保育士の転職

最終更新日：

2025.06.11

50代保育士の志望動機のポイント・例文を紹介！転職・復職のコツも解説

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#保育士

50代で保育士として転職や復職を検討する際に、志望動機をどのように書いたら良いかと悩む方もいるのではないでしょうか。志望動機では自分の経験と熱意を具体的に伝え、自分がどのように貢献できるかをアピールするのがポイントです。この記事では、50代ならではの経験や強みを活かした志望動機の書き方や具体例を紹介します。また、転職や復職を成功させるためのコツを解説するので、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

「レバウェル保育士」編集部

・50代保育士の志望動機で採用担当者が重視するポイント

・職場で何を目指しているか

・園とマッチしているか

・50代保育士の転職・復職を成功させるコツ

・50代の保育士が志望動機の書き方に悩んだときは？

・自分の強みと志望先の魅力をつなげる

・過去の経験や学びを振り返る

・50代の保育士が志望動機で避けたほうが良いこと

・50〜60代から保育士資格は取得できる？

・50代の保育士が面接で志望動機を伝えるコツは？

・まとめ

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50代保育士の志望動機で採用担当者が重視するポイント

50代保育士の面接では、豊富な経験やスキルだけでなく、その園でどのように活躍し、周囲に貢献してくれるかが重視されます。ここでは、50代保育士の志望動機において、採用担当者が重視するポイントを解説します。

職場で何を目指しているか

採用担当者が注目するのは、「この職場でどのような目標を持ち働きたいか」という点です。どこでも良いから採用されたいという姿勢ではなく、「この職場だからこそ実現したい目標がある」と明確に伝えられると、採用担当者は熱意と意欲を感じる可能性が高いでしょう。

「これまでの経験を活かし、若手保育士を支えながら園に貢献したい」「子育て支援や地域との連携を強化して、愛される園作りに貢献したい」などと、具体的な目標を示しましょう。

園とマッチしているか

保育士の仕事はチームで進める場合が多いため、園全体の方針や既存職員との調和が重要です。たとえば、園が「子どもたちの自主性を尊重する保育」を掲げている場合、応募者がこれまでの経験や価値観をもとに「自主性を伸ばすために工夫してきたこと」「同じ理念のもとで働きたい理由」を志望動機に含めると、採用担当者に強くアピールできるでしょう。

また、50代保育士ならではの経験を活かし、「園の方針を理解したうえで、どう貢献できるか」を具体的に示すのもポイントです。「職員間の連携を深め、保育の現場がより働きやすくなるよう努めたい」「園の特色ある行事をさらに盛り上げたい」など具体的な提案があると、より伝わるでしょう。「この園だからこそ働きたい」という意欲や適性を伝えるのがポイントです。

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50代保育士の転職・復職を成功させるコツ

50代で保育士として復職や転職、就職を目指す際には、体力や精神面の不安を抱える方も少なくありません。しかし、これまでの経験を活かしながら、新たな環境で活躍することも十分可能です。ここでは、50代保育士が転職や復職を成功させるコツについて解説します。

転職・復職の目的を明確にする

すでに保育士として経験を積み、転職を希望する方の場合、キャリアアップを目指すのか、それとも新しい環境で自分のスキルを活かしたいのかがポイントです。近年、待機児童を解決すべく、多くの保育施設が新設されており、経験豊富な園長やリーダー候補などの求人が増加している傾向にあります。50代という年齢は、長年のキャリアと知識を活かせる絶好のタイミングといえるでしょう。

一方では子育てが落着き、久しぶりに保育士として復職を目指す方もいるかもしれません。「社会貢献したい」「子どもたちともう一度関わりたい」などの思いが原動力となっている場合、これまでの人生経験や柔軟な対応力が大きな財産となります。どのような保育士として働きたいのか、何を目指すのかを明確にし、採用担当者にその意欲を伝えましょう。

重視する条件を整理する

自分が働くうえで何を一番重視するのかを明確にしましょう。勤務時間や給与、待遇や福利厚生、雇用形態など人によって希望は異なります。

フルタイムで働きたいのであれば正職員（正社員）としての勤務を選ぶのが適している一方、時短勤務や家庭との両立を優先したい場合は、派遣社員やパート・アルバイトなどの働き方を視野に入れるのも良いでしょう。

また、給与に関してもフルタイムで安定した収入を得たい方と扶養範囲内で働きたい方では希望条件が異なります。自分にとって最適な働き方や収入のバランスを考えるためにも、どのような条件を重視するのかを整理するのが重要です。

50代の強みを活かす方法を考える

50代だからこそ培ってきた経験や人生観は、現場で子どもたちや保護者、若手の保育士にとって貴重な財産です。保育園にとっても年齢や経験の異なる保育士がいるのは理想的といえるでしょう。若手とベテランが互いに補い合いながら働ける環境は、より良い保育の提供につながります。「もう50代だから」と諦めるのではなく、これまでの経験を活かして何を貢献できるかを前向きに考えてみましょう。

