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企業内保育所とは?保育園との違いや種類、保育士が働くメリットを解説!

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お迎えに来た保護者と保育士の画像

保育士のなかには転職を検討する際、「企業内保育所とは?」と思う方もいるかもしれません。企業内保育所とは、企業が従業員向けに設置する保育施設です。子どもの定員や保育方法、開園時間などに特徴があるため、自分に合っているか確認してみましょう。 この記事では、企業内保育所の種類や特徴、保育園との違いについてまとめました。企業内保育所で働く保育士に向いている人・向いていない人の特徴も参考にしてみてください。

この記事のまとめ

  • 企業内保育所とは企業が従業員向けに設置する保育施設

  • 企業内保育所は少人数制や異年齢保育といった特徴がある

  • 企業内保育所で働くメリットは行事の業務負担が少ないこと

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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目次

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企業内保育所とは

企業内保育所とは、企業が従業員向けに職場内や近隣に設置する保育施設です。従業員が安心して働ける環境の整備を目的として、勤務時間に合わせて子どもを預けられたり送迎時間を短縮できたりする企業内保育所を提供します。企業内保育所があると「保育園に入れなくて育休を延長する」といった状況を防ぎやすくなるため、出産後の早期復帰や育児と仕事の両立がしやすい環境を作れることがメリットです。

企業内保育所の種類

企業内保育所を説明する分岐画像

企業内保育所は、大きく分けて「事業所内保育事業」「企業主導型保育事業」「認可外保育園」の3種類あります。ここでは、それぞれの特徴をまとめました。

事業所内保育事業

事業所内保育所とは、児童福祉法に基づき、国が定めた基準を満たして各自治体に認可された保育施設のことです。「子ども・子育て支援新制度新規タブリンク」において、平成27年4月より地域型保育事業の1つとして創設されました。基準は都道府県条例・規則によって規定されており、国・都・区市町村の補助金と保護者からの保育料で運営されています。

事業所内保育所は、園児の対象年齢や運営時間、職員配置などが細かく決められているため、運営に一定の制約がかかります。ただし、そのぶん手厚い補助金を受けながら運営できるため、経営の安定性が期待できる事業です。

出典

こども家庭庁「子ども・子育て支援新制度新規タブリンク」(2025年10月22日)

企業主導型保育事業

企業が事業主拠出金を財源として従業員向けに保育施設を設置する際、国の条件を満たすと認可並みの助成を受けられるのが企業主導型保育事業です。内閣府の「企業主導型保育事業パンフレット(p.6)新規タブリンク」によると、企業主導型保育事業には、以下のような企業内保育所の種類があります。

  • 単独設置型:企業が単独で施設を設置、利用する

  • 共同設置・共同利用型:1つまたは複数の企業が設置した施設を複数の企業が共同で利用する

  • 保育事業者設置型:保育事業者が設置した施設を1つまたは複数の企業が共同で利用する

企業主導型保育事業では、地域社会への貢献や経営の安定性を目的に、従業員以外の子どもを受け入れている企業内保育所もあるようです。なお、保育士の配置や職員の資格、施設・設備などは、「認可外保育施設指導監督基準新規タブリンク」の基準を満たす必要があります。企業主導型保育事業は、認可より自由度が高い運営を実現しつつ助成も受けられる点がメリットです。

出典

内閣府「企業主導型保育事業パンフレット新規タブリンク」(2025年10月22日)
文部科学省「認可外保育施設指導監督基準新規タブリンク」(2025年10月22日)

認可外保育園

一般的に企業内保育所は、認可を受けたり企業主導型保育事業の制度を利用したりしますが、企業が独自に経営する認可外保育園もあります。前述した、企業主導型保育事業との違いは、国から運営費に関する補助金を受けていないことです。たとえば、社内に従業員の子どもを預かる託児スペースを設置するといった、小規模な企業内保育所を提供したい場合は、助成金を受けないほうが設置のハードルは下がるでしょう。自治体への届け出や指導監督基準を満たす必要はあるものの、比較的自由度が高い運営ができる点がメリットのようです。

