保育士が「パートなのに」と感じる場面とは？仕事が割に合わない際の改善策

パートの保育士として働く中で、「これってパートの仕事なの？」と疑問に思う場面があるかもしれません。ここでは、パートの保育士が「パートなのに…」と感じる状況を解説します。

給与や待遇は正社員より低いにもかかわらず、求められる業務量が同等という状況は、パートの保育士の不満の原因になります。パートの保育士は正社員を補助するのが基本の業務ですが、園によっては、正社員と変わらない仕事を任される場合もあるようです。経験豊富なパートの保育士は、業務が集中しやすいかもしれません。

責任感の強い人ほど「パートなのにここまでやるべきなのか」と葛藤しながらも、子どものためにと業務を抱え込んでしまう場合もあるでしょう。

クラス担任は正社員が受け持つ傾向にありますが、園の方針によっては、パートの保育士が担当する場合もあるようです。担任になると保護者対応や行事の準備など、責任の重い業務を担当します。働く時間に制約があるパートでは、準備や打ち合わせに対応するのが大変かもしれません。

担任を任されると、「パートなのに責任が重過ぎる…」と感じ、不満を募らせる人もいるでしょう。

園によっては、パート保育士であっても勤務時間内に書類作成や制作準備が終わらなければ、残業したり仕事を持ち帰ったりする場合もあるようです。残業や持ち帰りの仕事が続くと、「パートなのにプライベートな時間を確保できない」という不満につながるでしょう。パート勤務は個々の事情に合わせた働き方がしやすい点が魅力なのに、残業や持ち帰り仕事が日常的になってしまうと、パートを選んだ目的が果たせなくなってしまいます。

パートの保育士は、人手不足から「このシフトで働いてほしい」と園側の都合を優先される場合があります。家庭との両立を図るために選んだパートなのに、急なシフト変更や休めない状況に不満を感じる人もいるでしょう。「人手が足りないから」と休暇を取りにくい環境では、パート勤務のメリットを損なってしまいます。

パートの保育士は、事務作業を任されることも珍しくありません。具体的には、連絡帳の記入や指導計画の作成、行事の準備などの書類業務が挙げられます。

書類業務に時間を取られ過ぎると、保育に割く時間が減ってしまうというジレンマに直面する場合もあるでしょう。「パートなのに子どもたちと関わる時間が少ない」と感じ、不満や葛藤を抱える保育士も少なくありません。