50代の保育士向け！志望動機例文

50代で保育士として転職や復職を考える際に、どのように志望動機を書いて良いのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。ここでは、50代保育士に向けて志望動機の例文をいくつか紹介します。あなた自身の背景や働きたい職場に合わせて、アレンジしてみてください。

ブランクがある場合

保育士として働いていない期間にどのような経験を積み、どのような思いで復職しようと決意したのかを志望動機に盛り込むと、熱意や真剣さを伝えることができます。ブランク期間中に子育てや地域活動、保育関連の勉強などをしてきた場合、それらを具体的に述べると採用担当者にとって好印象を与えられるでしょう。

【子育て経験を活かしたい場合】
子育てが落ち着いたため、保育士として再び子どもたちと関わりたいと考えるようになりました。ブランク期間中も地域の子ども会やボランティア活動を通じて子どもたちの成長を支援してきました。保育士としての経験と、母親として培った視点を活かしながら、園の子どもたち一人ひとりに寄り添った保育を実践したいと思い応募しました

【長期ブランクでも即戦力をアピールしたい場合】
約10年間、家庭に専念しておりましたが、保育士として再び現場で力を発揮したいと思い応募しました。ブランクがある中でも、定期的に保育関連の研修会やセミナーに参加し、最新の保育動向や子どもとの関わり方について学び続けてきました。経験と学びを活かし、貴園で即戦力として貢献したいと考えています

未経験の場合

保育士資格を取得したばかりの方や異業種から保育士を目指す方にとって、志望動機をどう伝えるかは重要なポイントです。特に50代で未経験の保育士となる場合、これまでの人生経験や仕事で培ってきたスキルをどのように保育の現場で活かせるか、具体的にアピールするのが大切です。

【保育士は未経験＆子育て経験を活かしたい場合】
長年専業主婦として3人の子どもを育ててきましたが、子育てが落ち着いたのでこれまでの経験を社会に役立てたいと思い、保育士資格を取得しました。子どもと接する楽しさや成長を見守る喜びを実感してきた経験を活かし、貴園に貢献したいと考えています。貴園の家庭的で温かい保育方針に共感し、ぜひお力になりたいと思い志望いたしました

【保育士は未経験＆異業種からの転職の場合】
これまで20年以上、事務職として働いてきましたが、50代となり心からやりがいを感じられる仕事に挑戦したいと思い、以前から興味のあった保育士の道を選びました。これまで培ってきたコミュニケーション能力や細かい業務を正確に進める力を活かし、職員の方々と連携したいと思います。保育士は未経験ですが、新しいことを積極的に学び、子どもたちの成長をサポートしたいと考えています

キャリアアップを目指す場合

50代で保育士としてキャリアアップを目指す場合、経験やスキルを活かしながら新たな役割に挑戦したいという意欲を伝えるのが大切です。園長職やリーダー職、または専門的な保育スキルを追求したいという志望動機は、採用担当者にとって魅力的に映る可能性が高いでしょう。

【リーダーシップを発揮して園の発展に貢献する場合】
これまで保育士として現場で子どもたちと関わり、保育方針や教育環境をより良いものにしたいと感じる場面が多くありました。その経験からリーダー職として職員間の連携を強化し、園全体の質を向上させたいという目標を持つようになりました。貴園では職員育成に力を入れているとうかがい、その方針に共感したため応募いたしました。これまでの現場経験を活かしながら、新しい役割に挑戦し貴園の発展に貢献したいと考えております

【新しい挑戦への意欲を伝える場合】
50代を迎え、保育士としての経験を深めるだけでなく、新しい役割や視点を持ち、さらに成長したいと考えています。貴園では研修制度やスキルアップの支援が充実しているとうかがいました。貴園で保育スキルをさらに高め、子どもたちや職員の成長を支える存在になりたいと応募いたしました。年齢を重ねても挑戦し続ける姿を通して、子どもたちに学ぶ楽しさや前向きな気持ちを伝えたいと考えております

パート希望の場合

50代で保育士としてパート勤務を希望する場合、柔軟な働き方や家庭との両立、または体力的な点を考慮したいなどの理由があるでしょう。そのため、志望動機ではなぜパートとして勤務したいのか、園にどのように貢献できるかを伝えるのが重要です。

【家庭と両立しながら働きたい場合】
家庭と両立したいため、パート勤務を希望しております。保育士としての経験を活かしながら、子どもたちの成長をしっかりと支えていきたいと思います。勤務可能な時間内で責任を持って取り組み、正職員の方々をサポートし、園に貢献したいと考えています

【保育士復職のステップとして働きたい場合】
保育士としての経験があるものの、ブランクがあるため、まずはパート勤務から復職を目指したいと考えております。これまでの知識やスキルを活かしつつも、新しい情報を取り入れてスキルアップを図りたいと思います。貴園の手厚い研修制度が魅力的で、安心して復職できると感じ応募いたしました