企業内保育所の特徴・保育園との違い

企業内保育所は、子どもの定員や保育方法などが一般的な認可保育園とは異なることがあります。ここでは、企業内保育所ならではの特徴や保育園との違いについてまとめました。

1.少人数保育

企業内保育所は、主な利用者が従業員の子どもになるため、少人数保育になりやすいのが特徴です。一般的に子どもの定員は9〜20名となり、なかには10名以下の少人数保育で運営している企業内保育所もあります。また、従業員以外の地域の子どもが入園できる場合であっても、施設の広さから受け入れられる子どもの人数が限られる可能性があるでしょう。

2.異年齢保育(縦割り保育)

子どもの定員が少ない企業内保育所では年齢でクラスを分けず、異年齢の子どもが一緒に過ごす「異年齢保育(縦割り保育)」を採用する場合があります。企業内保育所は小規模な傾向にあり、特に就業前まで受け入れている保育所だと年齢がばらつきやすいようです。

異年齢保育では、年齢の異なる子どもたちが一緒に過ごすことで、お互いに刺激を受け、学びの機会が広がるメリットがあります。ただし、安全に配慮した環境作りや年齢に関係なく楽しめる活動を工夫する必要があるため、保育士の負担が増えるかもしれません。異年齢について詳しく知りたい方は、「異年齢保育を行う際の注意点とは?遊びや活動のねらいを保育士向けに紹介!」の記事を参考にしてみてください。

3.開園時間

企業内保育所は、従業員向けとして運営する企業の勤務時間に合わせた開園時間になるのが特徴といえます。一般的な保育園の開園時間は、「午前7時〜午後6時ごろ」です。一方、企業内保育所では従業員の勤務時間に合わせて、午後9時や10時ごろまで開園している場合もあります。柔軟な開園時間は、従業員にとって利便性が高く、安心して子育てと仕事の両立ができる環境になるでしょう。

4.行事の規模や頻度

企業内保育所では、運動会や発表会などの規模の大きいイベントは行われないこともあります。一般的な保育園で運動会や発表会などを実施する際には、場所の確保や衣装など備品の保管スペースが必要です。しかし、企業内保育所では、こうした場所やスペースの確保が難しい場合があり、大規模な行事は実施されず、保護者参加型のイベントも小規模なものに限られる場合があります。

企業内保育所で働く保育士の仕事内容

企業内保育所で働く保育士の仕事内容は、基本的に一般的な保育園と変わりません。子どもの遊びの見守りやおむつ替え、食事のサポート、保護者対応などが主な仕事内容になります。ただし、企業内保育所によっては運営元の方針が保育士の仕事内容に影響し、一般的な保育園では実施しないことに対応することもあるようです。たとえば、病院が経営している企業内保育所では、職員への保健講習があったり保護者からの子どもに関する健康相談を受け付けていたりする場合があります。

企業内保育所で働く保育士の1日のスケジュール

企業内保育所_1日の流れの表画像

企業内保育所で働く保育士の1日の流れは、一般的な保育園と大きな違いはありません。企業内保育所ならではの特徴をあげるとしたら、保護者が仕事の合間に授乳しに来る場合があることです。企業内保育所は保護者の職場近くに設置されるため、休憩の時間を利用して授乳することもでき、その対応が保育士のスケジュールに入る可能性もあります。また、企業の従業員が利用するため、保護者が終業後、お迎えに来るまでの時間が早かったり、送迎の時間のバラつきが少なかったりするかもしれません。

企業内保育所の保育士として働くメリット5選

企業内保育所で働く際は、子どもとの関わり方や働き方にメリットを感じることがあります。ここでは、企業内保育所の保育士として働くメリットを解説します。

1.少人数で一人ひとりを見守りやすい

子どもの定員が少なく小規模な企業内保育所では、一人ひとりを見守りやすいことがメリットです。一般的な保育園では、安全管理上、全体に目を配ることが重視されるため、個別対応が難しいと感じるかもしれません。しかし、企業内保育所のような少人数制であれば、一人ひとりに寄り添った手厚いサポートを実施しやすくなります。また、子どもや職員の人数が少ないと、家庭的な雰囲気になりやすく、落ち着いた環境で働けることもあるようです。

