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保育士のストレスチェックリスト!具体的な対処法やアドバイスも紹介
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「仕事における自分のストレス度を知りたい」と思う保育士もいるのではないでしょうか。ストレスチェックを通して現在の状況を理解できれば、この先どのような行動を取るべきかを把握できるでしょう。 この記事では、保育士向けの簡易ストレスチェック項目と、点数別の結果を紹介します。具体的なストレス対処法と、保育士が抱えやすいストレス要因も解説。このまま保育士を続けられるか心配な方は、本文をご一読ください。
この記事のまとめ
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保育士向けのストレスチェックをして現在の心身状態の参考にしよう
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ストレスの対処法には、周囲への相談や働き方の見直しが挙げられる
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現在の職場でストレス状況の改善が難しいときは、転職を考えるのも一つの手
目次
保育士のための簡易ストレスチェック
保育士の仕事を無理なく続けていくためには、自分のストレスに早めに気づくことが重要です。「最近疲れが取れない気がする」「些細なことでイライラしてしまう」といった症状は、ストレスを抱えているサインかもしれません。ここで紹介する簡易的なストレスチェックを活用し、自分の心と体の状態を客観視してみましょう。
ストレスチェック項目
保育士向けのストレスチェックリストは、以下のとおりです。12項目あるので、当てはまるものにチェックを入れてみてください。
仕事量が多くて時間内に終わらない
自分のやり方や順番で仕事ができない
自分のスキルや得意分野を活かせていない
園の保育方針に意見を出せない
ほかの保育士と意見が食い違う場面が多い
仕事終わりはひどく疲れてヘトヘトになる
仕事に行くのが憂鬱だ
腰痛や肩こりがひどい
急なめまいや頭痛、腹痛に悩まされている
眠れないことがよくある
食欲がわかない
困ったときに相談できる人がいない
ストレスチェックを行うときはあまり深く考え過ぎず、今の自分の状態を知る目安として、気軽に取り組んでみましょう。
ストレスチェック結果
下記では、保育士向けのストレスチェックの結果をまとめました。「0個」「1〜4個」「5〜8個」「9〜12個」と4段階に分かれているので、該当する項目をご覧ください。
0個【今の状態を維持しよう】
チェック項目が0個の場合は、ストレスの少ない理想的な状態といえます。適度なリフレッシュを取り入れながら、現在の良好な状態を保ちましょう。心身のバランスを維持するためにも、定期的にセルフチェックを行う習慣をつけておくと安心です。
同じ職場でストレスを抱えていそうな保育士がいれば、自身の経験や工夫を共有すると、より良い労働環境が整うかもしれません。
1~4個【定期的にストレス発散を】
軽いストレスのサインが見られます。まだ深刻な状態ではありませんが、原因を放っておくとストレスが少しずつ蓄積する場合も。健康状態の悪化を防ぐためにも、リラックスできる時間を意識的につくりましょう。また、睡眠時間の確保やバランスの良い食事も心がけることが大切です。
5~8個【職場環境の改善を相談しよう】
中程度のストレスが溜まっている状態です。このまま放置すると心や体の健康に悪影響が出る可能性があるため、早めの対策が必要といえます。業務量の負担を感じていたり、十分な休憩が取れていなかったりする保育士は、現状の悩みを上司に相談しましょう。上司が真剣に対応してくれない、あるいは職場環境の改善が難しそうな場合は、無理せず働き方を見直すことも検討してみてください。
9~12個【限界が来る前に専門家に相談を】
9個以上当てはまった場合は、ストレス状態が深刻な可能性があります。必要に応じて、心療内科をはじめとした専門機関に相談することも検討してみてください。仕事を頑張るのは大事なことですが、心身を壊してしまっては元も子もありません。「少しの間休職をしてみる」「転職で環境を変える」といった選択肢を考えることも、自分を守るために必要です。
厚生労働省のストレスチェックも活用してみよう
より詳しく自分のストレス状態を知りたい方は、厚生労働省が提供している「5分でできる職場のストレスセルフチェック」もご活用ください。質問は全部で57問、所要時間は5分程度です。「ストレスの原因因子」「ストレスによる心身反応」「ストレス反応への影響因子」をグラフで確認できるので、現在の自分がどのようなストレスレベルにあるのかを理解できますよ。こちらの結果も踏まえながら、ストレスケアに役立ててみてください。
出典
厚生労働省「5分でできる職場のストレスセルフチェック」(2026年2月27日)
保育士のストレス対処法・メンタルヘルスケア
この項では、保育士がストレスと向き合いながら、無理なく仕事を続けるためのコツを紹介します。幅広い対処法を知り、自分を労るための習慣をつけていきましょう。
信頼できる人に相談する
保育士がストレスを抱えているときは、同僚や友人、家族などの信頼できる人に今の気持ちを話してみましょう。自分の悩みを理解してもらうことで心が楽になったり、周囲の助言を聞けたりする場合もあります。たとえ小さな悩みであっても、一人で抱え込まずに誰かと共有することが大切です。一人で解決しようとすると、体調不良に陥ってしまったり、かえって職場全体の問題になってしまったりする可能性もゼロではありません。
近しい人以外に相談したい場合は、厚生労働省の「こころの耳の相談窓口」を利用するのも手です。電話・SNS・メールなどの手段で、公的機関から委託を受けた専門家によるサポートを受けられます。
出典
厚生労働省「相談窓口案内」(2026年2月27日)