50代の保育士が志望動機の書き方に悩んだときは？

志望動機を考える際に「どうしても思いつかない」「うまく言葉にできない」という方もいるかもしれません。そのようなときは、「自分の強みと志望先の魅力をつなげる」「過去の経験や学びを振り返る」の2点を掘り下げて考えてみましょう。以下で詳しく解説していきます。

自分の強みと志望先の魅力をつなげる

自分の興味や関心、得意なこと、これまでの経験から培った強みを挙げてみましょう。その後、保育士として目指したい目標を整理してください。志望先の保育方針や理念、特徴をじっくり調べ、この2つを照らし合わせると、自分のスキルや価値観が志望先にどのように活かせるのかが見えてきます。自分の強みを活かしながら、志望先で具体的にどのように貢献できるのかを伝えると、説得力のある志望動機になるでしょう。

過去の経験や学びを振り返る

学生時代やこれまでの職場で学んだこと、経験を振り返ってみましょう。保育士としての経験以外にも、日常生活で得た気づきや教訓がどのように役立っているのかを考えることが大切です。失敗からどのように学んだかなど、解決方法を入れるのも有効だといえます。

50代の保育士が志望動機で避けたほうが良いこと

50代の保育士が志望動機を作成する際には、避けたほうが良いポイントもチェックしましょう。年齢を気にしすぎて過度に自分を低く評価したり、過去のキャリアに固執しすぎると、志望動機がネガティブに受け取られる可能性があります。ここでは、50代の保育士が志望動機を書く際に避けるべき点を紹介します。

漠然とした志望動機

志望動機が漠然としていると、採用担当者に自分の意欲や熱意が伝わりにくくなります。保育士としての経験や意欲を伝える際に、ただ「保育士として働きたい」という一般的な理由だけでは、なぜその職場を選んだのか、どのように貢献したいのかが明確に伝わりません。具体的な理由や目標を盛り込み、熱意を込めて伝えましょう。

待遇面ばかりを強調する

給与や福利厚生が職場選びの重要なポイントであるのは事実ですが、志望動機としてそれを前面に押し出すのは避けたほうが賢明です。待遇だけを理由に挙げてしまうと、採用担当者から「条件の良い職場が見つかればすぐに辞めてしまうのではないか」と不安視される可能性もあります。

志望動機では、志望先の保育方針や仕事内容、施設の魅力に触れ、自分がどのように貢献できるかを伝えるようにしましょう。待遇について触れる場合は、あくまで補足的な内容として控えめに言及してください。

50代保育士の求人傾向と効果的な探し方

求人を探す方法はさまざまですが、効率的に転職したい方は保育業界専門の転職サイトを活用するのがおすすめです。「レバウェル保育士」では、勤務地や雇用形態、給与条件など、希望条件を細かく設定して検索できるため、求人をスムーズに見つけられます。サービスはすべて無料で利用可能なので、「希望条件に合う求人が見つからない」と悩んでいる方はぜひお気軽にご登録ください。

50代保育士の志望動機でよくある質問

ここでは、50代保育士の志望動機について、よくある質問に回答します。

未経験や無資格だと働けない？

未経験や無資格の場合でも、保育園で働くチャンスは十分にあります。正職員としての採用を目指す場合は保育士資格が必要です。しかし保育補助という仕事は保育士資格がなくても、パートやアルバイトという雇用形態で応募できる求人もあります。そのため、無資格の場合、まずは保育補助として勤務するのも1つの手だといえます。保育士資格があり、未経験の場合は「未経験歓迎」という求人に応募するのがおすすめです。

50〜60代から保育士資格は取得できる？

保育士資格の取得は、50〜60代の方でも十分可能です。現在、保育士資格を取得するためには、高校卒業後に専門学校や短大、大学を修了しているのが基本的な受験資格となります。しかし、1991年3月31日以前に高校を卒業した方については経過措置があり、高卒でも受験資格が認められています。そのため、高卒以上であれば50代や60代の方も保育士資格試験にチャレンジできます。
保育士試験は年に2回実施され、合格した科目は一部免除されます。年齢に捉われず、一歩ずつ目標に向かって進んでみましょう。

50代の保育士が面接で志望動機を伝えるコツは？

50代ならではの経験や強みを活かして志望動機を伝えることがポイントです。以下のコツを参考に、効果的にアピールしましょう。

履歴書との一貫性を保つ
結論から簡潔に
50代ならではの強みを活かす
柔軟性と意欲を伝える

書類では伝えきれない具体的なエピソードや経験を面接で補足しながら、自分の強みをより深くアピールしましょう。これまでの保育経験や子育てを通じて得たスキルを具体的に説明し、志望先でどのように活かせるかを示すと説得力が高まります。そして、50代ならではの人生経験や柔軟性を強みとして活かしつつ、新しい環境での挑戦に意欲的であるのも伝えると好印象です。