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幼稚園教諭は保育園で働ける?特例制度や条件・働くメリットを解説!
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幼稚園教諭のなかには、「保育園で働ける?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。求人の募集要項にもよりますが、幼稚園教諭は保育士資格がなくても保育園で働けることがあります。 この記事では、幼稚園教諭が保育園で働けるケースや勤務する方法をまとめました。幼稚園教諭が保育園で働くメリット・デメリットや、求人を探すポイントも解説します。ぜひご一読ください。
目次
幼稚園教諭は保育園で働ける?
幼稚園教諭が保育園で働けるかどうかは、自治体や求人の募集要項、希望する働き方によります。たとえば、自治体によっては、保育士の代わりとして幼稚園教諭免許状のみで保育園で働ける特例制度が設けられているようです。また、保育補助であれば、保育士資格がなくても保育園で働ける可能性があります。
幼稚園教諭が保育園で働きたいと思ったときは、希望の働き方やキャリアプランなどをもとに、保育士資格を取得するか、幼稚園教諭免許状のみでの転職を目指すかを検討してみましょう。
幼稚園教諭が保育園で働けるケース
ここでは、幼稚園教諭が保育園で働ける具体例を紹介します。特例制度の内容や保育補助の仕事内容などについて、参考にしてみてください。
特例制度を活用して保育園で働く
こども家庭庁の「保育所等における保育士配置に係る特例について(p.2)」によると、特例制度を活用すれば、幼稚園教諭免許状を持っている人は、保育士資格がなくても保育園で働ける場合があります。以下では、特例制度の概要と条件を整理しました。
保育所等における保育士配置に係る特例制度とは
「保育所等における保育士配置に係る特例制度」とは、保育士不足に対応するために設けられた制度です。特例制度により、保育士の資格を持っていない幼稚園教諭や小学校教諭、養護教諭などが一定の条件を満たすと保育園で勤務できる可能性があります。
特例制度の適用は、自治体によって異なる場合があるので注意が必要です。たとえば、さいたま市の「保育士等の職員配置の特例について」によると、特例の実施期間は「令和3年4月1日から当分の間」とされています。特例を活用して保育園で働くことを検討する場合は、各自治体の規定を確認しましょう。
出典
さいたま市「保育施設運営者の方へ」(2026年7月27日)
幼稚園教諭が保育園で働く条件
幼稚園教諭が特例制度を活用して保育園で働く際は、3歳児以上の保育を担当するのが望ましいとされています。また、保育経験のない幼稚園教諭は、子育て支援員研修や保育に必要な研修の受講を求められるのが基本です。事業所や自治体の判断によっては、特例を実施していない場合もあります。そのため、実際に特例制度を利用して保育士として働く幼稚園教諭の数は、それほど多くないのが現状のようです。
出典
こども家庭庁「通知(平成24年度~平成29年度)」(2026年7月27日)
保育補助として働く
保育園では、保育士資格がない方も保育補助として働ける可能性があります。保育補助の主な仕事内容は、子どもたちの見守りや生活の介助、保育環境の整備など、保育士のサポートです。幼稚園教諭が保育補助として働けば、保育現場の雰囲気を具体的にイメージでき、将来的に保育士資格の取得を目指すきっかけになるかもしれません。クラスの運営や保育計画・記録作成などは保育士の仕事になりますが、子どもたちや保護者との関わりなどにおいて、幼稚園教諭の知識や経験を活かしながら働けます。
幼稚園教諭が保育園で働く方法
幼稚園教諭が保育園で働く主な方法は、「幼稚園教諭免許状のみで働ける求人を探す」「保育士資格を取得してから転職する」といった2つです。ここでは、自分のキャリアプランや希望する働き方などをもとに、どちらの道を選ぶか検討してみましょう。
募集要項を満たせる保育園の求人を探す
幼稚園教諭免許状のみで保育園への転職を目指す場合は、自治体の特例制度を採用している園や、無資格で応募可能な保育補助を募集している園の求人を探してみましょう。「幼稚園教諭免許のみで勤務可」といった記載がある求人に絞って検索すると、条件に合った園を効率よく見つけやすくなります。
また、保育園では無資格で働ける事務員や用務員を募集している場合もあります。子どもたちとの関わりは少なくなりますが、選択肢に入れるのも手です。求人を調べる際は、応募条件の資格欄を注意深くチェックしましょう。
保育士資格を取得する
