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児童館職員になるには?資格や仕事内容・転職を成功させるコツを解説
- #保育士

子どもと関わる仕事への転職を考えているときに、「児童館職員になるには?」と気になる方もいるかもしれません。児童館職員になる主な方法は、「自治体の採用試験を受けて公務員になる」「民間施設へ就職する」です。 この記事では、児童館職員になるには?といった疑問に対し、資格や仕事内容、給料事情などをまとめました。保育士の方に向けて、児童館職員になるメリット・デメリットも解説するのでチェックしてみてください。
この記事のまとめ
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児童館職員になるには、保育士や社会福祉士の資格が必要になることもある
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児童館職員の仕事内容は、来館する子どもたちの見守りやあそび場の管理など
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初対面の子どもや保護者と気軽に話せる人は、児童館職員に向いている
目次
児童館職員になるには?
児童館職員になるための雇用条件は、職場によって異なります。無資格で応募できる求人もあれば、「保育士資格」「社会福祉士」といった資格や、「児童福祉事業での経験」が問われることもあるでしょう。児童館職員になる方法は、「自治体の採用試験を受けて公務員になる」「指定管理者やNPO法人が運営する児童館の求人に応募する」などです。勤務先として興味がある児童館があれば、運営形態や募集要項を確認してみましょう。
児童館職員に関連した資格
ここでは、児童館職員に関する資格を紹介します。採用時に問われたり、入職後に資格取得が必要だったりする可能性があるため、参考にしてみてください。
児童厚生員
児童厚生員は、児童館や放課後児童クラブ(学童保育)で子どもの遊びや生活をサポートする際の専門性を証明する民間資格です。一般財団法人児童健全育成推進財団の「児童厚生員等研修体系と認定児童厚生員資格ご案内」によると、児童厚生員の資格は、基礎から順に「2級・1級・1級特別」の3段階に分かれています。たとえば、児童厚生2級指導員の認定要件は、以下のとおりです。
| 資格の取得方法 | 要件 |
|---|---|
| 現任者研修で取得する場合 | 「児童館または放課後児童クラブの有給従事者である」「育成財団が定める基礎研修の理論(10科目)と実技(3科目)のすべてを履修する」という2つの要件を満たす必要がある。 |
| 養成校で取得する場合 | 児童厚生員養成校において所定の単位を取得する(卒業と同時に発行) |
児童福祉法に規定されていない児童館や、週3日未満または月12日未満の勤務の場合は資格取得の認定要件を満たせないため、働きながら取得を目指す場合は注意しましょう。
出典
一般財団法人児童健全育成推進財団「資格制度」(2026年6月15日)
児童館職員に転職する際に役立つ資格
児童館職員への転職では、以下のような資格を持っていると評価されやすくなります。
保育士資格
幼稚園教諭免許状
社会福祉士資格
教員免許(小、中、高)
子どもの一時預かりや育児相談を実施している児童館では、保育士資格や幼稚園教諭免許状を持っている人を募集している場合があります。社会福祉士は、家庭に課題を抱える子どもや保護者への支援において専門性を発揮できるでしょう。また、小学生以上の子どもたちと関わる場面も多いため、教員免許を活かすことも可能です。
放課後児童支援員
放課後児童支援員は、学童保育や放課後児童クラブで働くための資格です。児童館とは別物になりますが、学童保育機能を併設している施設で働く場合は、放課後児童指導員が役立つでしょう。
