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保育士になりたい理由は?明確にするコツや面接で使える例文を解説

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保育士の採用面接では、「保育士になりたい理由」を質問される場合があります。面接官は応募者の「保育士になりたい理由」から人柄や意欲を見ることがあるようです。 この記事では、「保育士になりたい理由」を明確にするコツや保育士として働くメリットを解説します。なぜ採用面接で「保育士になりたい理由」を質問されるのか、面接で使える例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

A

「レバウェル保育士」編集部

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保育士になりたい理由はなぜ採用面接で質問される?

採用面接で「保育士になりたい理由」を質問されるのは、応募者の保育士になりたい動機や熱意を確認するためです。「保育士になりたい理由」を質問すると、応募者がどのような価値観や目標を持っているか、保育園の方針に合う人材か判断する材料になります。採用面接で「保育士になりたい理由」を具体化して自分の思いやビジョンを伝えられると、面接官に好印象を与えやすいでしょう。

保育士になりたい理由を明確にする3つのコツ

「自分の保育士になりたい具体的な理由が分からない」と悩んでいる方もいるでしょう。ここでは、「保育士になりたい理由」を明確にする3つのコツを紹介します。

1.保育士を目指すきっかけとなる経験を深く掘り下げる

「保育士になりたい理由」を明確にするには、保育士を目指そうと思ったきっかけとなる経験を振り返るのが大切です。保育士を目指すきっかけの例として、子どもと遊んだときに喜びを感じた経験や家族や友人の子育ての話を聞いた影響などが挙げられます。どのような状況で保育士になりたいという気持ちが芽生えたのか、具体的なエピソードを深く掘り下げましょう。

エピソードを振り返るときは、その出来事を通して「どのような感情を抱いたのか」「何に気づいたのか」を明確にするのがポイントです。自分の感情や学びを具体的にすると、「保育士になりたい理由」が表面的な理由にならず、採用担当者に強くアピールできる可能性が高まります。

2.保育士として活かせるスキルや強みを見つける

保育士になりたい理由に説得力を持たせるためには、自分のこれまでの経験や得意なスキルを見つけ、保育士としてどのように役立てられるかを考えるのが重要です。保育士に活かせるスキルの例として、コミュニケーション能力や臨機応変な対応力などが挙げられます。

自分が今までに経験してきた仕事やボランティアなどで培ったスキルが、保育士の仕事に通じる可能性もあるでしょう。自分の強みを具体的に分析し、それがどのように保育士の仕事に活かせるかを整理することが大切です。

3.保育士になったあとの将来像を具体化する

「保育士になりたい理由」を採用担当者に伝えるためには、将来のビジョンを明確にするのが重要といえます。具体的には、「どのような保育方針で子どもと接したいか」「どのような役割を担いたいか」など、自分のキャリアプランを明確にするのがポイントです。保育士の将来像が具体的になれば、目標意識や成長意欲が採用担当者に伝わる可能性が高まります。保育士のビジョンが志望する保育園の方針に合致していれば、より効果的でしょう。

保育士になりたい理由として挙げられる働くメリット

保育士の仕事は、子どもの成長を間近で見られたり、共働き家庭が多いため需要が高く、社会に貢献していると感じられたりするのがメリットといえます。

ここでは、「保育士になりたい理由」として挙げられる働くメリットを解説します。

子どもの成長を間近で感じられる

子どもの成長を近くで見守ることができるのは、保育士として働く魅力の1つです。子どもたちが新しい言葉を覚えたり、できなかったことができるようになったりするときは、保育士が大きな喜びを感じる瞬間でしょう。子どもたちは、保育士のサポートにより成長して次のステップへ踏み出していきます。子どもたちの成長は、保育士のやりがいや充実感につながり、仕事に誇りを持てる理由にもなるでしょう。

需要が高く、社会に貢献していると感じられる

近年では共働き家庭が増加しており、保育士の需要は安定して高いといえます。厚生労働省の「共働き等世帯数の年次推移新規タブリンク」によると、2017年の共働き家庭は1,188万世帯、2022年は約1,262万世帯となり、5年間で74万世帯も増加しています。共働き家庭を支援する保育士の仕事は、社会に貢献しているというやりがいを感じる場面も多いでしょう。

また、こども家庭庁の「保育士の有効求人倍率の推移(全国)新規タブリンク」によると、2025年(令和7)年1月の保育士の有効求人倍率は3.78倍です。全職種平均の1.34倍(対前年同月比で0.01ポイント下落)と比較すると、保育士の有効求人倍率は引き続き高い水準で推移しています。保育士の求人は多いため比較的見つけやすく、就職や転職の際に選択肢が多いのが特徴です。

出典

こども家庭庁「保育士の有効求人倍率の推移(全国新規タブリンク」(2025年6月5日)
厚生労働省「共働き等世帯数の年次推移新規タブリンク(2025年6月5日)

子どもから保護者まで、幅広い年齢の人と関われる

保育士は子どもだけでなく、同僚や保護者とも関わります。また、園にもよりますが、さまざまな年齢の保育士が勤務しています。保育士は子どもたちを世話する以外にも、育児の悩みをサポートするのも重要な仕事の1つです。業務を通じて多様な年齢層の人々と関わると、コミュニケーション能力が培われ、幅広い視野を持てる可能性が高まります

