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保育士の事務作業はきつい?実際の仕事内容&効率化する方法を詳しく紹介

  • #保育士
保育園でノートパソコンを使用して仕事をする保育士の画像

「保育士の事務作業には、どのようなものがあるのだろう」と気になっている方もいるのではないでしょうか。事務作業には、書類に関する仕事はもちろん、備品の管理や電話対応といった業務も発生します。 この記事では、保育士が行う事務作業についてまとめました。効率化するポイントも解説しているので、事務作業への理解を深めたい方はぜひ参考にしてみてください。

この記事のまとめ

  • 保育士は書類関連や備品管理、電話対応などの事務作業を行う

  • 具体的には、連絡帳や保育日誌の記入、新学期の用品準備など

  • 効率化にはテンプレートやICTシステムを活用する方法がある

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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保育士はどんな事務作業を行う?

保育士の仕事は、子どもたちに向けた保育業務だけでなく、事務作業も発生するのが基本です。たとえば、保育指導案の作成や連絡帳の記入、おたよりの作成などの幅広い業務を担当します。そのほかにも、備品の管理や電話対応といった、書類以外の事務作業を行う場合があるでしょう。

子どもたちの様子を見守りながら、空いた時間に事務作業に取り組む必要があるため、人によっては負担を感じやすいかもしれません。
この記事では、保育士がどのような事務作業を行っているのかを具体的に解説します。

【書類関連】保育士が行う事務作業

ここでは、保育士が行う書類関連の事務作業についてまとめました。どのような仕事を任されるのか、各項目の内容を確認してみましょう。

保育指導案(指導計画)の作成

保育士は、子どもの年齢や発達に合わせたねらい、活動内容、目標などを記載する保育指導案(保育指導計画)を作成します。保育指導案は、年間・月案・週案・日案に分かれており、定期的な作成が必要です。内容をまとめる際は、子どもの姿を思い浮かべながら書くのがポイントといえます。

連絡帳の記入

連絡帳には、保育園における子どもの様子や体調、気になった点、注意すべきことなどを書きます。保育士と保護者間でコミュニケーションを取る目的もあるようです。
園の方針にもよりますが、0~2歳児を担当している場合、連絡帳を毎日書くこともあります。園で発生したケガや友達とのトラブルのように、直接口頭で伝えたほうが早いことは、連絡帳に記載しないケースもあるようです。また、最近ではICTシステムを導入し、アプリケーションで記入する園も増えています。

保育日誌の記入

1日を振り返り、保育の内容や子どもの様子を保育日誌に記載するのも、保育士に任される事務作業です。保育日誌には、以下のような内容を書きます。

  • 日付、天候

  • 出席状況(出席者数・欠席者数)

  • 子どもたちの健康状態

  • クラス全体の活動内容

  • 保育のねらい

  • 子どもたちの様子

  • 気づき、反省、考察

  • 保護者への連絡事項

保育日誌をまとめながら気づいたことや反省点を振り返ると、保育の質を高められる効果に期待できます。ほかの保育士と情報を共有できるのもメリットといえるでしょう。

保育経過記録(児童票)の作成

保育経過記録(児童票)では、子どもの家庭の状況や成長過程、保育経過などを記録します。進級時の引き継ぎや、保育所児童保育要録を作成する際に活用する書類です。毎月、または数ヶ月に1回の頻度で作成する場合が多いようです。

おたよりの作成

保育園全体の活動や方針、子どもたちの様子を保護者に伝えるため、毎月のおたよりを作成するのも保育士の仕事です。おたよりには、今月のねらいや予定、保護者へのお願いごとなどを総合的にまとめます。文や写真で、子どもたちが体験したことを紹介することもあるようです。

おたよりの作成は、月ごとに保育士が交代して担当する傾向にあります。以前は手書きの割合が多めでしたが、最近ではパソコンやスマートフォンを活用して作成しているところも。園のWebサイトからおたよりを閲覧できるようにしている場合もあるようです。

行事計画書の作成

保育士の事務作業には、月ごとのイベントを記載する行事計画書の作成も含まれます。行事計画書には、目的地や費用、1日のスケジュールなどを書くのが基本です。
遠足や施設見学の場合は、保育士がバスの予約も行います。予約に関する業務は、年度初めにまとめて行う園もあるようです。

行政に提出する書類の受け渡し

保育士は、保護者と事務員の橋渡し的な役目を担うべく、行政に関する書類の受け渡しを行います。例としては、就労証明書や在園証明書といった自治体に提出する書類のほか、補助金の申請書類などが挙げられるでしょう。重要な書類のため、具体的な手続きは保育士ではなく理事や園長が担当する傾向にあります。

【書類以外】保育士が対応する事務作業

保育士の事務作業には、書類以外の業務も該当します。下記を参考に、そのほかの事務作業について理解を深めましょう。

備品の管理・発注

保育士は保育園で使用する備品を管理し、足りていないものがあれば発注をします。保育園で管理・注文するものには、ペンやのり、画用紙、折り紙などが挙げられるでしょう。モールやリボン、ビーズなどのように、クラス製作で使用するものを発注することもあります。
園によっては教材の係が決まっており、その人が中心となって管理をしますが、欠品に気付いた保育士が伝えたり、各々のタイミングで発注をかけたりすることもあるようです。

電話対応

新人看護師の場合、園の電話対応を任されることもあるようです。園にかかってくる電話には、保護者や業者、園長宛の連絡などがあります。保護者から欠席や送迎遅れの連絡が来た場合は担任に取り次ぎ、担任が忙しそうなタイミングは伝言を預かるのが一般的です。

