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保育士に向いていないと悩む人の特徴は?解決に向けた対処法を知ろう

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秋の公園を散歩する保育士と園児のイメージ

保育士のなかには、「自分は向いていないのではないか」と悩む方もいるようです。苦手な業務などで悩み、保育士に向いていないと感じることもあるでしょう。 この記事では、「保育士に向いていない」と思う人にみられる特徴や悩む理由、対処法を解説。保育士に向いていないと悩み辞めたい人向けに、転職のコツも紹介します。 保育士に向いていない悩みの解決に向けて、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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保育士に向いていないと思う人にみられる特徴

保育士のなかには、完璧主義な性格や共感力によって仕事が上手くいかず、向いていないと思う方も。ここでは、保育士に向いていないと思う人にみられる特徴を3つ紹介します。

完璧主義な性格の人

保育業務はイレギュラーな対応が必要だったり、子どもが注意を聞いてくれなかったりするケースがあるため、完璧主義な性格の人は「保育士に向いていない」と思うことも。保育士は子どもに関わる仕事であるため、完璧を求めるとかえって業務が上手く進まない場合もあります。

そのため、完璧主義な性格の人は保育士の業務が上手くこなせず、向いていないと悩む場合もあるようです。ただし完璧主義という性格は、事務作業や保護者対応、行事の準備などで役立ち、責任感があると評価されることもあるでしょう。

共感力が高すぎる人

共感力がある人は、子どもや保護者、ほかの職員の言動を気にし過ぎて、保育士に向いていないと思う場合もあるようです。保育士は、子どもに寄り添って保育する必要があるため、困っていたり悩んでいたりすることに共感し、精神的な負担を感じる場合もあるでしょう。
一方、子どもや保護者と一緒に悩みを解決したり成長を見守ったりするため、共感力が信頼感につながる場合もあるでしょう。

1つのことに集中して取り組む人

1つのことに集中して取り組む人は、保育士に向いていないと思う可能性があります。保育士は複数の業務を同時に進行する必要があるため、1つのことに集中して取り組む人は上手く仕事を進められない場合もあるからです

たとえば、保育士は複数の子どもを保育しながら次の活動の準備をしたり、事務作業をしながら昼寝の子どもを見守ったりなど、同時進行で業務を進めます。そのため、1つのことに集中していると、子どもの安全を見守れなかったり業務が滞ったりして、保育士に向いていないと悩む場合もあるでしょう。

しかし、保育士の仕事には制作や行事の準備など、集中力が求められる場面もあるため、プラスに働く場合もあります。

保育士に向いていないと悩む6つの理由

「ピアノが苦手」「子どもたちとのコミュニケーションが上手くいかない」など、保育士に向いていない理由が具体的に思い浮かぶ場合もあるでしょう。ここでは、保育士に向いていないと悩む可能性がある理由を6つ紹介します。

1.ピアノや制作など苦手な仕事があるため

保育士のなかには、ピアノや制作など苦手な仕事があり向いていないと思う方もいるでしょう。クラス担任になると幅広い業務に対応する必要になるため、ピアノや制作など苦手な業務を避けられない場合も。苦手なことに向き合う時間は辛く感じるため、保育士に向いていないと悩むでしょう。

2.コミュニケーションが上手くいかないため

保育士は、子どもたちや保護者、職員など幅広い年齢や立場の人とコミュニケーションを取る必要があります。そのため、コミュニケーションが苦手だったり自信がなかったりする方は、保育士に向いていないと悩む場合もあるでしょう

「子どもたちとはコミュニケーションを取れても、保護者の対応が苦手」「先輩の保育士とコミュニケーションがうまくいかない」と悩み、保育士に向いていないと思う可能性もあります。

3.ほかの保育士と自分を比べてしまうため

ほかの保育士と自分を比べて劣っていると感じ、向いていないと悩むこともあるでしょう。担任をしていると、ほかのクラスと比べて「子どもたちは楽しめているか」「成長できているか」と不安になることもあるようです。

子どもは特定の職員に懐いたり言動がストレートだったりするため、「自分は子どもから好かれない」と感じ、保育士に向いていないと悩む場合もあるでしょう。

4.子どもたちとの関わりに悩んでいるため

保育士のなかには、子どもたちとの関わりで悩み、向いていないと思うこともあるでしょう。関わり方が難しかったり言動が激しかったりする子どもに対し、悩む場合があるかもしれません。指示どおりに動いてくれないとイライラしたりストレスを感じたりして、保育士に向いていないと思う場合もあるでしょう。

5.体力的にきついため

保育士の業務や働き方が体力的にきつく、向いていないと悩むこともあるようです。保育士は子どもを抱っこしたり走り回って追いかけたり、体力が必要だといえます。また、朝番や遅番などを担当するケースもあり、シフトにより生活が不規則になる場合もあります。
そのため、疲労が蓄積してしまうと、体力的にきつくなるでしょう。

