しているため、転職活動している幼稚園教諭の方はお気軽にご利用ください。

「幼稚園教諭の転職理由」に関連する質問

ここでは、幼稚園教諭の退職理由に関連する質問にQ&A形式で答えます。

体調不良が転職理由の場合はどのように伝える?

前職の転職理由が体調不良の場合は、話せる範囲の事情と回復している状況を伝えます。たとえば、「病院に通院し、医師から問題ないとの診断を受けました」「休養を取り、現在は回復しています」などです。現在は働ける状態であるのにプラスして、意欲や熱意も伝えると、採用担当者が懸念する体調面での不安を解消しやすくなるでしょう。

幼稚園教諭が転職に向けて志望動機を用意するポイントは?

幼稚園教諭は、転職理由を明確にして、転職の軸を決めたうえで志望動機を作成するのがポイントです。転職理由や転職の軸が明確であれば、志望動機に説得力をもたせられます。また、志望動機の内容はポジティブな表現を意識し、働く意欲や熱意を示しましょう。

まとめ

幼稚園教諭は、人間関係の悩みや行事・イベントに関する業務負担、体力面での懸念などが転職する理由として挙げられます。行事の準備による残業や、子どもと遊ぶ体力面で負担を感じ、転職を検討する幼稚園教諭もいるようです。

幼稚園教諭は、転職時の求人探しや面接対策のために、転職理由を明確にする必要があります。転職理由を明確にしておくと、転職の軸を決めやすくなり希望に合った求人を探せるでしょう。また、転職理由は、志望動機に交えたり面接で質問されたりするため、明確にしておくことが重要です。転職理由を面接で伝える際は、具体的かつ簡素に回答したり、ポジティブな表現を意識したりして、好印象につながるようにしましょう。

執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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