新学期の用品準備

来年度に入園する子どもや進級する園児の人数に合わせて、新学期用品を注文し、袋詰めを行うのも保育士の事務作業の1つです。新学期用品は、お道具箱や名前のシール、ハンコなどを用意する必要があります。前年に使用したカタログを見て同じ業者を使用するかどうかを判断するところから行うため、手間のかかる作業といえます。

勤怠管理とシフト作成

勤怠管理やシフト作成は、主任保育士が担当する傾向にあるようです。シフトを作成するときは、有休や振替休日などを考慮する必要があります。早番や遅番が同じ保育士に続かないようにして、1人に負担がかからないように注意することが求められるでしょう。

経理業務

事務員がいない保育園では、保育士のなかで経理(会計係)を決め、業務を担当する場合もあります。遠足の下見で使用した交通費や保育用品の買い出しなど、立替金があれば経理が精算をします。事務員がいる場合は園全体の経理を管理してくれるため、経理が精算した帳簿を渡す流れになるようです。

Webサイトの更新

PCに関するスキルのある保育士は、Webサイトの更新を任される可能性があります。具体的には、お知らせや園のブログ、採用情報などを更新するのが特徴です。新しい保育士が着任した場合も、Web上で紹介することがあります。

保育士が事務作業を効率化するには?

事務作業は日々の負担となるため、効率的に取り組む方法を身につける必要があります。この項では、どうしたら保育士が事務作業を効率的に進められるのかについて情報をまとめました。

減らせる事務作業や手順がないか検討する

保育士が行う事務作業を毎日・毎月・季節ごとに分け、状況を把握するのが効率化の第一歩です。職員会議で保育士同士が話し合ったり、アンケートを取ったりして、減らしても問題がない業務を洗い出します。結果は優先順位をつけたうえで一覧にし、思い切って不要な工程を廃止すると、事務作業を効率化できるかもしれません。

テンプレートを活用する

テンプレートを活用するのも、保育士の事務作業を効率化する1つの方法です。たとえば、毎日記載する保育日誌はテンプレートを用意しておけば、日付を変えるだけで使用できるようになります。おたよりを作成するときは、月ごとに季節のイラストを保存しておくと、毎年の素材を探す手間を省くことが可能です。

ICTシステムを導入する

ICTシステムを導入すると、保育士の事務作業が効率化できる可能性を高められます。たとえば、子どもの出欠管理や保育士の勤怠状況、保護者へのお知らせ、請求書作成などの幅広い機能を使用することが可能です。アプリケーションを通じて全体に共有ができるので、連絡漏れを防いだり印刷の対応時間を削減できたりするでしょう。

事務作業の負担が少ない保育園に転職するには?

事務作業が少ない保育園に転職するには、職員の構成やシステムの導入状況などを事前に調べる必要があります。下記では、保育士が事務作業の少ない職場を探すうえでのポイントをまとめました。

事務員が在籍している園に転職する

事務員が在籍している保育園なら、事務作業の負担を軽減できる場合があります。その理由は、主な事務作業を専任の担当者が進めてくれるからです。また、保育士が慣れない作業を調べながら進めるより、事務員が担当したほうが事務作業の品質が向上する場合も考えられます。

ICTシステムを導入している保育園を選ぶ

事務作業の負担が少ない保育園に転職するには、ICTシステムを導入している職場を選ぶのも1つの方法です。ICT化が進んでいる園では、おたよりの作成を廃止するなど、優先度の低い作業を削減している場合もあります。なお、ICTシステムを導入している保育園で働くには、パソコンスキルがある程度求められる場合があるので注意しましょう。

保育士の配置人数に余裕があるか確認する

保育士の配置人数に余裕がある職場なら、一人あたりの事務作業の割合が少なくなる可能性があります。採用情報や求人要項から人員について確認できない場合は、面接時に質問してみるのもおすすめです。また、事務作業を行うフリー保育士や保育補助が在籍しているかどうかも確認しましょう。

保育士の事務作業に関してよくある質問

ここでは、保育士の事務作業に関してよくある質問について回答します。これから保育士を目指す方や転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

保育士の業務内容を簡単に教えてください

保育士の業務は、保育業務と事務業務の2つに分かれます。保育業務には子どもたちの保育、食事や着替えの介助、安全管理などが含まれます。事務作業については、本記事の「【書類関連】保育士が行う事務作業」「【書類以外】保育士が対応する事務作業」をご覧ください。

保育現場のICT化は進んでいますか?

一般社団法人保育ICT推進協会によると、2022年度時点でのICT化率は、公立保育園の場合で平均36%でした。地域によっては70%を超えているところもあり、ICT化は着実に進んでいると考えられるでしょう。

出典

保育士は事務作業で残業することはありますか?

日中の保育業務に追われて日誌をまとめる時間がなかったり、おたよりを作成するのが後回しになったりすると、事務作業で残業が発生する場合もあります。ただし、最近では「事務作業の担当を分ける」「ICTシステムによる効率化を図る」といった工夫により、残業を減らせるよう努めている園もあるようです。

まとめ

保育士の事務作業には、保育指導案の作成や連絡帳・保育日誌の記入、行動計画書の作成などが挙げられます。書類以外では、保育園の備品の管理および発注、電話対応、Webサイトの更新などを担当する場合があるようです。保育士の事務作業を効率化するポイントには、減らせる業務や手順がないか確認したり、テンプレートやICTシステムを活用したりする方法があります。

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執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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