2.土日祝が公休の職場もある

企業内保育所のなかには、運営元の会社の営業日に合わせて土日祝日休みの職場もあることがメリットです。認可保育園で働く保育士は土曜日に出勤する場合もあり、カレンダー通りに休みたい人は企業内保育所のほうが条件に合った求人が探しやすくなるかもしれません。ただし、土日祝日関係なく稼働している会社の企業内保育所では、従業員の働き方に合わせて保育士の休みも変則的になるため注意が必要です。

3.給与や福利厚生の条件が良い園もある

経営が安定している会社の企業内保育所では、保育士の給与やボーナス、福利厚生なども優遇されやすくなります。また、企業の業績が好調なときは、保育士の給与やボーナスアップにもつながるかもしれません。なお、別の会社が企業内保育所を運営する場合、給与や福利厚生などの待遇面は委託先の条件になるため注意が必要です。

4.大規模な行事が少なく負担が軽減される

少人数保育の企業内保育所では、行事が少なかったり規模が小さかったりして業務負担が軽減される可能性があります。施設の広さが限られている場合、保護者は参加しない子どもたちだけのイベントがメインになり、運営の業務負担が軽減されることもあるようです。また、子どもの人数が少ないと夏祭りの景品の準備や発表会の衣装づくりなどの数も限られるため、残業や持ち帰り仕事が発生しにくくなるでしょう。

5.保護者と連絡が取りやすい

企業内保育所は、保護者と連絡を取りやすい環境が整っていることがメリットです。たとえば、同じ運営元の会社で働いている保護者の場合、電話連絡をスムーズに取り次いでもらいやすくなります。また、企業内保育所では基本的に保護者の職場が近くにあるため、子どもの急な発熱や体調不良で連絡した際、短時間でお迎えに来てもらえるかもしれません。また、保護者との連絡が取りやすいと、地震や大雨など自然災害に関するお迎え対応もスムーズになります。

企業内保育所で保育士として働くデメリット3選

企業内保育所によっては、保育環境や保育士としての経験値などにデメリットを感じるかもしれません。ここでは、企業内保育所で保育士として働くデメリットを3つ紹介します。

1.保育環境や設備が制限される場合がある

小規模で保育スペースが限られていたり園庭がなかったりする企業内保育所では、活動内容が制限されやすくなります。たとえば、雨の日は、限られたスペースの中で身体を動かせる遊びを考えることになるでしょう。また、駅前や会社のビル内に設置されている企業内保育所では、虫を観察したり砂遊びをしたり、自然と触れ合う機会が少ない保育環境にデメリットを感じるかもしれません。

2.業績によって給与の減少や閉鎖のリスクがある

企業内保育所は、会社の業績や利用状況に左右されやすい点に注意が必要です。企業内保育所は基本的に従業員の子どもを対象にしているため、利用者が減少すると休園や閉鎖のリスクが高まります。また、会社の業績が悪化すると保育所の運営が厳しくなり、保育士の給与やボーナスにも影響するかもしれません。自治体の補助金を受けていない企業内保育所で働く場合は、特に運営元の経営状況を注視する必要があるでしょう。

3.多くの子どもたちをまとめる経験を積みにくい

少人数制の企業内保育所では、多くの子どもたちをまとめる経験が積みにくいことにデメリットを感じる場合もあります。たとえば、大規模な保育園に転職する場合、経歴が少人数制の企業内保育所のみだと、経験不足を感じるかもしれません。

また、将来的に主任保育士や園長を目指す場合、多くの子どもたちをまとめるスキルが必要になります。少人数ならではのメリットもありますが、保育士としての経験値やキャリアを考えた際、大規模な保育園を選んだほうが良い方もいるかもしれません。