保育園で長期的に働きたい場合は、保育士資格の取得を検討しましょう。保育士資格を持っていれば、正社員として入職し、クラス担任や役職に就ける可能性が高まります。また、幼稚園教諭免許状と保育士資格の両方を持っていると、保育園ではなく認定こども園で保育教諭として働くといったキャリアの選択も可能です。幼稚園教諭が保育士資格を取得する方法は、次の見出しで解説しているので参考にしてみてください。
幼稚園教諭が保育士資格を取得する方法
幼稚園教諭が保育士資格を取得する方法は、主に3つあります。ここでは、それぞれの取得方法について解説するので、参考にしてみてください。
保育士資格特例制度を活用する
幼稚園教諭は、幼保特例制度を活用することで、保育士資格の取得に掛かる時間や勉強の負担を減らせる可能性があります。こども家庭庁の「幼稚園教諭免許状を有する者における保育士資格取得特例」によると、対象者は「幼稚園教諭免許状を有し、幼稚園などにおいて3年以上かつ4,320時間以上の実務経験がある人」です。この要件に該当する方は、指定保育士養成施設で最大8単位の特例教科目を履修すると保育士資格が取得できます。ただし、令和11年度末まで期間限定の制度となっているため、注意しましょう。
出典
こども家庭庁「幼稚園教諭免許状を有する者における保育士資格取得特例」(2026年7月27日)
保育士試験に合格する
幼稚園教諭として働いた経験が短く、前述した幼保特例制度の対象外になる方は、保育士試験を受験したほうが早く資格を取得できる可能性があります。こども家庭庁の「保育士になるには」によると、保育士試験は年に2回実施されています。
一般社団法人全国保育士養成協議会の「幼稚園教諭免許状所有者の免除について」によると、幼稚園教諭免許状を持っている方は、申請により「保育の心理学」「教育原理」「実技試験」が免除されます。それ以外の科目についても、指定保育士養成施設で科目履修し免除申請すると、対応する科目の筆記試験が免除になるのが特徴です。
出典
こども家庭庁「保育士になるには」(2026年7月27日)
一般社団法人全国保育士養成協議会「幼稚園教諭免許状所有者の免除について」(2026年7月27日)
指定保育士養成施設を卒業する
より体系的に保育を学びたい場合や学校での学習が合っている人は、指定保育士養成施設の卒業を目指すのも1つの方法でしょう。指定保育士養成施設で必要な科目を履修して卒業すれば、保育士資格を取得できます。
こども家庭庁の「保育士になるには」によると、指定保育士養成施設には、大学・短期大学・専門学校があります。指定保育士養成施設のなかには通信教育課程を設けている場合もあり、働きながら学ぶことも可能です。ただし、卒業までには時間と費用が掛かるため、長期的な視点で検討する必要があります。
出典
こども家庭庁「保育士になるには」(2026年7月27日)
幼稚園教諭が保育園で働くメリット
幼稚園教諭が保育園で働くと、より幅広い年齢の子どもの成長をサポートできたり、保育の知識を身に付けられたりするメリットがあります。この項の内容を参考に、幼稚園教諭が保育園で働く魅力を確認してみましょう。
より幅広い年齢の子どもと関わる機会がある
幼稚園教諭が保育園で働くメリットは、幼稚園より幅広い年齢の子どもと関われることです。保育園では離乳食の介助やトイレトレーニング、集団行動など、0歳〜就学前までの子どもの発達プロセスに携われるため、対応力や関わりの幅が一段と広がります。
なお、こども家庭庁の「保育所等における保育士配置に係る特例について(p.2)」によると、「幼稚園教諭については3歳以上児を保育することが望ましい」とされているため、メインで担当するのは幼児クラスになるかもしれません。ただし、保育園では、朝や夕方の時間帯にクラス関係なく同じ保育室で過ごしたり、異年齢の交流があったりするため、乳児と関わる機会もあります。
出典
こども家庭庁「通知(平成24年度~平成29年度)」(2026年7月27日)
保育の専門性が身につく
幼稚園教諭が保育スキルを身に付ければ、子どもの指導だけでなく、生活面の成長まで多角的に支えられる強みが生まれ、キャリアの幅が広がります。保育園は「養護(生命の維持・情緒の安定)」と「教育」が一体となった施設です。幼稚園で培った教育視点の指導力に加え、長時間の預かりのなかで食事・睡眠・排せつといった生活習慣の形成を促す養護の専門スキルが身に付きます。
幼稚園教諭が保育園で働くデメリット
幼稚園教諭が保育園に転職すると、働き方にギャップを感じる可能性があります。保育園では早番・中番・遅番などのシフト制勤務が一般的で、日によって勤務時間が異なるため生活リズムの調整が必要です。また、保育園では幼稚園のように、子どもたちの春休みや夏休みといった長期休暇がありません。
さらに、幼稚園教諭が保育園へ転職する際には、幼児教育に携わる機会が少なくなる点も考慮しましょう。「教育面を重視したいのか」「生活や発達のサポートをしたいのか」など、子どもたちとの関わりで大切にしたい価値観に合わせて、幼稚園か保育園かを選ぶことが重要です。