放課後児童支援員になるためには、都道府県が実施する認定資格研修を修了する必要があります。東京都の「令和7年度東京都放課後児童支援員認定資格研修 募集案内」によると、研修を受けられるのは、保育士や教員免許などの有資格者や学童保育施設での実務経験がある方です。自治体によっても要件は異なるため、都道府県のWebサイトで確認してみましょう。
児童館職員の仕事内容・必要スキル
児童館職員の主な仕事内容は、来館する子どもたちの見守りやあそび場の管理、イベントの企画・運営などです。保護者向けに育児相談を実施したり、交流イベントを開催したりすることもあるでしょう。
児童館職員は、笑顔で挨拶したり来館者同士の交流を促したりするコミュニケーション能力が求められます。児童館では、来館者が日によって異なるため、初めての人でもホッとできる温かい雰囲気づくりが欠かせません。また、子どもたちが楽しめる活動の企画力や、保護者からの相談に優しく耳を傾ける能力も必要になるでしょう。
児童館職員の働き方・働く場所
児童館職員の勤務時間は、開館時間に合わせて9時前から17時過ぎまでが一般的です。休館日は「月曜日」や「日曜・祝日」など児童館ごとに異なり、休みは交代で取ることになるでしょう。なお、放課後児童クラブが併設している施設では、開館時間が19時頃までになります。小学生の見守りを担当する場合は、シフト制により遅い時間に勤務することになるかもしれません。
働く場所には、公立児童館や民間企業・NPO法人が運営する児童館などがあります。ショッピングセンター内や駅前など、利便性の高い立地に設置されている児童館もあるでしょう。
児童館職員の給料事情
正社員として働く児童館職員の平均的な月収は、保育士や学童保育指導員と同じく20万円前後となるでしょう。参考として、職業情報提供サイト(job tag)によると、「保育士」の平均年収は427.6万円、「学童保育指導員
」の平均年収は402.7万円です。保育士資格や教員免許などがあると、資格手当が付くかもしれません。あくまで平均的なデータのため、詳細については求人情報でよく確認しましょう。
児童館職員に向いている人の特徴
ここでは、児童館職員に向いている人の特徴を解説します。児童館職員になるかどうか迷っている方は、自分の性格や興味関心、価値観などと照らし合わせてみましょう。
子どもたちが過ごす環境やあそび場づくりが好きな人
児童館職員には、子どもたちが楽しく安全に過ごせる環境やあそび場づくりが好きな人が向いています。具体的には、季節に合わせた館内装飾を施したり、異年齢の子どもたちが一緒に楽しめるゲームを企画したりすることにワクワクできる人です。
また、限られた予算のなかでも魅力的な工作プログラムやイベントを生み出すなど、創意工夫にやりがいを感じる人にも適しています。遊びを通じて子どもの成長を支えることに喜びを感じられる人は、児童館職員として活躍していけるでしょう。
初対面の子どもや保護者とも気軽に話せる人
初対面の人とも気軽に話せるコミュニケーション能力や柔軟な対応力がある人は、児童館職員に向いているでしょう。児童館職員は、初めて来館して緊張している子どもに優しく声をかけたり、保護者と何気ない会話をしたりする、コミュニケーション能力が求められます。誰に対しても分け隔てなく接し、相手に寄り添った臨機応変なアプローチができることは、児童館職員として働くうえで大事な要素です。
保護者の悩みにじっくり寄り添いたい人
児童館職員は、地域の子育てを支える拠点として、子どもだけでなく保護者支援にも携わりたい人に向いているでしょう。児童館では育児相談の場で保護者の悩みにじっくり耳を傾け、専門機関に支援をつなげることもあります。また、児童館に来る保護者のなかには、「育児の気晴らしに、ただ話を聞いてほしい」といった方もおり、児童館職員との何気ない会話が助けになるかもしれません。保護者にとってホッと心を緩められるような存在になりたい人は、児童館職員の役割にやりがいを感じられるでしょう。
保育士の資格や経験は児童館職員の仕事に活かせる?