企業内保育所に向いている保育士の特徴

職場選びの際、「仕事とプライベートの両立のしやすさを重視する」「アクセスの良い職場で働きたい」といった方は、企業内保育所に向いている可能性があります。ここでは、企業内保育所に向いている保育士の特徴をまとめました。

仕事とプライベートを両立しやすい職場で働きたい人

企業内保育所のなかには土日祝日休みの場合もあるため、一般的な認可保育園より仕事とプライベートを両立しやすくなる可能性があります。たとえば、子育てをしている方は、土日祝日休みのほうが子どもとのスケジュールを調整しやすくなるでしょう。また、土日祝日休みだと家族や友達とのスケジュールを合わせやすくなるため、プライベートの充実につながるかもしれません。

アットホームな雰囲気のなかで働きたい人

少人数制の保育環境でアットホームな雰囲気のなか働きたい人は、企業内保育所で働く保育士に向いているかもしれません。「子ども一人ひとりとじっくり関わりたい」「子どもが落ち着ける家庭的な雰囲気を大事にしたい」といった保育観は、企業内保育所に合う可能性があります。企業内保育所は、同じ企業で働く保護者の子どもを預かるといった面でも、保護者とのコミュニケーションが取りやすく、アットホームな雰囲気になりやすいでしょう。

アクセスの良い職場で働きたい人

職場へのアクセスの良さを重視する方は、企業内保育所で働く保育士に向いている可能性があります。企業内保育所は、会社のビルの中に入っていたり駅前に設置されていたりするため、保育士も通勤しやすい場所にある傾向です。一般的な保育園に比べると、企業内保育所のほうが主要な路線沿いや駅の近くなど、通勤時間を短縮できる職場を見つけやすい傾向があるでしょう。

企業内保育所に向いていない保育士の特徴

大規模な行事を経験したい方やキャリアアップを重視する方は、企業内保育所で働くのに向いていないかもしれません。ここでは、企業内保育所に向いていない保育士の特徴を紹介します。

大規模な行事・イベントを経験したい人

「運動会や発表会で達成感を得たい」「イベントを開催するのが好き」といった方は、企業内保育所の保育士に向いていない可能性があります。企業内保育所では、職員の人数や施設の広さなどから、行事の規模や頻度が制限される場合もあるようです。そのため、運動会や発表会、季節のイベントといった大きな行事を経験したい方や好きな方は、認可保育園や認定こども園などのほうが合っている可能性があるでしょう。

自然環境やアクティブな保育を希望する人

自然活動に興味がある方や身体を動かすアクティブな保育をしたい方は、企業内保育所の保育内容とミスマッチを感じるかもしれません。企業内保育所は会社のビルの中や駅前などに設置されていることが多く、園庭や広々と身体を動かせるスペースを確保できないこともあります。企業内保育所への入職を検討する際は、立地を考慮したうえで「自分が働きたい保育環境か」「自分がしたい活動が実施できるか」などを検討することが重要です。

キャリアアップを重視する人

「役職に就くための経験を積みたい」「役職を目指したい」といったキャリアアップを重視する人は、企業内保育所では実現が難しい場合もあります。たとえば、少人数制の異年齢保育を実施している企業内保育所では、クラスをまとめる担任の経験を積めないこともあるでしょう。また、職員の数が少ないと役職が限られ、キャリアアップしづらい環境になる可能性があります。キャリアアップを目指す保育士は、まずクラス担任や行事の準備・運営など一般的な保育園での基本的な経験を積む必要があるでしょう。

企業内保育所への就職・転職で確認すべきポイント

企業内保育所への就職・転職を検討している方は、親会社の経営状況や開園時間などを求人でチェックしてみてください。ここでは、企業内保育所への就職・転職で確認すべきポイントをまとめました。

親会社の経営状況や業績

企業内保育所は運営元の経営状況が、良くも悪くも保育士の待遇に影響する可能性があるため、親会社がどのような事業を行っているか、業績はどうなのかなどを確認しましょう。経営状況や業績などは、会社のWebサイトで確認できます。また、求人票にある給与額やボーナスの支給実績をほかの園と比較するのも手です。