幼稚園教諭が保育園の求人を探す際のポイント
ここでは、保育士資格を持っていない幼稚園教諭が保育園の求人を探すポイントを解説します。求人の絞り方や転職エージェントの活用方法などについて、参考にしてみてください。
認可外保育園の求人も見てみる
認可だけでなく認可外保育園も選択肢に入れると、希望に合った求人を見つけやすくなります。認可外保育園は、認可に比べて配置基準や雇用条件に幅を持たせていることもあるようです。また、認可外保育園では独自の教育プログラムに合わせて、幼稚園教諭免許状を持っている人を募集している場合もあります。施設ごとに働き方や教育方針は大きく異なるため、求人内容を細かく比較してみましょう。
公立保育園の会計年度任用職員の募集を確認する
パートで働きたいと考えている方は、公立保育園の会計年度任用職員の募集をチェックしてみるのも手です。会計年度任用職員とは、自治体で期限付きで雇用される職員のことです。自治体によっては、公立保育園の保育職員として、幼稚園教諭免許状を持っている人を採用対象に含めている場合があります。
公立保育園で働くメリットは、公務に準じた勤務環境となるため、給料や休暇制度の面で安定した環境が期待できることです。会計年度任用職員の場合、期限付きの雇用となるものの、公立保育園で働いてみたい人にとっては、現場を経験できるチャンスになります。
保育専門の転職エージェントに相談する
自分1人で求人探しするのが不安な場合は、保育専門の転職エージェントに相談してみましょう。保育業界に精通したアドバイザーが、条件に合う求人を提案してくれます。履歴書の添削や面接対策、入職時のサポートなど、転職活動に関する手厚いサポートが受けられることも魅力です。
「幼稚園教諭免許状のみで働ける保育園の求人を探したい」「保育士資格を取得するべきか迷っている」といった方は、保育専門の転職支援サービス「レバウェル保育士」にご相談ください。レバウェル保育士では、保育士資格を持っていない方や、実務未経験者向けの求人も扱っています。転職を迷っている段階での相談も可能なため、お気軽にお問い合わせください。
幼稚園教諭が保育園で働くことに関してよくある質問
ここでは、幼稚園教諭が保育園で働くことに関してよくある質問にQ&A形式で答えます。
幼稚園教諭は保育士資格特例制度をいつまで活用できる?
保育士資格特例制度の期限は2030年3月31日までです。利用を考えている方は、自分が対象になるかどうかを確認し、なるべく早めに行動しましょう。保育士資格特例制度を詳しく知りたい方は、本記事の「保育士資格特例制度を活用する」を確認してみてください。
保育士と幼稚園教諭はどっちがいい?
保育士と幼稚園教諭のどちらが良いかは、自分の理想とするライフスタイルや仕事観に合わせて選びましょう。たとえば、シフト制を活用して平日休みを取りたい方や、子どもの成長を長期間じっくり見守りたい方は、保育士に向いている可能性があります。一方、土日祝休みを基本としたい方や、集団教育ならではの大きな達成感を味わいたい方は幼稚園教諭に向いているでしょう。
幼稚園教諭免許状と保育士資格を両方取れる学校はある?
幼稚園教諭免許状と保育士資格の両方を取得できる学校は存在します。指定保育士養成施設のうち認可校であれば、卒業と同時に幼稚園教諭免許状と保育士資格の取得が可能です。専門学校の中には、通信教育を併用して保育士資格と幼稚園教諭免許状の双方を取得できる併修校もあります。学校を検討する際は確認しておくと安心です。
まとめ
幼稚園教諭が保育園で働けるかは、自治体の特例制度や求人の条件によって決まります。特例制度を活用している自治体・保育園では、幼稚園教諭免許状のみで保育士の代わりとして働くことも可能です。また、保育補助であれば、保育士資格がなくても保育園で働ける可能性があります。より安定して保育園で働きたい場合は、保育士資格の取得がおすすめです。幼稚園教諭は幼保特例制度や試験科目の免除制度を活用できるため、効率的に資格を取得できます。
保育園で働くと、幅広い年齢の子どもと関わり、養護と教育の専門性を身に付けられるメリットがある一方、シフト制勤務に慣れる必要があります。保育園への転職を検討している幼稚園教諭は、レバウェル保育士にご相談ください。専任のアドバイザーが、転職活動をマンツーマンでサポートします。
執筆者
「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェントサービス「レバウェル保育士」が運営するメディアです。編集部には、元幼稚園教諭・保育士資格者のメンバーも在籍。現役保育士さんや保育学生さん、保育士資格の取得を目指す方に向けて、仕事や働き方、キャリア、転職に関するお役立ち情報を発信します。保育士・幼稚園教諭の転職サポート実績をもとに、記事を通して不安や悩みが少しでも解消される状態を目指し、皆さまのキャリア選択を支援します。