保育士として培った子どもの発達に関する知識や、年齢に応じた関わり方のスキルは、児童館職員の仕事においても役立ちます。たとえば、一時預かりを担当する際には、子どもの食事やトイレの介助、寝かしつけなどのスキルを活かせるチャンスがあるでしょう。また、児童館では、安全管理や緊急時の対応も求められます。保育士として働くなかで、子どものケガや体調不良に対応したことがあれば、焦らず冷静に対処できるかもしれません。
ただし、児童館では保育園とは異なり、より幅広い年齢層の子どもたちと関わることになるため、小中高校生との関わり方や学習のサポートなど、新たに学ぶべきことも多くあります。保育士としての基礎力を活かしながら、児童館職員としての専門性を身につけていくことが重要になるでしょう。
保育士から児童館職員になるメリット
保育士が児童館職員になると、幅広い年齢の子どもと関われることや、残業を減らせることにメリットを感じるかもしれません。ここでは、保育士から児童館職員になるメリットを解説します。
保育士の経験や知識を活かしながら働ける
保育士から児童館職員になるメリットは、「これまでのキャリアを地続きで活かし、スムーズに業務へ馴染める」ことです。保育士経験があれば、ゼロから仕事を覚えるという心理的負担を抑えられ、児童館という新たな環境にスムーズに馴染める可能性があります。また、保育の経験や知識は児童館職員として働く土台となるため、小中高校生への支援など新たな領域へと無理なく視野を広げていけるでしょう。
幅広い年齢の子どもと関わりながらスキルを磨ける
保育士から児童館職員になると、乳幼児だけでなく高校生まで幅広い年齢の子どもたちと関われるようになることがメリットです。児童館では、小学生や中高生向けの遊びの提供や活動の企画などにも携われるため、子どもに関わる専門職としてのスキルの幅を大きく広げられます。また、乳幼児から高校生までさまざまな子どもと関わると、「◯◯の分野で専門性を磨きたい」というように、保育士または児童館職員としてのキャリアプランがみえてくるかもしれません。
地域の子育て支援拠点としてのやりがいを感じられる
保育士から児童館職員になると、保育園よりもさらに幅広い地域の保護者や子どもたちと関わり、子育て支援に深く携われるメリットがあります。児童館職員は、保護者の不安を和らげる「相談窓口」としての役割を担い、あそび場の提供や親子教室などを通じて子育て環境の向上に直接貢献できるでしょう。また、地域のイベントやほか施設との連携など、子どもを取り巻く環境全体をより良くしていく取り組みにも参加でき、保育園で働く保育士とは違った新たなやりがいを感じるかもしれません。
残業や持ち帰り仕事の負担を減らせる
児童館職員は、保育園で働く保育士と比較して残業や持ち帰り仕事が発生しにくい点がメリットです。児童館では、個別の保育の記録や連絡帳の記入などによる事務作業の負担が軽減されやすい傾向にあります。保育する場ではないため、乳幼児と保護者向けにあそび場を提供している間に、事務作業を進めることも可能です。また、イベントはあるものの、保育園に比べて回数が少なかったり規模が小さかったりするため、準備や後片付けによる残業は発生しにくいでしょう。
保育士から児童館職員になるデメリット
保育士から児童館職員に転職すると、スキル不足や給料の減少といった悩みを抱えるかもしれません。ここでは、保育士から児童館職員になるデメリットについて解説します。
保育以外の知識やスキルが必要になる
保育士から児童館職員になると、新たな知識やスキルの習得に大変さを感じるかもしれません。児童館では、小学生の宿題のサポートや中高生向けのプログラムの企画運営など、保育とは異なる知識やスキルが必要になります。また、パソコンを使った事務作業や予算管理、利用統計の作成など、保育園での経験だけでは対応が困難な業務もあるでしょう。新しいスキルを身につけるためには、研修参加や自己学習が必要となり、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
子どもや保護者との関係づくりに難しさを感じる
児童館職員として働くなかでは、子どもや保護者との関係づくりに難しさを感じる場合もあります。児童館は自由来館が基本のため、継続的に子どもや保護者と顔を合わせて関係づくりができるわけではありません。「保護者の育児相談にのったものの、それ以降に来館することはなかった」といった一時的な関わりになり、継続的な支援ができないことにもどかしさを感じることもあるでしょう。
給料が下がる場合もある
保育士から児童館職員に転職する際、給料の減少が懸念点になるかもしれません。これには基本給の違いだけでなく、保育園で働く保育士特有の「処遇改善手当」や「家賃補助」などの手厚い福利厚生が対象外になることが影響します。また、昇給の機会や賞与の支給についても、保育園と比較して条件が劣る場合があるようです。職場によって待遇は異なるため、基本給や賞与、手当、福利厚生などの詳細をよく確認し、仕事内容や働き方なども含めて総合的に判断することが重要です。