なお、自治体のWebサイトでは園児の定員と空き状況が確認できることもあります。園児の定員に対して空きの数が多すぎる場合は、企業内保育所の運営に影響することもあるため注意が必要です。

開園時間や夜勤の有無

企業内保育所のなかには、一般的な保育園より開園時間が長かったり、夜勤があったりすることもあるため、勤務条件の詳細を確認しましょう。たとえば、病院が経営している企業内保育所の場合、夜間保育を実施し医療従事者の子どもを預かる場合があります。また、従業員の働き方に合わせて午後9時や午後10時まで開園している企業内保育所もあり、子どもたちが降園したあとの掃除や事務作業なども考慮すると、終業時間が夜遅くなることもあるでしょう。

福利厚生の充実度

企業内保育所は、運営元の会社の従業員と同じ福利厚生が受けられることがあるため、詳細を確認してみるのがおすすめです。住宅手当や食事手当、法定外特別休暇などが充実している福利厚生だと、働きやすさや生活費の負担軽減につながります。なお、手当に関しては求人票に掲載されている内容が必ずもらえるわけではないため、入職前に支給条件も確認しておくことが大切です。

企業内保育所に転職するときの求人の探しのコツ

保育士が企業内保育所の求人を探すコツは、保育業界専門の転職エージェントを利用することです。企業内保育所は一般的な保育園より少なく、条件に合った職場を探すのが難しい可能性があるため、保育業界専門の転職エージェントを利用すれば効率よく求人を見つけられます。また、応募書類の添削や模擬面接など、選考対策のサポートを受けることも可能です。

企業内保育所への転職を検討している方は、保育業界専門の転職支援サービスである「レバウェル保育士」にご相談ください。レバウェル保育士では、保育業界の転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが、丁寧にヒアリングしたうえで、あなたに合った求人をご紹介します。求人については取材を通じて詳しい情報を収集しているため、企業内保育所ならではの職場環境や福利厚生などをチェックすることが可能です。転職を迷っている段階での相談も可能なため、お気軽にご利用ください。

企業内保育所に関してよくある質問

ここでは、企業内保育所に関するよくある質問に答えます。企業内保育所で働く際の給与や必要な資格について、参考にしてみてください。

企業内保育所と一般の保育園で給与に違いはある?

企業内保育所や一般の保育園の給与は職場によって異なり、一概に高い・低いといった違いがあるとはいえません。ただし、企業内保育所の保育士は、運営元や委託先の従業員となるため、ほかの職種の方と同等の給与額が設定されたり、業績がボーナスに影響したりする特徴があります。一般的な保育園に比べると、業績による給与の変動が大きくなる点も違いといえるでしょう。

企業内保育所は保育士資格がなくても働ける?

保育士資格者の配置が認可または認可外の基準を満たしている企業内保育所では、保育補助として無資格の方を雇用している場合があります。なお、無資格で保育補助として働く場合、雇用形態はパートやアルバイトといった非正規雇用が多い傾向にあるでしょう。企業内保育所で正社員として働きたい場合は、保育士資格があったほうが求人の選択肢が広がります。

まとめ

企業内保育所は、企業が従業員向けに職場内や近隣に設置する保育施設です。「事業所内保育事業」「企業主導型保育事業」「認可外保育園」の3種類があり、それぞれ運営形態が異なります。企業内保育所の主な特徴は、少人数保育や異年齢保育などの保育方法と、企業で働く従業員の勤務時間に合わせた柔軟な開園時間です。また、大規模な行事が少なく、保育士の業務負担が軽減される傾向にあります。

企業内保育所で保育士が働くメリットは、子ども一人ひとりに寄り添いやすい環境や、土日祝が休みの職場もあることです。企業で働く従業員同様に、保育士の給与や福利厚生が充実している園もあります。一方で、保育環境や設備に制限があったり、会社の業績によって運営が左右されたりするデメリットもあるので、就職・転職の際は親会社の経営状況や具体的な勤務条件をしっかり確認することが大切です。企業内保育所への転職を検討している方は、ぜひレバウェル保育士にご相談ください。

執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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