6.衛生面でストレスを感じるため

業務において衛生面でストレスを感じ、保育士に向いていないと思う方もいるようです。一般的に保育室は掃除や片付けによってきれいに保たれていますが、給食や活動をした後は汚れることも。また、子どものよだれや鼻水を拭いて清潔に保ち、トイレの介助なども保育士の仕事の1つです。
そのため、きれい好きな方は衛生面でストレスを感じ、保育士に向いていないと悩む場合もあるでしょう。

保育士に向いていない悩みの対処法

保育士に向いていないと悩む理由を明確にしたら、解決するための対処法を考えてみましょう。ここでは、保育士に向いていない悩みの対処法を6つ紹介します。

スキルアップに取り組み自信をつける

業務で苦手なことがあり保育士に向いていないと悩む場合は、スキルアップに取り組んで自信をつけましょう。保育雑誌や本を読めば、苦手な業務を克服するヒントが見つかることもあります。

また、上司や先輩保育士に相談して、どうしたら上手くできるようになるかアドバイスをもらうのも手です。誰でも得意不得意はあるため、苦手なことにも前向きに取り組めば保育士としてスキルアップできるでしょう。

基本的なコミュニケーションを見直す

コミュニケーションや人間関係で悩みを抱え、保育士に向いていないと思う方は、基本的な挨拶や報連相、言葉遣い、しぐさや表情などを見直しましょう。笑顔やしぐさなどの非言語的なコミュニケーションも大事にすれば、相手に好印象を与えられる可能性が高まります。

たとえば、子どもたちとのコミュニケーションに悩んでいる場合は、しゃがんで目線の高さを合わせて話したり、落ち着いて話を聞いたりするのがポイントです。忙しい業務のなかでも保育士が寄り添って話を聞いてくれれば、子どもは信頼や安心を感じられるでしょう。
コミュニケーション能力を身につけるためには、基本的な会話を見直し、相手に合わせて丁寧に対応するのが重要です。

業務の優先順位を決める

業務の進め方に悩んでいる保育士の方は、優先順位を決めて取り組んでみましょう。保育士は複数の業務を同時進行で対応する場面があります。優先順位を決めると、業務を円滑に進めやすくなる可能性があります。

たとえば、業務をリスト化して優先順位をつければ今やるべきことが明確になるでしょう。また、行事や保育参観の準備など期限があるものは逆算し、余裕をもって終えられるようにスケジュール管理するのがコツです。

やりがいや好きな業務を見つける

保育士に向いていないと悩む場合は、やりがいや好きな業務に目を向けてみましょう。働くうえで嫌な出来事があっても、やりがいや好きな業務を見つければモチベーションにつながる場合もあるからです。

たとえば、「運動会を通して、子どもたちの成長がみられた」「子どもたちと制作するのが楽しい」など、嬉しかったり楽しかったりすることに目を向けてみるのがおすすめです。また、前述したように苦手な業務に前向きに取り組むだけでなく、長所を活かすと自分の保育士としての働きぶりを肯定的にとらえられるでしょう。

簡単な運動や趣味で体力をつける

体力的にきつく保育士に向いていないと思う方は、簡単な運動や趣味で体力づくりに取り組んでみましょう。「毎日忙しいので時間がない」「仕事が終わると運動する気力が残っていない」という方もいるかもしれません。しかし、「毎日帰りは一駅歩く」などちょっとしたことでもOKです。

ウォーキングや散歩、ストレッチなど、無理のない範囲で体力づくりをすればリフレッシュにもつながります。ヨガやハイキングなど、体を動かすアクティビティを趣味として楽しみながら体力づくりをすれば、続けやすくなるでしょう。

保育士に向いていないと悩み辞めたい人向け転職のコツ

保育士に向いていないと思い転職する方もいますが、ほかの園に転職すれば解決するケースもあります。ここでは、保育士に向いていないと悩み、辞めたい人向けに転職のコツを解説します。

長所やスキルを活かせる保育士求人を探す

長所や得意なこと、スキルを活かせる求人を探せば、保育士として働く自信を持てる可能性があります。保育園のなかには、運動や制作、音楽など特定の分野に入れているところもあるでしょう。転職先で得意な分野や保有しているスキルが活かせれば、活躍できる可能性があります。

そのため転職の際には、あらためて保育士としての長所や得意なこと、身につけたスキルなどを振り返り求人を探すのがコツです。転職先で活かせるスキルがあれば、選考において有利になる場合もあるでしょう。