働きながら資格取得やスキルアップができる

保育園によっては、保育士の研修制度や資格取得の支援を行っており、保育士は働きながら新たな知識やスキルを習得する機会があります。幼児教育の専門知識や子どもの発達に関する資格を取得し、スキルアップすると、保育士としての価値をより高められるでしょう。

保育経験を自分の子育てに活かせる

保育士の経験は、自身の子育てに役立つ可能性があります。保育の現場では、子どもの発達段階や年齢ごとに対応する必要があります。業務で得た保育に関する知識は自分の子育てにも応用できるスキルだといえます。保育士として日々働く中で学んだ遊びのアイデアや子どもとの関わり方は、家庭で実践できることもあるでしょう。

面接で使える保育士になりたい理由の例文3つ

「保育士になりたい理由」は採用面接でよく質問されるため、面接に行く前に考えておくと安心です。ここでは、面接で使える「保育士になりたい理由」を3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1.子どもを世話した経験がある例

子どもを世話した経験がある場合の例文は、以下のとおりです。

私は幼少期から兄弟や親戚の子どもを世話する機会がありました。その中で子どもと関わる楽しさや、やりがいを感じました。できなかったことを一緒に乗り越えたときの達成感が忘れられず、子どもの成長をサポートしたいという思いが強くなりました。子どもたちの成長を支援できる仕事という点に魅力を感じたのが、保育士を目指したきっかけです

世話をした経験から、子どもの成長をサポートする喜びを感じたというのを伝えるのがポイントです。子どもの世話が好きというだけでなく、自身の具体的なエピソードを盛り込むと、説得力が増すでしょう

2.保育士に憧れがある例

保育士に憧れがある場合の例文は、以下のとおりです。

私は、幼少期から保育士が子どもたちに温かく接する姿に憧れを抱いていました。子ども一人ひとりの成長をサポートする姿を見て、私も安心感や笑顔を届けられる保育士になりたいと思うようになりました。その目標を叶えるために、保育士として働きたいと思っています

自分はどのような保育士を目指しているのか、どこにあこがれたのかを明確にするのが大切です。自分がなりたい保育士像を具体的にイメージしましょう。

3.職場体験で保育士を経験した例

職場体験で保育士を経験した場合の例文は、以下のとおりです。

私は学生時代に保育園で職場体験をしました。そこで、子どもたちと触れ合う中で、保育士という職業のやりがいや責任感を強く感じました。職業体験は短い期間でしたが、子どもたちの笑顔や成長する姿に心を動かされ、保育士を目指すきっかけになりました。保育現場のやりがいを実際に経験し、保育士を目指す決意が固まりました

例文では、実際に保育現場を体験したことが、保育士を目指す理由になったとアピールしています。保育士になりたい理由を伝える際は、保育現場での実体験に基づいた動機を具体的に伝えると説得力が増すでしょう。

保育士になりたい理由に関してよくある質問

ここでは、保育士になりたい理由に関してよくある質問にQ&A形式で回答します。

保育士はどのようなときにやりがいを感じられる?

保育士は、子どもの成長を感じたときや保護者に感謝してもらえた際に、やりがいを感じられるでしょう。子どもたちが成長し、日々できることが増えていくのは、保育士にとって嬉しさとやりがいを感じる瞬間の1つです。また、保護者と信頼関係を築き、育児に関して適切なアドバイスを行うと、感謝の言葉をもらえる場合もあるでしょう。保護者に感謝してもらえると、保育士は自分の仕事が家庭の助けになっていると実感でき、やりがいにつながります。このように、保育士は子どもや保護者をサポートできていると実感できるときに、やりがいを感じやすいようです。

志望動機に保育士になりたい理由を入れた方が良い?

志望動機に保育士になりたい理由を入れると、自分の人柄や熱意が採用担当者に伝わりやすくなるのでおすすめです。保育士の仕事は責任感が求められるため、なぜ保育士になりたいのかを明確に伝えられると、採用担当者に安心感を与えられる可能性が高まります。
志望動機には、保育士を目指す具体的な理由やエピソードを添えると説得力が増し、ほかの応募者と差別化できるでしょう。志望動機に「保育士になりたい理由」を盛り込む際には、「なぜ志望先保育園で保育士をしたいのか」「志望先保育園でどのような保育士として活躍したいのか」をセットで伝えるのが重要です。面接で使える「保育士になりたい理由」を知りたい方は、本記事の「面接で使える保育士になりたい理由の例文3つ」を確認してください。

まとめ

保育士の採用面接でよく質問される「保育士になりたい理由」に対して、考えをまとめておくと、自分の人柄や仕事への熱意を採用担当者に効果的に伝えられます。「保育士になりたい理由」を明確にするには、過去の経験を深く掘り下げるのが有効です。

「保育士になりたい理由」となる保育士として働く魅力には、子どもの成長を近くで見られる、共働き家庭が多いため、需要が高く社会に貢献していると感じられるなどが挙げられます。また、子どもから保護者、同僚など幅広い年齢の人々と関わり、コミュニケーション力を養えるのも魅力の1つといえます。

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執筆者

A

「レバウェル保育士」編集部

保育士・幼稚園教諭専門の転職エージェント「レバウェル保育士」が運営するメディア。現役の保育士とこれから保育士を目指す方に向けて、仕事や転職に役立つ情報をお届けします。記事を通して不安や悩みが少しでも解消する状態を目指し、皆さんのキャリア選択を支援します。

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