児童館職員への転職を成功させるコツ
児童館職員への転職では、希望条件を明確にしたうえで求人を探し、可能であれば施設見学させてもらいましょう。ここでは、児童館職員への転職を成功させるコツを解説します。
どの職種・ポジションで働きたいかを明確にする
児童館職員への転職を成功させるには、「自分がどのポジションで働きたいか」を明確にすることが重要です。たとえば、施設の運営や地域連携を支える「事務・管理業務」や、来館者に対応する「あそび場の管理・プログラムの企画運営」などがあります。また、求人によっては、一時預かりの担当者を募集していることもあるでしょう。希望する業務や得意分野を整理し、応募先が求める役割とマッチングさせれば、採用率を高めるだけでなく転職後のミスマッチも防げます。
可能であれば事前に施設を見学させてもらう
気になる求人があれば、応募前や面接時に施設見学ができないかどうかを聞いてみましょう。施設見学では、職場環境や施設設備、職員の雰囲気などを自分の目で見て確認できます。利用する子どもたちの年齢層や活動内容なども観察でき、具体的な仕事のイメージを持ちやすくなるでしょう。
施設見学する前には、職員の方に聞きたいことをまとめておくのも手です。1日の仕事の流れや年間行事、研修制度など、求人だけでは分からない情報を収集するチャンスになります。見学を通じて得られる情報は、面接での自己アピールにも活用できる貴重な材料となるでしょう。
保育専門の転職エージェントに相談する
児童館職員への転職を成功させるコツは、保育や児童福祉分野に特化した転職エージェントに相談することです。児童館の求人情報に精通しており、あなたの経験やスキルに合った求人を紹介してくれます。履歴書や職務経歴書の添削、面接対策なども行ってくれるため、転職活動をより効率的に進められるでしょう。
児童館職員への転職を検討している方は、保育専門の転職支援サービス「レバウェル保育士」にご相談ください。専任のアドバイザーが、キャリア相談や求人紹介、選考対策などの転職活動をトータルでサポートします。転職に関する不安や疑問があれば、お気軽にご相談ください。
児童館職員に関するよくある質問
ここでは、児童館職員に関するよくある質問に答えます。
児童館職員は資格なしでもなれる?
児童館職員の求人によっては、資格が問われないこともあるでしょう。資格がない場合でも、子どもに関わる仕事やボランティアの経験があれば、採用において評価される可能性があります。なお、無資格の方は、入職後に資格取得が推奨されたり、資格取得の手当が出たりする職場を選ぶのも1つの方法です。
児童館の仕事って辛い?
児童館の仕事は、子どもたちとの関わり方の難しさや限られた予算での活動企画、地域からのさまざまな要望への対応で「辛い」と思うかもしれません。施設によっては職員数が少なく、業務負担が大きくなる場合もあります。しかし、子どもの笑顔が見られたり、保護者から感謝されたりと、やりがいや喜びを感じる場面もあるでしょう。
公務員の児童館職員になるには?
公務員として児童館で働くためには、自治体が実施する職員採用試験に合格する必要があります。たとえば、世田谷区の「令和8年度 世田谷区職員2類「福祉」(保育士・児童指導)の募集」によると、受験には保育士または児童指導員の資格が必要です。
なお、合格後の採用区分は、児童館に限らず、公立保育園や児童相談所なども入っているため、必ずしも児童館職員になれるとは限りません。数年ごとの人事異動で児童館に配属される可能性もありますが、どうしても児童館職員になりたい方は、民間の施設への就職を検討してみましょう。
出典
世田谷区の「試験情報」(2026年7月15日)
正社員の児童館職員になるには?
正社員の児童館職員になるためには、公務員採用試験を受けるか、民間団体が運営する児童館の正職員募集に応募する必要があります。正社員の場合は、保育士資格や教員免許、社会福祉士資格などが雇用条件となることも少なくありません。無資格で働ける正社員求人では、職歴やビジネススキル、子どもと関わった経験などが重視されるでしょう。
まとめ
児童館職員になる主な方法は、「自治体の採用試験を受けて公務員になる」「指定管理者やNPO法人が運営する児童館の求人に応募する」です。無資格で応募できる求人がある一方で、保育士資格や社会福祉士といった資格が求められる場合もあります。児童館職員の主な業務は、来館する子どもたちの見守りやあそび場の管理、イベントの企画・運営などです。幅広い年齢の子どもと関われることや、残業が少ないことがメリットとして挙げられます。
児童館職員への転職を成功させるには、希望する職種やポジションを明確にし、可能であれば事前に施設見学をしてみましょう。保育専門の転職エージェントに相談すれば、効率的に転職活動を進められます。レバウェル保育士では、転職を迷っている段階での相談も可能なため、お気軽にお問い合わせください。
執筆者

「レバウェル保育士」編集部
保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。