小規模園に転職する

「業務が多くて一人ひとりの子どもと向き合えない」「多くの保育士と関係を築くのがストレス」という方は、小規模園に転職すると悩みが解決する可能性があります。小規模な保育園であれば、子どもの定員が少なかったり、職員同士の連携がしやすかったりして業務が進めやすい場合もあるでしょう。

また、小規模保育園や企業保育園は、駅前でアクセスしやすい場所に設置されていることがあり、通勤面で体力的な負担を減らせる場合もあります。子どもの定員が少ない保育園は、一人ひとりに向き合って保育できるため、働きやすく感じる方もいるでしょう。

雇用形態や勤務時間など働き方を変える

業務内容や体力的な面で保育士に向いていないと悩んでいる方は、転職時に雇用形態や勤務時間などの働き方を見直しましょう。たとえば、非正規雇用として転職すれば、勤務時間が短くなり体力面での悩みを解決できる場合もあります。正職員と非正規では業務を担当する範囲が異なるケースもあるため、悩みを解決できることも。そのため、転職する際には、求人票の業務内容や勤務時間、雇用形態をチェックしましょう。

保育園以外で保育士資格を活かせる職場を探す

保育士に向いていないと感じる方は、それ以外の施設で資格を活かせる職場を探すのも1つの手です。たとえば、保育士資格は以下のような施設でも活かせる可能性があります。

  • 乳児院

  • 病児保育

  • 院内保育

  • 児童養護施設

  • 児童発達支援施設

  • 放課後等デイサービス

  • 学童保育施設

  • 児童館

  • ベビーシッター

  • 幼児教室

  • 子ども向けの販売やサービス(あそび場・写真館など)

保育園で働いている方は上記のような施設へ転職すると、業務内容や働き方、求められるスキルなどが変わり、悩みを解決できる場合もあります。いずれの施設でも子どもと関わる仕事であるため、保育士で身につけたスキルを活かしつつ働けるでしょう。

「保育士に向いていないのではないかと悩んでいる」「ほかの園への転職を検討している」という方は、ぜひ「レバウェル保育士」にご相談ください。「レバウェル保育士」では、専任のアドバイザーが希望条件に合った求人をご紹介します。応募書類や模擬面接などの選考対策もサポートしているため、お気軽にお問い合わせください。

保育士に向いていないと悩む人によくある質問

ここでは、保育士に向いていない悩みに関する質問にQ&A形式で回答します。

保育士で仕事中に「イライラして向いていないのかも」と悩む場合は?

まずは落ち着いて、なぜイライラするのか理由や原因を考えましょう。イライラする原因や理由が明確になれば、解決策を見つけやすくなります。なお、解決策が見つからない場合は、上司や先輩の保育士に相談して、第三者からアドバイスをもらうのも1つの方法です。

パート保育士で「向いていない」と思ったときにはどうする?

パート保育士で働き方や業務内容に向いていないと思う場合は、雇用形態を変更したり、転職を検討したりするのがおすすめです。パートから正社員になると、クラス担任を任されたり業務の幅が広がったりして、スキルアップにつながることもあります。
また、同じパートでも職場によって任される業務内容や範囲は異なるため、転職により悩みを解決できる場合もあるでしょう。

保育士に向いている人の特徴を知りたい

保育士に向いている人の特徴は、「子どもが好き」「柔軟な対応が得意」「体力がある」などが挙げられます。保育士はもちろん子どもが好きという気持ちは大切ですが、観察力やコミュニケーション能力などのスキルも必要です。
向いている向いていないに捉われ過ぎず、長所を活かしたりスキルアップに取り組んだりすれば保育士としての自信がつくでしょう。

まとめ

「保育士に向いていない」と思う人にみられる特徴は、完璧主義な性格や共感力がありすぎるなどが挙げられます。保育士は子どもを相手にする仕事であるため、完璧を求めるとかえって業務が上手く進まない場合もあります。また、子どもや保護者に寄り添い困っていることや悩んでいることに共感しすぎてしまうと、精神的な負担を感じる場合もあるでしょう。

保育士は、苦手な業務があったりコミュニケーションが上手くいかなかったりして、向いていないと悩むこともあるようです。また、体力面や衛生面で悩みを抱え、保育士に向いていないと感じる方もいるでしょう。

保育士の業務において向いていないと悩む場合は、優先順位をつけて取り組んだり先輩にアドバイスをもらったりすれば解決するケースもあります。また、やりがいを見つけたり簡単な運動で体力をつけたりして、保育士として働く自信をつけましょう。

保育士を辞めなくても、保育園の規模や雇用形態、勤務時間を見直しほかの園に転職すると悩みが解決する場合もあります。また、保育士から転職する場合、保育園以外の施設で資格を活かせる求人を探すのもおすすめです。

執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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