ストレス要因を考えてみる
現状を改善したいときは、自分がどのような場面でストレスを感じるのかを具体的に書き出してみましょう。外的要因としては、職場の騒音や人間関係、経済状況などが挙げられます。内的要因としては、経験不足による不安や焦り、疲労などの状態が考えられるでしょう。ストレスの原因が社会的なものなのか、心理的なものなのかを特定できると、適切な対策が立てやすくなります。
働き方や職場環境を見直す
職場のストレスでお悩みの保育士は、今の働き方が自分にとって適切か、改善すべき点はないかを客観的に振り返ってみましょう。「必要以上に完璧さを追求している」「効率化できる部分がありそう」といった要素に気づければ、無理のない範囲で改善に向けて行動することが可能です。
業務量の負担を感じるときは、パートやアルバイトなどの雇用形態に変えてみたり、効率化できる部分を探したりする解消法もあります。具体的な解決策が浮かんだ場合は、職場に向けて建設的な提案ができると、上司も対応がしやすくなるでしょう。
自分でコントロールできることに集中する
自分の気持ちや行動、同僚との関わり方、物事の捉え方など、自分がコントロールすることでストレスが軽減するものに集中して改善を試みましょう。たとえば、他人の価値観を変えることは難しいため、保育観が人それぞれ異なることを割り切るのも、感情をコントロールする方法といえます。自分の思い通りにしようとするのではなく、「そういう考え方もある」と柔軟に受け入れると、必要以上のストレスを抱え込まずに済むかもしれません。
趣味や休息でリフレッシュする習慣をつくる
ストレスチェックの数値が高く、実際に疲労を実感しているときは、自分が楽しめることや心が落ち着く場所で定期的にリフレッシュする習慣をつくりましょう。軽めの運動や読書、映画鑑賞、ガーデニングなど、自分なりにストレスを発散できる方法を見つけておくのがポイントです。職場以外のコミュニティを増やし、新しい人間関係を構築するのも気分転換に有効といえます。また、就寝前はスマートフォンの使用を避け、質の高い睡眠でリラックスできる環境を整えましょう。
転職で環境を変えることも検討してみる
ストレスで心身の限界を感じていたり、経営層を信用できなくなっていたりする場合は、転職で環境を変えるのも一つの手です。「もう少し頑張ればなんとかなるかも」と無理を続けると、回復に時間がかかるほど深刻な状態に陥ることもあります。興味のある園に見学へ行ったり、面接で労働条件を詳しく聞いたりしたうえで、最終的に転職するかどうかを判断しても問題ありません。
ただし、一時的な感情だけで転職を決意すると、早まったと気づいたときには後悔する可能性もあります。衝動的に職場を離れるのは避け、求人情報を照らし合わせながら最終的な決断を下しましょう。転職も視野に入れて今後のキャリアを考えたい場合は、保育士専門の転職エージェントに相談するのもおすすめです。
よくある保育士のストレス要因とは?
保育士の仕事には、子どもたちの笑顔を間近で見守れる一方で、強いストレスを感じる人も少なくありません。東京都福祉局の「東京都保育士実態調査 結果の概要(p9)」によると、保育士を辞めた理由として、以下の項目が挙げられています。
| 保育士を辞めた理由 | 割合 |
| 職場の人間関係 | 31.5% |
| 仕事量が多い | 23.1% |
| 給料が安い | 22.1% |
| 健康上の理由(体力含む) | 20.6% |
| 労働時間が長い | 18.6% |
保育現場では、複数の子どもたちの安全に目を配りながら発達段階に応じた対応が求められます。保護者対応や事務作業、行事の準備なども並行することから、心身ともに疲れが溜まりやすいといえるでしょう。保育士が抱えがちなストレス要因を参考にしながら、自分自身の状況と向き合うことが大事です。
出典
東京都福祉局「令和4年度東京都保育士実態調査結果(報告書)」(2025年9月29日)
保育士のストレスチェックに関する質問
ここでは、保育士のストレスチェックに関してよくある質問を、Q&A形式で紹介します。
保育士におすすめのストレス解消法は?
ヨガ・ストレッチ・ウォーキングなどの軽い運動をしたり、音楽鑑賞・カフェで過ごす・入浴でリラックスなどの自分時間を満喫したりするのがおすすめです。保育現場では体を動かすことが多いですが、違う種類の運動を取り入れるとリフレッシュしやすくなります。また、他者に気を配る職業であることから、誰にも気を遣わなくて良い時間があると、ストレス解消につながるでしょう。
保育士を続けたらメンタルがやられるかもと思ったら?
ストレスチェックの点数が高く、保育士を続けることに不安を感じたら、具体的にどのような場面でストレスを感じやすいのかを分析してみましょう。そのうえで、自分で改善できる部分がないかを検討します。自分の対応やスキルに課題がありそうな場合は、「報連相をこれまで以上に丁寧に行う」「先輩保育士の取り組み方を参考にする」といった工夫で、解決に一歩近づけるかもしれません。積極的に行動しても解消が難しい場合は、働きやすい職場への転職も視野に入れましょう。
ストレスチェックの点数が高い保育士はメンタルが弱い?
そのようなことはありません。ストレスチェックの点数が高いことは、置かれている環境や状況に対し、心身が警告を発している状態と考えられます。点数の高低を良い・悪いで判断するのではなく、自身の心身状態を知るための指標として活用し、必要な対策を講じることが大切です。
まとめ
保育士がストレスに振り回されず健康的に働き続けるなら、自身のストレス状況を定期的に確認し、基本的なセルフケアに取り組むことが必要です。ストレスチェックの項目にある程度当てはまったときは、一人で抱え込まずに、悩み事を信頼できる人に話してみたり、自分に合ったリフレッシュ方法を見つけたりしましょう。必要であれば働き方の見直しや転職を検討することも、選択肢の一つといえます。
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